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第389回
2013/1/10
 マツコ・デラックスは、魅力的な女装家である。あの風体と辛辣な発言が印象的だけど、内面の繊細さや身の程をわきまえた謙虚さがあるからこそ、これだけ人気があるんだろうなぁ。故ナンシー関に通じる魅力だ。そんなマツコの、レディコミでの連載をまとめたものがコチラ。
 マツコが読者からの人生相談に答えるんだけど、ボンクラな相談者には節度と信念の大切さを説き、セックスレスな相談者にはセックスを超えた夫婦愛を築いた方が良いとアドバイス。
「ネガティブな感情からくる『負けるもんか』という気持ちが、生きるための一番の原動力」って発言には共感しちゃいましたね。幸せと思えないからこそ、モチベーションが高まるってのも不思議な話ですが。
「涙して、それでも笑って、歯を食いしばっていかなきゃならないのが人生よ」って言葉には、彼女の人生観がぎゅっと詰まっているように思える。業が深い人生を歩んできただけに、味わい深いお言葉だ。
 あと、関係ないけどこのスタッフオススメ日記、今回で最終回となります。今までご愛読いただき、誠にありがとうございました。
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第388回
2012/12/27
 こんにちは宮崎です。先日久しぶりに焼肉に行ってきました。炭火で美味しくいただく焼肉とビール…たまりません(*´Д`)
 そのお店で毎回頼む「シビレ」っていうホルモンがこれまたうまいんですよ! 今日は自分みたいに焼肉LOVEな人におすすめの一冊をご紹介。
 焼肉だけでなく前菜・一品料理・焼肉・ホルモン・スープ・ご飯系・デザートなど焼肉屋にある全てのメニューについて事細かにアドバイスされています。
 また、美味しく食べる焼き方、選び方、食べる順序、店の選び方、マナーに加え焼肉の心得や席のポジショニングまでよくここまでこだわったもんだってくらいすごいです。
 この本の内容をマスターすればより一層美味しい焼肉が楽しめることは間違いないですが読んだ内容をあれこれ人に指図するのは控えましょう。美味しく食べる知識も大事ですが一番大切なのはみんなで楽しく食べる事です。
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第387回
2012/12/20
 こんにちは、スタッフの南です! 今回のお勧め本はこちら!
 パピレスではおなじみ、春乃れぃさんの私小説です。プロフィールを見るだけでも波瀾万丈の人生を歩んでいらっしゃる春乃れぃさんのエピソードの中でも、一番気になる「指名手配」のお話!
 しかも指名手配生活の始まりは、テレビドラマのように刑事が踏み込んでくるわけじゃありません。ある日実家に電話したら「指名手配されてるからさっさと自首しなさいね、じゃあ」なんてかる〜く言われちゃうんです。
 これじゃ信じろってほうが難しい……けど本当に指名手配されてたからさぁ大変!? もし今自分が指名手配されたら、もしかしたら同じことしちゃうかもしれない。
 そんなふうに思えるほど、大変だけど思わずくすっと笑っちゃうおかしな逃亡劇です。このほど完結編も出ましたので、ぜひ最後まで一気にお読みください♪
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第386回
2012/12/13
 こんにちは、堀内です。先日、裁判員裁判で審議に最長期間を要した判決が出たというニュースがありました。
 犯罪というとゴシップのような身辺情報が取り上げられがちですが、そもそも裁判では何を議論しているの?検察が用意する証拠って何?という疑問があります。
 きょうのおすすめ『最新 科学捜査がわかる本』は、あらゆる知見と最新技術を駆使して、犯人を突き止める証拠を導き出す「科学捜査」の実態をわかりやすく紹介しています。
 え?こんなものまで利用されているの?という驚きの現場検証の知られざる舞台裏です。
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第385回
2012/12/6
 ついに師走突入! 今年も残すところ一か月となりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。清水は新年に向けて新しい事を始めてみたいと思っている時にこの一冊に出会いました。
 この作品は倒産危機の企業に勤めている女性課長、道明美穂さんと、そんな倒産危機を打破すべく、銀行から派遣されたロボット取締役が会社の経営、株や不動産などの投資、はたまた彼氏との付き合いなどを会話方式で解説してくれている一冊となっております。
 自分に投資は関係ないと思っている方、これから投資を初めて見ようと思っている方、是非一度この本を読んで投資についての勉強に使ってみたり、そうでない方はリスクとリターンについて、考えてみてはいかがでしょうか?
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第384回
2012/11/29
 獣医師さんなら動物のことは何でも知っている、とこの本を読むまで思っていました。
 しかし大学の獣医学部では馬・牛・豚の生産動物と、ペットとして多い犬・猫くらいしか習わないそうです。
 作者で獣医師の田向健一先生は、病院に連れて来られた動物は何でも診ています。アリクイ、ミーアキャット、カワウソ、ワニ、ペンギン、コウモリ、金魚、アマガエル…「こんな動物まで!?(しかもペットとして飼ってる人がいるの!?)」と驚くその種類の数々…
 習っていないのに診察する。ということは、動物への愛情と、自主的な勉強と度胸が必要と言います。それは並大抵のことではないはずです。
「動物好き」と吹聴しながら昔、飼っていた金魚が次々と病気になっても、「縁日で掬ってきた金魚だから」と現実から逃げるような理由を付けて死ぬまで放っておいた自分が心底情けなくなりました。
「形は違えど、命に変わりはない」の信念を実行している先生と、「診てもらえるかは分からないけれど助けたい」一心で、珍獣を診察に連れてくる飼い主たちに、敬服せずにはいられません。
 動物たちの診察に来るまでの仰天エピソードは読み物としておもしろく、生態については知識もつき、また獣医師の現場もエッセイとして理解できる、とても読み応えのある動物への正真正銘の愛に溢れた1冊です。
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第383回
2012/11/22
サプリ
「CDが流れている 当時のSMAPは もう年下だ」…
 冒頭からものすごい共感してしまいました。広告代理店で働く30歳目前のOLが、7年間付き合っていた彼氏と別れたら、仕事しかすることがなくなった…というヤングレディース的にはよくありそうなお話なんですが、リアルです。
「ああはなりたくない」と思っていた、仕事に生きる40代独身女性を尊敬するようになる。「正攻法以外を身につけなさい そろそろそういう年齢よ」かっこいいです、ヒラノさん。
「“かわい気”は高等技術 老若男女問わず 使える人を選ぶ」ですよね…
「食器より調理器具の方が多くない? 洗い物」そうなんだよね…
 なんか話の内容自体や登場人物にも共感できるのですが、上の食器の話とか、マチが広くてポケットがたくさんあって便利なバックが欲しいとか、ちっちゃいどうでもいい所に、私的共感ポイントがたくさんあって、2巻に突入してからはもう一気読みでした。私、リアルな一人もん30目前女なもので…
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第382回
2012/11/15
 ついに映画も公開された『悪の教典』。ルックスも良くて爽やかで弁舌、そんな人気者の教師が実は狂気の殺人鬼だった――。
悪の教典
 予告編等で目にして、その内容に戦慄した人も多いのでは。私もまさにそんな一人で、怖いもの見たさでついつい原作の頁を開いてしまいました。
 この作品にぐいぐい引き込まれてしまう理由は、恐らく主人公の蓮実に最初は全く狂気を感じないところにあるのではないでしょうか。
 こんな先生が学生の頃いたら英語がもっと好きになれてたかな、と思うくらい良い先生なのに、読み進めるにつれてじわりと違和感を感じてくる。
 あれ、このヒトなんか変かも…。物語の中の生徒たちも、勘の良い子は途中で何かが変だと思うようになり、その真相を追いはじめる。
 じわじわと染み出すような狂気と、次第に明らかになる蓮実の過去。その違和感が確信に変わったとき、読者が目にするのは…。
 下巻からの怒涛の展開は必見です。
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第382回
2012/11/8
 映画化されるということなのですが、見に行くべきか行かざるべきか迷っております。部隊は忍城。歴史を紐解くと、上杉謙信や北条氏康の攻撃にも耐えているんですね。領主である成田氏の威徳というものでしょうか。
 この本の見どころは、成田長親の威徳によって功名心の塊と描かれる石田三成をぎゃふんと言わせる。これにつきます。
 では描かれる威徳の正体とは何か。穿った見方をすれば、欧米型マキャベリズムとアジア儒教的なリーダー像の比較検討であり、もっと言えばコミューン的な繋がりを理想とする「旧き善き日本」の姿を荒れた戦国の世に現出したかったのかもしれません。
「民は之に由らしむべし、之を知らしむべからず」
 人格が人格として活きていた時代の爽快な歴史小説です。映画も是非。
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第381回
2012/11/1
 爽やかな表紙に騙されて既に買ってしまった方はご愁傷様。一見、ほのぼの学園日常コメディを思わせる表紙・解説ですが、中身はこれ以上ないカオス。
 不審者が全裸で部室待機していたり、カエルの神様がメイド服を着たり、魔法少女が手からドロドロの粘液を放出したり、性転換したり…いわゆる「日常」とは程遠い世界が展開されます。
 また、漫研の話なので、即売会ネタや「ビキニ鎧っていうと80年代後半くらいスかね?」みたいな、濃い内容も。前回のオチをそのまま次回で継続する等、ギャグ漫画の「お約束」を無視する回もあり、色々とお遊び感満載。
 やや熟練者向けの感がありますが、これらを承知で読もうと思える方なら必ず楽しめます。
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第380回
2012/10/25
 こんにちは、野村です。今回オススメする作品はこちらです。
『五体不満足』で有名になった乙武洋匡さんと、書道家の武田早雲さんの対談本。ツイッター上で教育について意見を交わしているうちに、それを見ていた編集者の方の一声で1冊の本になったのが、この『だからこそできること』です。
 元々、僕は乙武さんの大ファンでツイッターもずっと見ていたので、本になった時は嬉しくなりました。ツイッターでも、かなり大胆な発言が多いことで有名なお二人ですが、本著でも時に真剣に、時にド下ネタを交え、教育界や震災を経た今の日本で、自分たちだからこそできることを語られています。
 ちなみに、乙武さんはバンドを組まれていて、ボーカルをやられているのですが、そのバンド名が“カウパーキング”(笑)。かっこいいです。
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第379回
2012/10/18
 先日「そうだ、京都に行こう!」と宿を調べたのですが、今は旅行サイトで簡単に予約が出来てしまいます。地域と予算を入力するとベストな物件が出てくるので、サクッと決めましたが……イマイチ面白味が無いですね。残念なオーラを漂わせつつ大阪のビジネスホテルに宿泊予定の毒島ですこんにちは。
 やはり日頃から「泊まってみたい面白い宿情報」を仕入れておくと良いのです。
 どんな宿が好きかは人それぞれですが、自分の場合は「えっ? これ宿泊施設なの?」とか「こんな場所にホテルが!?」みたいな、所謂「トンデモ系の宿」に惹かれるモノがあります。でもそういう切り口の紹介って、普通の旅行サイトとか雑誌ではやってくれないですよね。
 そんな宿情報を、この本は面白く紹介してくれます。著者の泉麻人氏は「東京の街」に詳しいコラムニストで、あの「出没!アド街ック天国」の初代コメンテーター。本書に限らず、この方の著作には「街」への愛情とユーモアが溢れていて、とても面白い。
 東京生まれで中高大と慶應通いな都会っ子の泉麻人氏、本書執筆のためにわざわざ掲載した宿(近所)へ宿泊しに行ってます。しかも泊まって、夜は街に飲みに行って、また戻ってくるという所まで実践。
 東京在住のワタクシも、読んでるとなぜか「旅をしている」気分になり、また(近所なのに)泊まってみたいと思わされてしまいました。
 ヘンな宿が好きな方、ぜひ読んでみてください。
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第378回
2012/10/11
 自分は温泉が大好きです。特に硫黄臭い温泉が好きで万座温泉とか蔵王温泉とか草津温泉とかたまんないっすね。温泉好きなら『秘湯』というワードにピクリと来る人が多いはず!
 誰にも教えたくない、知る人ぞ知る、観光地の喧騒から離れている、それでいて泉質が良い、そんな至れり尽くせりな温泉を想像しちゃいますよね。一度でいいから秘湯に浸かってみたい…なんて思っている風呂好きにおすすめなのがこの一冊。
風呂人
 ひ弱なライターが全国の秘湯中の秘湯を身体を張って見つけ出すという設定ですが、ここに出てくる温泉全て筆者が実際に入ったというからすごい。
 中には温泉とはいえないようなものまであるのに…。これ読んでると、一話読む→温泉名検索→実際に行った勇者のブログ発見→スゲーΣ(゜д゜;) →次の話を読むのループになります。
 中には検索しても出てこないようなものもあったりします。我こそはという人は現地へ行って泉質を確かめて来てください。自分にはハードル高すぎて無理っす。
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第377回
2012/10/4
 表紙を見て「犬がメインの感動ものかな」と思ったのですが、なんとこの犬ラグはロボット! しかもわりと不器用……病院に入院している子供たちを慰めるために訪れるも、振り回されてフリーズしちゃったり、ロボットとばれかけたりと、なかなかうまくいかない。
 しかし出来の悪い子ほどかわいい、という言葉もあるように、その不器用ぶりが可愛らしいです。いってしまえば「所詮」ロボット、その行動に感情が伴うはずもないのに、ただ無心に人に尽くすラグの姿に、最後はじーんと感動してしまいます。
 これはロボットにしかできない、という展開もあったりしますが、動物って一途で健気だなぁとしみじみする良作品です。ちょっと疲れて癒しが欲しいあなたにオススメ、ぜひ読んでみてください♪
 ちなみに私が昔飼ってたハムスターは、触ろうとするたびに力いっぱい歯を立ててきました。動物が皆優しいわけじゃないですね……それでも可愛がってましたが。
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第376回
2012/9/27
 こんにちは。堀内です。いよいよ読書の秋到来…ということで、本日のおすすめはコチラ!
 おそろしく物語にしづらそうなテーマを選んだものです。まずはそのチャレンジ精神にあっぱれを送りたいです。しかもなかなか面白い。読ませる。
 知らずに出会っていたら面白かったであろう小説も、授業の教材になるととたんにつまらなくなってしまう……その逆をいっているのがこの作品のようです。小難しそうな試験問題も、物語になっていると面白みがある。するするとページが進んでしまいます。
「人生では読解力が大切」という著者のメッセージが、分かりやすく説得力のあるエピソードで描かれています。
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第375回
2012/9/20
 こんにちは、今年があと3ヶ月で終わるという実感が全くない男、清水です。時が過ぎるのはあっという間ですね。今回清水がオススメする本はコチラ!
 2万の大群率いる豊臣軍に対して、わずか500人でケンカを売った「でくのぼう」の運命やいかに!?
 2010年10月11日に紙書籍化された本書ですが、今年、2012年11月2日に映画公開が決定しました! 早いもので紙書籍からされてから既に2年が経過しておりますが、今読んでも楽しめる作品に仕上がっております。
 映画公開前に原作を抑えてみてはいがかでしょうか?
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第374回
2012/9/13
 かわいくて賢いイルカを食べる。かわいくて賢い犬を食べる。かわいいかわいいモルモットを食べる。わたくし安田が愛らしくてしょうがない鳩を食べる。…いろんな国でいろんな生き物が食されている現実があります。
 お肉はほぼ牛・豚・鶏しか食さない日本の都心の日常において忘れがち且つあまり考えたくない、そんな現実を勢いよくつきつけてくれるこちらの一冊。
 ストレートで迫力と勢いがありどこか滑稽なタイトルと表紙です。期待を裏切らず中身も迫力と勢いがあり滑稽です。毒があるけれどさらりとした言い回しが痛快で、どんな生き物がどこでどんな人にどんな食べ方をされているのかただ知るだけではなく、読み物としても楽しめます。
 思わず顔をしかめたくなるような生き物、その部位、その食し方。愛玩動物だろうが野獣だろうが、ご馳走として嬉しそうに食す人たちがいる現実を語られるとなにを食べるのが当たり前・食べないのが当たり前かなんて括れませんね。
「体に入れても害が無くたくさん数が生存していて味として悪くないならすべて食べもの(人以外)」なのかもしれない…と思えてきます。
 ガラス、鉄、石…何でも食べる鳥までいるらしいので(「こんなトンデモ生物が実在する」)特に人や他の生き物と地球に迷惑さえかけていなく、本人さえよければ何を食べようと他人は口出しできないのが食の世界なのかもしれません。
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第372回
2012/8/30
 こんにちは、菊池です。今の中高生に「スケバン」と言っても、ひょっとしたらピンとこない人もいるかもしれません。
 足首まで届きそうなロングスカートが特徴の、2000年頃にはコギャルの流行に押されて絶滅していった不良少女たち。そんな彼らが主役の少女漫画です。
 私は小学生の頃にこの作品に出会ったのですが、主人公あすかのカッコよさに衝撃を覚えました。誰に対してもそっけなくて、でも気迫に満ちていて。なにより喧嘩が強い。
 組織が複雑すぎて正直人間関係が把握しきれなかったりするんですが、カッコいい戦闘シーンを見てるだけでワクワクしてくるので是非読んでみてください。
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第371回
2012/8/23
 人が死を迎える時間が正確にわかってしまう不思議な能力「時限時計(カウントダウン)」を持つ高校2年生・小野田暁が、「理想の死に方」をプロデュースするという会社で働くことになり…。
 ファンタジーな作品ですが、死期が分かる、以外に特殊な能力はありません。(少なくとも一巻の時点では)死を回避することはできないのです。故に、主人公の暁君は「死」や「運命」というテーマについてひたすらに悩み、自分にできることを模索する、そんな漫画です。
 ただ、重いテーマを扱っている割には明るい。遠藤海成先生独特の、ハイセンスで頭のネジがぶっ飛んでるキャラばかりなので、日常はほとんどコメディです。まぁ、その分お仕事に関しては暗くなるわけですが…その辺のギャップもたまらんです。軽い気持ちで重いテーマを読みたい時(どんな時だ?)にオススメ。
 余談ですが、遠藤海成先生は食物ネタがお好きですね。『まりあ†ほりっく』では煮凝りを初めとする魚介類ネタで攻めてきましたが、今回は「のどごしヌルルルン☆」なプリンや「ハバネロ八ッ橋大福」が登場。先生のファンならば「相変わらずだな!」とニヤニヤできます。
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第370回
2012/8/16
 こんにちは、野村です。今回オススメする作品は「大王」です。
大王
 僕は、好きな漫画家さんのベスト3に挙げる程の黒田硫黄ファンです。黒田作品は、アニメ映画の「茄子〜アンダルシアの夏〜」を観て、その原作を読んでみてハマりました。
 筆をメインとした独特のタッチ、躍動感溢れる大胆なコマ割り。しかしそのストーリーは、切なくて寂寥感に満ちている…。「大王」は彼のそんな魅力がつまった短編集です。
 中でも僕のオススメは「象夏」という作品。アパートに住む女の子の隣の部屋にいきなり象が住み着く、というお話です。
 ちなみに長編であれば、「セクシーボイスアンドロボ」が好きです。松山ケンイチさんの初主演でドラマにもなりましたね。
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第369回
2012/8/9
 ただでさえ古代史の謎にワクワクするのに、それがおとぎ話と関連するとなると読まずにはいられない。
 おとぎ話と蘇我家(大化の改新で有名な入鹿の家)が関連していて、そこに大正義藤原家が関わっているという陰謀じみた話。
 眉唾と思いきや、そもそも日本書紀の編纂者に藤原の不比等がいる時点で、藤原家に都合よく歴史書が改変された気配がある。
 24史を紐解けば、基本的に前政権の末期の権力者は悪鬼羅刹のごとき人物となる。それは現政権の正当性を高めるためのものであり、歴史書にはそういう側面もあるのも事実。興味がつきませんなあ…
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第368回
2012/8/2
 こんにちは。毒島です。
『ダークナイト ライジング』を観に行ったら、『ホビット 思いがけない冒険』の予告編が流れました。凄い映像でした。12月公開だそうです。それまでに『ロード・オブ・ザ・リング』3部作復習しておきたいですね。
 色んな意味で大丈夫なんですかねぇ……と、読む前から期待と不安が綯い交ぜになる感があります。だって、lorパロディで妹モノですよ。
 元ネタの「指輪」は“「ハメたい」という欲望で所有者を悩まし続け、持つものを堕落させ、ついには「所有者を支配する」”存在。更に、lor主役キャラはその……そっち方面の疑惑も濃厚にアッー!る訳で……かなり面倒くさい修羅場モノなのでは!?(迫真)
 と無駄に妄想を膨らませてから読みましたが、良い意味で期待を裏切られました。lorその他作品のパロディをふんだんに盛り込みつつ、危険な方向には走らず、妹萌えラノベとしてキッチリ仕上がってます。
 ブラコン妹の破壊力が凄いですね。とてもカワイイ。やばい。個人的には「オールタイムベスト妹」へ加える事を検討したい。ブラコン妹がとても可愛いと熱弁する31歳男性、という事実を客観的に見つめてしまい死にたい。
 とりあえず夏コミ終わるまでは生きようと思います。
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第367回
2012/7/26
 こんにちは宮崎です。すっかり夏ですね、暑いですね。うっかり冷房つけたままウトウトしてしまい喉が調子が悪いです。節電しないといけないのに…。夏ということで今回はホラーな感じの本を紹介したいと思います。
 ホラーというよりサスペンスの方が正しいのかもしれませんが、本当に怖いのは幽霊より人間だと思うので宮崎好みでこちらにしてみました。ある日、「王様」を名乗る人物から不可解な命令が記されたメールが届く。
 最初はごく簡単な命令だった。しかし命令は次第にエスカレートしていく。命令への非服従は「死」という名の「罰」に直結する、命がけの「王様ゲーム」が今、始まった!!という昔流行ったバトルロワイヤルって本を思い出させるような内容です。
 生徒同士で王様ゲームを通じた間接的な殺人が繰り広げられるわけですが、舞台やメールを使った命令の内容などからするとこちらの方がリアルかつエグイといえるでしょう。
 メールの送り主の【王様】はいったい誰なのか? 最後に生き残るのは誰なのか? 自分はまだ最後まで読んでないので結末が気になります…。
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第366回
2012/7/19
 こんにちは、野村です。皆さんは、死刑制度について考えたことがありますか? 今回紹介するのは、看守と死刑囚との心の交流を描いたこちらの作品。
 この作品は死刑制度や死刑囚をテーマとした作品ですが、死刑を美化したり、撤廃を高々に叫ぶようなプロパガンダ作品ではありません。ただただ主人公が、困難にぶち当たり思い悩んでいきます。
 そして作品を読んでいくごとに読者も「死刑ってなんなんだ?」とモリの中に迷いこんでいきます。作者自身、連載を始める前に死刑に関する本を貪るように読んだそうですが、結局答えは出なかったと語っています。
 作者の郷田マモラさんは、この作品もそうですが、監察医の話「きらきらひかる」など、下手をすれば説教くさく堅苦しい作品になりそうな題材を、エンターテイメントである漫画として見事に昇華しています(ちなみに上記2作品はドラマ化もされてます)。
 その要因として練りこまれたストーリーは勿論ですが、その独特な画風があげられるでしょう。好みが分かれると言われますが、僕は優しくて好きな絵です。
 そしてもう一つが、舞台が大阪であること。登場人物はみな関西弁を話し、会話はテンポが良いです。シリアスな場面でも重くなりすぎません。また、グロテスクな描写もそこまでないのでとっつきやすいです。
 一度読み始めたら最後、郷田作品の不思議な魅力にハマると思いますよ。
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第365回
2012/7/12
 こんにちは、南です。今週のオススメはこちら!!
 ガールズラブというジャンルに普段なじみがないので、今回初めて手に取ってみましたが、……面白い! 女性が女性を好きになるという題材ですが、百合百合しているわけではなく(笑)人が人を思う過程をじっくりじっくり描いている良作です。
 なぜ同性を好きになってしまったのか、もしバレたら友達でもいられなくなる……そんな不安を抱えながら、少しずつ縮まっていく二人の距離が、じれったくもほほえましいです。
 彼女たちの周囲の人々も、時に煽り、時に拒絶し、時に受け入れながら、温かく二人を見守っているのが気持ちいい。
 著者のいけだたかしさんはいつも優しいお話を描かれる方なので、ファンはもちろん、ガールズラブってちょっと……と思ってる方にもぜひ読んでいただきたいです。最終巻は、実に「彼女たちらしい」終わり方で爽やかですよ♪
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第364回
2012/7/5
 こんにちは。堀内です。
 【東大経済学部卒】×【20年の無職生活】=【すごい節約術】という驚異の方程式ができちゃいました。
 年間100万円の予算で豊かな暮らしを楽しんでいる山崎さん。「料理が趣味」という山崎さんは、いかに安く美味いものをつくるかをテーマに日々研究をしています。
 50種類以上のスパイスや自家製ハーブを駆使して、手料理とは思えない豪華な飲み会を開いてしまう! しかも予算は一人当たり1000円以下。はっきり言ってうらやましいです。
 暮らし方を整えればここまで行けるんだ、という驚きの一冊です。
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第363回
2012/6/28
 こんにちは、7月に渋谷で行われるパーティーにバンド出演する事になりました清水です。
 バンドマンって何となく格好良いイメージがあって、自分もギターやってたらモテるんじゃなかろうかという考えから始めましたがそんな事はありませんでした。まさに『※ただしイケメンに限る』ってやつです。
 とはいえ、バンド活動は楽しくやってるので、これからもリーダーである親父が倒れない限り続けていこうと思います。
 そんな清水が今回オススメする一冊はコチラ!
 締まったカラダ作りから肌や髪・体毛の手入れ、防臭、着こなしまで、簡単にできる男磨き本となっております。世の男性陣の皆さま、この本を参考に、清水と一緒にサワヤカイケメンを目指してみませんか!?
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第362回
2012/6/21
ねこじま
 宮城県三陸海岸南に浮かぶ「田代島」は人口よりも猫の数が多いので通称「猫島」と呼ばれています。その島の猫たちを撮った写真集を今回おすすめします。
 写真家は名立たる写真賞を受賞したフリーカメラマンの「関由香」さんです。柔らかい光と鮮やかだけど淡い色味が心地良いです。カメラマンの島を見渡す優しい眼差しと猫を愛する気持ちがそのまま1枚1枚にじっくりゆっくりと描写されたかのようです。
 猫たちの日常の一瞬はどれもとてもコミカルですが、哀愁も含まれていて、眺めていると口元が緩み、同時に涙腺まで緩んでしまいます。猫たちはみな毛並が良い訳でもなく、体も華奢です。
 それ故に「生」を感じさせ、猫同士の仲の良さ、親子愛、島の人との交流、どのシーンも温かい物語があっただろうことを想像させてくれます。
 綺麗な部屋で飼われている毛並の良い猫の写真も良いですが、それとは反対に位置するであろう写真集の美しさはまた別格です。震災後の現在、島は復興を目指しつつ、猫たちも元気に暮らしているそうです。
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第361回
2012/6/14
 診察室のドアを開けて、医者に「いらっしゃ〜い」と迎えられたら、あなたならどうしますか? 私、うっかり座っちゃうと思います。この変な医者の前に。
 患者を「いらっしゃ〜い」と迎え、並外れた好奇心で、患者の私生活に土足でどかどかと踏込み、やりたい放題のトンデモ精神科医・伊良部。サーカス団員の患者が来れば、自分も空中ブランコをやるとダダをこね、作家が現れれば、自分が書いた小説を出版してくれとダダをこねる。が、彼に巻き込まれているうちに患者の悩みはいつの間にか解決している。
 読んでいるうちに、患者と一緒に私まで伊良部ワールドに巻き込まれてしまった感じです。随所随所ではさまれる伊良部のビジュアル描写に、いやいやないでしょ、と現実に引き戻されるのに、伊良部のぶっとびぶりに巻き込まれ、またまた伊良部ワールドに逆戻り。
 そして実は伊良部は精神科医としては名医なんじゃないだろうか? ふざけているくせに、医学の知識はちゃんとあるし、いつの間にか患者の心の病は治ってるし、実はわざとなのか...? まだまだ伊良部ワールド深そうです。
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第359回
2012/5/31
信長
 苛烈にして果断。その視線の先にあるのは天下。判で押したような信長像をさらに一歩先に行く、神に近い存在。まさにチート。思慮の深さは、光秀、秀吉の遥か先を行く。
 こんなの信長じゃないなんて言う人がいるが、ならば問おう。お前は信長に会ったことがあるのかと。
 つーか、なんでしょうねえ。何となく信長と北斗のラオウがかぶるんですよね。『わが生涯に一片の悔いなし!!』的なところとか『ならば神とも戦うまで!!』とか。あーわたしだけですか。そうですか。
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第358回
2012/5/24
 まるで海外映画を見ているようだ。
 それが第一印象。外国が舞台だからなんて単純な理由ではなくて、ストーリー展開や間の取り方、会話等が全て映画のワンシーンを思わせる、実に美しい作品集です。
 絵に恋をした絵画修復師、妻と離婚して週一でしか子供に会えない男、スペインの場末の酒場で踊るダンサー、公園で数十年友人を待ち続ける老人……こういった秘めた情熱的な、ドラマティックな設定を作品に組み込むのがまさに神業。
 キャラクターはみな人間臭い…というか泥臭いというか、綺麗なだけじゃないのがまた良い。おっさんや老人キャラが多めなのも特徴で、皆年相応の人間になっているから味がある。全体的にとてもレベルの高い作品なので、漫画好きなら読んで損はない一冊。
 一応BL扱いになってますが、エロい描写などはほぼ皆無なので気にしなくて大丈夫です。
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パピレススタッフ


