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取り違えられた花嫁【ハーレクイン・セレクト版】

取り違えられた花嫁【ハーレクイン・セレクト版】


発行: ハーレクイン
シリーズ: ハーレクイン・セレクト
価格:500pt
形式:XMDF形式⇒詳細 MEDUSA形式⇒詳細
対応端末:パソコン ソニー“Reader”スマートフォン タブレット
みんなの評価 ★★★☆☆1
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著者プロフィール

メラニー・ミルバーン(Melanie Milburne)
シドニー郊外で生まれ、現在はタスマニアに住む。十七歳のときに初めてハーレクインの小説を読み、生涯ロマンス小説を読み続けること、そして、背が高く日焼けしたハンサムな男性と結婚することを決心した。毎日をもっとロマンティックにする秘訣は、ロマンティックな男性と結婚することだと語る。二度目のデートで結婚を決めた外科医の夫との間に二人の息子がいる。

解説

ニーナのもとに、ある日、ゴージャスな男性が訪ねてきた。大富豪マルチェッロ家の長男マルク!ああ、ついに彼がやってきた。数カ月前、双子の妹が未婚のままマルクの弟アンドレの子を産んだ。だがアンドレは事故死。お金目当てだった妹は育児を放棄し、ニーナがやむなく姪を育てることにしたのだ。腹立ちまぎれに妹がマルチェッロ家に送りつけた写真を見て、マルクは弟の子だと確信したのだという。「君のように素行の悪い女に僕の姪を任せるわけにはいかない」私を妹と間違えているのね。でも、事実を話せば姪を奪われてしまう。仕方なく妹のふりを続けるニーナに、マルクはなんと結婚を申し込んだ!

■圧倒されるほどセクシーなヒーローにうっとりすること請け合い!官能的な作風で人気のM・ミルバーンの作品をお楽しみください。トラブルメーカーの妹とは正反対に真面目なヒロインですが、そうとは知らぬヒーローにバージンを奪われてしまい……。

*本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。

抄録

ニーナの自信たっぷりの言葉を聞いて、マルクは密かに笑った。ニーナはアンドレの言っていたとおりの女だ。少女のようにすねてみせたかと思うと、次の瞬間には魅惑的な大人の女の顔をする。確かに魅力的で、アンドレは欲望に屈してしまったわけだが、マルクは自制できる自信があった。
彼は金持ちの男を狙って着飾るしか能のない、浅はかな女性が大嫌いだった。まわりにいるのはそんな女ばかりだ。唯一の例外が、フランス生まれの母だった。お高く構えることなく、おしゃれで優雅な女性だった。
ニーナだかナディアだか知らないが、ぼくが彼女の魅力に夢中になると思っているとしたら大間違いだ。
「ぼくは弟とは違うんだ、ミス・セルボーン。もっと高級志向なんだ」彼は冷たく言った。
マルクは整った顔に傲慢な作り笑いを浮かべている。ニーナは彼の頬をひっぱたきたい衝動をぐっとこらえ、両手を拳に握って彼をにらみ返した。
「その言葉は撤回したら?玄関を開けたとき、わたしの全身を眺めまわしたじゃない」
「確かに多少は気を引かれた。だが、きみのような空っぽの女性には興味がないんだ」マルクはニーナの胸のふくらみや怒った顔に視線をさまよわせた。
ニーナは苦心して真顔になった。「結婚しても、あなたは好きなときに誰とでも関係を持つということかしら?」
「その必要が生じたら、なるべく慎重にするようにしよう」
「わたしも同じように自由にしていいの?」
彼はすぐには答えなかった。だが、ニーナの質問について考える彼の頭の中で歯車がまわる音が聞こえるようだった。
「どうなの?」ニーナは茶目っ気たっぷりの目つきをして答えを促した。
マルクはゆっくりと首を横に振った。「絶対にだめだ」
「嘘でしょう」彼女は眉根を寄せた。
「嘘じゃない」マルクは腕を組んだ。
「そんなことに、わたしが納得すると思う?そんな結婚をして、わたしになんの得があるの?」
「子どものそばにいられる。おまけに金持ちの夫がついてくる」
ニーナはため息をついた。「あなたのような男性は恐竜とともに滅んだと思っていたけど、間違っていたみたいね」
「しばらく男遊びを絶って母親業に専念したほうがいいんじゃないか?」
ニーナは思わず皮肉な笑い声をたててしまった。十四歳のときに初体験をすませたナディアとは対照的に、ニーナはまだ男性と深い関係になった経験がなかった。今の時代は女性にも自由に楽しむ権利があるとは思っているが、まったく興味を感じないのだ。だが、マルクの言うとおりにするのもおもしろくない。
「母親業に専念するのがおかしいのか?」マルクは軽蔑するように言った。
ニーナは指に長い髪のひと束を巻きつけた。誘惑するような仕草をしながら、噛んで短くなった爪の先に気づかれないようにと祈った。
「笑わせないで、ミスター・マルチェッロ。男遊びを絶つだなんて大笑いだわ。十年も男遊びをしてきたのよ。あなたのためにやめるつもりなどないわ」
ニーナを見下ろすマルクの顔に、怒りの表情がよぎった。彼女のほうに手を伸ばしたいのをこらえるように、彼は両手を拳に握った。
彼に触れられることを考えた瞬間、思いがけない感覚を体の奥に感じた。彼の唇を押しつけられ、舌で口の中を探られたらどんなだろうと想像した。気づかないうちに、舌先で唇を湿らせていた。
マルクは突然、下腹部に殴りつけられたような激しい欲望を覚え、必死にそれを抑えつけた。誘惑に負けない自信があったのに、彼女の何かが強烈に訴えかけてくる。確かにニーナは魅力的だ。くすんだ灰色の目やふっくらとした唇を見ていると、その感触を想像せざるをえない。
マルクは墓穴を掘ることになりかねないと思いながらも、彼女と取り引きしてみることにした。「不満らしいから、ちょっと妥協しよう。結婚してから一カ月、二人ともほかの相手と関係を持たないというのはどうだ?」
ニーナはそれについて考えるように唇をすぼめた。「一カ月?それだったらなんとかなると思うわ」マルクの口元がこわばるのを見て、ニーナはほほ笑んだ。思わせぶりな目つきで彼の全身を眺める。「それ以上だったら頭がおかしくなっちゃう。噂によると、あなただって同じでしょう」
「ぼくは自制できる」彼は落ち着き払って言った。
「今つきあっている人はいないの?」ニーナはまばたきをしながら彼をうかがった。
「誰とも親しくしていない」
ニーナは思わず、彼と親しい関係になったらどんなにすてきだろうと想像した。認めるのは癪に障ったが、彼は魅力的だ。顔は信じられないほどハンサムで、暗い目の奥に熱い欲望が燃えている。


*この続きは製品版でお楽しみください。

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