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著者プロフィール
日本語倶楽部(にほんごくらぶ)
日本語に関して、語源、字源、漢字、流行語などさまざまな興味深いテーマを、日夜研究・発表しているグループ。学界にはできないユニークな研究を、特定の学説にはとらわれない柔軟な発想でおこなうことを目標とするウイットあふれる集団。著書には『そんな言葉づかいでは恥をかく〈1〉〈2〉』『そんな漢字力では恥をかく』『そんなeメールでは恥をかく』〈知れば知るほど面白い〉シリーズの『語源』『漢字の謎』(小社刊)などがある。
日本語に関して、語源、字源、漢字、流行語などさまざまな興味深いテーマを、日夜研究・発表しているグループ。学界にはできないユニークな研究を、特定の学説にはとらわれない柔軟な発想でおこなうことを目標とするウイットあふれる集団。著書には『そんな言葉づかいでは恥をかく〈1〉〈2〉』『そんな漢字力では恥をかく』『そんなeメールでは恥をかく』〈知れば知るほど面白い〉シリーズの『語源』『漢字の謎』(小社刊)などがある。
解説
「前代未聞の快挙」「ネクタイをしないまま出社した」「彼は口が固い」……この間違い、わかりますか? 日常の言いまわし、漢字・熟語の読み方、慣用句・ことわざの使い方などなど、指摘される前に、本書で要チェック!
目次
あなたは自分の日本語に自信がありますか?――まえがき
一章 「都市計画がようやく実現化する」の間違いとは――
いつもの言い回しに意外や意外の落とし穴が!
前代未聞の快挙●本来はありえない言葉の組み合わせ
喜びをひしひしと感じる●擬音語も的確に使わないと奇異になる
この一か月、毎日が東奔西走だ●中途半端な知識で四字熟語は使わない
電車が混まない前に帰宅する●“混まない前”ってよく考えるとヘン!
ネクタイをしないまま出社した●何もしていない状態に「〜なまま」は不自然
朝帰りは、家に入りにくい●「しにくい」と「しづらい」の微妙な違いとは
部屋中、お祝いの花だらけ●「だらけ」がもつ本当の意味とは
美しい絵画を唖然として見とれる●「唖然」「呆然」「陶然」の違いは?
学歴が低いことに負い目を感じる●コンプレックスを感じているのなら……
きしくも●「奇しくも」の読み方を間違えて覚えている
口をつむる●「つむる」を漢字で書くと誤りが一目瞭然
炎が燃えたぎる●「たぎる」がもつニュアンスを誤解している
すざまじい闘いをくり広げる●迫力はあるが大間違い!
願わくば合格できますように●「恐らくば」とは、言わないでしょ!
さかて(逆手)に取る●文脈次第で読み方が違う
日本選手団は予想以下の不振だった●「以下」や「以上」が誤解を生む場合とは
都市計画がようやく実現化する●「化」をつけるのはこんなときだけ!
豪華絢爛な時代絵巻●形容動詞の語尾に気をつけよう
気持ち的には負けていませんね●今、流行中の耳ざわりな日本語
彼は何も知らなさそうだ●「さ」が余計に入る“さ入れ言葉”とは
変わり者の彼は、世間ずれしている●世間から「ズレている」わけではない!
二章 「片をつける」の間違いとは――
何気ない慣用表現のああカン違い!
手離しで喜ぶ●「手離す」という言葉のもつニュアンスとは
彼は口が固い●「固い」「硬い」「堅い」の違いは?
片をつける●確かに「片づく」とは言うが……
きずなが深まる●もともとの意味を考えるとヘン
手をこまねく●いいやすさで言葉を変えてはいけません
機転が効く●「効く」と「利く」の違いは?
何も知らないのに、したり顔で話す●知ったかぶりもほどほどに
「はいはい」と二つ返事で引き受ける●「二つ返事」の意味を勘違いしてる!