第356回
2012/5/10
 こんにちは宮崎です。
 バナナ売り切れ現象を巻き起こすほど話題になったあの朝バナナダイエットの本家本元。話は知っているけど、ちゃんと読んだことない人は多いのではないでしょうか。もしかして「朝、バナナを食べるだけ」って思ってません? フフフ…。
 大ブーム時にはバナナが売り切れるほどだったけど、今は普通に買えるようです。つまりそれだけ始めてみたけど続かなかった人がいるはず! 本の中には続けるコツや効果を上げる方法も載ってますし、ココは一つ正しい知識で再チャレンジしてみてはどうでしょうか。
 もちろん向き不向きもあると思いますので無理は良くないと思いますが、パピレスには美容・ダイエット本が多数ありますのでこちらも参考にしてみてください。
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パピレススタッフ


第355回
2012/5/2
 こんにちは、南です。今回オススメする作品はコチラ!
 戦国時代、影の者として生きる山吹家に代々伝わる妖刀「水罔(みずは)」に選ばれたのは、兄の蓮条ではなく、妹の絹だった…。
 私はにわか歴史もの好きなので、よく戦国ものを読みます。こちらは影の者の家に生まれた絹の数奇な運命を描き出す力作。
 もともと同人誌なのでちょっと独特の絵柄ですが、戦闘シーンの迫力や、ほのぼのしたシーンなど、緩急をつけて上手く展開していくので大変面白いです。
 はじめは小さかった絹が徐々に大人の女性になっていき、恋を知り……やがてその結末には、鬼気迫るほどの美しささえ感じさせます。
 現代とは違い、男も女も思うように生きられなかった時代。その中でも懸命に生きる人々の生きざまをぜひご覧ください。ちなみに、ちっちゃい絹はころころしてて、抱き締めたくなる可愛さです……!
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第354回
2012/4/26
 どうも、堀内です。今日ご紹介するのはこちら。
 パピレスでも人気の高いホラー作家・梅津さんの作品です。新薬の治験アルバイトで南の孤島を訪れた7人の男女。額に逆三角形のプレートを貼られた参加者の前には、人数分の箱と主催者からのメッセージがあります。
『そのコントローラーには「人間の行動を操作する機能」があります』
 半信半疑でコントローラーのボタンを押したところ……
 自分の考えとは無関係に「自発的な行動」をおこしてしまう、という恐怖感。自分のいまの感情がほんとうに自分のものなのか、操られているものなのか。
 ブラックボックスのコントローラーと、突如始まる賞金一億円のサバイバルゲームという設定が、ストーリーの緊迫感を倍増させています。
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パピレススタッフ


第352回
2012/4/12
 小学生が子供を産むという、大変重くショッキングなテーマの漫画です。イマドキだけれども性の何たるかを知っているどころか初恋もまだの小学生が幼馴染の同級生男子と子供の時のノリのままに遊んでいて…妊娠。
 けれど作品に漂う空気は、重くはありません。だからといって子供が出産することを軽く扱っている訳でもありません。よからぬ想像をしたなら裏切られます。
 難しいテーマの扱い加減がとても良い塩梅で、現実味があるのか無いのかヘタしたら物語に入り込め無さそうな危うさをギリギリで保ちつつ、引き込んでくれます。
 望まぬ妊娠をしても小学生なので現実感がわかず、悲観せず、親にも先生にも言わず、ただ純粋に赤ちゃんがお腹にいる、守らなきゃと日々を暮らします。具体的に「どう産む」「その後どうなる」等深く考えもしない。
 このあたりの小学生の単純で短絡的な思考には共感がなかなかできません。けれどなぜ、親や先生に言えずに出産に至るのか。その背景が丁寧に描かれています。
 小学生女子同士の脆い友情や学級崩壊、身近な大人が繰り広げる残酷なエピソードが織り交ぜてあり、このあたりの現実でもありそうなことを読んでいるうちに知らず知らずに、主人公と心情が同調されます。
 そして心情は言葉での説明に頼っていないのがこの漫画の凄みです。しっかりと話の流れと表情と間で表現されています。そしてやはり出産はどうなるのかが作品の最大の楽しみとして保ち進んでくれるので、安心して読み続けられます。
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第351回
2012/4/5
 今回は、私の大好きな脚本家・岡田惠和さん原作作品をご紹介。漫画は韓国の人気作家さんが手掛けているちょっと異色の作品です。
 刑務所を出所して行く宛のない女性が、「楽園」というカフェのパンフレットに惹かれて辺鄙な島に足を運び、好奇の目を向けられながらも居場所をみつけていく、という王道人間ドラマです。
 ストーリー展開は王道ですが、ひとつひとつのセリフ、言葉がとてもリアルで響きます。「この世に楽園なんてありゃしないのに」なんだかやけに印象に残ってます。身につまされるセリフだったんでしょうか、私的に…
 岡田惠和さんの名前と、表紙のきれいな絵に惹かれて読み始めたのですが、期待を裏切らない作品でした。岡田さんの作品にはいつも「あったかさ」が流れているので、読んでいてなんだか「あったかい」気持ちになれます。
 韓国の漫画なので、なじみがないかもしれませんが、絵柄はとてもきれいで違和感なく読めますのでぜひ読んでみてください。人間描写はやけにリアルな気もしますが…
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パピレススタッフ


第350回
2012/3/29
 こんにちは、菊池です。今回はBL小説のご紹介になります。昨年末発表された「このBLがやばい!2012年腐女子版」(宙出版)の小説部門において、2年連続1位獲得という圧倒的な支持を得ているシリーズがこちら。
 既読の方には「今更なによ、ふんっ」と笑われてしまいそうですが、まだ読んでいないという方には是非お勧めしたい作品であります。
 主人公の芽吹は元検事で元弁護士という経歴を持つ「交渉人」(←トラブルを抱えた人からの依頼を受け、ストーカーや結婚詐欺師と交渉し問題を解決する)。そんな彼の元に、高校時代の後輩でありヤクザの若頭でもある兵頭というキャラクターが絡んできて…というお話です。
 2人の漫才のようなやり取りも面白いのですが、「騙したと思っている側が実はハメられていた」という主人公の鮮やかな交渉術に思わず唸ってしまうこと請け合い。
 次第に彼らの過去なども明らかになり、気がつくと徹夜してでも読み進めてしまうので注意が必要です。。。
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第349回
2012/3/22
 近年、社内ニートという言葉が流行っているそうですが、その最右翼にいるオスカルです。仕事をしているフリだけが上手になっていくという……だめですねえ。そんな私のための一冊。
 古今東西のすごい人たちの逸話や考え方をまとめた本。というか日本ってのは、トップに立つには相当タフじゃないとダメっぽいかんじですよね。起業するにせよ、出世するにせよ、超人的な人間じゃないと這い上がれない。
 しかしそういう超人が多数いるはずの日本に、ジョブスは現れないという不思議。ま、会社的にはジョブスが何人もいてもこまるでしょうけどね。
 サラリーマン的なトップになるには、この本はうってつけです。「まねるは学ぶ」という言葉があるように、ここに出てくる人たちのようなマインドを実践してみてはいかがでしょうか。
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第348回
2012/3/15
「貧乏学生の柳田くんが偶然拾った人型ペット、子狸のポコ。通常半年くらいでオトナに成長する人型ペットとのスィートライフを夢見る柳田くんだが…?」
 はい、基本設定がいかにも「これエロ漫画じゃね?」と言いたくなるような愛玩生物と柳田くんの日々を綴ったコメディです。
 この作品を一言で言い表しますと「ポコたん可愛いよハァハァ」です。
 引いた人はちょっと待ってほしい。一応青年漫画なのでお色気シーンっぽいものもあったりしますが、「ハァハァ」するのは決してそこではない。「小さくてかわいい生き物」に対する萌えです。
 おバカで失敗ばかりで食いしん坊でどうしようもないポコが、実に可愛らしいんです。ポンと張ったおなかのふくらみとか、フサフサしたしっぽとか…さわさわしたくてたまりません。
 ちょっと癒されたい気分の時にぜひどうぞ。癒しを通り越して、悶絶するほどの萌えを味わえます。
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第347回
2012/3/8
 こんにちは。毒島です。
 先日、なぜか一晩中会議室に監禁されて漫画30冊の読書を強いられました。厚い本ばかり読まされた為、今は薄い本の即売会に行きたい発作に悩まされています。ptsdの疑いがありますね。訴訟起こすべきなのでは。
 常識として知っておきたいかどうかは別として、戦前〜昭和末期までの大小さまざまな「時代を代表する事件」が掲載されています。予めご覚悟頂きたいのですが、これは大変な時間泥棒本です。
 この本自体は各事件の「さわり」だけ書かれてるので、直ぐに読み終わってしまいます。しかし、これを「ネットに繋がっている機器」から読むというのが落とし穴なのです。
 【事件について読む ⇒ よく知りたいのでwikipedia読む ⇒ リンクしてる関連文書読む ⇒ 考察してるページ探す ⇒ 関連する別のwikipedia頁に行く ⇒ 繰り返し ←3時間経過】
 尚、下山事件とか西山事件は3時間どころか30時間コースなので注意しましょう。
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第346回
2012/3/1
 先日「ゲーセンで出会った不思議な子の話」という2ちゃんスレッド(まとめ)を電車の中で開いてしまい、うっかり涙してしまった宮崎です(^^;
 あのおっさん会社で辛いことでもあったのかなと思われてたかも…。見てない人は是非とも検索してみてください。とても泣けます…。今回は流れ的にこちらの本を紹介したいと思います。
 2ちゃんねるってかなり特徴的な掲示板なので好き嫌いはあるとは思いますが、中にはこんなに泣けたり心温まる内容も書き込まれているんです。普段あたりまえのように生活することがいかに幸せで誰に感謝しなければいけないのか、ハッと気づかされたりします。
 たまには泣くのも健康にも心にも良いみたいなので身体のケアとして一冊いかがでしょうか。
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第345回
2012/2/23
 こんにちは、南です。今回オススメする作品はコチラ!
 美術部のつるた部長の趣味?は妄想。教室で普通に話をしていたはずなのに、なぜか男子に「裸になれ」と言われ、制服を……という妄想をしょっぱなから展開してくれる、メガネのどじっこちゃんです。
 なんでそうなる!?と思わずツッコミをいれたくなるほど、しょっちゅう妄想にふけっていて、部長なのに絵の技術はイマイチ……だったりしますが、一度自分の書きたいものを見つけたら、周りが見えなくなるほど生き生きと楽しげに絵を描く姿が、とても輝いていて綺麗なんです!
 憧れの瀬戸君を前にしてもしょっちゅう妄想してしまってアレコレ失敗してしまいますけど、あるトラウマを持つ瀬戸君が彼女によって少しずつ変わっていくのが清々しくて、早くくっつけ!早く!とはやし立てたくなります(笑)
 そんなわけで妄想がテーマになっていますが、美術の話もたくさん出てくるので、アート系の方にもオススメのラブコメ作品です。ぜひ手に取ってみてください♪
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第344回
2012/2/16
 こんにちは、堀内です。最近、上野の国立科学博物館がブームです。とくに生き物系が面白い。
 大型哺乳類のはく製、進化の系統樹を美しく立体的にディスプレイした標本ケース、目にすることが少ない寄生虫や菌類。そして恐竜。海・森・地下・砂漠…さまざまな環境で生きる動植物がリアルに展示されています。
 その魅力を本で表すなら…これ!
 たとえば磁気の方角にむかって移動する習性のある細菌とか。なんでこんなかたちをしているのか? なんでこんな暮らし方をしているのか?
 面白い生き方をしているやつらがいっぱいいるんだなぁと、頭が柔らかくなる一冊です。
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第343回
2012/2/9
 人生初の部分縮毛にチャレンジしたところ、2週間で元に戻った清水です。初めはこういうもんなんですかね。
 最近、平均年収という言葉を覚え、収入に関する話に興味津々です。ちなみに平成22年、つまり一昨年の『サラリーマンの平均年収は412万円』だそうです。自分は結構離れております。
 同年代の平均年収と比較してもみましたが、『…あー。』という結果になりました。残念。もっと頑張って仕事して評価を上げろって事ですね。
 なにはともあれ今回オススメする本はコチラ!
 給料の決まり方から明細の項目解説、色々な職業の方の給与明細、その他オトクな情報も詰め込まれた一冊となっております。
 自分の給与明細をじっくり確認するもよし、他業種の給料について参考にするもよし、余計な出費を抑える参考にしても良しの一冊となっております。
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第342回
2012/2/2
「自分はなんてだらしがないのだろう」「自分ってすごく性格悪い」「自分の人生は意味の無い日々」なんて自己否定をしていたら、こちらの作者の本をおすすめします。
世界音痴
 自己啓発本ではないです。むしろ作者が自己啓発本を読みまくって素敵な人になろうとしている、どうしようもない人のエッセイです。作者はこのエッセイ発表時、サラリーマンしながら歌人をしていました。
 39歳、独身、親と同居のひとりっ子。海外旅行経験無し、手術経験無し、独り暮らし経験無し、洗濯・料理経験無し・しゃぶしゃぶ食べたこと無し…人生経験が人より少ないです。夜中に暗い部屋のベッドの中で菓子パンを食べ、ネットで昔の恋人の名前を検索。人生の経験値を上げる気なぞさらさらありません。
 知人が結婚した話を聞けば不幸を願い、離婚した話を聞けば明るい気持ちになる。心根が腐っています。会社の飲み会では自然にみんなの輪に入れません。社交性ゼロです。どうしようもない人ですが、それを自分で自覚しています。が、嘆きません。開き直りもしていません。自己啓発本を読み漁っても素敵な人になれないこともわかっています。
 救いようのない人間なのになぜか憎めないのは、客観的に自分を見て自分の非を全て受け入れてる潔さでしょうか。たくさんの自分の非も全て自覚できれば清廉されたもののようです。そして読み手の自覚している非も作者がまとめて引き受けてくれます。心根は腐っていても懐は少し大きいみたいです。少し素敵な未来を願っている人です。穂村弘、不思議な人です。
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第341回
2012/1/26
 新潟・山古志に住む聴覚障害を持つ美音と、東京・浅草の老舗船宿の若き船頭・丸が運命的に出会い、恋に落ちる。けれど、美音は地元の幼馴染とすでに結婚が決まっていて…という王道少女漫画です。
 普段はあまりラブストーリー的な話は読まないのですが、「花嫁の父」というサブタイトルに惹かれて読み始めてしまいました…。最近友達が結婚して、お父さんが反対していた話をいろいろ聞いたばかりだったので。お父さん、バックに「花嫁の父」っていう看板背負ってました。
 二人の運命的な出会いとか、丸が素敵だとか、女子的キュンポイントはいろいろあるのでしょうが、私的にはやっぱり「花嫁の父」の今後の心境の変化が一番気になるところです。
 目の届く地元で、まじめに稼いでいる男に嫁いでもらいたい…。「わかる、わかるよお父さん!!」と相槌をうってしまいました。私、娘の立場のはずなのに…。
 丸はどうやってお父さんを説得するのか、そしてお父さんの心境がどう変化するのか、今後の展開がとても楽しみな作品です。
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パピレススタッフ


