和書>小説・ノンフィクション>ハーレクイン>ハーレクイン・デジタル
著者プロフィール
ジュリー・リート(Julie Leto)
十六歳のときからロマンス小説を愛読し、サウス・フロリダ大学大学院で学んでいたころ作家を目指して、自ら筆をとった。ハイスクールの英語教師となったあとも夢をあきらめず、ついに1997年に記念すべき初作品を刊行。この経験から、生涯の夢を追い続けることの意義を痛感したという。生まれ育ったフロリダ州タンパをこよなく愛し、現在も夫と娘とともにそこで暮らす。ジュリー・E・リート名義で活躍し、押しも押されもせぬ人気作家となってからも実家の家業を手伝い続け、夜中と週末に執筆に励むという多忙な毎日を送っている。「ロマンティックな生活を送る秘訣は、パートナーの話に耳を傾けること。誰かと人生を分かち合うのは、何よりもすてきなことですから」と語る。
十六歳のときからロマンス小説を愛読し、サウス・フロリダ大学大学院で学んでいたころ作家を目指して、自ら筆をとった。ハイスクールの英語教師となったあとも夢をあきらめず、ついに1997年に記念すべき初作品を刊行。この経験から、生涯の夢を追い続けることの意義を痛感したという。生まれ育ったフロリダ州タンパをこよなく愛し、現在も夫と娘とともにそこで暮らす。ジュリー・E・リート名義で活躍し、押しも押されもせぬ人気作家となってからも実家の家業を手伝い続け、夜中と週末に執筆に励むという多忙な毎日を送っている。「ロマンティックな生活を送る秘訣は、パートナーの話に耳を傾けること。誰かと人生を分かち合うのは、何よりもすてきなことですから」と語る。
解説
敏腕雑誌編集者のローレンは、故郷のニューオリンズに帰ってきた。街のセクシーなナイトライフを紹介する記事を書くためだったが、ツアーガイドをかって出てくれた元恋人に、甘い復讐を企てていた。
抄録
「貸してごらん」
ローレンはキーを奪い返した。「自分で開けられるわ」
「レン、落ち着けよ」
深く息を吸いこみ、ようやく鍵を開けることができた。だが部屋へ入ろうとするローレンをリュックが抱きしめた。硬くいきりたったものが押し当てられ、彼の両手がむき出しの腕を這い上がる。ローレンの敏感な肌に彼の息がかかり、ぞくぞくと震わせる。欲望が溢れてきた。「ぼくはただ、手を貸そうとしただけだ。そのためにぼくをここまで連れてきたんだろう?」
二人の背後でドアが閉まると、ローレンはリュックを壁に押し当てた。わたしはもう、じわじわと欲望をかきたてられて喜ぶような昔のローレン・ラクロワじゃないわ。わたしをもてあそぶつもりならいっきに燃え上がらせないとだめだということを、思い知らせてあげる。
彼女はリュックの顔を両手ではさむと唇を激しく重ねながら彼のTシャツをつかんで体をぐいっと押しつけ、彼の体と舌の感触をうっとりと味わった。リュックは鼓動をすこしも乱さず、問いかけも抗いもせずにローレンのペースを受け入れ、ぱちぱちと音をたてながら彼女のベストのボタンを外していった。ほんのわずかなあいだだけ体を離してシャツを脱ぐと、ローレンを抱き上げ、薄いレースのブラジャーに包まれた乳首を吸いながらベッドへと運んだ。
彼女のジーンズをはぎ取ってから自分のジーンズを脱ぐと、彼はローレンがバッグから避妊具を取り出してシーツの下に忍ばせるのを待った。すばやくそれを身につけ、もどかしげに彼女の脚を開いてからローレンの上に覆いかぶさる。
「今はこういうやり方が好みなのか? 激しく、すばやいのが?」
「リュック、わたしに触れて。早く。もう待ちきれない」
リュックは言われたとおりにした。ローレンが一刻も早く彼を迎えたがり、敏感に反応していることを知り、彼の口から欲望のうめきがもれた。以前はローレンをクライマックスへ導くにはかなりの忍耐と時間が必要だった。だが今の彼女は年齢と経験を重ね、女の悦びに屈することをすこしもためらってはいない。その証拠に、リュックが彼女の中に押し入った瞬間、彼女はそれを素直に受け入れた。
リズミカルで巧みなリュックのテンポに身を任せていると、ローレンは気が狂いそうになった。挑むような目で彼が彼女の瞳を覗きこみ、その顔と体からほとばしる情熱をしっかりと見届けるよう無言で指図すると、ローレンはすぐにクライマックスが訪れることを察した。うめき声とともにリュックがすべてを解き放った瞬間、ローレンは彼と一緒にぐったりとベッドに身を沈めた。ぼんやりとした頭の中をさまざまな思いがよぎり、ようやく故郷に帰ってきたのだという妙な実感がわいてきた。
「ずいぶん変わったな」横向きになり、片手で彼女の腰を抱いたままリュックが言った。
「言っておいたはずよ」
「そうだな。これからはそのことを肝に銘じて行動するよ」
「どういう意味?」頭を起こしてふかふかの枕にもたれ、脚を曲げて体を丸めた。
リュックはしばらく無言のまま窓の外へぼんやりと目をやった。ローレンは彼の透き通った青い瞳、キスの名残をとどめてふっくらとした唇、引きしまり、角ばった顎をじっと見つめた。リュックは言葉を慎重に選んでいる。彼女だけではなく、彼もまた変わったのだ。
