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イケメン社長と溺愛新婚ごっこ

イケメン社長と溺愛新婚ごっこ


発行: ヴァニラ文庫
シリーズ: ヴァニラ文庫
価格:600pt
形式:XMDF形式⇒詳細 MEDUSA形式⇒詳細
対応端末:パソコン ソニー“Reader”スマートフォン タブレット
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解説

義弟になったイケメンCEOといきなり新婚生活!?
「ごっこ」のはずが甘く口説かれて!?

母の再婚で、会社の若社長、小野塚優也と義理の姉弟になってしまった瑠璃。二人の関係は秘密にするはずが、ある日優也は瑠璃と結婚していると爆弾発言。何か理由があるのかと思いその場は合わせたけれど、本当に新婚のような甘い生活が始まってしまった!「俺の身体にもゆっくり慣れて?」流されるまま気持ちよくされてしまって、戸惑う瑠璃は!?(ヴァニラ文庫ミエル)

※こちらの作品にはイラストが収録されています。
 尚、イラストは紙書籍と電子版で異なる場合がございます。ご了承ください。

抄録

 ちょうどお皿を洗い終えて水道の蛇口をひねって水を止め、振り向くと、優也くんがわたしの後ろに立っている。しかも、かなり近い距離で。
「ゆ、優也くん? どうしたの?」
 すると優也くんは、するりとわたしのお腹に腕を回し、やわらかく抱きしめてきた。
 ふわりとバニラに似た甘い香りが鼻孔をくすぐり、わたしは戸惑う。
「ゆ……優也、くん?」
「俺、メインディッシュを食べたい」
「メインディッシュ?」
 いまお夕飯、一緒に食べたばかりだよね? 優也くん、足りなかったのかな?
「優也くん、もしごはんが物足りなかったのなら、なにかつくるよ! リクエストとかあれば……ン……っ……!」
 リクエストとかあれば遠慮なく言って。
 首をひねって優也くんの顔を見上げながらそう言いかけたわたしの唇は、あっという間にふさがれていた。優也くんの唇によって。
 いったいなにが起きてるの?
 なんで優也くん、こんなことするの?
「ゆ、んんっ……!」
 優也くん、と唇を開きかけたところを、狙ったかのようにするりと舌が滑り込んできた。
 男の人に縁のない人生を送ってきたわたしは、当然のことながら免疫なんかない。キスだって、これが初めてだ。
 男の人の唇って、こんなにあたたかくてやわらかいんだ。
 そして、気持ちよくて心地がいい……優也くんにキスをされていると、夢の中にいるみたいにきもちがよくてふわふわしてくる。
 わたしのファーストキスは、そんな感覚だった。
 優也くんの舌がわたしの口内を蹂躙している。歯列をなぞり、上あごをそろっと撫で、わたしの舌の根元から先っぽまでを絡めるようになぞって吸い上げられると、「んんっ」と声が上がってしまった。
 こんなの、きもちがよすぎる……!
 だけど、ひとつだけ問題がある。
 息ができない……!
 苦しくなったわたしは、ドンドンと優也くんの胸を必死にたたいた。
 そこでようやく優也くんは、わたしの唇から自分のそれを離してくれた。
「いやだった?」
 少し不安そうに聞く優也くんに、わたしは慌ててかぶりを振った。
「違うの、なんだかものすごく息苦しくて……心臓がバクバクして……」
 優也くんは、ほっとしたように笑った。
「それって俺にドキドキしたってことだよ。ぜんぜんきもちよくはなかった?」
「きもち……よかった……」
 もそもそと答えると、優也くんはポンポンと頭を撫でてくれる。
「よかった。俺もすごくきもちがいいよ。だからもっとしような」
 そう言って再び顔を近づけてくる優也くんの胸に、わたしは両手を置いて待ったをかける。
「ま、待ってっ……こ、こんなのおかしいよ」
「どうして?」
「どうしてって……わたしと優也くんは姉弟、なんだよ」
「義理のだろ。血はつながってないんだから問題ない。それに……重要なのは、仲良しオーラを出すことだ。言っただろ?」
「確かに言われたけど……」
「こういうこともちゃんとしないと、ちゃんとした仲良しオーラも出ない。新婚ごっことはいえ、ちゃんと瑠璃と触れ合いたいんだ」
 台詞の後半に、ちょっとドキッとしてしまう。
 いやいや、優也くんはあくまで、わたしと結婚をしているという偽事実を貫き通したいだけだから。
 とりあえず、しばらくのあいだだけでも。
 仲良しオーラを出すためには、こういう触れ合いをするのが手っ取り早い……のかもしれない。
「だけど……そこまでする必要あるのかな?」
「瑠璃は、いまいやだった? そんなに俺に触れられたくない?」
「それはない、けど……」
「じゃ、俺ときもちよくなろう? 瑠璃も男を知れば、もっと魅力に磨きがかかるよ」
 そう聞いて、わたしはぴくっと反応してしまった。
「わたし……魅力、あるのかな?」
「あるある。俺が言うんだから間違いない」
「でも……いままで彼氏とかひとりもいたことなかったのに……?」
「それは世の中の男どもに見る目がなかっただけの話。たとえ偽の奥さんでも、俺は瑠璃がいい。だから瑠璃を奥さんに指名したんだ」
 優也くんは、やさしい。
 まだわたしのことをそれほど知らないはずなのに、そんなことを言ってくれる。
 そうまでして、わたしと仲良しオーラを出したいのだろう。
 それに、いくら偽夫婦を演じるためとはいえ、そこまで望まれたら、わたしも悪い気はしない。
 だって、男としてかなりのレベルの高い優也くんが、そこまで言ってくれてるんだから。
 それに、……女性経験がいかにも豊富そうな優也くんに「磨きがかかる」と言われると、なんだか本当のように思えてきてしまう。
「あの、……この先も、するの?」
「もちろん」
 だよね。仲良しオーラを出すため、だもんね。
「ほんとに磨きがかかるなら……優也くんが相手なら、いやじゃないし……一度だけ、してみてもいい、かも」
 そう言ったとたん、優也くんの目が輝いた。
 キラキラまばゆい笑顔になって、がばっとわたしを抱きしめた。
「そう言ってもらえてよかった! 大事に抱くから、全部俺に任せて」


*この続きは製品版でお楽しみください。

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