第340回
2012/1/19
 国とか都道府県とか台所用品とか、もう色々なものが擬人化されているわけでして。ちょっとやそっとで驚いたりしないんだからっ!
 …と少し前まで思ってました。ごめんなさい。いやー、まだまだ色んなネタがありますね。クレーンゲームの擬人化なんてものがありましたよ。しかも萌え系の女の子。ガラスケースの中に女の子が入ってるって、なんかアブノーマルな感じがするのは私だけでしょうか…。
 しかも、自ら「掴んだ景品を落としちゃうポロリ機能、お客さんを誘惑しておびき寄せる集客機能、自分で歌えるbgm機能搭載! すごい!! すごすぎますよ!?」ってドヤ顔でアピールしちゃうんです。可愛いすぎます。もうプレイするしかない!
 途中から双子とかツンデレとか属性の違う子たちも出てきますので、是非最後まで読んでプレイする台を選んでやってください(笑)
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第339回
2012/1/12
 なんと素晴らしい本であろうか! こういう本を待っていたといっても過言でない。私、美人が好きですが、特に外国人美女は大好物でございます。コインランドリーにいた金髪碧眼の美女を拝みに行くことばかり考えていた幼稚園児の頃。以来、どうすれば外国人美女と仲良くなれるのかを苦心惨憺してきたわけでございます。
 色んな出会いのケースを、本人のコメントつきで紹介しております。ただしイケメンに限る…かと思いきや、40代男性の例もありまして、今後の人生にほのかな希望を見いだせる構成になっております。
 どのケースにも共通して言えることは、外人に対して臆病にならないということでしょうか。私は美女が相手だと、緊張してしまいシドロモドロになってしまうんです。もう目をみて話せない。胸ばかり見ている。ところが、不思議なことに、会社の同僚や、嫁が相手だとまったく緊張しない。これいかに。
 外国人美女と仲良くなる前に、そもそも美女との出会いが欲しい、というお話でした。ともあれ、備えあれば憂いなし。道端で、迷子になっている外人美女がいたらさりげなくアピールする勇気がもらえるかもしれませんよ。
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第338回
2012/1/5
 いや、大丈夫じゃないね。たぶん独りで死ぬな、私。でも、最近は孤立死する人も増えてるし。珍しいことじゃないでしょ。そんな気持ちで本書を読んでみたけど、結構エグいな、孤立死。夏場は三日もすると死臭が漂い、蛆が湧き、室内にはハエが大量発生。腐乱が引き起こす周辺の迷惑は、駆けつけた遺族へと向けられる……。
 うあー、きっついなぁ。避けたいなぁ、孤立死。そうならないために著者が大切だと説いているのが、「人と人との縁」。そうそう、縁といえばこの前、伊勢丹で買物してたら数ヶ月後に辞める予定の店員さんに話しかけられたんよ。
「四年ここにいて名前も存じ上げているのですが、こうして接客させていただくのは初めてなんです」って言われて「そういう縁ってありますよねぇ」って10分ぐらい雑談しちゃって。最後は「結局人生タイミングですよねー。アハハハハハ」ってお互い笑い合っちゃって。
 あれ、何の話だっけ。あぁ、孤立死か。まぁ、どういう風に死ぬかなんて分からんよ。だから、それまで一瞬一瞬を「清く・正しく・美しく」生きてから逝きたいな、宝塚ファンとしては。
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第337回
2011/12/28
 この作品の一番の特徴は、ヒロインにあります。具体的に記載しますと
名前:眼球抉子(がんきゅうえぐりこ)
年齢:1000強
武器:スプーン
攻撃方法:眼球をえぐる
決め台詞:「眼球えぐっちゃうぞ」
 なんと斬新なヒロイン! インパクトは抜群です。一気に引き込まれます。話のテンポが非常に良く、メインシナリオは暗く重く血みどろ。日常パートでは明るいコメディになっており、この落差が実にいい味だしてます。
 また、注目すべきはもう一人のヒロイン。薄幸の女子高生・鈴音は上記の「眼球抉子」と実に百合々々しい雰囲気を醸し出してくれます。ヒーローもいるはずなのに、そっちのけで、女の子二人でラブラブしてます(半分は僕の妄想ですが)。
「戦う美少女」と「女の子同士の熱〜い友情」。この二つが好きな方には間違いなく楽しんでもらえる一冊です。
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パピレススタッフ


第336回
2011/12/22
 こんにちは。毒島です。
 2011年も残すところ1週間です。読み残しのマンガや小説を読んだりコミケの準備をしたり、中山大障害の予想したり有馬記念の予想したり東京大賞典の予想したりと大変忙しいですね。この忙しさに対応するため企業は一律12月15日から休業にするべきであると毎年主張しているのですが、全く成果がありません。
 こんな時期に『このマンガがすごい!』なんて本が出るので、読みたい本が増えて大変困ります。とりあえずランクイン作品からコレを読んでみました。
「コードバンなんか持ちやがって!!」「えぇ!?(何が悪いの!?)」
 キレたのが人間で驚いたのがケンタウロス、というあたりにこの作品の「おかしさ」の一端がよく現れてると思います。1話・2話あたりはこういう一発ネタ的な発想で笑わせられるのですが、作品の真骨頂は後半ですね。
 ケンタウロスが価値観の全く異なる人間界で過ごす事で、マイノリティとしての鬱屈や悩みを抱える。それが人間のパートナーとの交流によって少しずつ変化していく、というあたりの描写・物語が大変ステキです。
 えすとえむ先生の作品だけあって、人間とケンタウロスのパートナーは共に男性ながら大変な「色気」を醸し出しています。ケンタウロス基本下半身裸ですし。ボーイズなラブが大スキーな各位は、作品に描かれているより「一歩先」の展開を妄想すること必定と思いますが、その際には競馬場パドック等で“細部”を確認すると妄想リアリティが増すのでオススメです。
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第335回
2011/12/15
 こんにちは宮崎です。早いもので今年も残すところあと半月ですね。年末の恒例行事の一つで大掃除っていう厄介なものがありますが、今日は部屋の整理や掃除が苦手な方にお勧めのこちらの本を紹介します。
 みなさん【断捨離(ダンシャリ)】って知ってました? 自分は割と最近知りましたが、要は「いらない物をぱかぱか捨ててスッキリすると良いことあるヨ☆」ってことです。まさに大掃除にぴったりですね。物を捨てる→いいことあるってちょっとスピリチュアル的でどうかなって思いましたが、あるんですコレが。
 宮崎も少し前までそうでしたが「物が捨てられない人」には是非読んでもらいたいです。特に【もったいない】【いつか使うかも】【人からもらった物だから】【高かったから】【思いでの品だから】っていう理由でものが捨てられない人、必読です。
 ちなみ断捨離にハマる人をダンシャリアンというらしいです。みんなでダンシャリアンになってさわやかな正月を迎えましょう。宮崎も目を背け続けて混沌としているクローゼットの右奥を今年こそなんとかします。
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第334回
2011/12/8
 こんにちは、南です。学生時代、源氏物語の序盤で挫折した経験アリです。昔のお話って結構、主題よりまず序盤が長かったりしますよね。おかげでいまだに源氏物語をちゃんと読んだことがないんですが、私と同じ経験をしたことがある方にお勧めなのがこちらの作品です!
 あの雅やかな光源氏が、「女、飯、寝る!」という生き物の本能に突き動かされるようなキャラになっていて、それをヒゲの従者・伴男が大阪弁で面白おかしく描写しています。田辺聖子さんが書くと、光源氏も形無しですね〜でもこんなにバイタリティ溢れる光源氏も、人間味があって、親しみが持てます♪
 有名なエピソードを、実はこんな裏があったのだよ、と書き換えているシーンもあったりして、源氏物語を知っている人はニヤッとしてしまうかも。もちろん私のようにきちんと読んだことのない人も楽しめる作品ですので、ぜひ手に取ってみてください♪
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第333回
2011/12/1
 こんにちは堀内です。
 国立天文台の雑木林のなかに「星と森と絵本の家」という児童館があります。古い日本家屋に3000冊の絵本・図鑑が集められ、ほし、ちきゅう、しょくぶつ、もり、どうぶつ、くらし…と分類された本棚がうっとりするような具合に並べられています。
 博物館で感じるのといっしょの空気がありました。3000冊の絵本が放つボリューム感。見事なテーマ設定と配列。その分野を愛する人の手だけが伝えられる「丁寧さ」です。
 日常からふっと離れた長い時間の積み重ねを感じさせる。きょうはそんな博物館めぐりにぴったりの一冊をご紹介します。
 科博、寄生虫館、おもちゃ美術館、青函トンネル記念館など、一度は行ってみたい全国の名物博物館が106個紹介されています。
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パピレススタッフ


第331回
2011/11/17
 水のように何の抵抗もなく、万人にすっと入ってくるのではないでしょうか。読み易い文体もさながら、男性ならば他人事ではない、女性ならばどこか放っておけない男のとある日々です。
パラレル
 主人公の30歳過ぎの元有名ゲームクリエーターで現在無職の男は、妻の浮気で半年前に離婚して所在なき生活を送っています。女遊びも仕事も意欲的にこなしているが結婚しない親友、離婚後も他愛もないメールを送り続けてくる元妻、そんな2人との関わりが現在と過去で交互に展開します。
「あの頃こうだった」の回想録ではなく、過去のできごとが現在と同じ重さで展開されていきます。現在の日々から急に2年前の日々になり、また現在、1年前、大学時代、現在、2年前、現在…と、その時のできごとがさながら現在のことのように綴られていくので、脳内がそのままその時代にひっぱられ時空を移動させられる感覚になります。少しトリップした状態で読むやるせない日常は、浮遊感を倍増させ現在の主人公の状態をさらにやるせなくさせます。
 別居中の時にやり直せそうな雰囲気を醸し出した妻と、そんな気は無かったのにだんだんとやり直してもいいかなと思えてきた主人公の、結局はやり直せないと決定的になった前年のできごとは胸にせまります。男女のすれ違いの様をありありと見せつけられます。
 男女の関係がこじれて終わる時も、仕事に見切りをつける時も、男友達に頼る時も、男性の視点として語られるのに女の私にも共感できるリアリティがあり、こういう男性を女性は放っておけないんです。自分から別れてもメールを送る元妻の気持ちを、たぶん女性は少しだけわかると思います。
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パピレススタッフ


第330回
2011/11/10
 いや〜、笑った。大爆笑してしまいました。
 かなり昔にドラマ化された作品です。なんかこんなタイトルのドラマあったな〜、と思って読んでみたのですが、改めてタイトル見ると笑えますよね。「ハッピー」の「マニア」な時点で、既に「ハッピー」ではないだろう、と思わずつっこんでしまいました。読んでみると更につっこみどろ満載です。
 24歳の主人公シゲタが、彼氏が欲しくて爆走する、もう本当に爆走します。タイプの人が現れると、仕事そっちのけで追いかけ、妄想を肥大化させ、挙句の果てに遊ばれ、捨てられ、仕事をクビになるの繰り返し。
 が、そんなことではめげません!! シゲタにとって仕事なんてどうでもいいんです。とにかく彼氏が欲しい!! いっそ、すがすがしいですね。そして、シゲタの言動がイチイチ面白い!! 名言集作れると思います。
 こんな友達いたら、面白い!! いや、ウザイのか…ウザイけど、見てて飽きないことは間違いない!! なぜか憎めない、恋に爆走する女シゲタの爆笑ラブライフ、必見です。
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第329回
2011/11/2
 この作品は、編集部内でも一時話題になった「ただのBLではない」作品です。
 そもそもBLなのか百合なのかすら怪しいのですが、スーツ姿のおじさん同士が「ぎゅっとしてください」とかしてるからBLには違いありません。でも、学食でいちごサンドを奪い合うおじさん達の本当の正体は女子高生。
 工業薬品の流出で外見が変わってしまっただけなんです。…って、何そのトンデモ設定!  BLというジャンルの懐の深さを垣間見てしまった感じです。アダルティーな描写はありませんので、男性や初心者の人でも楽しめると思います。
 まぁ、騙されたと思ってサンプルを見てやってください。笑って読んでるうちにジャンルが何だったかなんて、どうでも良くなります。
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パピレススタッフ


第328回
2011/10/27
 俺の嫁、こと「安めぐみ」が結婚されるそうです。誤報に違いない。まったく、最近のマスコミときたら…。かつてのサンゴ礁落書き事件を思い起こします。ねつ造報道もいい加減にしてほしいですよね…。
 実をいうと、弊社のグラビアフロアに「祝・結婚」とかいうラベルがありました。何を祝っているのかと思えば、俺の嫁の結婚のことなんですねぇ……空気を読め。俺の気持ちを察しろ。
 早々に特集ラベルが撤去されることを願いつつ、“東めぐみ”の末永い幸せを草葉の陰から見守ろうと思います。
 誰か40代で、若くて美人の嫁さんをゲットできる方法を教えてください。やっぱ、てくにっくってだいじですか?
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パピレススタッフ


第327回
2011/10/20
 彼と別れたばかりのol小沢さん。飲んだ帰りに訪れた同じマンションの一室は、とんでもない部屋だった。住人の小山田くんはいたって普通の青年だったが、部屋は彼の兄から送られてくる謎のモノで溢れかえっていた…。
煩悩寺
 変なアイテムがたくさん出てきますが、基本は小沢さんと小山田くんの恋愛ストーリー。20代半ばのくせに、「中学生かよお前らっ!」と言いたくなる程小っ恥ずかしいピュアピュアな恋愛模様に悶絶してください。
例1:外に出かける予定だったのに、小沢さんが訪ねてきたらいそいそと部屋に戻る小山田くん(そしてそれは小沢さんに気付かれている)。
例2:小山田くんが友人と告白する、しないを言い争っている時に、ドアの向こうでそれを聞いてて顔真っ赤にしている小沢さん。
 こんな「読んでて恥ずかしい展開」がてんこ盛りです。思わずニヨニヨしてしまうこと必至なので、外では読まない方が賢明です。
 まぁ、この際「この人たちホントに20代ですか? 高校生じゃないの?」的な絵柄とか性格は置いといて…とにかく小沢さんも小山田くんも可愛すぎるので、ぜひ読んで世に広めてください。
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パピレススタッフ


第326回
2011/10/13
「レインボーブリッジ封鎖できません!」
「できますぅ〜」
「そもそも国土交通省のパトロールカーはレインボーブリッジの首都高部分には来ないよね? 来るとしたら道路管理者=首都高のパトロールカーだよ? だいたい何が来ようが交通規制は警察の判断で実施可能だよね? おかしいよね? あ、あとこの映画の撮影は京都の久御山jctで行われたんだよね。警察はともかく映画の撮影で通行規制できないもんね^^」
 あの有名な『踊る大捜査線 the movie 2』のシーンもバッサリ。こんな感じで、本書は首都高の豆知識をはじめとして歴史・展望・問題点等も含めて丁寧に解説してくれます。
 著者の清水草一さんはフェラーリ大好き人間で、20年くらい前から本を書いたりフェラーリ教の教祖になったりしてる(色々な意味で)スゴイ人。クルマだけじゃなく道路にも尋常じゃない愛情を抱いているのは、本書を読めばよ〜〜くわかります。
 多少なりともクルマや道路に興味があって、所謂その筋の「マニア」が饒舌に喋るのを聴くのが好きだという人は是非、読んでみて欲しいと思います。
 尚、毒島はコレを読んでバイクが欲しくなりました。買えませんけど。
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第324回
2011/9/29
 こんにちは、南です。今回ご紹介するのはこちら!
 人並み外れた霊力をもって江戸の怪異を解決する「うらめしや」のお妖。人外の力ゆえに遠巻きにされていつも孤独だった彼女の前に、ケチなスリの男・佐治が現れて……。
 著者の魔木子先生はレディース作品を多く描かれていますが、こちらはまた趣が異なります。人と妖の狭間でさまようお妖の悲しさ、彼女に出会いやがて愛するようになる佐治の優しさ、彼らの前に現れては消えていく人々と怪異。
 一つ一つのお話が心に染みる温かさと切なさに満ちていて、時には涙ぐみそうになります。ちょっと疲れてる時に読むと、ホッと心が和むオススメ作品。ぜひ読んでみて下さい!
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パピレススタッフ


第323回
2011/9/22
 こんにちは。秋田出身なので東北びいきの堀内です。
 津軽ってしみじみいいところですよね。岩木山はほんとに雄大だし、津軽富士っていうだけのことはある。弘前生まれの人は岩木山に見守られて育ったような感覚じゃないかなと想像します。古い城下町でもあり大学都市でもある弘前。今日ご紹介するのはその弘前を舞台にした物語です。
 今年4月にオリエンタルラジオ主演で映画公開もされた作品です。
 津軽を舞台に3代続いた食堂がある。息子は東京に出て自分の仕事をやっている。自分の代で店をたたんでもいいかと思っていた矢先……。
 物語は、初代・賢治の青年時代と、そのひ孫にあたる陽一の“いま”が交互に描かれます。
 人の温かみがじんわり伝わるいいお話です。
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パピレススタッフ


第322回
2011/9/15
 時代がケータイからスマートフォンへと移り変わろうとして、スマホ派とスマフォ派で論争が巻き起こり、iphoneが至高だよ派とandroidこそ究極だよ派で日夜争いが絶えなかったり、いやいやwindows phoneも良いんだよって言おうとしたら両者から「お前は座ってろ」って突っ込まれてションボリしたりしなかったり、使う人も提供する人もケータイとどう違うのかしっかり理解できなかったりとなかなかに混迷を極めている昨今ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 清水は最近スマートフォンを購入して、ウェブサービスの利用率がググッと上がり、ツイッターなんかも参加するようになりました。以前からオンラインゲームなども嗜んでおりましたのでデジタルな人付き合いには多少慣れているのですが、やはりソコはソレ、畑が違えばまったく別物ですね。
 さて、前振りが長くなりましたが今回清水がオススメする本はコチラ!
検索バカ」
 何でもスグに検索しちゃうバカな人を面白おかしく書いた本と思った人、惜しいですが違います。何でもスグに検索して、場のクウキを読んでくだけで本当に良いのでしょうか?というテーマを著者の実体験などをもとに深く掘り下げた作品となっております。
 全てにおいてデジタルライクで本当に良いのか、この作品を通して一度『考えて』みてはいかがでしょうか。
趣味フロアより