「悪かった、という意味さ」
ローレンは驚きを隠そうともしなかった。いや、かすかに残っていた怒りを、というべきだろうか。「八年前、わたしを棄てたことを言ってるの?」
「ああ、そうだ」
「誕生日カードをくれたのはそのためだったの? さっき〈カフェ・デュ・モンド〉でわたしに近づいてきたのはなぜ? 罪の意識を感じていたから?」
リュックはこともなげに肩をすくめ、にやりと笑った。「罪の意識、好奇心……きみの魅力。どれかひとつに決めなきゃいけないのか?」
*この続きは製品版でお楽しみください。
ローレンはキーを奪い返した。「自分で開けられるわ」
「レン、落ち着けよ」
深く息を吸いこみ、ようやく鍵を開けることができた。だが部屋へ入ろうとするローレンをリュックが抱きしめた。硬くいきりたったものが押し当てられ、彼の両手がむき出しの腕を這い上がる。ローレンの敏感な肌に彼の息がかかり、ぞくぞくと震わせる。欲望が溢れてきた。「ぼくはただ、手を貸そうとしただけだ。そのためにぼくをここまで連れてきたんだろう?」
二人の背後でドアが閉まると、ローレンはリュックを壁に押し当てた。わたしはもう、じわじわと欲望をかきたてられて喜ぶような昔のローレン・ラクロワじゃないわ。わたしをもてあそぶつもりならいっきに燃え上がらせないとだめだということを、思い知らせてあげる。
彼女はリュックの顔を両手ではさむと唇を激しく重ねながら彼のTシャツをつかんで体をぐいっと押しつけ、彼の体と舌の感触をうっとりと味わった。リュックは鼓動をすこしも乱さず、問いかけも抗いもせずにローレンのペースを受け入れ、ぱちぱちと音をたてながら彼女のベストのボタンを外していった。ほんのわずかなあいだだけ体を離してシャツを脱ぐと、ローレンを抱き上げ、薄いレースのブラジャーに包まれた乳首を吸いながらベッドへと運んだ。
彼女のジーンズをはぎ取ってから自分のジーンズを脱ぐと、彼はローレンがバッグから避妊具を取り出してシーツの下に忍ばせるのを待った。すばやくそれを身につけ、もどかしげに彼女の脚を開いてからローレンの上に覆いかぶさる。
「今はこういうやり方が好みなのか? 激しく、すばやいのが?」
「リュック、わたしに触れて。早く。もう待ちきれない」
リュックは言われたとおりにした。ローレンが一刻も早く彼を迎えたがり、敏感に反応していることを知り、彼の口から欲望のうめきがもれた。以前はローレンをクライマックスへ導くにはかなりの忍耐と時間が必要だった。だが今の彼女は年齢と経験を重ね、女の悦びに屈することをすこしもためらってはいない。その証拠に、リュックが彼女の中に押し入った瞬間、彼女はそれを素直に受け入れた。
リズミカルで巧みなリュックのテンポに身を任せていると、ローレンは気が狂いそうになった。挑むような目で彼が彼女の瞳を覗きこみ、その顔と体からほとばしる情熱をしっかりと見届けるよう無言で指図すると、ローレンはすぐにクライマックスが訪れることを察した。うめき声とともにリュックがすべてを解き放った瞬間、ローレンは彼と一緒にぐったりとベッドに身を沈めた。ぼんやりとした頭の中をさまざまな思いがよぎり、ようやく故郷に帰ってきたのだという妙な実感がわいてきた。
「ずいぶん変わったな」横向きになり、片手で彼女の腰を抱いたままリュックが言った。
「言っておいたはずよ」
「そうだな。これからはそのことを肝に銘じて行動するよ」
「どういう意味?」頭を起こしてふかふかの枕にもたれ、脚を曲げて体を丸めた。
リュックはしばらく無言のまま窓の外へぼんやりと目をやった。ローレンは彼の透き通った青い瞳、キスの名残をとどめてふっくらとした唇、引きしまり、角ばった顎をじっと見つめた。リュックは言葉を慎重に選んでいる。彼女だけではなく、彼もまた変わったのだ。
「悪かった、という意味さ」
ローレンは驚きを隠そうともしなかった。いや、かすかに残っていた怒りを、というべきだろうか。「八年前、わたしを棄てたことを言ってるの?」
「ああ、そうだ」
「誕生日カードをくれたのはそのためだったの? さっき〈カフェ・デュ・モンド〉でわたしに近づいてきたのはなぜ? 罪の意識を感じていたから?」
リュックはこともなげに肩をすくめ、にやりと笑った。「罪の意識、好奇心……きみの魅力。どれかひとつに決めなきゃいけないのか?」
*この続きは製品版でお楽しみください。
本の情報
この本を読んだ人は、こんな本も読んでいます
形式
【XMDF形式】
XMDFデータをご覧いただくためには専用のブラウザソフト・ブンコビューア最新版(無料)が必要になります。ブンコビューアはここから無料でダウンロードできます。
詳しくはブンコビューアダウンロード初めての方へをご覧下さい。
対応端末欄に「ソニー“Reader”」と表示されている作品については、eBook Transfer for Readerで“Reader”にファイルを転送する事で閲覧できます。
海外版の“Reader”は対応しておりませんので予めご了承くださいませ。


























