マイリストに追加

和書>小説・ノンフィクションハーレクインハーレクイン・アフロディーテ

情熱のありか

情熱のありか


発行: ハーレクイン
シリーズ: ハーレクイン・アフロディーテ
価格:600pt
形式:XMDF形式⇒詳細 MEDUSA形式⇒詳細
対応端末:パソコン ソニー“Reader”スマートフォン タブレット
みんなの評価 ★★★★★1
◆レビューを書く

¥0サンプル
XMDFのファイルをご覧になるにはブンコビューア最新版(無料)をインストールしてください。

「書籍ファイルが壊れています」と表示される場合は、ブンコビューアを最新版にアップデートしてください。
購入する


著者プロフィール

 ジーニー・ロンドン(Jeanie London)
 初めて物語を書いたのは十一歳のとき。二百ページの手書きの原稿を丁寧にタイプしてくれた母親を今でも深く愛している。ロマンス小説を読むのも書くのも好き。その理由は、ハッピーエンドだから。愛はすべてを克服できるし、愛し合った人間はすべての困難を乗り越えられると信じている。今まで書き続けてこられたのは、娘たちの育児で大変だったとき全力で支えてくれた夫のおかげだという。趣味はウェブのデザインとフィギュアスケートをすること。

解説

 ジリアンはこれまで忙しい歯科医の夫、マイケルに尽くしてきた。結婚七年目を迎えたいま、彼女はキャンプ場を経営し、自然のなかで夫と過ごす時間を増やそうと考えた。それなのにマイケルは仕事にかまけて協力的でないどころか、この計画自体がまちがっていると非難した。あまりのショックにジリアンは心を閉ざしてしまう。深刻さに気づいた彼が謝っても、失われた情熱は戻らなかった。彼女は冷めた気持ちをごまかすかのように、頭の中で密かに別人のマイケルを思い描き、危険な夢想を始める――読心術を身につけた彼に心の声を聞かれているとも知らずに。

抄録

 本当に、どうしてこの男性に恋をしてしまったのだろう。いくら考えても、ジリアン・ランドリーには理由が思いだせなかった。それは問題だった。なにしろ、彼は七年も前から彼女の夫なのだ。結婚するまで七年間つきあったし、さらに前からお互いのことを知っていた。そう、彼女の兄が幼稚園から帰ってきて、マイケル・ランドリーが新しい親友だと宣言したあの日から。
 しかしスタッフが帰り、歯科クリニックの治療用の椅子に手錠でつながれているいまは、マイケルのどこに惹《ひ》かれたのか、ジリアンはまったく思いだせなかった。
「マイケル、どういうつもりなの?」
 彼は天井の明かりを消して、薄暗くなった診療室で笑みを浮かべた。「きみの願望をかなえているんだ。ささやかな願望をかなえてほしいと言っていたのを、覚えているかい?」
 たしかに、ジリアンは覚えていた。その“願望”というのは、先日のメインストリート・リハビリテーションセンターの基金を調達するチャリティパーティで、プレストン夫妻と話しているときに出た話題だった。ジリアンとマイケルに、結婚生活でときめきを持ち続けるにはどうすればいいか、アメリア・プレストンが問いかけてきたのだ。
 アメリアが長年連れそった夫との結婚生活に刺激を求めて、そんなことを言いだしたのか、あるいは退屈なパーティを盛りあげようとしただけなのかは、いまだにわからない。ただ、彼女の質問の意図がなんであれ、ジリアンは帰りの車のなかで自分の願望について考えた。
 結婚して七年、予測していたような安定した生活と引きかえに、刺激が失われてしまったことは否定できなかった。それは、必ずしも悪いことではない。ふたりの愛の営みは完璧《かんぺき》なものになっていた。経験を重ねたおかげで、マイケルはジリアンの快感をあらゆる形で引きだせるようになった。
 しかし、ときめきを得るためには、ときおりささやかな願望をかなえてほしいと、ジリアンは言ったのだった。
 だが、マイケルが考えついたこの方法はどういうことだろう。
「今夜は、いつもと違うことを楽しんでもらうよ。心の準備はできているかい、ジリー?」マイケルは白衣のコートを脱ぎ捨てた。
「どれくらい違うのか、きいてもいいかしら?」
 マイケルは彼女に歩み寄った。「自分の体でたしかめたらどうだい?」
 自分の体で? 最後の患者が治療を終えていなくなってから三十分もたっていない椅子に、手錠でつながれているジリアンは、試すように手を引っ張った。いったいマイケルはなにをするつもりなのか、さっぱりわからない。
 手錠を手に入れた経緯について、彼女は尋ねなかった。ミシシッピ州ナチェズにいる警官の半分以上が、マイケルの患者だ。彼らのほとんどは幼なじみなので、マイケルがこんな目的で手錠が欲しいと話しても、ほほえんだだけで協力しただろう。ジリアンは顔をしかめた。
 よけいなことを考えてしまうのは、変な姿勢のせいで首がひきつるせいかもしれない。
 腕がしびれ、指がひりひりするせいかも。
「とにかくリラックスしてくれ。ぼくを信頼してまかせるんだ」マイケルはブルーの瞳をセクシーに輝かせ、両手をジリアンの白衣の上着の下に滑りこませた。

*この続きは製品版でお楽しみください。

本の情報

この本を読んだ人は、こんな本も読んでいます

形式

【XMDF形式】

XMDFデータをご覧いただくためには専用のブラウザソフト・ブンコビューア最新版(無料)が必要になります。ブンコビューアは【ここ】から無料でダウンロードできます。
詳しくはXMDF形式の詳細説明をご覧下さい。

対応端末欄に「ソニー“Reader”」と表示されている作品については、eBook Transfer for Readerで“Reader”にファイルを転送する事で閲覧できます。
海外版の“Reader”は対応しておりませんので予めご了承くださいませ。

【MEDUSA形式】
MEDUSA形式の作品はブラウザですぐに開いて読むことができます。パソコン、スマートフォン、タブレット端末などで読むことができます。作品はクラウド上に保存されているためファイル管理の手間は必要ありません。閲覧開始時はネットに接続している必要があります。

詳細はMEDUSA形式の詳細説明をご覧下さい。