検索バカ
「検索バカ」
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第321回
2011/9/8
 ナンセンスの極みです。
 あのsf作家の大御所でパロディスト・筒井康隆先生が小倉百人一首をパロディしてます。先生が百人一首の原文を元に一首詠みます。ここまでは古文に詳しく無い人が短歌の原文を読んでも意味などわからないように、先生の歌も何のことを言っているかさっぱりよくわかりません。
 この後です。<通釈>が添えられています。「意味」や「解説」ではなく、「通釈」。ここがさすがです。自分で自分が詠んだ歌を解釈する。意味ありきで詠んだ歌ではなく、(およそ適当に)原文を元に詠んでしまってよく自分でも解らない歌ができあがって、または「これはこう続いた方が訳がわからなくなる」とおよそ勢いにまかせて詠みなぐった歌を、こんなことを言ってるのかなと(およそ適当に)解釈。そんな通釈がまともな訳がありません。
 たとえば「陸奥の しのぶもぢすり 誰ゆゑに 乱れそめにしわれならなくに」を「はちのすの しのぎをけずり あれゆえに みだれすぎても われなくならない」と詠み、通釈は「蜂の巣で蜂が激しく戦っているように、乱れに乱れたあれをしたところで、自分は死なない。」だそうです。「みちのく」が「はちのす」…素晴らしいです。
「誰をかを知る人にせむ高砂の 松もむかしの友ならなくに」は「だれをかも しるひとにせん みなしごの さつもむかしの ともならなくに」で「どいつを噛んでやろうか。知っている人にしようか。どうせおれは孤児で、警察にも昔なじみはいないのだから。」「誰をかを」が「誰を噛も」…「小倉山」は「もぐらやま」、「君がため」は「気違いめ」、「朝ぼらけ」は「あかだらけ」、「忘れじの」は「がすれんじの」…情景を思い描くと顔の筋肉は緩めっぱなしになり、体の力が抜けます。
 百首、とりあえずあります。なぜとりあえずなのかは、読んでみて下さい。後半への流れはさすがプロの大御所作家です。とんだリズムです。そして100円です。ゲームセンターでなんかおかしなゲームがあるのでやってみようか、という軽いノリで読んでみてください。
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第320回
2011/9/1
 こんにちは、山田です。今回私がオススメするのはこちら。
 人気作品だし読んでみようかな、と軽い気持ちで読み始めたのですが…見事にはまってしまいました!! フリーター三十路男が、中学生の女の子を引き取り家族になっていく、というよくありそうなほのぼのホームドラマ。なのですが、結構深いんです。
 日本の「お弁当」って家庭を象徴するものなんだな〜と改めて実感するし、各家庭のお弁当と地理学をつなげちゃうところも、新しい視点で面白い!! しかも、キャラクターがすごく魅力的なんです!!
 のほほ〜んとしている三十路男と、スーパーの特売チェックが趣味の中学生、とどっちが保護者だかわからない主人公の二人も魅力的なのですが、脇がまたいい!! 姉御肌的な先輩、妄想好きなお嬢様研究員、腹黒美少年と、個性的で濃い人ばかりで、完璧に私のツボにはまりました。最近面白い漫画に出合っていない方、読んでみる価値ありです。
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第319回
2011/8/25
 一部で熱狂的なファンがいるという狂気太郎先生。実際、強烈な作家である(※注意※スプラッタなど、残虐要素の強い作家なので心臓が弱い方にはあまりお勧め出来ない)。
 この作品は、タイトル通り「悪魔のボードゲーム」に参加することになってしまったプレーヤーたちのサバイバルアクションである。上巻のサンプル冒頭部分だけ読むとただのスプラッタなので、雰囲気を知るには下巻のサンプルを見てみることをお勧めする。
 なんといっても素晴らしいのは、臨場感と、キャラクターの個性。良くも悪くも個性豊かな登場人物が、生き残るために其々どう考え、どう行動するかが実に多様だ。他人を利用する者、誰にも頼ろうとしない者、他人を排除して生きようとする者などが、ゲーム内の様々なアイテム・フィールドを使って襲ってくるモンスターと戦い、時にプレイヤー同士で争う。
 彼らの体験することが目の前で繰り広げられているように感じられる描写のおかげで、読者も1プレイヤーとして参加しているかのような錯覚を覚える。登場人物は比較的多いが、説明が丁寧にされているので「え、今誰がどうなったの?」と展開に置いて行かれることはない。予測できないこのゲームの結末を、是非見届けてほしい。
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第318回
2011/8/18
 ここ最近、ガチでブヒれる作品を探して回っている萌え豚のあなた。変態という名の紳士、オスカルが、深夜にアニメをみてブヒった作品をご紹介するでござる。
 男装執事、近衛スバル。美少年で学校では通っているが、実は美少女っていうありがちな展開。そして主人公はとにかく美少女にしばかれる。なぶられる。ありがちな展開、だが我々の業界ではそれを「ご褒美」という。
 しかも学校では男で通っているスバル君。主人公(♂)×スバル的な展開に腐女子は大盛り上がりなのです。あかん。あかんで。特に熱中症が心配な夏。鼻血的な展開に、オスカルはもう……。
 とまあ、妄想力がフルスロットルになること間違いなし。電車の中はもちろん、彼女にも(いれば)嫁にも(いれば)彼氏にも(いれば)読んでいるなんて言えねーわ。そりゃもう、朝からおっきですよコノヤロー。だってスバル……ええわ。結婚して。
 ディスプレイの中の嫁に平身低頭、謝罪しつつ、宣伝。アニメもいいけど、ラノベもね。買いにくいから、電子書籍で読もうね。
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第317回
2011/8/11
 こんにちは、新堂です。突然ですが、強い女の子、いいですよね。最近は特に、刃物やら拳銃を持って積極的にガスガス戦う戦闘美少女が量産されている気がします。日本はいい国です。というわけで、今回紹介するのはこちら。
 普通の高校生が、腕輪を拾ったことで「人を殺してライフを奪わないと死ぬ」、まさにデスゲームに参加させられることになります。参加者同士でライフを奪い合うわけですが、主人公は善人なので当然嫌がる。でも殺さないと死んじゃう。
 この、常に「殺すか」「殺さないか」の2択を迫られる緊迫した描写がすげーカッコイイんです! 画力も相当なものなので、戦闘アクションと心理描写だけでも一見の価値アリ。
 しかし、この作品の真の魅力、それは主人公の姉にあります。この姉、かなりキレたヤンデレ。弟大好き。人を殺したがらない弟と対照的に、人を殺してハァハァ(しかも強い)。弟と仲の良い人間には殺意を持って接します。そして巨乳。
 ぜひこの狂った姉のためだけでも、この漫画を読んでください。
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第316回
2011/8/4
 ハァイ! パピレス編集部の二次元と三次元どちらかといえば二次元の方が好きな方、毒島です。豊臣秀吉の参謀・石田三成が超絶カワイイという話をします。
 石田三成と言えば所謂クール系インテリメガネ秀才キャラですが、この作品での「空回りヘタレ感」は特筆すべきものがあります。
「僕は事務だけじゃなく戦だってできるんだ!」と勇んで城攻めの総大将になったのに、功に焦って大親友(大谷吉継)の忠告ガン無視して大失態。ドヤ顔で立案した作戦は、部下の心を掴めず大ブーイング。圧倒的兵力で攻めたのに、田舎侍と領民の友情パワーで返り討ち。
 以上、「三成には戦のセンスが決定的に欠けてる」「三成は他人の心を慮れない」の2点が原因。失敗するたびに寂しそうな顔で「どうしてこうなった、どうしてこうなった」と自問自答したり親友に泣きつく三成の姿で、読者のボルテージは鰻登りです。
「クール系キャラの心が折れて、心優しい親友に泣きつく」って王道シチュですし、ましてやそれが「(自信のあった)才能の全否定」と「解決しようのない不器用さ」に裏打ちされてるとか、完璧すぎて涎が出ます。
 戦国武将の残念逸話を読んで不純な妄想するのは我ながら如何かと思いますが、こればっかりは仕方ありませんね。みなさんもぜひどうぞ。
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第315回
2011/7/28
 日曜の夕方定番のサザエさんを見ると「うっ…」って感じるアレ、「サザエさん症候群」ってやつに悩む宮崎です。いや働きたくないでござるとか言ってるワケじゃないんですが、次の週末が待ち遠しくてしょうがないんですよ。
 サザエさんは何も悪くありません。むしろ40年近く続くアニメとしてもっとリスペクトされなければなりません。あぁもっとサザエさんのことを詳しく知りたい!という方にオススメなのがコチラの本です。…ちょっと無理がありましたね。
 基本ですがまずは年齢。サザエ(27)マスオ(32)波平(54)フネ(48)だそうで。いつの間にか自分はサザエさんより年上になりマスオさんと同年代に。話の目線がカツオからマスオに変わっていて当然なわけですね。
 マスオ・波平の会社や給料、出世の見込み、サザエの馴初め、波平が税務署を恐れる理由など磯野家のプライバシー完全崩壊の一冊です。話のネタにぴったりですね! それ以外何の役にも立ちませんが。こういうくだらない感じ、自分は好きです。
 余談ですが「アナゴさん」で画像検索するといろんな意味で面白いです。お試しあれ。
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第314回
2011/7/21
 こんにちは、南です。今回オススメするのはコチラ!
 ボディーガードといえば、昔の有名な映画がありますが、こちらも正体不明の敵から美しい王女を守るかっこいいボディーガードのお話で、とにかく見ごたえ十分!
 夏よしみ先生の絵がゴージャスなのはもちろん、自由でありながら王女の風格漂う美しいヒロインと、身分を隠しながら陰ひなたに王女を守り、その純粋さに惹かれていくヒーローが、これまた絵になる……!
 震災等で色々あって気分が沈みがちな昨今ですが、この作品で王女が「人間の両手はね、誰かを抱きしめるためにあるのよ」というシーンを見て、何だか救われる気持ちになりました。お勧めの作品です♪
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第313回
2011/7/14
 こんにちは、堀内です。
 暑くて外出するのも億劫なので、休みの日は“独り料理教室”をしてます。一週間かけて料理サイトやレシピ本をぱらぱら見て、なるべくふだん食べたことがないような変わったもの探します。
 ついつい『三ツ星レストランの〜』とか『○○シェフのお手軽レシピ』とかに目がいっちゃうんですが、たいてい材料の多さに挫折します。珍しい食材は手に入らないことが多いし、売っててもだいたい予算オーバーで買えません。
 そんなときに出会ったのがこちら。
 調味料の使い方しだいで、ふだん食べなれた食材がまったく違った一皿に生まれ変わります。
 冷奴にオリーブオイルと塩とか。お茶漬けにxo醤とか。ベーコンにメープルシロップとか。
 ほんとにおいしいの?と思うような組み合わせが、やみつきになるほどの美味しさです。
 夏バテで食欲がない〜という人にもおすすめの一冊です。
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第312回
2011/7/7
 こんにちは、最近は30℃を超す日もあり、冷房を使う日が多くなった清水です。夏の暑さだけはどうにも耐えられません。
 ですが、今年は節電しないといけないので、冷房は28℃にして扇風機と併用しておりますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
 7月、夏と言えばやっぱり怪談もので背筋を冷やすのが定番。という事で今回清水がオススメする本はコチラ!
 この作品は学校の七不思議を題材にしたホラー小説です。暑い夏、怪談話を読んで涼しくなってみてはいかがでしょうか。
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第311回
2011/6/30
 10年ほど前、全力でくだらないことを紹介する雑誌「gon!」を愛読していました。(エッチな雑誌に様変わりする前です)そこでよく目にしていてうっすらと覚えていた名前が昨年夏にネットのニュースでまた目にし、その内容に衝撃を受けました。
 「鬼畜作家が鬼畜の読者に殺された」。鬼畜作家・村崎百郎、「gon!」で書いていたコラムは「魁・鬼畜塾」…気狂いの読者に命を奪われた鬼畜作家と言われる人物の名前を10年ぶりに衝撃的に目にし、興味がわかずにはいられませんでした。村崎百郎とはどんな人物だったのか。それを満たしてくれる本がその名もずばり、「村崎百郎の本」。
 親交のあった京極夏彦や根本敬たちが生前の村崎氏の様子を語っている記述と、村崎氏の遺した文章が収録されています。
 村崎氏、正真正銘の「鬼畜」です。なぜ鬼畜なのか、鬼畜がいかなるものか、鬼畜として送る日々のこと、誰でも鬼畜なこと…モラルとして詳しくここでは言えないような「鬼畜」について深く語られているとてもやばい本です。けれど読み手がやばくなることは決してないです。村崎百郎の文章は汚いことを羅列しているのになぜか全体には清潔感さえ漂っているような、理知的なところがあるからなのかもしれません。読んでいると気持ちが驚くほど冷静になります。ほぼ犯罪な記述ばかりなのに…案外、キレイごとばかりの文章の方が人はそうあろうと心がざわつき乱れるのかもしれません。
 「鬼畜」を通し心穏やかになれる文章。事件を起こした読者は、解せないです。
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第310回
2011/6/23
 こんにちは、山田です。私は好きな作家ができると、その人の作品ばかり読みあさるのですが、次なるターゲット発見です。
 ずっと気になっていた作家さんだったのですが、「プリンセス・トヨトミ」で万城目先生デビューです。そして、すっかりはまってしまいました。
 四百年封印されてきた豊臣家の秘密を暴く、という歴史好きの私にはたまらない設定に、その秘密を暴くのが会計検査院の調査官というアンバランスさ。壮大でファンタジックなストーリーと大阪の日常という絶妙なコラボレーション。コミカルにテンポよく話が進むので全く飽きません!!奇抜でありながら、真ん中に一本芯の通った物語です。
そして、最後の最後でやられました…かっこよすぎです。私が女だから思うのかもしれませんが、かっこいい!!なぜかはここでは言えないので、ぜひ読んでみてくださいね。
 あ、ちなみにこの物語、基本的には調査官の通称ミラクル鳥居が起こすどこまでもミラクルな物語です。
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第308回
2011/6/09
 美少女がなんかされちゃうんだけど、そこまでハードじゃないのってないですか? はい、ありました。
 神の力を手に入れた主人公(♀)巻き込まれるエロいハプニング。そして触手。これでもかというくらいにマニアックな欲望をたたきつけてくる怒濤の展開。ホント、ええ仕事してます。
 とくに乳の色つや、弾力感は半端ない。紙、そう。二次元なのに、そこにはフルーツパラダイス的な桃源郷が広がっているのです。なるほど、俺が探し求めていた道の終着点はここにあったのか!むしろ、俺。紙になりたい。誰かスキャンして、俺を。
 見る人が見れば破廉恥極まりないかもしれませんが、挑戦なくして文明に進化はないのです。誰かが尋ねました。なぜ、山に登るの? すると奴は答えました。そこに山があるからだ。
 紙書籍では色々と物議を醸した作品ですが、電子書籍なら誰はばかることなく買うことができる!いい時代になったもんです。むしろ、俺の時代が来たって感じですね。
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第307回
2011/6/02
 こんにちわ、新堂です。今回は個人的な埋もれた良作を紹介します。
それは先生
 最初に断っておくと、BLだけどBL描写はほキス程度。ほのぼの系。
 正確にはBLというか教師ものの少女漫画に近いです。恩師に憧れて先生になった元ヤンの主人公が、教師として、人間として成長していくお話。全体的にとても可愛いくて、主人公はダテ眼鏡をしていないと恥ずかしくて人と話せないし、恩師のおじさん(おじいちゃん?)はのほほんとしているし、先輩や生徒はおバカさん。
 しかし、ただのほのぼの系かと思いきや、意外としっかり作りこまれた内容に驚きます。主人公の教師になった経緯やダテ眼鏡の理由は十分に納得がいくように語られているし、教師として頑張る様子や、教師という職業に対する想いがじんわりと沁み入るように伝わってくるんです。BLではなく教師を目指す漫画として考えると、素晴らしい作品です。BLとしては…ちょっとマイナー路線ですね。
 正直、地味すぎる表紙、解説、タイトルがもったいなさ過ぎる。これで売れると思っているのか…? いや、確かに地味な作品ではあるけれどもさ。外見からは良さが全く伝わってこない悲しい作品です。
 というわけで、騙されたと思ってぜひ読んでみてくださいな。
漫画フロアより

それは先生
「それは先生」
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第306回
2011/5/26
 こんにちは、毒島です。
日本製サブカルの大ファンなカナダ人が描いた漫画『スコット・ピルグリム』が映画化されたので、初日に観に行きました。
主人公は「妄想癖のある23歳無職ボンクラneet」なのに、やたらモテるリア充でした。最後は愛の力で云々的な話でした。カナダ人とは今後一定の距離を置いて付き合わざるを得ない。
 「いない」じゃなくて「少ない」な所にうっすらと死相が見えるけど、大丈夫か?
「タイトルの由来は、「自分が見たら絶対に手に取りそうな青春小説のタイトル」」ってwikipediaに書いてあるけど、大丈夫か?
 挿絵見る限り美男美女しか出てこないけど、大丈夫か?
平坂読先生はエログロ展開大好きだった記憶があるけど、大丈夫か?
 大丈夫だ(一見タイトル詐欺だけどよく考えると正鵠を射ているし何より女の子と男の娘が可愛いので)、問題ない。アニメ化もされますので読みましょう。
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パピレススタッフ


第305回
2011/5/19
 こんにちは宮崎です。少し前に禁煙してから飯がうまくなりすぎて困ってます。タバコやめると太るってこれが原因か…。さて今回のオススメ本ですがハラヘリの方にはたまらないこちらです。
 今や専門店があったり専用醤油まで販売されているという t.k.g.こと卵かけご飯。シンプルがゆえに奥が深いですね。
 この本ではタイトル通り300個の卵かけご飯レシピを紹介してくれてます。もはや卵かけご飯の域を超えてるような無理なレシピやネタに走ってる感じのレシピも多いですが、素直に試してみたくなる卵かけご飯がたくさん載ってますよ。ちなみに宮崎が作った事があるレシピは300中5つありました。
 実は普段からいろんなもの混ぜて食べてたりします。是非今度試してみたいのが【ゴマ油・鶏ガラ(粉末)・のり】と【醤油・ラー油・ねりゴマ】の二つですね。こうやっておかわりの回数が増えて太っていくのか…。食べてばっかりじゃなく運動もせねば!
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第304回
2011/5/12
 こんにちは、南です。今回お勧めするのはコチラ!
 ティーンズラブといえば明るくエッチで気軽に読めるコミック……というイメージを持っていましたが、この作品を読んで価値観がひっくり返ってしまいました。
 絵は少女漫画のようにライトなのに、描かれるストーリーや登場人物の心情が深い! 関係を持つにいたる過程をおろそかにすることなく、ブレのないしっかりしたストーリーラインに引き込まれ、特に表題作のラストページは何とも言えない美しさで思わずため息が出ました。同時に作者のひさわゆみ先生のファンにもなりました……!
 冒頭に書いたようなイメージをティーンズラブというジャンルに持っている方には特にお勧めの作品です。表題作以外の作品も、現実にありそうなリアルな感情に思わず共感してしまう良作ばかりです♪
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第303回
2011/4/28
 こんにちは、堀内です。
 父により五体を捧げられた主人公が、妖怪を倒しながら自らの身体を取り戻してゆく……魍魎戦記madaraやベルセルクに影響を与えた(というか意識的にモチーフにされた)という『どろろ』のテーマです。
どろろ
舞台は戦国時代の日本。過酷な境遇に生まれながらも剣技を磨き運命に立ち向かう百鬼丸と、不遇な身の上に負けることなく懸命に生きるどろろ。二人はあわせ鏡のように向き合いながら旅を続けます。
契約により奪われた自分自身を取り戻す旅。怪異を治めて他人を助ければ助けるほど異人として拒絶される。
『どろろ』とテーマを共有する作品の流れを思い浮かべると、イマジネーションが膨らみます。
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パピレススタッフ