大代に乗る●「代」か「台」か、それが問題だ
どんなに罵倒されても涼しい顔をしている●「涼しい顔」は「平気な顔」のことではない
いまだかって●年配者ほど、こう発音する理由
身命を投じて●言いたいことはわかりますが……
灯下親しむ秋●原典を勝手に変えちゃ、怒られる?!
魚心あれば水心あり●「魚心」「水心」って何だ?
過半数を超える●これでは重複表現になる
三章 「卒直に言って」の間違いとは――
その思い込みが命取り。ウソ言葉にご用心!
淡白な性格●ワープロも間違えるウソ熟語
卒直に言って●正式な文章にこんな略字はもってのほか
大古の昔●点一つで意味はまったく違ってくる
肉迫する●「迫」以外に“近づく”の意味をもつ字は?
既製事実●「すでにある」という意味には違いないが……
脅迫観念●心理学用語である本来の意味を考えると……
使命観が強い●「観」と「感」の違いとは
いえじゅう(家中)で出かける●辞書にも載っていない「家」の読み方って?
快晴のした(下)、開会式が行われる●「した」と「もと」、どう読み分けるか?
ふんべつ(分別)ゴミ●ゴミを分けるのは「ふんべつ」のある行動だが……
タンスをにさお(二棹)買う●後に続く漢字で漢数字の読み方は変わる
仕事がひとだんらく(一段落)する●「一」を「ひと」と読むか「いち」と読むか?
のうさくもつ(農作物)●「農」+「作物」と考えるか、「農作」+「物」と考えるか
四章 「彼はきっと成功しないだろう」の間違いとは――
この日本語のルールを破ってはいけない!
相手を力づくで押さえつける●間違えやすい「づ」と「ず」の使い分け
風が強いため、傘をすぼめた●さしていた傘をたたんだ、という意味ではない!
走り幅跳びの踏切のタイミングが悪い●慣用化した熟語には送り仮名はなくてもいいが……
タイだの、イサキだの、ヒラメが並べられていた●ものを列挙するときのルールとは
彼は意外とやさしいところがある●若者が当たり前に使うこの表現は間違い?!
そんなことにかかわり合いたくない●本来は「かかり合う」が正しいのだが……
ふくぢ(服地)を買う●「地」は「ち」と読むのに何で間違いなの?
こうり(氷)●「こおり」と読んではいけないの?
鮎の塩焼を有田焼きの皿に盛る●「焼」に、送り仮名ははたして必要か?
私は、昨日父と母を病院に見舞った●誰が入院しているのかこれではわからない!
肝心の話を聞かないじまいだった●「〜じまい」と言う時のルールとは
彼はきっと成功しないだろう●覚えておきたい「呼応の副詞」の約束事
バレーを踊る●よく間違われる外来語の表記
仕事のサボりぐせがつく●どこまでがカタカナで書けばいいのか?
おいしいです●幼稚な印象を与えず適度に丁寧な言い方とは
佐藤氏ほか九名●NHKに教わるより適切で、丁寧な伝え方
本を貸して下さい●漢字とひらがなの使い分けの基準は?
五章 「ホンモノ指向」の間違いとは――
読み方は同じでも正しい熟語はこちら!
体の異常を訴える●「異常」と「異状」の正しい使い分けとは
線路と平行する道●「平行」と「並行」の違いとは
野生的な男●「野生」の後に「的」はつかない
写真を修正する●写真を正すってどういうこと?
ホンモノ指向●こんな書き方では、ホンモノは目指せない?!
一人言をいう●「一人」と「独り」のニュアンスの違いとは
似た者同志●「どうし」が接尾語的に使われているなら……
映画を観賞する●漢字の意味で「観」と「鑑」を使い分けよ
飛行機が着陸態勢に入る●微妙に違う「態勢」と「体勢」の意味
映画制作会社●「映画」と「テレビ」で大違い!
