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教科書では教えてくれない日本の名作

教科書では教えてくれない日本の名作

著: 出口汪
発行: ソフトバンク クリエイティブ
レーベル: ソフトバンク新書
価格:630円(税込)
10ポイント還元
形式:XMDF形式⇒詳細 
対応端末:パソコン ソニー“Reader”
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著者プロフィール

 出口 汪(でぐち ひろし)
 1955〜
 東京に生まれる。関西学院大学文学部博士課程修了。専門は日本の近代文学。在学中、アルバイトで予備校の教壇に立ち、独自の論理的解法を駆使した授業でたちまち人気講師となる。能力開発のための画期的な論理エンジンを制作。現在、私立だけでも200以上の高校が正式採用している。デジタル予備校SPS主宰、東進衛星予備校講師、出版社・水王舎を経営。出口王仁三郎の曾孫。著書に『「漱石の名作」がすごい!』『源氏物語が面白いほどわかる本〈上〉〈下〉』(共に中経出版)、『再発見 夏目漱石』(祥伝社)、『出口汪の新日本語トレーニング』(小学館)、小説『水月』(講談社)をはじめ、『出口のシステム現代文』(水王舎)シリーズなど数十点に及ぶベストセラー参考書を執筆、今までの累計部数は600万部を超えている。

解説

 これを読めば「名作が10倍面白くなる」!!
 カリスマ予備校講師・出口汪が名作に隠された知られざるメッセージを読み解く! “先生”と女子高生“あいか”による「講義形式」で展開していく「楽しみながら読める!」スタイル。

目次

第一章 夏目漱石『こころ』1
第二章 夏目漱石『こころ』2
第三章 おさらい・3分で分かる日本文学
第四章 芥川龍之介『地獄変』
第五章 谷崎潤一郎『春琴抄』
第六章 川端康成『伊豆の踊子』
第七章 太宰治『女の決闘』
第八章 三島由紀夫『憂国』

抄録

 夏目漱石《なつめそうせき》(一八六七〜一九一六年)
 森鴎外とならび明治、大正時代を代表する文豪。江戸に生まれる。東京帝国大学英文科卒業。英国留学後、教職を経て朝日新聞の専属作家となる。三十八歳のときに発表した「吾輩は猫である」で一躍人気作家となる。「坊っちゃん」「三四郎」「それから」「行人」「こころ」「道草」「明暗」などの作品がある。
 まずは文豪といえばこの人、夏目漱石の「こころ」を取り上げよう。読んだことがある?

【あいか】もちろん。といっても、教科書で、作品の一部を読んだだけだけど。
確か、先生という人が主人公で、若いとき友達のKという人を裏切って、え〜と、そのKが自殺したので、先生も自殺してしまったって話?

 半分正解で、半分不正解。

【あいか】えっ、どこがおかしいの?

 慌てない。その答えは、これから作品を読んでいく中で、おのずと分かってくるはずだ。
「こころ」も実に謎の多い作品なんだよ。こんな難しい話、高校生に分かるはずがない。

【あいか】でも、私、感動したわ。私の友達もけっこう「こころ」に感動していたみたい。

 それはね、漱石の文章がすごいからなんだ。本当は半分も理解できていないんだけど、この世界の深さを直感的に感じて、みんな感動するんだ。

【あいか】文学者って、何かいつも苦しんでいるイメージがあるけど、やっぱり漱石おじさんも苦悩したの?

 もちろん苦しんだとも。胃に穴が空き、そこから血を流して、最後は血を吐きながら死んでしまうほどに苦悩したんだよ。

【あいか】いったい何をそんなに苦しんだのかしら?

 漱石が苦しんだのは、近代人の知性、そして人の心の奥深くに潜んでいるものについてなんだ。

*この続きは製品版でお楽しみください。

本の情報

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