第302回
2011/4/21
 こんにちは、清水です。
 最近テレビで池上彰さんが原子力発電所の問題などについて説明している場面を良く目にするようになりましたが、彼の説明は初めて話を聞く人にも わかりやすく、清水も思わず見入ってしまいました。
隣に座っている専門家の方がしどろもどろな説明をした後に彼がまとめて説明している姿なんかを見ると、いったいどちらが専門家なんだろうと思って しまうぐらいで安心感すら覚えます。
そんな訳で池上彰株が上昇中の清水が今回オススメする一冊はこの本です!
伝える力
この本は彼が「週刊こどもニュース」という番組で得た経験をもとに、人にものを伝えるにはどうしたら良いかという、コミュニケーションにおける もっとも重要なポイントを、彼の実体験も含めて非常にわかりやすく解説している一冊です。
目から鱗とはまさにこういう事なんだなと思わせる一冊になっておりますので、是非とも一読していただきたい次第でございます。
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第301回
2011/4/14
 タイトルからは似つかわしくない、女の子たちのおかしな行動おかしな思考が心をじわっとさせ小さく笑わせてくれる、毛色の違うお話がつまった短編集。
「男ロワイヤル」
 思い切った行動もあっさりと済ませてしまう展開続きで「あれ?」とはじめは思いますが、その不思議さが心地よく慣れていきます。親しい友達数人で会話をしていてひとりが唐突にボケをかましてもそれがおもしろくても「うん。」って感じでみんなでおきまりで流してしまいおかしな空気になりそれもまたおもしろいという稀にある日常の絶妙な間。
その間がこの漫画に詰まっています。恋心も会えない母を慕う気持ちもそんな間の中で繰り広げられるので、せつなさを掘り下げたりかみしめている場合じゃないです。
流れる不思議な空気にただ漂ってみてください。ただ、【ともみの親友】の主人公のともみの親友の奇妙な行動と思考には、その流れを止め眼をみはるものがあります。
漫画フロアより

男ロワイヤル
「男ロワイヤル」
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第300回
2011/4/7
 こんにちは、山田です。今回お勧めするのは、思わず空を見上げたくなるこちらの作品。
 ロケットの墜落事故で母親を亡くした少女が、その事故機のパイロットの幽霊「ライオンさん」との出会いをきっかけに、星に魅せられ、宇宙飛行士になることだけを夢見て突き進むという少女の成長物語。ちょっと不思議なsfファンタジー作品です。
劇的な展開はありませんが、アスミが夢や友情を育みながらゆっくりゆっくり進んでいく物語がとても心地よく、少しずつ明かされていく「ライオンさん」や友人たちの過去に小さな衝撃を感じずにはいられません。アスミや「ライオンさん」、友人や先生、様々な視点で見ることができるこの作品は、読む人によって全く違った物語になる、そんな気がします。
ストーリーもさることながら、私がこの作品で一番オススメしたいのは、随所に散りばめられた美しい風景画です。白黒のはずなのになぜか光を放っている星空、今にも風が吹きそうな草原。この原画欲しい!!と思わず心の中で叫んでいました。作者の画力と努力ににつきるのでしょうが、これは小説では味わえない、柳沼行さんの漫画だからこその魅力です。
残念ながら私の拙い文章ではこの作品の魅力をまったく伝えきれていないので、とにかく読んでみることをお勧めします!!
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第299回
2011/3/31
 こんにちは、菊池です。
今回は、私が電子書籍に大ハマリしたきっかけでもある漫画をご紹介します。元々『金瓶梅』は中国で書かれた長編小説で、『水滸伝』のスピンオフ作品。
具体的なセックス描写や乱れた倫理観から、「淫書」として何度も発禁処分になったとか。
まぁ、つまりはエロ本ですね。
そんな曰くつきの話題作を漫画化したのが、この作品です。
 薬屋の2代目で町の有力者、西門慶は無類の女好き。何人もの妾を囲って自由気ままに暮らしていました。ある日、蒸し餅売りの妻、金蓮を見てひと目惚れした西門は結婚をほのめかし、金蓮は夫を毒殺。第5夫人に迎えます。さらに西門は、隣家の美しい未亡人も第6夫人に迎えるという好色ぶり。こうして6人の妻たちが西門の寵愛を得るために策略を巡らせ、競い合うわけです。
竹崎真実先生のアレンジもかなり加えられていると思いますが、巻を追うごとに金蓮がイイ味出してるんです。やられたらやり返す!私が一番じゃなきゃ嫌!というプライドが高くて、でも何故か憎めない女性です。話数はそれなりにあるのですが、続きが気になって、暇を見つけては狂ったように読んでました。ドロドロだけじゃない、笑いあり涙ありの女の壮絶バトルをどうぞご堪能あれ。
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パピレススタッフ


第298回
2011/3/24
 時代はわかりやすい英雄豪傑よりも、昼行燈的なリーダーを求めている。それがヒットした理由のひとつでしょう。
 日本にはつい最近まで、東洋的な豪傑を尊ぶ思想がありました。西郷南洲、乃木希典、大山巌などなど、危機にあって泰然とし、その生きざまを通して周囲を感化していく。そういう人物が日本にもおりました。人物を数値ではなく、器で図るわけです。最近、耳にしませんよね、器。日本から大器が払底してしまったからでしょうか。
この作品では、天下を手中に収めんとする豊臣軍の一角として石田三成率いる軍団が忍城を包囲します。三成は能吏ではありますが軍功は薄かった。というより戦に自信がないんですね。ゆえに、大仰な兵を率いてわずかな兵の忍城を囲むわけです。その忍城の守将が本作品の主人公成田長親。
野心に燃える石田三成と対極的な成田長親。天下を統べる才はなく、革新的な発想を生み出せる能力もない。そんな人物が、衆寡敵せずと、大軍に兵法なしといわれるほど圧倒的な戦力差をどうはねのけるのか。ステレオタイプな英傑ではない成田長親の働きを、どうぞ堪能してください。
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パピレススタッフ


第297回
2011/3/17
 こんにちは、新堂です。
 最近、自分が子供の頃に流行った漫画などがパピレスに入荷すると、若手スタッフに「これ、知ってる?」と聞いて「知ってます」と言われると安心している自分に気づくこの頃です。
さて、今週オススメするのはこちら。
 3年くらい前に映画をやっていたのでご存じの方も多いと思いますが、私にとっては子供の頃にテレビでよく見た懐かしの青春漫画が小説になったものです。
 小説は回想形式で進みます。舞台は明青学園野球部。監督は松平孝太郎。かつて感動の甲子園優勝を果たしたチームはもはや見る影もなく、地区大会も連続一回戦敗退の弱小野球部…。
 ある日、その野球部に双子の新入生が入部してくる。松平は、2人の姿を見て遠い過去に思いを馳せる。双子の兄弟、上杉和也、達也と共に汗を流した日々を…。孝太郎の目に新入部員の双子の兄弟とかつてのチームメイトの姿が重なるうちに、連戦連敗の明青学園の野球部が変わっていく…
 小説を読みながら頭に映像が浮かんできて、子供の頃の感動もまた蘇るようでした。私はこの本を電車の中で携帯で読みました。まず無料サンプルを落として読んでみたのですが、無料サンプルだけでも結構なボリュームで面白かったです。
 そしてこの本には、コミックに描かれていない隠れたエピソードも入っているんです。 ぜひ読んでみてくださいね!
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パピレススタッフ


第296回
2011/3/10
 こんにちは、毒島です。
 突然ですが、映画『アバター』の最萌キャラ(♀)は誰でしょうか? 一部マニア層には「青い皮膚のアレ」という意見もありますが、ごく一般的感覚で言えば「ヘリ運転してた姐さん」という事になるかと思います。
 昨年公開されたロバート・ロドリゲス監督の最新映画『マチェーテ』はご覧になったでしょうか? ダニー・トレホ演じる野獣系男子が相変わらずステキなのは言うまでもありませんが、彼をサポートする革命グループの頭目(♀)も最高でした。
 何が言いたいかというと、ミシェル・ロドリゲスたんカワイイよペロペロ……という事ではなくて。もっと単純に「鉄砲撃って戦う女の子はエロカワイイ」という主張です。
 女の子が鉄砲でドンパチやるだけではなく、使用銃器から弾薬、カスタマイズまで各々のキャラクターを掘り下げた入念な設定が行われている所がgood。また、単に銃で撃ち合うだけではなく、映画『リベリオン』の「ガン=カタ」よろしく、刀剣と飛び道具の融合を企図した“魅せる”白兵戦闘描写も胸熱。
 美少女⇔銃/ツンデレ⇔ヤンデレ/日常⇔命懸け…と、ギャップ感覚を非常に意識した作品なので、マニアックな設定がありながらも色々な読者が楽める作品と感じました。4月からアニメ化されるそうなので今から楽しみです。上で紹介してる小説以外に漫画版もあるので、お好みの方からぜひ読んでみて下さい!
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第295回
2011/3/3
俺:おいやめろ!お前正気か!
オレ:うるさい!今回はコレでいくと決めたんだ!
俺:決めたんだってお前他にもっといい本あるだろうが。
オレ:他にってそりゃあるだろうがコレだって面白い本の一つだろ。
俺:そりゃ名作だろうけど30過ぎた独身男性がオススメすr…
オレ:知るか!どう思われようと知ったこっちゃねぇ!
 こんにちは宮崎です。数分前のこころの葛藤を見ていただいた通りちょっと悩みましたが今回のオススメはこちらです。
 この仕事について初めて読みました。もちろん作品のこと自体は知っていましたし作者急逝のため未完の作であることも知っていました。
 でもジャンプっ子で育った自分には少女漫画が面白そうに映ったことはなく、当然読んだことなど無かったのです。ある時仕事の都合で少し目を通す機会があったのですが気付いた時には3巻目に突入しておりました。(←仕事しろ)
 なんていうかどんな時も前向きな琴子の姿勢に元気をもらえる、そして古典的な学園ラブコメのノリに自分の学生時代を思い出させてくれるようなとても微笑ましい作品なんです。これが未完の作とはなんと惜しい…。
 まだ読んだことがない、もしくは昔読んでた方は是非!
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第294回
2011/2/24
 こんにちは。南です。
 ハーレクインは結構「こんな事ありえない!」とツッコミを入れたくなるようなスゴイ展開がありますが、こちらの作品はヒーロー・ヒロインの出会いも、惹かれあう過程も、上下巻でじっくり丁寧に描かれていきます。
 心身ともに傷を負ったヒーロー・ストーンを包み込むヒロイン・キャシー。悲しい事件が物語に影を落としますが、キャシーの明るさ・健気さにストーン同様救われる気持ちになります…!何度も読み直すくらい素敵なお話ですので、ぜひ皆さんも読んでみて下さい♪
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第293回
2011/2/17
「木や草や山や川がそこにあるように人間もこの自然の中にあるからにはちゃんと意味があって生きている」。手塚先生の最高傑作のひとつ『ブッダ』の1シーンです。
 ブッダ→仏教→お寺→お経→お墓…という連想が働いてしまう堀内でしたが、このシリーズを読んで考えが一新されました。手塚先生の描くブッダは、一人の人間として誰もが抱く悩みを悩み、答えを見つけた人物として描かれています。
ブッダ
 主人公が悟りを開く瞬間というクライマックスシーンも、手塚先生の手によって無数のドラマの連鎖に結びついています。ある出来事の結末が別のドラマの発端になり、そのドラマもまた、他の出来事の遠因になっていく。思いもよらないドラマの連鎖が手塚作品のスピード感であり醍醐味だと思います。
 今年5月に公開されるアニメは、製作費10億円と噂される鳴り物入りの大型企画です。公開前に原作の素晴らしさをぜひお楽しみください。
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パピレススタッフ


第292回
2011/2/10
 こんにちは! 小林です。最近私がハマっているのは「家事の裏ワザ」です。裏ワザを集めた本を読んで試してみるのが楽しい! なんて友人に話すと、褒められるかと思いきや「ちゃんと家事してるんだね」と冷たい反応です。
 さて、今日ご紹介するこちらの本は、今すぐ使える生活の知恵が盛りだくさん! 「油で汚れた食器洗いは米のとぎ汁で」、「ミキサーの後片付けを簡単にする方法」、「アイロンのテカテカを消す方法」…など一度覚えれば一生使えるものばかりです。衣料編、食材編、住まい編、健康編等と生活全般を網羅しているのであらゆる場面で使えます。
 最近私が試して面白かったのは(これはこの本に載っているのではないですが)、ワイシャツをうっかりアイロンで焦がしてしまった時に(普通焦がしませんね)、「オキシドールで漂白すると焦げが消える」という裏ワザを試して、本当に白くなったことです。
 うまくいくと楽しいですよ〜! みなさんもぜひ読んで試してみてくださいね!
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パピレススタッフ


第291回
2011/2/3
 みなさん、こんにちは。最近寒くて家にひきこもり気味の山田です。ひきこもっているのでテレビを見ることが多いのですが、最近すごいですよね、佑ちゃん。むしろあそこまでいくと私の場合興ざめなんですけど。
 高校生の時の佑ちゃんは好きだったんだけどな…甲子園の決勝戦、延長試合。マー君と佑ちゃんの対決、すごかったですよね!! ここ数年の甲子園の試合の中で一番記憶に残ってます。
 なんだか少しマニアックな話になってしまいましたね、すみません。私、夏になると毎晩「熱闘甲子園」を見るのを楽しみに家に帰るほど、高校野球好きなんです。
 休みの日なら、一日中甲子園を見てることもあります。女子としてその生活はどうなんだ、という意見はちょっとスルーさせて頂いて、そんな私が今回オススメするのがこの一冊。
 甲子園の前哨戦tとなる地方戦。地方戦を取材した記者たちが、紙面には載せられなかったけれど、埋もれさせておくには惜しい球児たちの裏話を集めて一冊の本にまとめたのがこの本。監修はなんと「もしドラ」の作者・岩崎夏海さん。
 ひとつひとつの物語がすごくつたない文章で綴られていくのですが、そのつたなさがリアルで、岩崎さんのコメントがまたいい!! いいこと言うんですよ、岩崎さん。高校野球を通して人生語ってます。
 高校野球が好きな人はもちろん、青春プレイバックしたい人にもお勧めの作品です。岩崎さんの某野球小説的感動バッテリー秘話も読むことができるので、興味がある方はぜひ読んでみてください!!
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パピレススタッフ


第290回
2011/1/27
 今更アレな感じもしますが、新年あけましておめでとうございます! オススメ日記スタッフの新堂さんが大人になった姿の清水です。(ちがいます)
 さて、ついに2011年が始まりましたが、いかがお過ごしでしょうか。世間では2012年に世界が滅びるとか新しい人類だけが生き残るなどと騒いではおりますが、今までもさんざん騒がれた割には何事もなく過ごしておりますので、まあ来年も大丈夫だろうと思っています。
 そんな話を新年会でしたところ「清水さんは本当ポジティブですね。」といわれました。その発想がポジティブなのかはさておき、今回オススメする一冊はコチラ!
 清水は昔、非常にネガティブな発想しか持ち合わせていませんでした。それはもう「どうせ自分なんか」とか「〇〇が苦手だ」とか、そんな考えばかりです。ですが、いつの日だったかは忘れてしまいましたが、考え方を変えようと思い、今では周囲の人からポジティブと呼ばれるように!
 そんな清水がこの本を読んだところ、意外と自分の考えや行動と合っている部分があったので、是非とも皆様にもこの本を読んでいただき、ポジティブな思考を手に入れていただければと思いました。もしかしたらこの一冊をきっかけに、考え方や生活が変わるかもしれませんよ!
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パピレススタッフ