群集を煽動する●「群集」は本来、名詞としては使わない
彼は意思が強い●「意思」と「意志」を使い分ける法則とは
学級を編成する●「編制」と「編成」の違いのポイントとは
予備校の夏季講習●「夏季オリンピック」とは言うけれど……
実践的なトレーニングを行う●これでは何をするのか、意味が不明確
多勢(おおぜい)の人●読み方も違えば、使い方も間違っている!
過去を精算する●こんな字じゃ、ケリをつけることはできない?!
彼女に厚意を寄せる●好感を抱いているのはわかるが……
芥川賞を受章する●もらったのが勲章なら、これでもよいのだが……
泥棒が浸入する●漢字の偏を見れば一目瞭然
六章 「イスの足が折れる」の間違いとは――
紛らわしい漢字の使い分けここが勘どころだ!
彼は良い性格だ●道徳的な意味で使う場合には「良」は使わない
財産を増やす●「増」と「殖」の違いは、ここにある
山を超える●難しい「超」と「越」の使い分け
イスの足が折れる●「足」と「脚」、どちらも「あし」だが……
犯人探しをする●「探す」と「捜す」は、対象物によって使い分ける
借金の返済に当てる●「あてる」と読む漢字はたくさんあるが……
白髪混じりの頭●「混じる」と「交じる」の歴然とした違いとは
帯を絞める●そんなにきつくしてどうするの?
卵を生む●「生」か「産」かは言う人の立場で決まる
議長を勤める●「勤」「努」「務」、正しいのはどれ?
優秀な成績を修める●間違えやすい「修」と「収」の使い分け
時計が遅れる●「遅」も「後」も時間に関係した言葉だが……
消息を断つ●これでは一時的に連絡が途絶えていると思われる
ガンと戦う●「戦」か「闘」かは相手次第
小踊りして喜ぶ●「踊」も「躍」もおどっているのには違いないが……
七章 「部長の決済をあおぐ」の間違いとは――
社会人たる者の日本語、こんなミスは許されない!
八日まで出社いたしません●ビジネスでは誤解の余地がない答え方を!
部長の決済をあおぐ●こんな文書を書いたら上司が呆れる?!
うるさ方の課長●会話ではよく口にするがいざ書くとなると……
利益を追究しなければならない●こんな訓示では物笑いのタネになるだけ
景気が鎮静する●「鎮」と「沈」を正しく使い分けよ
こういうご時勢だから……●もともと同じ意味なだけに混同しやすいが……
時期を逸する●これでは評価アップの時機も失う
交代で勤務する●入れ替わりで働くわけだから……
責任を転化する●語源を知ればこんな間違いはなくなる?!
つかぬことを言って、申し訳ない●年配者がよくいう言葉の本当の意味とは
今年でちょうど満一〇周年●これが重複した表現なのがわかりますか?
パソコンの実態●こんな間違いをするようではITどころではない?!
わが社が新たに開発した次世代テレビ用のブラウン管●開発したのはブラウン管か、テレビか
コンピュータは電子計算器●パソコンを覚える前の日本語常識
最少限の人数で行う●反対語を考えれば間違いに気付くはず
八章 「感謝の気持ちに耐えない」の間違いとは――
礼をつくした文面もこれでは締まらない!
御静聴ありがとうございました●こう書いたら、せっかくのスピーチも台無し
御多忙中にもかかわらず御出席いただき……●手紙文で気をつけたい言葉
感謝の気持ちに耐えない●いくら感謝していても、相手には伝わらない
暖かいもてなし●迷ったときは反対語を思い出そう
末長くお幸せに●“永遠”の幸せを願うなら……
慎んでお詫びいたします●こんな詫び状では、ますます怒られる?!
厚くお詫びいたします●これでは詫びにもならない理由とは
先生より優秀な方をご推薦ください●「より」は使い方次第で相手に誤解される
先生の生きざまに感動しました●「死にざま」という言葉はあるが……
恩師の話を心して聞く●真剣にきいているなら、「聞く」はふさわしくない
病気が回復する●見舞いの手紙文なら、よりプラスの言葉を使う
勇気を振るって●「士気を振るう」とは言うが、「勇気」は……?!
