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著者プロフィール
丸茂 ジュン(まるも じゅん)
静岡県生まれ。玉川大学英文科卒業後、OL、編集者を経て作家活動に入る。女性特有の微妙な感性と鋭い筆力によって描かれる耽美な世界が話題を独占中。また、映画・テレビ出演等、多方面に多くの才能を発揮している。著書に「メス猫の葬列」「情事は女の熱いため息」など多数。
静岡県生まれ。玉川大学英文科卒業後、OL、編集者を経て作家活動に入る。女性特有の微妙な感性と鋭い筆力によって描かれる耽美な世界が話題を独占中。また、映画・テレビ出演等、多方面に多くの才能を発揮している。著書に「メス猫の葬列」「情事は女の熱いため息」など多数。
解説
ソープランド生活三年半の今まで、由香里は男を喜ばせるテクニックを十分に身につけていた。だが自分自身がこれほどまでに感じる体であることは、ある一人の男と出会うまで知らなかった。「一夜にしてオンナの悦び」を覚えた由香里は、それから次々と遍歴を重ねながら、運命の男を探し続けてゆく。
丸茂ジュンの官能長編小説。
丸茂ジュンの官能長編小説。
目次
甘い蜜
苦い薬
しょっぱい涙
甘い蜜の名残
味比べ
アメリカン・テイスト
南国のフルーツ
故郷へ
エーゲ海の夢
甘き夜への誘い
女心と秋の空
華麗な夢と現実と
旅立ち
苦い薬
しょっぱい涙
甘い蜜の名残
味比べ
アメリカン・テイスト
南国のフルーツ
故郷へ
エーゲ海の夢
甘き夜への誘い
女心と秋の空
華麗な夢と現実と
旅立ち
抄録
「あっ! ああ……」
貫かれる快感と、わずかに触れられたクリトリスの悦びが、由香里を叫ばせた。
しかし、焦らされただけに、彼女のクリトリスはもっと集中的な愛撫を欲しがっている。
由香里は、腰を浮かせ、密着した姿勢をとろうとした。
「そうするより、この方がいいんじゃないかな」
中野は由香里の右手をとって、二人の体がつながっている場所へ、静かに導いていった。そこは、同時に、彼女が最も愛撫を求めていた部分でもあった。
「自分でしてごらんよ。オナニーの時はいつもしてるんだろう?」
中野に言われて、由香里はパッとホオを赤くした。
オナニーの経験はもちろんあるし、その時、自らその部分を愛撫することも事実だ。しかし、それをこう明(あか)らさまに言われると、恥ずかしさがこみあげてくる。
しかも、中野は、今、この状態で、それを由香里にさせようとしているのだ。
(セックスの最中に、自分でするなんて……)
由香里は、信じられない思いだった。
「さあ、ここに触れて欲しかったんだろう」
ちゅうちょしている由香里の手を、その部分に押し当てさせ、中野はゆっくりと動かした。
「アッ、そんな……」
思わず中野の手を振り払おうとした由香里に、待ちわびていた快感が訪れたのは、この時だった。由香里は、もはや抵抗できない自分を感じていた。
由香里は、中野にさし貫かれながら、自らの指で、クリトリスを愛撫していた。
オナニーの時、何度も触れたことのある部分だけに、どうすれば一番快感が得られるかは、よく分かっているつもりだった。
もともと、クリトリスの感度が人一倍いい方である。由香里は、男性とのそれよりも、むしろ自分一人で楽しむ方が好きだった。
しかし、そんな由香里も、こんなにめくるめくような思いを、オナニーで味わったことはない。
時々、由香里の顔をのぞき込みながら、中野は動きを止める。そうされると、由香里は、たまらない疼きを覚え、より強く、指を動かすのだった。
ギューッと、彼女のそこが収縮すると、中野は、また動きを開始する。
クリトリスからくるしびれるような快感と、中野から突きあげられる感じが、交互に彼女の官能を刺激し、どこまでもたかめていこうとしていた。
「うっ……うーん……ああン……」
由香里の声は、もう半泣きの状態である。
それでも、彼女は指を動かし続けていた。
(こんな……どうして……?)
ピンク色のそれは、いつもならとっくに満足しているはずなのに、今は、より深い欲望を由香里に訴えかけてくるのだ。
「どうだね……」
中野が囁く声が、由香里には悪魔の声のように聞こえた。
「オナニーとセックス……君はふたつ同時に楽しんでいるんだ」
貫かれる快感と、わずかに触れられたクリトリスの悦びが、由香里を叫ばせた。
しかし、焦らされただけに、彼女のクリトリスはもっと集中的な愛撫を欲しがっている。
由香里は、腰を浮かせ、密着した姿勢をとろうとした。
「そうするより、この方がいいんじゃないかな」
中野は由香里の右手をとって、二人の体がつながっている場所へ、静かに導いていった。そこは、同時に、彼女が最も愛撫を求めていた部分でもあった。
「自分でしてごらんよ。オナニーの時はいつもしてるんだろう?」
中野に言われて、由香里はパッとホオを赤くした。
オナニーの経験はもちろんあるし、その時、自らその部分を愛撫することも事実だ。しかし、それをこう明(あか)らさまに言われると、恥ずかしさがこみあげてくる。
しかも、中野は、今、この状態で、それを由香里にさせようとしているのだ。
(セックスの最中に、自分でするなんて……)
由香里は、信じられない思いだった。
「さあ、ここに触れて欲しかったんだろう」
ちゅうちょしている由香里の手を、その部分に押し当てさせ、中野はゆっくりと動かした。
「アッ、そんな……」
思わず中野の手を振り払おうとした由香里に、待ちわびていた快感が訪れたのは、この時だった。由香里は、もはや抵抗できない自分を感じていた。
由香里は、中野にさし貫かれながら、自らの指で、クリトリスを愛撫していた。
オナニーの時、何度も触れたことのある部分だけに、どうすれば一番快感が得られるかは、よく分かっているつもりだった。
もともと、クリトリスの感度が人一倍いい方である。由香里は、男性とのそれよりも、むしろ自分一人で楽しむ方が好きだった。
しかし、そんな由香里も、こんなにめくるめくような思いを、オナニーで味わったことはない。
時々、由香里の顔をのぞき込みながら、中野は動きを止める。そうされると、由香里は、たまらない疼きを覚え、より強く、指を動かすのだった。
ギューッと、彼女のそこが収縮すると、中野は、また動きを開始する。
クリトリスからくるしびれるような快感と、中野から突きあげられる感じが、交互に彼女の官能を刺激し、どこまでもたかめていこうとしていた。
「うっ……うーん……ああン……」
由香里の声は、もう半泣きの状態である。
それでも、彼女は指を動かし続けていた。
(こんな……どうして……?)
ピンク色のそれは、いつもならとっくに満足しているはずなのに、今は、より深い欲望を由香里に訴えかけてくるのだ。
「どうだね……」
中野が囁く声が、由香里には悪魔の声のように聞こえた。
「オナニーとセックス……君はふたつ同時に楽しんでいるんだ」
本の情報
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