第289回
2011/1/20
 大人ならお酒で大失敗のひとつやふたつ、ありますよね。
 私、安田(女)も外で大人数で飲んでいて泥酔から気がつくと服が上下、下着以外全部他人の服を着ていた経験があります。引かないでください。こんな失敗、この作者様を前にしたら小っちゃなドジ程度です。
 おみそれしました、「のだめ」作者様。クラッシックに精通しているインテリかと思いきやその真逆。荒くれ者の酒豪、いや、うわばみです。飲む量も尋常じゃなければ酔っ払い方も尋常じゃない。
あまりにも尋常じゃないのでご本人と一緒に飲んで馬鹿やっている気分に浸れます。軽く酔えます。奇行・愚挙・狼藉の数々…実際に被害にあう心配はないので「いいぞ、もっとやれー!飲めー!」と心であおってしまいます。
ここまで「酔い」を極めていると感嘆してしまいます。酔っ払い万歳!!これだけ楽しんでお酒を飲めるならなんでもいいね。なんでもありだね。
 あの夜の飲み方は間違ってはいなかった、と過去の失敗を反省から救われる一冊です。大人の方はお酒飲みながら読むと漫画のおもしろさが倍増します。非常に酔えます。
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第288回
2011/1/13
 こんにちはオスカルです。個人的にいい加減オスカルであることに飽きてきましたね。ラスカルとかパスカルとか……もうなんでもいい。そんな気分です。
 さて、みなさんは苛められた経験ってありますか。肉体の傷は時間が経てば癒えるが、心の傷は消えることはないなんて言われますけどね。で、肝心の内容ですが、イジメた少年がイジメられた少女に大人になって恋をする。ご多分にもれず、スイーツな展開にオスカルは鼻血が止まりません。
 復讐目的だったのが、最後は……ってな感じで、イケメン限定美女限定のミラクルストーリーなんです。オスカルが元苛めっ子だったら再会直後に校庭の脇にあるコンクリート製のローラーで軽く15回は轢かれているってレベルの話ですが、やっぱりイケメン補正が働くんですかねえ。落ちつくところに落ち着いちゃいます。実際、復讐目的でさえ美女が近寄ってくるシチュなんて私の場合、あり得ませんからね。まず刺される。そして埋められる。後には真っ赤な桜が……。
 恋愛は人を盲目にします。全てを恩讐の彼方に追いやっちゃうんです。とにかく爽やかなんです。そりゃ、もう……若いっていいですよねって感じです。風呂に入ったら、お湯がどくだみ茶みたいな色になっちゃうオスカルでも、そう思います。全身で若さと爽やかさを感じて下ださいな。
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第287回
2011/1/6
 こんにちは、新堂です。
 少年漫画では主人公だけ、もしくはサブキャラやライバルに焦点を当てたストーリーになりがちですが、もっと広い視点で物語が進む作品を読んでみると、世界が広がります。そんなオススメ作品はコチラ!
 少年漫画と青年漫画の中間に位置しそうなヴァンパイア漫画です。主人公は直情型の高校生で、実に少年漫画の主人公をしているのですが、彼を取り巻く環境が国家だったり種族だったりテロ行為だったりと、政治的な要素満載なのが最大の特徴です。目的のために暗殺や人質は当然、しかもヒロインが黒幕だったりと、全体的に真っ黒。素敵なダーク・ファンタジー。
 そしてもうひとつの大きな特徴は、ヒロインが色気たっぷりなロリなこと。「これ作者の趣味だろ!?」と言いたくなるレベルです。まぁ、時々大きくなりますが…とにかく、ちっちゃいのに尊大で残酷で主人公にのみ甘えたがりという殺人的な魅力を持つので、このヒロイン目的で読んでみるのも一興だと思います。
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第286回
2010/12/29
 こんにちは、毒島です。
 突然ですが、昔私が住んでいた学生寮の部屋は7角形でした。その所為かはわかりませんが、人間関係に常々角が立ちましたし、身体のあらぬ部分も頻繁に立ちましたし、そのクセ経済的にはなかなか自立できませんでした。これはやはり住居の奇異な形が原因と考えるのが普通です。責任者に問いただす必要がある。責任者はどこか。
どうしてこうなった。
「封鎖系」「謎配置系」「図形系」「隙間系」等に分類できそうな、様々なベクトルの“イカれた物件”オンパレード。1ページ1ページ指差して笑いたい傑作です。
「どうしてこうなった」と書きましたが、多くの部屋は形から想像するに、マンション外観の犠牲になったものと思われます。作った人が悪いのかデザイナーが悪いのか、はたまたデザイナーズナントカを有難がるプチブル心理が悪いのかはわかりませんが、街中に点在するシャレオツーなバブル風味ファック建築の裏側には、歪んだ形の部屋と犠牲になった住人の屍が積み重なっているのですねー。
 本の形で纏めて読むと驚いてしまう不思議間取りですが、似たようなのは賃貸物件サイトでもそこそこ見かけるように思います。自分で探してリブログしまくったら楽しいかもしれませんね。
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第285回
2010/12/22
 こんにちは宮崎です。早いもので今年ももうおしまいですね。一年前にも同じ事をここに書いた気がします…。いろんな事がありましたが皆さんにとって今年一番のニュースってなんでしたか?
 自分は「はやぶさ帰還」が印象的です。何より暗いニュースが多い中久々に聞いた明るくて浪漫を感じるニュースだったと思います!来年もこういう明るいニュースが多い年になるといいですね。
さて今日ははやぶさ繋がりでこちらを紹介します。
【宇宙ヤバイ】的な話題が大好きな宮崎ですが、だいたいこの手の本やTVを見ても「なるほど良く分からん」としか正直思えません。でもそれでいいんです。
 これだけ科学が発展していてエライ学者さんが山ほどいても分からないことが宇宙では起こりまくっているっていう感覚に触れると、なんて自分は小さい存在でこんな悩みなんてどうってことないじゃないかって思えてきます。ありがちな現実逃避って言われればそれまでですが…。
 でも今この瞬間にも太陽なんて米粒みたいに感じる大きな星がドカーンと爆発してたり、ブラックホールとやらに何かがスイーっと吸い込まれてると思うと宇宙の広大さと神秘さを感じずにはいられません。「いつか宇宙に行ってみたい」というのが子供の頃からの夢ですがこの少年心はいつまでも忘れたくないものです。
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第284回
2010/12/15
こんにちは、スタッフの南です。時々不意に読み返したくなる作品ってありますよね。私が今読み返したい!と思ってるのはこちら!
 映画やアニメ、ミュージカルなどでおなじみの名作。原作は孤児のジュディが匿名の援助者あしながおじさんへ送る手紙の形式になっています。
 あしながおじさんからの返事は一切書いていないので、下手すると、とんでもなくつまらないお話になりそうなのに、ジュディのユーモアたっぷりな文章や個性的な絵で、ついつい夢中になって読んでしまいます。
 あとあしながおじさんの正体を知っていると、次第に進展していくロマンスにもドキドキ。時には「あ、これ焼きもち焼いてるんだな〜」とにやにやしてしまいます♪
 ちなみに続編(続あしながおじさん)はジュディの友達サリィが主人公で、大人になったサリィが孤児院の院長になり、大胆な改革を行っていくお話です。
 こちらもサリィがジュディや他の人たちに宛てた手紙形式になっていて、とても面白いですよ。当時の思想で時々ぎょっとするようなことも書いてありますが…。
 それにしても、もう100年近く前の作品なのに、何度読み返しても面白いのって凄いですね! 皆さんもぜひ読んでみて下さい♪
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第283回
2010/12/9
 ホラーとファンタジーを絶妙に融合させた傑作です。選ばれた人間だけが参加を許される秘密のボードゲーム「ディアボルス・ルーダス」。
 敗者は魂を奪われ、勝者はあらゆる願いが叶うという。ローマ時代から現在に至るまで3万人が挑戦し勝利したのはわずか3人のみ。そんな前口上を面白半分に聞きながしていた16人が、壮絶なデスゲームをプレイすることになります。
 各プレイヤーは「君主」「歴史家」などの駒を与えられ、他人の駒を動かせるとか、それぞれ能力があります。その能力がストーリーに密接に絡んでいて、先の展開を予想するヒントにもなる。
 当然ゲームのルールに則って、誰が生き残るのか(あるいは敗れるのか)考えながら読み進めるので、自分もゲームに参加しているかのような臨場感です。
 ボードゲームにふんだんに盛り込まれたトラップは、いずれも超現実的なものです。しかし、とてもなめらかに描かれていて不自然な感じがまったくありません。ナチュラルに「怖い」です。読み手の心理を制御する術が卓越している作者さんだと思います。
 かなりグロテスクなシーンが多いので苦手な人は要注意ですが、小説好きにはとくにオススメの作品です。
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第282回
2010/12/2
 こんにちは!小林です。朝晩冷え込みますね!最近は夜、家事が一段落した後にシナモン多めのあったか〜い手作りチャイで一息つくのが私のお気に入りです。私は主婦1年生ですが、毎日料理に奮闘(?)しています。
 料理は好きなので、昔はたまに何時間もかけて1品作ったりしていたのですが、毎日となるとそれはとんでもないことで、とにかく「早く作れる!おいしい!」がレシピを探す必須条件です。
 そこで今日、オススメするのはこちら!
 本の紹介が「うまい!簡単!の超実用本」というのが私にヒットしました。私が今読んでいるのは3巻です。
「トマトのチーズ焼き」、「マグロのステーキ」、「ショウガご飯」…など本当に簡単でおいしい料理がいっぱい! 新鮮な食材を見分ける方法も載っています。みなさんもぜひ読んで使ってみてくださいね!
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第281回
2010/11/25
こんにちは! 山田です。
 みなさんは旅行するなら、ツアー派ですか、それとも個人旅行派ですか? 私はこれまで、安くて効率的に観光名所を回れるツアー派だったのですが、先日友人とぶらっと韓国へ行って以来、個人旅行の楽しさに目覚めてしまいました。そんな私が今回オススメするのがこの本!
 勝間和代さんと言えば、お金の話をしているほうがピンとくる方も多いはず。でも彼女、実は月に1度は海外、時間がないときは国内へ旅をするほど旅好きらしいのです。そんな彼女が紹介するのが「マナベル」。
「マナベル」というのは、「学び」と「トラベル」を合わせた言葉で、せっかく旅をするなら、現地の方と触れ合ったり、生の生活を観察したりして、異文化を「学ぶ旅」をしよう!というものです。この本では、勝間さん自身がオーストラリア旅行を通して、どんな体験をして、何を学び、そこから何を考えたのかを、オーストラリアの経済事情から原住民アボリジニに至るまで、事細かに紹介しています。
 彼女のパワフルな「マナベル」を疑似体験することで、みなさんも新しい「旅」の楽しさをみつけることができるはず。これまでツアー旅行ばかりだった方にも是非読んで頂きたい1冊です。
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第280回
2010/11/18
 みなさん、こんにちわ。菊池です。普段は気にしないことでも、改めて考えると「これは何なんだ?」と思う事ってたまーにありますよね。今回はそんな疑問を解決する一冊をご紹介!
 つまようじの溝の意味とか、コンビーフの缶の形はなんで台形?とか、電柱の上のバケツみたいなアレとか、ラーメン屋のどんぶりの模様とか、ジーンズのちっちゃいポケットとか…、多分こう使うんだろうなーとか、こういう意味なんだろうなーなど思いつつも、特に解決して来なかった色んな疑問が満載です。そして、サクッと解決!
 中には「ああ、やっぱりね」と思うものもありましたが、「ああ、そう使うのか」と思うものもあり、なかなか楽しい一冊でした。
 ちなみに、菊池はグリーンピースが苦手なので、シュウマイに乗ってると「シュウマイにグリーンピースは必要ないでしょ…」と、毎回テンション下がっていたんですが、それにもメリットがあるとのことでした。文句を言ってすみませんでした、グリーンピースたち。これからはテンション上げて食べます。
 まえがきで「日常生活の中の重箱の隅を突っついてみました」と書いてありましたが、確かに、菊池が今まで気にもしなかったものばかりでした。でもいざ読んでみると、意外なものに重要な役割があったりして面白いものですね。ちょっとした豆知識として是非どうぞ。
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第279回
2010/11/11
 こんにちは、清水です。ちょっと前から「草食系男子」という言葉を良く耳にするようになりました。いつごろから聞くようになったのかを調べてみたところ、2008年発売の『nonno』で「草食男子」特集を掲載して話題になったそうです。
「草食男子」とは、『恋愛などに「縁がない」わけではないのに「積極的」ではない男性』との事だそうです。そういう人は昔から居たと思いますが、なぜ2008年以降、「草食系男子」という名前で呼ばれるようになったのか調べてみたところ、該当する雑誌を読む層の男性に「草食系男子」と呼ばれる人たちの割合が増えたからでした。
 なぜ増えたのかは話すと長くなるのでバッサリ省略しますが、結論から言うと、この「草食系男子」と呼ばれる人たちは今後も増えます。きっと貴方が話しかける男性の7割ぐらいはそうなるんじゃないでしょうかね。という訳で清水がオススメする本はコチラ!
 近年増えつつある、というか今後も増えている一方であろう「草食系男子」の特徴や付き合い方、恋人にするために必要な事などがしっかり掲載されています。女性の方は「草食系男子」との付き合い方などを参考に、男性の方は自分が「草食系男子」ではないかのチェックに読んでみてはいかがでしょうか。
 ここからは余談ですが、1975年以降に生まれた人は草食系の傾向が強いそうです。
・1970後半、男女差別反対運動による性差の曖昧な教育が開始。男らしさ、女らしさが無くなる。
・1989年のバブル崩壊により仕事への上昇志向が低下。何事にもガツガツしない人が増える。
・1990年後半、セクハラが社会的に問題視される。たった一言で人生が終わる可能性が増える。
 これじゃあ男性が恋愛に奥手になるわけですね。
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第278回
2010/11/4
 今回のオススメは、ある日起きたら体が大きくなっていた男の物語です。東京の普通の20代の会社員が起きたら体が5メートル。本人も国もパニックです。事態が飲み込めなく失意の巨人に国民は同情します。「同じ人間だから」と法のもとで守られます。
「巨人獣」
 しかし体はどんどんどんどん大きくなっていきます。10メートル、50メートル…1食に2万7千人分の食糧、1日に水5万リットル、1回に5トントラック4台分の排泄物…嫌気のさす国民、状況に耐えられない巨人。そんな時さらに女の巨人が大阪に現れて……
 巨人たちの、体が大きくなってしまっただけで他は何も変わらないのに普通の暮らしができない苦しみ、国民の巨人に対する感情と対応の変化をぐいぐい読ませてくれます。
 二人の巨人はこの先どうなってしまうのか、先が気になり読みだしたら止まりません。自然に夢中にさせてくれる、胸をはって傑作と断言できます。けれど読後感は決して気持ちの良いものではありません。「巨人」の出現は現実にはあり得ないでしょうか。漫画の世界だけでしょうか。妖精「小さいおじさん」の目撃情報はなぜか現実に数多あるのに…
漫画フロアより

巨人獣
「巨人獣」
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第277回
2010/10/28
 慈愛に満ちている世界というのは、そうそうありふれているものではない。形にしてしまうと脆くなってしまうものは、そこかしこに転がっているのだが、たいていの人はそこに気がつかない。
私の男
 女の子の初恋の人は父親であるという説がある。父に近づく異性を徹底的に排除する。時には腕力でそれを解決し、時には身体を使うことさえ厭わない。愛などという単純明快で浅薄な単語では理解できない行動であるが、それが何かを読者は知っている。
 ただし、知っているが知ってはいけない。そういう代物である。知ってしまうと、もう戻れなくなる。淡い境界線を越えてしまった父娘は、ただの男と女になってしまう。それが幸せか、不幸せか。「他人」ではない温もりに溺れる中で、父親は娘の中に何を見るのか……。父親に貫かれた娘は、その瞳に何を映し出すのか。
 娘に「私の男」と呼ばれる。これは逆説的な隠喩である。なにしろ父親はすべからく娘を「俺の女」と思っているのだから。そして娘の結婚式が唐突に描写される冒頭。全てが終わってしまってから始まる二人の物語に、美しさこそあれ、背徳や退廃は存在しない。
善き人こそ読むべき書。以て愛の形を知るべし。
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第276回
2010/10/21
 読んだ後に心がモヤモヤする! だがそれがいい!
「どうにかなる日」
 独特の淡々とした描写で人間の恋愛模様が描かれます。最大の特徴は、いつもキャラクターの行動の動機が描写されないこと。「なんでそうなる?」「このキャラはなにを考えているんだ?」と、「?」ばかりのまま物語は進行し、その回答は出ずに話は終わります。
 決して読みやすい漫画ではないのですが、「それは自分で考えろ」と言わんばかりの展開、描写が非常にそそられ、スッキリしない読後感をむしろ楽しめる作品です。
 ちなみに、「人間の恋愛模様」と表現したのは、男女の関係に縛られていないから。同性愛者やロリコン、人妻…上記の作風と相まって、実にフリーダムな世界が展開されます。性描写も少なくないですが、エロいというよりは「人間っぽい」感じがして読みやすいです。男女問わず、一度は体験してみてほしい一冊。
漫画フロアより

どうにかなる日々
「どうにかなる日々」
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第275回
2010/10/14
「おかえりなさいませご主人様!」「呼び方はいかがいたしますか?」
「「「薄汚いブタと呼んでください!!」」」
 こーゆー感じのメイド喫茶なら行ってみたいですよねー。毒島です。コンニチワ。踏んでください。踵で。
 秋の新アニメ『えむえむっ!』を観た人たちの感想が「ドmの主人公にドン引きした」「地上波で放送して良い話じゃない」と大好評だったので、コミカライズ版を読んでみました。
 やー素晴らしい。正統派ドM主人公&天元突破したドSヒロインという組み合わせはスタンダードなものですが、ベッドに潜り込んで近◯相◯を求めてくる姉と母、女装癖の染み付いた親友♂……他の連中も変態しか出てこない…ッ! 徹底した拘りで構築された物語世界は常に清々しいですね。神の領域です。やー素晴らしい。
 この作品に触れた時「ドン引き≒嫌悪感」を感じたなら、おそらくそれは抑圧された自らの欲望を暴露された感覚に対する無意識の反発でしょう。恥ずかしがる必要は無いんです。もう隠す必要はありません。全世界の同志と共に、この作品を読んでアヘ顔しようではありませんか皆さん。
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第274回
2010/10/7
 こんにちは宮崎です。ようやく涼しくなってきて過ごしやすくなりましたね。読書の秋なのでいろんな本を読んで新しい発見をしてみては。今日はスタッフの間でも評判の高いこちらをご紹介します。
 好評販売中のメディアファクトリー×パピレスのコラボ雑誌「comic cyutt」に収録されているこの作品。comic cyutt自体どちらかというと女性向けのコミック誌なんで自分にはあまり向かないかなと思ってたんですが、進められて読んでみたらこれが面白い。とても面白い。
 男性にもおすすめ! むしろサスペンス要素やグロ要素にスポットを当てると女性向けではないくらい。謎めいた事件が少しずつ紐解かれる展開にグイグイ引き込まれてしまいます。早く続きがでないかなー。
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パピレススタッフ