一章 「都市計画がようやく実現化する」の間違いとは――
いつもの言い回しに意外や意外の落とし穴が!
前代未聞の快挙●本来はありえない言葉の組み合わせ
喜びをひしひしと感じる●擬音語も的確に使わないと奇異になる
この一か月、毎日が東奔西走だ●中途半端な知識で四字熟語は使わない
電車が混まない前に帰宅する●“混まない前”ってよく考えるとヘン!
ネクタイをしないまま出社した●何もしていない状態に「〜なまま」は不自然
朝帰りは、家に入りにくい●「しにくい」と「しづらい」の微妙な違いとは
部屋中、お祝いの花だらけ●「だらけ」がもつ本当の意味とは
美しい絵画を唖然として見とれる●「唖然」「呆然」「陶然」の違いは?
学歴が低いことに負い目を感じる●コンプレックスを感じているのなら……
きしくも●「奇しくも」の読み方を間違えて覚えている
口をつむる●「つむる」を漢字で書くと誤りが一目瞭然
炎が燃えたぎる●「たぎる」がもつニュアンスを誤解している
すざまじい闘いをくり広げる●迫力はあるが大間違い!
願わくば合格できますように●「恐らくば」とは、言わないでしょ!
さかて(逆手)に取る●文脈次第で読み方が違う
日本選手団は予想以下の不振だった●「以下」や「以上」が誤解を生む場合とは
都市計画がようやく実現化する●「化」をつけるのはこんなときだけ!
豪華絢爛な時代絵巻●形容動詞の語尾に気をつけよう
気持ち的には負けていませんね●今、流行中の耳ざわりな日本語
彼は何も知らなさそうだ●「さ」が余計に入る“さ入れ言葉”とは
変わり者の彼は、世間ずれしている●世間から「ズレている」わけではない!
二章 「片をつける」の間違いとは――
何気ない慣用表現のああカン違い!
手離しで喜ぶ●「手離す」という言葉のもつニュアンスとは
彼は口が固い●「固い」「硬い」「堅い」の違いは?
片をつける●確かに「片づく」とは言うが……
きずなが深まる●もともとの意味を考えるとヘン
手をこまねく●いいやすさで言葉を変えてはいけません
機転が効く●「効く」と「利く」の違いは?
何も知らないのに、したり顔で話す●知ったかぶりもほどほどに
「はいはい」と二つ返事で引き受ける●「二つ返事」の意味を勘違いしてる!
大代に乗る●「代」か「台」か、それが問題だ
どんなに罵倒されても涼しい顔をしている●「涼しい顔」は「平気な顔」のことではない
いまだかって●年配者ほど、こう発音する理由
身命を投じて●言いたいことはわかりますが……
灯下親しむ秋●原典を勝手に変えちゃ、怒られる?!
魚心あれば水心あり●「魚心」「水心」って何だ?
過半数を超える●これでは重複表現になる
三章 「卒直に言って」の間違いとは――
その思い込みが命取り。ウソ言葉にご用心!
淡白な性格●ワープロも間違えるウソ熟語
卒直に言って●正式な文章にこんな略字はもってのほか
大古の昔●点一つで意味はまったく違ってくる
肉迫する●「迫」以外に“近づく”の意味をもつ字は?
既製事実●「すでにある」という意味には違いないが……
脅迫観念●心理学用語である本来の意味を考えると……
使命観が強い●「観」と「感」の違いとは
いえじゅう(家中)で出かける●辞書にも載っていない「家」の読み方って?
快晴のした(下)、開会式が行われる●「した」と「もと」、どう読み分けるか?
ふんべつ(分別)ゴミ●ゴミを分けるのは「ふんべつ」のある行動だが……
タンスをにさお(二棹)買う●後に続く漢字で漢数字の読み方は変わる
仕事がひとだんらく(一段落)する●「一」を「ひと」と読むか「いち」と読むか?
