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政略溺愛婚〜強引な王と初恋人質姫〜

政略溺愛婚〜強引な王と初恋人質姫〜


発行: ヴァニラ文庫
シリーズ: ヴァニラ文庫
価格:600pt
形式:XMDF形式⇒詳細 MEDUSA形式⇒詳細
対応端末:パソコン ソニー“Reader”スマートフォン タブレット
みんなの評価 ★★★☆☆1
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解説

絶対に逃がさないと言ってあっただろう
積年の恋情を果たそうとする王の腕に捕まって――。

人質として隣国での生活を強いられていた王女オフェーリアは、クーデターを起こし国王となった王子・ギルベルトの花嫁になることに。かつて彼の優しさを裏切るような真似をしたオフェーリアに、苛烈な愛撫と目も眩むほどの快感を与え独占欲をあらわにしてくるギルベルト。不安定な情勢と自分の立場に戸惑うけれど、ギルベルトを拒めなくて……。

※こちらの作品にはイラストが収録されています。
 尚、イラストは紙書籍と電子版で異なる場合がございます。ご了承ください。

抄録

「一体、何の弁明でしょうか」
「お前はクーデターが起こるという事実を知っていたな。詳細までは知らなかったようだが、実行するごく限られた者しか把握していなかった話だ。どうしてそれを知っていた?」
「それは、噂から推測しただけで、事実を知っていたというわけでは……」
「反ウェスター王国の諸外国と繋がっているのではないか」
 まさか、とんでもない疑惑をかけられてしまった。
 兄は反ウェスター同盟には流れていた噂だと言っていた。だが、オフェーリアは詳細を知らないのだ。
 オフェーリアは首を横に振った。
「いいえ、そんなことはございません。決して」
「あのヴェロニカとかいう侍女は、他国と通じた間者なのだろう」
「ち、違います。いいえ、そのようなことは違います……」
 ヴェロニカが間者というのは本当なのだが、それはオフェーリアのためであって決して他国に情報を売る類のものではない。しかし、それをどう説明すればいいのだろう。
 ギルベルトのきつい疑いの視線に、平然とした態度を装えない。動揺して言葉はしどろもどろになるし、視線は彷徨い怪しいことこの上なかった。
 そんなオフェーリアの傍に近づくと、ギルベルトは手首を掴んで歩き出した。
 戸惑うオフェーリアに、彼は楽しげに口を開いた。
「これから尋問する」
「そんな……」
「別に話したくなければ、黙ってされるままになっているといい。お前の身体に尋ねるだけだ」
「身体に……」
 ギルベルトがこれから何をするか、まるでわかっていないオフェーリアは拷問でもされるのかと脅えた表情になる。
 それを見て、ギルベルトはくくっと喉の奥で嗜虐的に笑うのだった。
「ああ、ベッドの上での尋問だ。痛みは与えないよう、注力しよう。せいぜいその可愛い声で啼くといい」
「えっ、あの、陛下……?」
 戸惑うオフェーリアを、ギルベルトは迷いなくベッドに連れて行く。彼に軽く押されただけで、オフェーリアは呆気なくベッドの上に仰向けに倒れてしまった。
 ギルベルトはすぐさま、その上に伸し掛かってきた。
 両手首をシーツに押しつけられ、オフェーリアは驚いて口もきけない。
 目を見開いて彼を茫然と見つめると、じっとこちらを見下ろすギルベルトの瞳と視線が合った。
 こんな時でも彼の瞳はサファイアのごとく煌めき、その澄んだ輝きは失われていなかった。
 ギルベルトを見つめていると、感情が昂ぶって身体が震えてしまう。それを隠すために目を瞑って息をひそめた。
「抵抗しないのか」
 その声には、熱い感情が込められているように聞こえた。しかし、オフェーリアにはその感情が何かはわからない。
 彼はこうやって脅せばオフェーリアが何もかもを白状すると思ったのだろうか。
 しかし、オフェーリアの情報源は兄しかいない。そんなことはギルベルトもわかっているだろう。オフェーリアは否定を繰り返すしかなかった。
 瞼を開けて、必死に訴える。
「わ、わたくしは、本当に何も知りません。ヴェロニカだって、一緒に逃げてくれただけです」
「最後までそう主張するのなら、信じてやろう」
 そう言った彼の顔が近づいてくる。思わず顔を背けると、代わりに晒されることになった首筋にギルベルトの唇が触れた。
「っ……」
 彼の舌が首筋を舐め上げた。その感触にぞくりとしたものを感じ、オフェーリアの身体はぴくんと反応した。
「使用人にいたずらをしているみたいだな。背徳感がある」
 ギルベルトはそんなことを言いながらお仕着せの胸元のボタンを外し始めた。こんなことをされるとは全く予想していなかったオフェーリアは、驚いて制止しようとする。
「止めてください、陛下。こんなことをしても、わたくしは本当に何も知りませ……っ、んぅ……っ」
 最後まで言えなかったのは、唇をキスで塞がれてしまったからだ。
 もちろん、オフェーリアには初めての体験だ。キスという行為は知っていたが、ギルベルトの唇が触れるなんて想像したこともなかった。
 今、ギルベルトの唇が触れると、痺れるような快感を得られると初めて知った。
「うっ、やめ……っ、んん……っ」
 何とか離れようとするが、人の重みは撥ね除けられるものではない。
 それに、制止をしようと口を開くとギルベルトの舌がするりと入ってきた。その舌の動きに簡単に翻弄され、オフェーリアはぼうっとしてしまった。


*この続きは製品版でお楽しみください。

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