第273回
2010/9/30
 こんにちは、スタッフの南です。私は日々ハーレクインコミックを読み漁っていますが、最近のお気に入りは伊藤悶さん! 
 この方のお話は登場人物の心理描写が見事で、気持ちの流れが表情や言葉で自然に描かれているため、ついつい感情移入して読んでしまいます。その伊藤さんの作品の中で特に好きなのがコチラ!
 いけすかないボス・ゲイブリエルとすました秘書テス、オフィスだけの冷たい関係のはずが、ボス・ゲイブリエルの甥の赤ちゃんがやってきた途端、二人とも大慌て! お互い赤ちゃんに振り回されながら、少しずつ距離が縮まっていきます。
 赤ちゃんを前に「放心→あきらめ→覚悟→開きなおり」をする二人に笑ってしまい、普段の傲慢をかなぐり捨て、テスに助けを求めるゲイブリエルの姿にほっとし……。
 ハーレクインは結構突拍子もない設定のお話が多いですが、こちらは大人の恋愛をしっとり、コメディ色も混ぜて描かれているので、とても素敵なお話です。伊藤悶さんのお話はどれも温かみのある優しい作品ばかりですので、ぜひ読んでみて下さい♪
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第271回
2010/9/15
 こんにちは!小林です。私は現在マンションに住んでいるのですが、この間部屋に管理人さんが来て、最近、どこかの部屋で飼っている猫がベランダづたいに来るので困るという苦情が出ているが、お宅は猫を飼っていますか?と聞かれました。
 同じ階の部屋に1件1件聞いてまわっているそうです。帰ってきた夫にその話をしたら、夫は無類の猫好きなので「うちのベランダにも猫が遊びにきてほしいねえ」とのんきなことを言っていました。
 そこで今日、オススメするのはこちら! 何年か前に話題になった本です。
 この本には、河原で拾った4匹の猫たちの成長ぶりが写真入りで綴られています。写真がまた絶妙なアングルで、思わず何回も見てしまいました!
 じゃれあっている子猫、土鍋にすっぽり入って寝ている猫、小さい雪だるまみたいに真っ白な猫、障子を破いていたずらしている猫…猫好きにはたまらない本です。また、あたたかみのあるみちのくの方言で解説が書かれているのも心がほっとします。
 みなさんもぜひ読んでみてくださいね!
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第270回
2010/9/9
 みなさん、こんにちわ。猫大好き菊池です。今回はコチラをご紹介。
 その猫の名前は「ミーちゃん」。さいたま市岩槻区の商店街で暮らしていた三毛猫です。地域のみんなに可愛がられ、十数年、その商店街で暮らしていました。ところが、駅前の再開発によって商店街の光景はがらりと変わり、ある日、ミーちゃんは行方不明になってしまいます。ミーちゃんは一体どこへ行ってしまったのか…!! そして、無事に見つかるのか!?
 カウンセラーである著者が育った地域での実話を綴った本書。単純な猫の本ではなく、ミーちゃんの話を通して、「人と地域のつながり」や「幸せに生きていくためには何が必要なのか」を考えさせられる、奥が深い内容になっていました。
 それにしても、ミーちゃん可愛いです。そりゃ、みんなに愛されますよ。だけどその分、ミーちゃんが居なくなり捜索をする章では、心配でドキドキしてしまいました。結局ミーちゃんはどうなったのか? 是非、この続きは本書でご一読下さい。
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第268回
2010/8/26
「こんな〜はずじゃ〜なかっ〜たよね〜」で始まるトシちゃんのヒット曲「悲しみ2ヤング」。この歌のそのフレーズと歌全体を通してのやけくそ具合がぴったりリンクする、名前を見て「知ってる!」「見たことある!」と思う人も多いと思います、超一流プロインタビュアーで超一流コラムニストの吉田豪氏の処女小説です。
 YAWARAちゃん(仮名)とヨシ君(仮名)の純愛物語です。物語冒頭で「悲しみ2ヤング」が流れます。それだけでやるせなさいっぱいなお話と察し、これは期待を裏切らないと胸が弾みます。目のつけどころが流石です。
 かゆいところに手が届いているとでも言うのでしょうか。多くの人が抱いていたであろうモヤモヤに直球で突っ込み、それを順を追って紐解いていく様はさすが超一流プロインタビュアーです。並大抵のしつこさではできません。
「こういうことだったのか!」「やっぱり…」と、あのコトについて疑問に思っていたことの答えが、全てが、記されています。エピソードがとても細かいです。知らなくていいことまでたくさん知れます。ヨシ君(仮名)目線で語られていることが真実味を増します。何が真実なのかよくわかりませんが…
 フィクションとノンフィクションの間を彷徨う世にも不思議な世界。ぜひ彷徨ってみてください。
YAWARAちゃん(仮名)の政界物語も吉田豪氏に期待したいものです。
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第267回
2010/8/19
 それにしても酷い奴である。誰がって? メロスに決まっている。
 このメロス、冒頭からかなりキテル人であることがわかる。政治を知らないがとりあえず王様を邪智暴虐と断定し、王を断罪することを決意する。テロである。テロリストである。
 そしていざ王の前に出ると情けをかけてくれと言い(急に敬語)、久しく逢っていない友人セリヌンティウスを人質にして妹の結婚式に出席する。もう、これだけで、薄情を通り越して鬼畜である。
 たぶんセリヌンティウスは「!?」という気持ちであったに違いない。代わりに処刑してくれってお前、何を言ってんの? しかも久しぶりに会うって言うか友人? 俺、友人? 知り合いだよね、僕たち……嘘だといってよバー●イ。
 というか、民を暴君から救う決意はどこへ……。しかも「友人」が人質にいるのに酒に酔って寝たり、命が惜しいとか思ってみたり。そりゃないぜ、メロス。結婚式の日取りまで強引に前倒しするなんて、違約金とか知らないだろ。大変なんだぞ、結婚式の準備って。あーあ、もう一生言われるね妹に。
 そしてなぜか裸で抱き合うラストシーン。そして殴りあう二人。セリヌンティウスはともかく、メロス。お前に殴る資格はないぞ。それとも強敵と書いて「とも」と読むのであろうか。
 この物語の真の勇者はセリヌンティウスである。そして同時に読者は知るのである。はたして不誠実な私に対して命を懸けてくれる友人が幾人いるのかと。
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第266回
2010/8/12
 こんにちわ、新堂です。今回は僕の地元の漫画家の作品をご紹介。
 日本漫画家協会賞大賞を受賞したますむらひろしの代表シリーズです。内容は童話的で幻想的で…謎の塊です。「ヨネザアド」大陸の「アタゴオル」と呼ばれる架空の世界を主舞台とした物語なのですが、これがとても独特な世界。植物・動物・人間の境界線は曖昧で、建築物はほぼ全て曲面で構成され、本は葉っぱです。
 キャラクターの名前は「ヒデヨシ」、「テンプラ」、「パンツ」…作者の頭の中を覗いてみたくなるセンスです。
 これらの設定がなんの説明もなく、当たり前のものとして物語を読まされるので、最初は本当に読みにくいです。ですが、徐々にこの独特の幻想世界が面白くなってきます。先が全く読めず、一話一話のオチは意味が分からなかったりすることもしばしば。
 この「雰囲気」と「幻想感」を楽しむ作品です。ちょっとイメージがし辛いとは思うのですが、例えば宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」が近い感じかな? 一見の価値はありますよ。
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第265回
2010/8/5
 こんにちは。『プレデターズ』『インセプション』と上出来な映画を立て続けに見てハイな毒島です。この調子で『特攻野郎Aチーム』も観に行きます。戦車が空を飛んでるよーヒャッハー!!
 そんなテンションでご紹介する本はコチラ。
 飛び散る脳漿! 迸る中2病ソウル! ついでに表紙はabfly先生!
 いやー「死体のお腹にファスナーつけて着ぐるみっぽく加工」とか斬新デスネー。ステキー! と、猟奇モノ&和風伝奇モノをスルッと楽しめる人にオススメな作品。かなり多くの要素をギッチギチに詰め込んでいるので、1冊あたりのコストパフォーマンスも◎。
 読んだ後、ぜひアニメにして欲しいなーと思いました。でも最近は、血みどろ作品を地上波アニメにするとロクな事ないですからね……寒い時代だと思いませんか……
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第264回
2010/7/29
 こんにちは宮崎です。しかし暑いですね。宮崎はこの暑さのなかゴルフに行ってきて真っ黒です、部分的に…。服を脱いでもTシャツ着てるみたいに焼けてるのでみっともないのです。早く元に戻すか海でも行って他の部分も焼いちゃうかしないと!
 で、今週のおすすめですが前置き全く関係ないコチラです。
 ベストセラー作なので書店で見かけたことのある方も多いはず。宮崎もいろんな方とお話する機会がありますが、初対面でも会話の弾む人は確かにここに書いてあるような気遣いができてるように感じます。具体的なイメージが湧きやすくて実践的、即効性の高い内容だと思います。
 そもそも人と話すこと自体が苦手だという人には別の本をおすすめしたい感じですが、会話をもう一歩弾ませたいという方にはとってもおすすめできます。営業マンやショップの店員さん、これから合コンという方などなど是非読んでみてください。絶対ソンはしないと思いますよ!
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第263回
2010/7/22
 こんにちは、南です。今回のおすすめはコチラ!
 実は私、BLがちょっと苦手なんですけど、ヤマシタトモコさんのお話は心理描写が絶妙で違和感なく読む事が出来るので、好きな作者さんの一人です。
 こちらのお話も、思いがけず恋人同士になってしまった二人の戸惑いや恋心が繊細に描かれていて、読後感が非常に爽やか。表題作以外のお話も、切なかったり、思わず吹き出してしまったりと秀逸な作品ばかりです。BL苦手〜という方にもオススメです♪
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第262回
2010/7/15
 きょうのおすすめはこちらです。
 主人公クワンは、少年の姿にもかかわらず怪力の持ち主で、伸縮自在の武器(壺?)をもっています。一見『西遊記』の孫悟空のようですが、クワンには妖怪を「食べる」力があります。そして仏典ではなくみずからの出生の秘密を求めて旅をします。
 時代は三国時代とオーバーラップしていて、道教をベースにした遠大な世界観が下地となっています。
 妖怪や仙人が入り乱れるアクションシーンがとくに見ものです。『封神演技』など中国の伝奇に興味がある方はぜひ一度ご覧ください。(堀内)
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第261回
2010/7/08
 こんにちは!スタッフの小林です。
 この間、家でテーブルを動かそうとして「いっせーのーで」と言ったら夫に「『いっせーのーで』って関西弁? 普通『いっせーのせ』だよね」と笑われびっくり。私は大阪出身、夫は横浜生まれなのですが、私は大学から関東にいるので関西弁と標準語の区別はついているつもりでした。
 確かに今まで「いっせーのせ」と言っている人はいたけど冗談で言っているのだと思っていた…、末尾が「せ」だと力が入らない!…などと家でちょっとした話題になりました。
 この話で思い出したのがこちらです。
「福岡県民は貯蓄が性に合わない楽天家!?」、「日本で一番家出人の多い県は佐賀県」…など日本全国の県毎の意外で面白い話が載っています! 私は普段から出身県の違いや県民性って面白いなあと思うことが多いですがこの本を読んで改めて実感しました。
 ところでいつからか我が家では、物を持ち上げる時に私は「いっせーのせ!」と言い、夫は「いっせーのーで!」と言うようになりました…。
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第260回
2010/7/01
 みなさん、こんにちわ。最近、パワースポットが気になっている菊池です。パワースポット、流行ってますね。科学的根拠はないようですが、そこに滞在するだけで不思議なパワーがもらえる、なんて聞くとすぐにでも行きたくなります。
 日本には数多くのパワースポットがあるようですが、神社仏閣にも多くのパワースポットがあるみたいです。
 神社仏閣といえば京都、ということで、今回はこの本をご紹介!
 京都にあるたくさんの神社仏閣の中から、厳選し、各々の歴史や、ご利益について紹介しています。ご利益だけ見ても、無病息災や学業成就、縁結びから、電気・電子・電波関係の守護や禁酒、ラブレター上達まで、多種多様!! 自分が欲しいご利益がきっと見つかります。
 またアクセス方法や、意外と知らない参拝方法も解説されているので、初めて行く方でも安心です。
 夏の旅行は神社仏閣巡りなどはいかがでしょう。境内の様子なども解説されおり、何となく行った気分にもなれますので、読むだけでも楽しいですよ。個人的には、金運とか財運向上とかが気になった菊池でした。ぜひ、今度参拝をしに行きたいと思います!!
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第259回
2010/6/24
 先週、彼女のご両親と清水家の両親を含めて食事会なるものを行ってきた清水です。ちょっと高級そうな中華料理屋さんでまったり会話しながら今後の話をしてまいりました。空調の効いている部屋にも関わらず、終始ヘンな汗が止まらなかったです。
 そんなこんなで食事会を行った結果、近いうちに入籍する事になりました。それと8月あたりに彼女の親戚の家へご挨拶しに行く事も決まりました。なにやらトントンと話が決まっていってしまい、若干おいてかれている感はありますが頑張ります。
 というわけで清水が今回オススメする本はコチラ!
 結婚式や弔辞のしきたりから食事、日常生活、恋愛、会社、接客・訪問、電話、メール・手紙まで。生活のさまざまな場面で必要とされるマナーについて解説している1冊です。今までも何冊かマナー本を紹介してきましたが、この本はプラスアルファとして「使用頻度」「重要度」「ウンチク度」の3項目のABC評価が付いています。知っている、または以前に覚えた事もこの評価と照らし合わせて、改めて見直してみるのも良いのでは無いでしょうか。
 先日、ゼクシィを買ってみましたが、同じ社員さんの言っていた「ゼクシィは凶器」という意味を実感しました。あの重さは危険ですね。
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第258回
2010/6/17
「女は自分が他人を傷つけたことは忘れるが他人に傷つけられたことは忘れない…」「女は悲しいことや嫌なことは黙っていられるけど嬉しいことはしゃべりたくなる…」「女の子というものは男に気にいられようと思うと無茶苦茶をやる…まるきり反対でもその場になるとしおらしく全面的に賛成といったり…そして結婚したら地金というか本性を出し、反対のものは全面的に反対とハッキリいう…」
 私、女・安田、「ハッ」としてドキリとさせられました。世の中には「いい言葉」、格言・名言を集めた箴言集なるものがたくさんありますが、ここまで女性の本質をすばりと言い得たものは他には無い、この本だけで充分語られていると言えるのではないでしょうか。
「女は自分が他人を傷つけたことは忘れるが他人に傷つけられたことは忘れない…」「女は悲しいことや嫌なことは黙っていられるけど嬉しいことはしゃべりたくなる…」「女の子というものは男に気にいられようと思うと無茶苦茶をやる…まるきり反対でもその場になるとしおらしく全面的に賛成といったり…そして結婚したら地金というか本性を出し、反対のものは全面的に反対とハッキリいう…」
 およそ半世紀にわたり数多の恋愛小説・エッセイを女の視点で飾らずずばずばと書いてこられた田辺聖子先生の作品中の登場人物が呟いた「いい言葉」を集めたのがこちらの本。女の本質、女こうあるべき、などの言葉はさすがの貫禄で、重みと深みと真実味があります。女そのもののことだけでなく、女が思うイイ男・ダメ男、ホンモノの男の定義や男ってこうだよねと男視点と女視点でも語られております。
 恋愛や夫婦に関すること、子供や大人、老い、人生についてまで、たった一行の短い言葉だったり短編小説位の長めの文章だったりと、箴言集といえども非常に読み応えがあります。男性も女性も、既婚者も未婚者も「ハッ」と気付かせてくれたり、これから心がけようとさせてくれる言葉の数々。読むと粋な大人になれそうです。
 ちなみに田辺先生の書く女の言葉は世の女性全ての思考、女について書かれた言葉は世の女性全ての真実です。男性は読む前と読んだ後で女性を見る眼が変わるかもしれません。女性は読んだ後、強くなります。
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第257回
2010/6/10
 俺の嫁キター! 美人の味方だけれども相手にされないオスカルです。世の中世知辛いですけれど、美人がいれば問題ない。危ぶむなかれ、見ればわかるさ。逝くぞー。
 というわけで、今回ご紹介するのは「約束の地」こと安めぐみ写真集でございます。私オスカル。それはもう、ナメクジが這うように閲覧しましたよ。気持ち悪いとか気味が悪いとか、そんな瑣末な言葉はもうよいのです。今なら菩薩になれる気がする……。
 世知辛い世の中、男も女も癒しが必要です。でも、癒しって滅多に見つかるもんじゃあございません。ところがですよ。ありました、あったんですよパピレスに。何だろう。不思議と画面からマイナスイオンが漂ってきます。穏やかな笑み、艶っぽさもありながら下品ではない。まさに日本国いや、世界の至宝。それがパピレスで手に入るなんて!
 ちなみに今のオスカルの状況を表すと、こんな感じ。
オスカルは思わず画面を見つめた。オスカルのHPが5万回復した。オスカルはさらに幸せな気分になった。
 ああ神様……彼女は現代のジャンヌダルクですか? いや、マリア様?
 とりあえず安めぐみ、コンプリートしてきます!←仕事しろ!
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第256回
2010/6/3
 こんにちわ、新堂です。今回は久しぶりにボーイズラブをご紹介。
契−ちぎり−1
 暗くて重くて濃厚、辛い、苦い、血だらけのボーイズラブ! 20歳くらいの主人公はヤクザで、組長子息の側守。で、想いを寄せるのはお仕えし、守る対象である御子息その人…。
 まぁ、これくらいならBLではよくあることで、普通ならラブラブハッピーエンドになってもおかしくないのですが、この御子息、9歳です。恋愛になりようがありません。てゆーか、主人公がショタの変質者であることにまずビックリです。
 このトンデモ設定で筋の通ったストーリーにしてあるので、どうやっても明るい話になりようがないのが本作。でも、人間がとてもリアルで、主人公の性欲のはけ口や組内のやり取り等、実に”それらしい”描写がしてあるので読み応えが半端ないです。例えば「ああ、うん…普通BLだと無視されてるけど、そりゃ無理矢理やれば血、出るよね。緊急病院レベルだよね…」といった感じで、リアルの追及に容赦がないです。BLという世界への甘えが殆ど感じられません。
 人間ドラマとしても非常に作りこまれているので、BLを単なる明るいエロ漫画だと思っている方にはぜひとも読んでいただきたい!
 最後に…主人公の男前っぷりが異常なので、これだけでも読む価値がありますよ!!
漫画フロアより

契−ちぎり−1
「契−ちぎり−1」
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第255回
2010/5/27
 こんにちは、毒島です。あと三ヶ月は二十代の毒島です。大切な事なので2度言いました。同じこと2回言ったので、本も2冊紹介します。
 まず『ラヴクラフト全集』。言わずと知れたクトゥルフ神話の生みの親による作品集です。一種のホラー小説ですが、人間の知恵や時空を超越した宇宙的恐怖、狂気と混沌の世界観は「コズミック・ホラー」と呼び親しまれ、後世の作家に多大な影響を与えています。「崖の上の○ニョ」とか色々。古い作品ですがホントに面白いので、基礎教養的に押さえておきましょう。
 では、そのクトゥルフ神話に登場する悍ましい邪神を「萌え化」してみたら、どうなるか?
 普通はそんな事考えても妄想止まりなのですが、そんな狂った発想を見事にライトノベルへ仕立て上げたのが『這いよれ! ニャル子さん』。
 原作の、直視出来ない程に冒涜的な邪神達を、あろうことか美少女に置換しラブコメ風味に。でもそこで描かれる世界は、やはり狂気と混沌に包まれています(性的な意味で)。
 この作品で特筆すべきは、文体。本文のおよそ2〜3割を90年代/ゼロ年代サブカル文化からの引用とオマージュで構成する特徴的なスタイルです。いささか人を選ぶ文体ではありますが、ハマると抜け出せない中毒性があります。
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第254回
2010/5/20
 三十路突入の宮崎です。おすすめ日記の人気者、あの毒島氏と同じ年です。なんというか、30歳ってもっとこうオトナな空気が漂うような渋い人物像を想像してましたが自分はまるでダメですね。良くも悪くも変わらないというか…。
 気を取り直して今週のおすすめですが、今日は今までと流れを変えて敢えてこの一冊をおすすめします。
こゝろ
 知らない人はもはやいないと思いますし、ほとんどの方が1度は読まれているかもしれませんね。学生時代には感想文を書いたという方も少なくないのでは。受け売りですがこの本は、歳をとったり人として成長したりすると読んだあとの印象や感想がガラリと変わるそうです。
 自分が最後に読んだのはもう10年くらい前になってしまっているのでこれを機に自分がどう変わったのか試してみたいと思います。
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第254回
2010/5/13
 こんにちは、南です!今週のオススメはこちら!
同級生
 中村明日美子さんはパピレスで初めて知った漫画家さんで、一度読んだらすっかりファンになってしまいました! 独特のシャープな絵柄と流れるような会話が心地よく、また描かれる登場人物もみんな味があって素敵です♪
 こちらの作品はBLですが、ソフトでさわやかな内容なので、苦手な方にもぜひ読んで頂きたいオススメコミックです♪
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第253回
2010/5/6
 GWで実家に帰省したのですが、教育実習で母校にいったことを思い出しました。生徒ひとりひとりに日誌があって毎日30人分をチェックします。そのなかに「先生の好きな本は何ですか? 私は菊地秀行です」という子がいました。
 さっそく街の本屋までいって買ってみたのですが、かなり面白かったです。
 西暦1万2千年。いきなりこの設定です。
・吸血鬼が歴史の表舞台に登場。
・圧倒的な異能と超高度科学技術で世界を牛耳る。
・種族として滅びの時代に突入。
・辺境ではまだまだ健在!
 人々は荒地で吸血鬼や化け物の影に脅えながら暮らしています。そこにやってくるのが吸血鬼を狩る主人公。しかも美貌。
 まさに中世ロマンスです!
 主人公は無口で非情(でもホントは情に厚い)。荒唐無稽スレスレの窮地を潜りぬけ、確実に標的をしとめる。痛快です。長いシリーズをかけて、主人公が抱える生い立ちの謎も、ちらちら語られていきます。これもまた魅力です。
 昨年から米国もヴァンパイアブームのようです。10年ほど前に向こうでも本作のアニメが評判になったらしいですが、こんなにカッコいい吸血鬼ものは他にないので、また注目されるんじゃないかなと思います。
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第252回
2010/4/28
 こんにちは!小林です。今日は、最近私が気に入っている本をご紹介します!
 毎日仕事が終わって家に帰ると料理をして後片付けをしてアイロンをかけて…と主婦をしている私です。この本には「4人分のレシピで8人分作る時、単純に調味料が2倍ではダメ」や「コロッケはポテトがアツアツのうちに丸めること!」など料理をおいしくするコツがたくさん載っています。
 料理に関しては、最近携帯でレシピ゚検索をできるサイトにハマっています。「キャベツが余ったけどこれで一品作れないかな?」とか「家の人が風邪気味の時は何を作ったらいい?」などの時に細かいワードで検索できて非常に便利です。最近は電車の中でそのサイトを見るのが楽しみです。
 さて、実は私、ご紹介した「そんなやり方じゃダメダメ」シリーズがお気に入りです。他に「家事 そんなやり方じゃダメダメ!」「節約する・貯める そんなやり方じゃそんなやり方じゃダメダメ!」などがあり私の読みたい本リストに入っています。ぜひ読んでみてくださいね!
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第250回
2010/4/15
 4月も中旬に差し掛かり、桜の季節となりましたが未だに寒い日が続くので冬服が手放せない清水です。寒暖の差が激しいので皆さんも風邪などひかないようお身体ご自愛下さいませ。
 さて、4月は学校や仕事など色々と新しく始まる時期と言う事で、今回清水がご紹介する本はコチラです。
 『人は見た目だけで判断してはいけない。』とは昔から良く言われますが、身なりは第一印象としてその人を表しますし、大体の人は身なり通りのしぐさ、行動、言葉づかいだったりします。
 この本は人からチェックされるであろう項目がミッチリ詰まっており、書かれている内容をそのまま実行したら、一体どこの大和撫子かというレベルまで人が変わってしまうぐらいです。とはいえ、個人の個性もありますから、そこまで実践する事は無いとは思いますが、心がけとして参考までに読んでみてはいかがでしょうか。
 ちなみに清水はパピレス内で『パンキッシュ』と呼ばれた事があります。パンクロックの最上位…?まあ、若気の至りと言う事で……
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第249回
2010/4/8
「もったいないおばけが出るぞ」と、市原悦子のナレーションでご飯を残すと大根やナスのおばけが出るというCMがこどもの時によく流れていて、怖かった安田です。ご飯をよく残し、震える夜を重ねてきました。
 大人になった今でも断腸の思いでご飯を残すときにそのCMが脳裏を過ぎります。今は怖いからではなく、「食」のありがたみを成長の過程で学習してきたからです。
「お百姓さんが汗水流して」「生き物の命を頂く」「飢えで苦しんでいる国のこどもたち」とかこどもの頃は親に言われても響いてこなかったことが響くようになってくるものです。学習できていないのかそのようなことがまったく響いていないのか、我が道をひょうひょうとゆくのがこちらの本の西田。
 ご飯をよく残す男の記録です。本人が記録しているのではなく彼の同僚である著者が、西田の残したご飯の写真と何をどう残しそれを見てどう感じたのかが半年にわたり延々と綴られております。
 この西田、それはそれはよくご飯を残します。ご飯の残し方がいちいち突っ込みどころがあって、それを著者が絶妙なセンスで掬っていて、「ご飯を残すことをおもしろがって、不快極まりない!」と正義感を抱いて読み始めても、西田がなぜか憎めないどころか彼に「いいぞ!もっと残せ!」と自分の学習過程を覆すようなことを思ってしまいます。
 残さないと寂しいです。残ったご飯は著者がたいらげている点も西田を応援する後押しになります。不快な生活態度でも徹底されててユーモアがあるならばこれはもう、パフォーマンスです。副題に「アートっぽい残飯」とありますが納得です。
 ぜひ西田の残飯芸術と彼のご飯を残しても好感をもたれる稀有な人間性、著者のつっこみ、嘆き、太ってゆく様、ふたりの仲の進展具合をお楽しみください。
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第248回
2010/4/1
 こんにちはオスカルです。このところストレスがたまっております。たまに全裸で荒野を駆けまわりたくなる今日この頃。ま、春ですから。そんなオスカルのオススメはこちら!
 万人向けではないのは、ヒロインが男だから……。おまけに主人公がかなりイタイ。脇を固める女の子たちもかなりキワモノが揃っているわけで、となにやら北の国から的な口調になってしまうほど濃厚な不安要素がオスカルの脳裏を過ったのです。ニッチな需要を詰め込めば、イイってもんじゃないんだぜーとオスカルは一枚めくってみたのです
 結論:なめた口きいてすんませんでした
 おもしろい! 何がってキャラが立っているし、何より美少女しかいない! 美少女しかいないはずなのに…それを意識させないとは!裏切りですよ、良い意味で♪
 近年、巷では百合だとか萌えだとか男の娘とかが流行っているようですが、そんな用語が当てはまらない本作品。そもそも主人公からして萌えキャラじゃないし。彼女どころか親族にしたくないレベルのキャラクターってのは中々おりません
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第247回
2010/3/25
 こんにちは、新堂です。今回ご紹介するのはコチラ↓です。
 ちょっとした仕草や何気ない一言から、隠された“ホンネ”が読み取れちゃう心理学の雑学本です。会話の中で、「時間がない」を繰り返す人、「でも」が口癖な人、「〜というか」から話始める人etc.…いますよね〜。こういう人達に共通する隠された“ホンネ”とは!?
 意外な深層心理が丸分かりで面白くって一気に読めます。しかも相手の“ホンネ”を読み取ることで、対人関係を自分に有利な展開に進める心理ワザも盛りだくさん!
 例えば、相手がウソをついているか疑わしい時は冗談を言ってみる。相手が冗談に気がつかなければウソの可能性が大…などなど、仕事や恋愛などでも使えそう。このテクニックが駆使できれば、交渉の達人になれるかも!?
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第246回
2010/3/18
 こんにちは、毒島です。先日、「サマーウォーズ」Blu-ray版のためにBDレコを衝動買いしそうになりました。でも「時をかける少女」はDVD版買っちゃったんですよね……どうしたものか。
さて、今日ご紹介する本はコチラ。
朗読:ゆかな
 プリキュアが、キュアホワイトが「時かけ」読んでくれるんですよ。耳元で。どんなご褒美ですかコレは。
「原作読む⇒コレを聴く⇒細田版「時かけ」を観る⇒原作読む」を繰り返してカルマを溜めれば、いつかタイムリープできるようになるかもしれません。精進しませう。
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第245回
2010/3/11
 ども宮崎です。先日友人の結婚式に出席してきました。何回結婚式に出席しても新婦のお手紙シーンにはグッとさせられてしまいますね…。お二人ともお幸せに。
 結婚式と言えばよく宮崎は余興を頼まれます。毎回仲間と気のきいたイタズラみたいなものを考えるのですがコレがなかなか難しい。「気のきいたイタズラ」ってところがネックで、やられた方も笑っちゃうようなものって頭を使うのです。今日はそんなイタズラの達人たちの投稿を紹介します。
 今回で3回目の登場の2ちゃんねる新書からです。もういいだろう、とか言わないで…。
 秀逸なイタズラの数々を読んでみなさんも真似を…いや笑ってください。しかし3人寄れば文殊の知恵なんて言いますが、いろんなテーマでスレッドが立つ2ちゃんねるの発想力ってすごいですね。叩かれるようなこともあるみたいですけど要は使い方、楽しみ方次第じゃないかなと思います。
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第244回
2010/3/04
 こんにちは、野村です。
 つい先日まで熱戦が繰り広げられていたバンクーバーオリンピック。野村も全部じゃないですけど、いくつかは見ました。特にカーリング、やっぱあのスポーツは面白いですね〜駆け引きの激しさがたまらないです。
 さて、今回紹介するのは冬季オリンピックイヤーといえば……ということでこちらです。
オシムがまだ語っていないこと」
 そう、今年は2010年南アフリカワールドカップの年です。野球から魂を売ったのかと言われるかもしれないですけど、野村はサッカー、大好きです。
 多分今の若い人たち(?)は知らないと思うけど、元アルゼンチン代表のバティストゥータというFWが大好きでした。
 さて、ここは雑記帳ではないのできちんと本の内容を。オシムとはご存じ元日本代表監督のイビチャ・オシム氏です。オシムさんが持つ独特のサッカー観をこの本から垣間見ることができます。あの蘊蓄に富んだ言葉の背景にあるものはこういうことだったのか、と納得させてくれる1冊です。
 まだ気は早いですが、これを読んで3か月後に迫ったワールドカップを楽しみに待ってみるのはどうでしょうか。
趣味フロアより

