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著者プロフィール
中村 治雄(なかむら はるお)
1932年生まれ。59年慶應義塾大学医学部卒業。64年同大学院修了。64年〜66年アメリカ・ハーネマン医科大学に留学。71年慶應義塾大学医学部内科講師。77年東京慈恵会医科大学青戸病院内科講師。79年同助教授。83年防衛医科大学校第一内科教授。現在にいたる。
ロックフェラー大学訪問教授。ポルトアレグレ・カトリック大学永久訪問教授。「高脂血症の栄養学的研究」で日本栄養食糧学会奨励賞受賞。
1932年生まれ。59年慶應義塾大学医学部卒業。64年同大学院修了。64年〜66年アメリカ・ハーネマン医科大学に留学。71年慶應義塾大学医学部内科講師。77年東京慈恵会医科大学青戸病院内科講師。79年同助教授。83年防衛医科大学校第一内科教授。現在にいたる。
ロックフェラー大学訪問教授。ポルトアレグレ・カトリック大学永久訪問教授。「高脂血症の栄養学的研究」で日本栄養食糧学会奨励賞受賞。
解説
動脈硬化、成人病のもととなるコレステロール。
減らすため、また増えすぎないための生活法をわかりやすく解説。
コレステロールや中性脂肪を減らす食事例や高脂血症の主な治療薬をカラー写真で紹介。
減らすため、また増えすぎないための生活法をわかりやすく解説。
コレステロールや中性脂肪を減らす食事例や高脂血症の主な治療薬をカラー写真で紹介。
目次
コレステロール、中性脂肪を減らす食事例
コレステロール、中性脂肪を減らす主な薬
第1部 コレステロールを減らす生活
コレステロールは減らすことができる
コレステロールを減らす食生活
運動不足とストレスの解消
薬で脂肪を下げる場合
第2部 コレステロールと脂肪の教室
1 コレステロールとは
コレステロールとは何か
血液中のコレステロールの動き
どうやってコレステロールは作られるか
2 コレステロールが多いとなぜいけないのか
コレステロールがまねく動脈硬化
動脈硬化によって起こる症状
動脈硬化のその他の原因
3 コレステロールはなぜ増えるのか
コレステロールは、なぜ異常になるか
肥満
コレステロール、中性脂肪が高くなる病気
第3部 あなたのコレステロールは多いのか
脂質検査
検査を正しく受ける
索引
コレステロール、中性脂肪を減らす主な薬
第1部 コレステロールを減らす生活
コレステロールは減らすことができる
コレステロールを減らす食生活
運動不足とストレスの解消
薬で脂肪を下げる場合
第2部 コレステロールと脂肪の教室
1 コレステロールとは
コレステロールとは何か
血液中のコレステロールの動き
どうやってコレステロールは作られるか
2 コレステロールが多いとなぜいけないのか
コレステロールがまねく動脈硬化
動脈硬化によって起こる症状
動脈硬化のその他の原因
3 コレステロールはなぜ増えるのか
コレステロールは、なぜ異常になるか
肥満
コレステロール、中性脂肪が高くなる病気
第3部 あなたのコレステロールは多いのか
脂質検査
検査を正しく受ける
索引
抄録
●脂肪のバランスに注意する
脂肪は、量をとり過ぎないことと、いろいろな種類の脂肪をバランスよくとることが大切です。
量に関しては、食べ物としてとるエネルギー全体のうち、脂肪によるものを25%以下にすることです。これ以上の割合で脂肪をとると、どのような脂肪をとっても、動脈硬化を進めるコレステロール、中性脂肪が増えてしまいます。
バランスに関しては、脂肪の種類に配慮することです。いままでよく言われてきたのが、「動物性脂肪を少なく、植物性脂肪を多くとること」でした。しかし、これは「ほぼ正しい」のですが、「完璧に正しい」とは言えません。動物性脂肪の中でも、魚の脂に含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)といった不飽和脂肪酸には、コレステロールや中性脂肪が増えるのを防ぐ働きがあるからです。また、植物性であっても、カカオ油やヤシ油などをとると、コレステロール値が上がります。
ですから、動物性、植物性という分けかたよりも、「常温で固まっている脂を減らし、常温で液状の油は少しよけいにとる」という言いかたが、より正確です。バランス的には、動物性の脂肪に多い飽和脂肪酸を1とすると、ゴマ油、米油、サラダオイルなどに多く含まれる多価不飽和脂肪酸(代表的なのがリノール酸)を1、オリーブ油、菜種油などに多い一価不飽和脂肪酸(代表的なのがオレイン酸)を1.5、という比率でとるのが理想的です。
リノール酸などの多価不飽和脂肪酸は、LDLを細胞内にとりこむ働きをするLDL受容体の数を増し、LDL(悪玉)コレステロールの処理をよくします。しかし、あまり量が多いと、HDL(悪玉)コレステロールを減らし、しかも体内で酸化変性しやすいので、とりすぎもよくありません。それに対して、オレイン酸などの一価不飽和脂肪酸は、体内での脂質の酸化変性を抑える働きをします。そこで、オリーブ油や菜種油など、一価不飽和脂肪酸を含む油を、やや多めにとることをおすすめします。
脂肪は、量をとり過ぎないことと、いろいろな種類の脂肪をバランスよくとることが大切です。
量に関しては、食べ物としてとるエネルギー全体のうち、脂肪によるものを25%以下にすることです。これ以上の割合で脂肪をとると、どのような脂肪をとっても、動脈硬化を進めるコレステロール、中性脂肪が増えてしまいます。
バランスに関しては、脂肪の種類に配慮することです。いままでよく言われてきたのが、「動物性脂肪を少なく、植物性脂肪を多くとること」でした。しかし、これは「ほぼ正しい」のですが、「完璧に正しい」とは言えません。動物性脂肪の中でも、魚の脂に含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)といった不飽和脂肪酸には、コレステロールや中性脂肪が増えるのを防ぐ働きがあるからです。また、植物性であっても、カカオ油やヤシ油などをとると、コレステロール値が上がります。
ですから、動物性、植物性という分けかたよりも、「常温で固まっている脂を減らし、常温で液状の油は少しよけいにとる」という言いかたが、より正確です。バランス的には、動物性の脂肪に多い飽和脂肪酸を1とすると、ゴマ油、米油、サラダオイルなどに多く含まれる多価不飽和脂肪酸(代表的なのがリノール酸)を1、オリーブ油、菜種油などに多い一価不飽和脂肪酸(代表的なのがオレイン酸)を1.5、という比率でとるのが理想的です。
リノール酸などの多価不飽和脂肪酸は、LDLを細胞内にとりこむ働きをするLDL受容体の数を増し、LDL(悪玉)コレステロールの処理をよくします。しかし、あまり量が多いと、HDL(悪玉)コレステロールを減らし、しかも体内で酸化変性しやすいので、とりすぎもよくありません。それに対して、オレイン酸などの一価不飽和脂肪酸は、体内での脂質の酸化変性を抑える働きをします。そこで、オリーブ油や菜種油など、一価不飽和脂肪酸を含む油を、やや多めにとることをおすすめします。
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