総合>ハーレクイン:ベスト作品コンテスト
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2015年下半期に刊行された小説の中から、読者に最も愛された作品は?!
読者の声と、編集者が選んだおすすめ作品をご紹介します。

順位 『ギリシア富豪の逃げた小鳥』 [著]リン・グレアム [翻訳]槙由子
ギリシア富豪の逃げた小鳥
・身勝手な男性が今更ながらの大事なものに気が付いていくさまがリン・グレアムの真骨頂。そしてそれを大きな愛で受け止める女性…ロマンスの最高峰でしょう。

・ 実社会では傲慢なヒーローも実はヒロインにメロメロな恋する男性なんですね。

・ ヒーローの度を越した自分勝手さにあきれましたが、何故か憎めないヒーローでした。それは、ヒロインにメロメロで、おバカな行動をしてしまうから。グレアムらしいダメダメ傲慢ヒーローでした。このあり得ない荒唐無稽さが癖になります。


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順位 『フレデリカの初恋』 [著]ジョージェット・ヘイヤー [翻訳]佐野晶
フレデリカの初恋
・絶対コレ!! これ以外考えられない。これを読まずしてハーレクインを読んだとは言えないわ。

・倦怠している貴族であるヒーローが、本気になって行く様がツボにはまる作品。キャラクターも背景もいきいきしていて、物語の世界にひたれる作品だと思いました。

・ヘイヤーの作品の魅力は相反するものが見事に同居しているところ。古めかしいと思いきや、読み始めるとその新しさに魅了されてしまいます。正確な歴史知識に裏打ちされ、登場人物はその時代に典型的な古めかしい人物かと思うと、みんなどこか一風変わっていて、思わずくすくす笑い。悪趣味なドタバタになりそうなのに、とてもお洒落。侯爵はヒロインに冷たいかと思うといつの間にかメロメロ。いつのまにかヘイヤーの世界にはまってしまう私(笑)。晩年の作品なのに、ピチピチした作者の心が感じられます。読み返すといつも何か新鮮で、とても楽しいのです。


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順位 『無垢な恋人』 [著]ダイアナ・パーマー [翻訳]青山梢
無垢な恋人
・愛しているからこそ、手放す。切なくて美しいです。それを知らせずにもう一度愛をつかみたいと願うヒーロー。愛を忘れられなかったヒロイン。ふたりの切ない思いが心に響きました。愛していたら、一緒に乗り切りたいと思うもののですが、お互いの未来を思うのもまた深い愛。

・ヒーローの苦悩や愛情がなかなかつかめないのがいいところです。誤解が二人を引き離しますがヒーローの男としての行動なのでよくよく読んでいくと理解できます。そのあたりのヒロインとのすれ違いがはがゆいけど王道で大好きです。


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愛に迷えるシンデレラ
・ヒーローやヒロインの内に秘めた思いがよく書かれていて、読み返すとドキドキする作品です。幸せな結婚を夢みるヒロインの気持ちが込められていて、最後に願いが叶う展開がとても気に入っています!
・ヒロインの、辛い過去の境遇からは想像できないほどの、あっけらかんとした明るさと、ヒロインのびしょ濡れ下着姿を見ても眉ひとつ動かさない冷静なヒーロー。テンポのいい会話は読んでいて爽快。ドキッとする発言をするわりには純情なヒロインの、嫌味のない性格が好感度大で、ニヒルだけど、裏表なく、決めてほしいところでは確実に決めるヒーローの安定のカッコよさも素敵でした。間違いなく、下半期のベストです。
星夜とあなたに守られて
・待って、待って、待ってようやく読んだ一冊です。大好きなマヤ・バンクスというだけでも大興奮なのに、ヒロインが特殊能力者、ヒーローはとてつもなく裕福で、彼に連絡を取るのは、大統領に電話をかけようとするようなもの、とくればワクワクですが、さらにラブ・サスペンス、もう徹夜必至です。苦悩と後悔の先に愛はすべてを癒す、それを信じなければならない、とてもいいラストでした。394頁たっぷり堪能致しました。
・パラノーマル設定ですが、その非現実さが気にならない。というより、むしろ、そうだからこそ、ヒーローとヒロインが心通わせる過程に不自然さがありません。かなり重い展開続きの中で、深く胸に響く、とても素敵なロマンスに仕上がっていたのが印象に残りました。
子爵の理想の花嫁選び
・割り切った結婚なのに、口下手で不器用なヒーローが、花嫁に最善を尽くそうとして失敗続きなのが可愛く思えて素敵です。ヒーローの失敗を笑って許して機転を利かせるヒロインの恋を応援したくなります。
・ヒーローからは最初は冴えない女性に見えていたヒロインですが、話が進むにつれて、彼にとってはどんどん輝いていくように感じられるところがとてもよかったです。
・思いあう2人が、気を遣いすぎてすれちがい、葛藤する…グッときます。そして、サブキャラたちの笑えるアドバイスの数々が、楽しませてくれました。
公爵の愛しのシンデレラ
・普通のシンデレラストーリーと一味違って、ヒロインの生き方が不幸のオンパレードにもかかわらず前向きで魅力的です。ヒーローもヒロインを包み込むような優しさで、読んでいてキュンキュンしました。あっという間に読み切って読後も幸せな気分になりました。
・不幸なヒロインがただヒーローの助けを待つだけでなく、自分で解決していくのが、とても良かった。
・ヒロインの境遇が特殊でヒーローとの出会いが斬新。ハラハラドキドキの展開がジェットコースターの様に展開し、内容はお決まりのリージェンシーなのですがお互いの人間味がいっぱい出ていて飽きさせない。

この愛を諦め
・ジョーダンのヒーローはヒロインに対して横暴な振る舞いが多く、ヒロインは虐げられますが「未邦訳」につられて手に取りました。期待にたがわず、ヒロインは虐げられます。誤解という沼にはまり込みます。この王道ストーリーの中に見出すのがヒーローの愛。むかむかもやもやもどかしい中やっとハッピーエンドを迎えた時はほっとしました。
大富豪と愛を語る花
・読み終えた後の余韻が普通ではありませんでした。レベッカ・ウインターズの作品はどれも好きですが、今回のこの作品は素晴らしいと思いました。登場人物が皆魅力的で嫌な人物は出てきません。日々の暮らしの中で少し疲れた時には爽やかさが身体の細胞の隅々まで行き渡る、こういう物語を読むのが最高です。作者のあらゆる物事への造詣の深さもストーリーに厚みと奥行きをもたらしているのでしょう。とにかく素敵な作品でした。