のうさくもつ(農作物)●「農」+「作物」と考えるか、「農作」+「物」と考えるか
四章 「彼はきっと成功しないだろう」の間違いとは――
この日本語のルールを破ってはいけない!
相手を力づくで押さえつける●間違えやすい「づ」と「ず」の使い分け
風が強いため、傘をすぼめた●さしていた傘をたたんだ、という意味ではない!
走り幅跳びの踏切のタイミングが悪い●慣用化した熟語には送り仮名はなくてもいいが……
タイだの、イサキだの、ヒラメが並べられていた●ものを列挙するときのルールとは
彼は意外とやさしいところがある●若者が当たり前に使うこの表現は間違い?!
そんなことにかかわり合いたくない●本来は「かかり合う」が正しいのだが……
ふくぢ(服地)を買う●「地」は「ち」と読むのに何で間違いなの?
こうり(氷)●「こおり」と読んではいけないの?
鮎の塩焼を有田焼きの皿に盛る●「焼」に、送り仮名ははたして必要か?
私は、昨日父と母を病院に見舞った●誰が入院しているのかこれではわからない!
肝心の話を聞かないじまいだった●「〜じまい」と言う時のルールとは
彼はきっと成功しないだろう●覚えておきたい「呼応の副詞」の約束事
バレーを踊る●よく間違われる外来語の表記
仕事のサボりぐせがつく●どこまでがカタカナで書けばいいのか?
おいしいです●幼稚な印象を与えず適度に丁寧な言い方とは
佐藤氏ほか九名●NHKに教わるより適切で、丁寧な伝え方
本を貸して下さい●漢字とひらがなの使い分けの基準は?
五章 「ホンモノ指向」の間違いとは――
読み方は同じでも正しい熟語はこちら!
体の異常を訴える●「異常」と「異状」の正しい使い分けとは
線路と平行する道●「平行」と「並行」の違いとは
野生的な男●「野生」の後に「的」はつかない
写真を修正する●写真を正すってどういうこと?
ホンモノ指向●こんな書き方では、ホンモノは目指せない?!
一人言をいう●「一人」と「独り」のニュアンスの違いとは
似た者同志●「どうし」が接尾語的に使われているなら……
映画を観賞する●漢字の意味で「観」と「鑑」を使い分けよ
飛行機が着陸態勢に入る●微妙に違う「態勢」と「体勢」の意味
映画制作会社●「映画」と「テレビ」で大違い!
群集を煽動する●「群集」は本来、名詞としては使わない
彼は意思が強い●「意思」と「意志」を使い分ける法則とは
学級を編成する●「編制」と「編成」の違いのポイントとは
予備校の夏季講習●「夏季オリンピック」とは言うけれど……
実践的なトレーニングを行う●これでは何をするのか、意味が不明確
多勢(おおぜい)の人●読み方も違えば、使い方も間違っている!
過去を精算する●こんな字じゃ、ケリをつけることはできない?!
彼女に厚意を寄せる●好感を抱いているのはわかるが……
芥川賞を受章する●もらったのが勲章なら、これでもよいのだが……
泥棒が浸入する●漢字の偏を見れば一目瞭然
六章 「イスの足が折れる」の間違いとは――
紛らわしい漢字の使い分けここが勘どころだ!
彼は良い性格だ●道徳的な意味で使う場合には「良」は使わない
財産を増やす●「増」と「殖」の違いは、ここにある
山を超える●難しい「超」と「越」の使い分け
イスの足が折れる●「足」と「脚」、どちらも「あし」だが……
犯人探しをする●「探す」と「捜す」は、対象物によって使い分ける
借金の返済に当てる●「あてる」と読む漢字はたくさんあるが……
白髪混じりの頭●「混じる」と「交じる」の歴然とした違いとは
帯を絞める●そんなにきつくしてどうするの?
卵を生む●「生」か「産」かは言う人の立場で決まる
議長を勤める●「勤」「努」「務」、正しいのはどれ?
優秀な成績を修める●間違えやすい「修」と「収」の使い分け
時計が遅れる●「遅」も「後」も時間に関係した言葉だが……
消息を断つ●これでは一時的に連絡が途絶えていると思われる
ガンと戦う●「戦」か「闘」かは相手次第
小踊りして喜ぶ●「踊」も「躍」もおどっているのには違いないが……
七章 「部長の決済をあおぐ」の間違いとは――
社会人たる者の日本語、こんなミスは許されない!
八日まで出社いたしません●ビジネスでは誤解の余地がない答え方を!
部長の決済をあおぐ●こんな文書を書いたら上司が呆れる?!
うるさ方の課長●会話ではよく口にするがいざ書くとなると……
利益を追究しなければならない●こんな訓示では物笑いのタネになるだけ
景気が鎮静する●「鎮」と「沈」を正しく使い分けよ
こういうご時勢だから……●もともと同じ意味なだけに混同しやすいが……
時期を逸する●これでは評価アップの時機も失う
交代で勤務する●入れ替わりで働くわけだから……
責任を転化する●語源を知ればこんな間違いはなくなる?!
つかぬことを言って、申し訳ない●年配者がよくいう言葉の本当の意味とは
今年でちょうど満一〇周年●これが重複した表現なのがわかりますか?
パソコンの実態●こんな間違いをするようではITどころではない?!
わが社が新たに開発した次世代テレビ用のブラウン管●開発したのはブラウン管か、テレビか
コンピュータは電子計算器●パソコンを覚える前の日本語常識
最少限の人数で行う●反対語を考えれば間違いに気付くはず
八章 「感謝の気持ちに耐えない」の間違いとは――
礼をつくした文面もこれでは締まらない!
御静聴ありがとうございました●こう書いたら、せっかくのスピーチも台無し
御多忙中にもかかわらず御出席いただき……●手紙文で気をつけたい言葉
感謝の気持ちに耐えない●いくら感謝していても、相手には伝わらない
暖かいもてなし●迷ったときは反対語を思い出そう
末長くお幸せに●“永遠”の幸せを願うなら……
慎んでお詫びいたします●こんな詫び状では、ますます怒られる?!
厚くお詫びいたします●これでは詫びにもならない理由とは
先生より優秀な方をご推薦ください●「より」は使い方次第で相手に誤解される
先生の生きざまに感動しました●「死にざま」という言葉はあるが……
恩師の話を心して聞く●真剣にきいているなら、「聞く」はふさわしくない
病気が回復する●見舞いの手紙文なら、よりプラスの言葉を使う
勇気を振るって●「士気を振るう」とは言うが、「勇気」は……?!
抄録
電車が混まない前に帰宅する●“混まない前”ってよく考えるとヘン!
ふだんは何となく聞き流してしまうのに、よくよく考えてみると奇妙な言い方というのがある。たとえば、
「電車が混まない前に帰宅する」
という言い方である。
いわんとしていることはよくわかるが、考えてみると「混まない前」というところがヘンだ。
「混まない前」とは、「混まない」=「空《す》いている前」ということになり、これでは「混んでいる」ことになりかねない。つまり、この場合は、
「電車が混む前に帰宅する」
というのが正しい言い方なのである。
では、なぜ、「混まない前」などという言い方をしばしば耳にするのか? 理由は二つ考えられるだろう。
一つは、「混まないうちに」の「うちに」がいつの間にか「前に」に変わってしまったということ。
もう一つは、「電車が混まないほうがいい」と思っている人が、「その前に帰宅したい」と考えると、つい「電車が混まない前に」といってしまうということである。
そういえば、「○○しない前」という言い方には、
「雨が降らない前に」
「地震がこない前に」
「失敗しない前に」
など、「あってほしくない」ことを事前に回避《かいひ》しようとするときに、うっかり使ってしまうことが多い。
人間の心理や感情は、言葉づかいにも微妙に影響をあたえるようである。
ネクタイをしないまま出社した●何もしていない状態に「〜なまま」は不自然
「ネクタイをしたまま眠ってしまった」
といえば、ネクタイを「した状態」で眠ってしまった、ということだ。
では、
「ネクタイをしないまま出社した」
はどうかといえば、ネクタイを「しない状態」で出社した、ということになる。
別に間違いではないように思う人もいるだろうが、厳密にいうと、後者の言い方は少しヘンだ。
というのも、この場合の「まま」は、「あることを終えたそのときの状態」という意味だから。つまり、「ネクタイをしたまま」という言い方なら、その「あること」は「ネクタイを結ぶ」という行為を指すことになるが、「ネクタイをしないまま」は、最初からネクタイをしていないのだから、「あること」がない。何もしていないのに、「○○なまま」という言い方をするのは不自然なのである。
こんなときは、
「ネクタイをしないで出社した」
「ネクタイをせずに出社した」
とふつうにいったほうがいい。
もしも「まま」を使って表現したい場合は、前の部分を「○○しない」ではなく「○○した」にする。右の例でいうなら、
「普段着のまま出社した」
とすればいい。
ふだんは何となく聞き流してしまうのに、よくよく考えてみると奇妙な言い方というのがある。たとえば、
「電車が混まない前に帰宅する」
という言い方である。
いわんとしていることはよくわかるが、考えてみると「混まない前」というところがヘンだ。
「混まない前」とは、「混まない」=「空《す》いている前」ということになり、これでは「混んでいる」ことになりかねない。つまり、この場合は、
「電車が混む前に帰宅する」
というのが正しい言い方なのである。
では、なぜ、「混まない前」などという言い方をしばしば耳にするのか? 理由は二つ考えられるだろう。
一つは、「混まないうちに」の「うちに」がいつの間にか「前に」に変わってしまったということ。
もう一つは、「電車が混まないほうがいい」と思っている人が、「その前に帰宅したい」と考えると、つい「電車が混まない前に」といってしまうということである。
そういえば、「○○しない前」という言い方には、
「雨が降らない前に」
「地震がこない前に」
「失敗しない前に」
など、「あってほしくない」ことを事前に回避《かいひ》しようとするときに、うっかり使ってしまうことが多い。
人間の心理や感情は、言葉づかいにも微妙に影響をあたえるようである。
ネクタイをしないまま出社した●何もしていない状態に「〜なまま」は不自然
「ネクタイをしたまま眠ってしまった」
といえば、ネクタイを「した状態」で眠ってしまった、ということだ。
では、
「ネクタイをしないまま出社した」
はどうかといえば、ネクタイを「しない状態」で出社した、ということになる。
別に間違いではないように思う人もいるだろうが、厳密にいうと、後者の言い方は少しヘンだ。
というのも、この場合の「まま」は、「あることを終えたそのときの状態」という意味だから。つまり、「ネクタイをしたまま」という言い方なら、その「あること」は「ネクタイを結ぶ」という行為を指すことになるが、「ネクタイをしないまま」は、最初からネクタイをしていないのだから、「あること」がない。何もしていないのに、「○○なまま」という言い方をするのは不自然なのである。
こんなときは、
「ネクタイをしないで出社した」
「ネクタイをせずに出社した」
とふつうにいったほうがいい。
もしも「まま」を使って表現したい場合は、前の部分を「○○しない」ではなく「○○した」にする。右の例でいうなら、
「普段着のまま出社した」
とすればいい。
本の情報
紙書籍初版: 2000/12/1
ビジネス・教育>ビジネス・政治・経済>ビジネススキル
ビジネス・教育>語学・資格>日本語学習
趣味・生活・雑誌>生き方・教養>マナー
趣味・生活・雑誌>生き方・教養>話し方・スピーチ
ビジネス・教育>ビジネス・政治・経済>ビジネススキル
ビジネス・教育>語学・資格>日本語学習
趣味・生活・雑誌>生き方・教養>マナー
趣味・生活・雑誌>生き方・教養>話し方・スピーチ
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