オシムがまだ語っていないこと
「オシムがまだ語っていないこと」
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第243回
2010/2/25
 こんにちは、前回ロマンスの達人と紹介された南です! 日々ロマンス系の本を読んでいるので、すっかり詳しくなりました私が、今回オススメするのはこちら♪
 両親を亡くし、叔父の家でこき使われるエレナー。一日も早く家を出たいと思い続けていたある日、ハンサムなマクレーン兄弟の兄・ルークに求婚されて……。
 ここまでのストーリーだとシンデレラのようですが、実はルークの求婚には「ぐちゃぐちゃの家を片付ける家政婦のような女性が欲しい」という、とんでもないウラが!
 喜んで結婚したエレナーと、罪悪感を覚えつつ彼女に惹かれるルーク。そのずれがやがて二人の間に亀裂を生みだし……後は中身を読んでのお楽しみ!
 原ちえこさんの描く女性は大人しそうに見えて、実は芯の強いので大好きです。エレナーもそのタイプなので、わりと身勝手なヒーローにガツンと言うシーンはスカッとしますよ♪
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第242回
2010/2/18
 こんにちは。堀内です。
 やっちゃだめと言われると、すごく気になりますよね。僕が子供のころは「子供だけでお酒を飲んじゃダメ」とか、「壊れた建物(=倒産したモーテル)で遊んじゃいけない」とか。大人だけが知っている秘密があるようでドキドキしたものです。
 でも社会人になったら自由にできることが格段に増えて、理不尽な理由でダメって言われることはほとんどなくなりました。ちょっと調べればいろんな情報が手に入るし、実際に体験しなくても、どんなものかイメージできそうな気がします。
 この「なんとなくイメージできる」が曲者だなと最近思っています。
 禁止されてるわけでもないし、推理小説のようにはっきりした謎でもないんだけど、なんとなく抱いているイメージのせいでよく見えなくなっているものが、自分にとってはある種の「秘密」なんじゃないかと。
 ロマンス小説というジャンルがまさにそれでした。
 日本ではベストセラー入りすることの少ないロマンス小説ですが、海外ではとてもたくさんのファンがいて、各社の看板作家がしのぎをけずる一大ジャンルです。
『シークレット』は、4つの中編ロマンスがおさめられていて、現代もの、ファンタジーもの、歴史ものとロマンス小説の多彩なテイストを一度に味わえるお得な本です。
 来週は、ロマンスの達人(?)スタッフ南が、このジャンルの魅力をめいっぱいご紹介する予定です。どうぞお楽しみください。
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第241回
2010/2/10
 こんにちは! スタッフの小林です。最近、京都の魅力にすっかり取りつかれて、足繁く京都に通っている私です。そこで今日、オススメするのはこちらの本です。
 この本には、京都をより楽しめる情報がたくさん入っています。「苔寺の苔はどうして生えたの?」「清水焼は清水寺の近くで作られていない?」「なぜ京都のお雑煮は白味噌を使うの?」といった面白いエピソードから「どの時季がその場所のベストシーズンか?」「紅葉のオススメスポットは?」など耳寄りな情報も入っています。
 そういえば去年の夏、京都の町を散歩している時、曲がり角に「こちらは通り抜けできませんどすえ」と書いた張り紙があって笑ってしまいました。それから京都の夏は非常に暑い! あまりに暑いのでタクシーに乗ったらタクシーの運転手さんが「今日は涼しいからさっきソフトボールやってたよ」なんて楽しそうに話していました…
 この本を読んでまた京都に行きたくなりました。今年も京都観光を楽しみたいと思っています!
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第239回
2010/1/28
 こんにちは、清水です。正月もあっという間に過ぎてしまい、もう1月も終わりに差し掛かっていますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
 清水は大晦日〜元旦は普通に寝て過ごし、1月1日に友人と集まり初詣を行ってから両親に新年の挨拶メールをしました。数分後、母親から『カニ買ったから取りにおいで\(^o^)/』と返ってきました。えぇ、もちろん帰りにカニを貰って帰りました。
 そんな訳で清水が今回ご紹介する本はコチラ!
 これはヤバイです。全国の某巨大掲示板ユーザーのお母様方(時々お父様方)から届いたメールの内容がツラツラと投稿されているのですが、どの投稿も思わずニヤリ、時々ホロリとする内容のものばかりです。
 皆さんもこの本を読んで、ご両親にメールを送ってみてはいかがでしょうか。
 ちなみに清水家の両親は問題なくメールが使えていますが…お父様、そろそろ改行を覚えてください…
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第238回
2010/1/21
 こんにちは。「ばか」という名の雄猫を飼っていました安田です。いや、実際のところ彼には名前なぞなく、家族がおのおの好き勝手に呼んでいました。母は「クロちゃん」父は「たま」弟は「おい」、そしてわたしは「ばか」。ばかだから「ばか」です。
 庭にたくさんの野良猫が居つき、ばかも始めはそのうちの一匹で、たくさんの野良猫たちにちゃんとした名をつけるわけもなく特徴で呼んでいました。三毛猫は「みけ」黒猫は「くろ」小っちゃい猫は「ちび」、で、ばかはばかさが際立っていたので「ばか」。
 とある事情で途中から家猫になったのですが新たに名前をつけるのも照れくさくそのまま呼んでいました。決して嫌いだったりかわいくなかったわけではないです。もう、かわいくてかわいくて大好きでした。「ばか」さがかわいいんです。愛すべき「ばか」。ばかな子ほどかわいいっていいますしね。ばか万歳!
バカ男子
 こちらの本、小学生男子のばかっぷりがたっぷりです。愛すべきばか。それにつきます。純粋なんですね。純粋ゆえに一方的でしかものごとを考えられず、そこに一直線につっぱしる。
 本人はいたって真面目でもまわりからみたら「…あいつはなにをやっているんだ」。猫のばかも食べ物を投げて与えるとまず、遊びました。投げられた→跳ねた→おもちゃ!の思考だったのでしょう。
 他の猫は食べ物を投げ与えられても瞬時に食べ物と判断していたのに…「ばかだなあ」とあきれつつも顔は笑顔になります。邪悪さ皆無な理解しがたい言動はときに愛くるしいものです。小学生男子、そのかたまりですね。
「変なおじさんと仲良くなる」「母親の財布から盗んだお金を使いきれずにおびえる」「ダメだと言われるとすぐやりたくなる」などのありがちな小学生男子の愛おしいばか話が作者の体験として文章と絵で語られています。
 笑いながら「こんなことあったあった、したした」と懐かしい思いに浸れます。小学生女子だったわたしでも。大人の男女の方すべてにおすすめです。ちなみに猫のばかは散歩に行ったきり2年間帰ってきません。大ばかものです。
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第237回
2010/1/14
 ここ最近、古代史がアツイ、と勝手に思っている、オスカルです。というのは、考古学的な重要発見が年末から年始にかけて相次いでなされたからです。
 たとえば、三国志で有名な曹操の墓や、奈良の桜井で発見された卑弥呼の墓とか……事の真贋をはっきりさせるには今しばらくの時間がかかりそうですが、2010年は古代史ブーム到来の予感!そんなわけで、オススメ本はこちら。
 本書は「日本書紀」に隠された真実を深く追求する、いわば歴史の「常識」に挑戦する意欲的な著書です。実はこの「日本書紀」、読み方も未だに定まっていない代物であることは意外に知られていない事実です。「にほんしょき」「にっぽんしょき」そもそも「日本紀」であったという説もあります。
 その成立の過程からして胡散臭い。古来より歴史書というものは、政治的な行為とみなされていましたから、相当に強引なこじつけが随所になされているわけです。
要するに、なんだかよくわからない正体不明な書物。それが「日本書紀」なのです。しかしながら、日本人は”とりあえず”その記述を正しいものとして取り入れてしまった。
「常識」の裏側に見えてくるのは、権謀術数の闇に呑まれてしまった「真実」なのかもしれません。是非、あなたの目で確かめてみてください!
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第236回
2010/1/7
 こんにちは、新堂です。今回は新堂が昔ハマっていた漫画をご紹介。
まもって守護月天!(1)
 もう10年以上も前ですが、少年ガンガンで連載していたハーレム系ラブコメディです。天然っ娘、お色気お姉さん、不思議系少女、2頭身のチビキャラ…と、当時はそういった属性が確立されていなかったハズなのですが、要点はしっかり押さえてるのはすごいです。表紙が可愛い女の子なもので、恥ずかしくて本屋で買うのをためらっていたのはいい思い出…今では何を買おうと怯むことはありませんが。
 さて、「突然可愛い女の子と同居することに!」というハーレム系でありながら作者は新人の若い女性でしたので、実は主人公を含む男達も可愛い、っていうか全キャラ可愛い、というちょっと異色の作品でした。今見ると一粒で二度おいしい、みたいな。男女問わず楽しめます。回を重ねるごとに絵や話が上手くなっていきますし、なにより新人らしい拙くも力に溢れた感じがすごくイイので、ぜひ読んでみてください。
 連載途中で掲載誌がコミックブレイドに変わったので、後半は「まもって守護月天! 再逢」をどうぞ。
 実のところ一番の思い出は、アニメ版にて一番好きなキャラがOPアニメーションに登場しながらも、本編には最後まで出てこないという不思議現象で絶望したことなんですがね…。
漫画フロアより

まもって守護月天!(1)
「まもって守護月天!(1)」
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第235回
2009/12/24
 こんにちは毒島です。学生時代の友人から「結婚します」という連絡が届きました。ダメな友人の中でもキング・オブ・ダメ人間な奴なので「どうせゲームのキャラクターと結婚だろハハハ」とか言ってみたら、リアルな人類と結婚するんだとか。世も末です。地球滅べば良いのに。
 さて、今日ご紹介する本はコチラ。
 先ずは右の動画を5秒くらい眺めてみて下さい。話はそれからです。
『comic cyutt』にはオトメ&オトメン向けの連載作品が4つ載ってますが、僕のオススメは断然この『にゃんカフェへようこそ!』。てゆーかマズイよコレは。こんな猫カフェあったら会社行かないで一日中居座る。サンシャイン通りに作って欲しい。
 いやしかしこの作品の寸止め感はホント凄いデス。行間を読ませると言うか、後の展開を妄想させると言うか。僕の脳内では、にゃんこ達がもう大変な事になってるし。いやぁ尻尾ってホントに便利ですね。
 たぶんこの文章読んでる人は「コイツ一体何言ってんだ?」「この男はドラッグでもキメてるのか?」って思ってるでしょうが、先ずは騙されたと思って無料サンプル見てみるべき。Don't think.feel.
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第234回
2009/12/17
 こんにちは宮崎です。2009年ももうすぐ終わりですね。締めくくりのイベントが各地で行われてるみたいです。
 個人的に予想して楽しみにしてる今年の漢字は「新」らしいですけど宮崎的にはピンときませんでした…。2009年の流行語も発表されてましたが毎年全然聞かなかったような言…ゲフンゲフン、大賞は「政権交代」だそうです。
「歴女」も含まれていたみたいですが今年は天地人やらゲームやらの影響で歴史に注目が集まりました。来年の大河ドラマはあの坂本龍馬みたいです。戦国時代に並ぶほど熱い幕末が舞台なので歴史ブームはまだまだ続きそうですね。前置きが長くなりましたが今回のオススメは歴女に贈るこの一冊。
 坂本龍馬のみならず歴史的人物のその後を綴ったマメ知識本です。有名な人物の活躍は当然知られていますが晩年どうだったのかって意外と知らなかったりしませんか?そんな知識の隙間をぴしゃりと埋めてくれます。
 来年に向けて坂本龍馬をバッチリ予習したいという方は山岡荘八のシリーズ「坂本龍馬(1) 黒船の巻」もあるのでこちらをチェックです。
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第233回
2009/12/10
 こんにちは、野村です。早いものでもう年末ですね。何か去年もこの時期におススメ日記を執筆させてもらいましたが、そこにはこう書いてありました。
<自分ではまだまだ(!?)若いつもりなんで、来年はもっと充実した1年を送れるようにしたいです……。(願望)>
 ……この言葉は来年の自分の目標にしようと思います。さて、今回は珍しくキャラクターにあった本を紹介しようと思います。
 何か凄く久しぶりに野球小僧たるキャラのための本が見つかった気がします。まあ、内容はかなり専門的な感じですけどね。野村がこの本のテーマをかなり簡潔に説明しますと……
 プロ野球(メジャーリーグでも可)で、例えばピッチャーで160kmの直球を投げれる人がいたとします。これは凄い才能だというのはわかりやすいですよね。でも、このピッチャーはプロ野球に入ってほとんど2軍暮らし。たまに1軍にあがってもすぐ打たれまくって2軍落ちの繰り返しです。
 ……さて、それは何が原因なんでしょうか?というのを説明しているのがこの本です。
 まあ、要は球が速いだけではダメ、緩急とか駆け引きとか(以下略)って感じで成功する選手に必要な素質を分析しています。今の人はもう知らないと思いますが、昔プロ野球に星野(阪神の監督やった人ではないですよ)という左投げのピッチャーがいました。彼の直球は何と120km台! でも、彼は引退するまで150以上の勝ち星を積み重ねました。
 実際にこういう例があるので、この本で述べられていることは全部が当てはまるわけではないですけど、なるほどなあと思える点はいっぱいです。
 野球好きにはおススメ。特に今はオフシーズンですから、妄想し放題の時期でもあるので、この本を読んでさらに来年への予測をリアルにしてみてはどうでしょうか。野村もこの本を読んで、来年こそ広島カープが3位以内に入ることをリアルに想像してみようと思います。
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第232回
2009/12/3
 こんにちは、南です。今回のおすすめはこちら!
 幸せな結婚を夢見て、伝説の「愛の館」に忍び込んだヘレン。そこで出会ったのは眼帯の強面お兄さん!? 主人公のヘレンは恋に憧れる女性でドジだったり、早とちりしたりとかなり表情豊かで、あまり女の子らしくなかったりするんですが、一方で傷ついた動物たちを助け、孤独に閉じこもりがちなヒーローを食べ物で釣ったり(!?)優しい一面もあります。
 眼帯のヒーロー・ダミアンの抱える事情はかなり暗いものですが、前向きなヘレンのおかげで全体的にコミカルで明るい物語に仕上がっています。楽しいお話が読みたい方にオススメです! それと途中、落ち込んで酔っ払ったヘレンを慰めるシーンは必見。突っ走ってしまったヒーローの言い訳に、思わずにやにやしてしまいました♪
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第231回
2009/11/26
 お疲れ様です。堀内です。この間ひさびさに築地にいってきました。場外にすごくうまいモツ丼屋があるんです。数十年前から継ぎ足し継ぎ足しで煮込み続けた奇跡のモツです。店主のおじさんがまたいい味を出していて、我が子のごとく愛おしそうにモツを盛ってくれます。
 明け方の寒空の下、道路の排気ガスをかぶりながらアツアツのモツ丼をかきこむ…最高です。これを超える「丼もの」はないと主張したい堀内ですが、アツアツつながりで、日本人の底力を教えてくれる一冊がありました。
 何か面白い本はないかと思い、少し前にパピレスの携帯サイトで始まった読者レビューを見て、評価の高かった作品から選びました。
 なすのぬか漬け+味の素,焼肉のタレ,バター&ソース,冷たいレトルトカレー,味道楽
 天下の巨大掲示板に投稿された「○○ご飯」の数々です。え!? そんな!?という凄まじい組合せから、想像するだけでよだれが出そうな黄金カップルまで、猛者たちの情熱的な書き込みが続きます。
 食べ物の既成観念にチャレンジしたい方、ぜひご一読ください。
嗚咽」「胸がスーッとする武勇伝」ほかにも2ちゃんの名スレシリーズおすすめです。
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第230回
2009/11/19
 こんにちは! スタッフの小林です。今日、私がおすすめするのはこちらです。
 何か面白い本はないかと思い、少し前にパピレスの携帯サイトで始まった読者レビューを見て、評価の高かった作品から選びました。
 この本には4つの作品が収録されています。私が面白かったのは、狂気太郎さんの「スイート・スーサイド・ナイト」です。主人公は何のとりえもない自分に嫌気がさして自殺したいと思っている紗央里。彼女がお気に入りなのは「スイート・スーサイド・ナイト」というテレビ番組。自殺者達が皆に祝福されながら死んでいく模様を放送する番組です。
 そこでは、空中回転しながら刃物で切断され血まみれになる男、壁にプレスされ内臓と目玉が飛び出す男…何よりその自殺の模様の描写が詳しくてグロテスクです!
 そして待ちに待った自殺の日、紗央里を待っていたのは…ここからの意外な展開はぜひ本でお読みください!
 最初から最後まで血が飛び散っているイメージで、迫力の怖さです。それから表紙の大きな目玉も非常に怖いです…。怖いのが平気な方はぜひ読んでみてくださいね!
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第229回
2009/11/12
 みなさま、こんにちは。早いものでもう11月ですねぇ。この時期は寒かったり、暖かかったりして、厚着の方を見かけると、早くコートの準備しなきゃなぁと思ったり、たまに半袖の方がいたりしたら、さすがに半袖は寒くないですか!?と心の中で突っ込んだりしている菊池です。これからどんどん寒くなりますね。みなさま、風邪などひかないようお気を付け下さい。
 さて、話は変わって今回オススメする本は、こちら!!
「腹八分目」ならぬ「実行八分目」のススメです。神経内科を専門とする医学博士である著者が考える、脳科学の視点から見た行動術を解説しておられます。
 幸福感と脳内伝達物質・ドーパミンとの関係など脳科学の分野のちょっと専門的な話もあり、「仕事」や「恋愛」などでのアドバイスもあり、読み終わると気分が楽になれる、そんな一冊です。
 あらゆる達成度を8割でおさえ、向上心を持ち続けるという、けっして怠けるという意味ではなく、いかに効率よく脳を上手に使うっていう話なんですね。この分野の難しい話が不得意な菊池ですが、本書は思ったよりもとても読みやすい!! とても分かりやすく解説してもらえます。
 そして「男女の幸福感のズレ」や「3番手のススメ」など、興味深いテーマが満載です。『“勇気を持って頑張らない”中途半端のススメ』なんて言われると、本当に勇気がいる気がしますが、本書のありがたいアドバイスを読めばきっと肩の力が抜けるのではないでしょうか。
 毎日頑張ってるみなさま。肩の力を抜きたいみなさま。ぜひ一度ご覧下さい。
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第228回
2009/11/5
 こんにちは、近日ライヴを予定している清水です。週末しかまともに練習できていないので、しっかりと演奏できるのか不安はありますが、そこはノリで何とかしようと思いますので、皆様どうか生暖かい目で見守ってください。
 今回はバンドつながりでこちらの本をご紹介したいと思います。
 この作品は1995年の東京ドームライブから、活動休止までの1年を追ったドキュメント作品です。
 非常に豊富なインタビューに対するメンバーの答えを読んでいると、自分がそこに居るかのような感覚さえ覚えてしまいました。また、同じ音楽に関わる人間として、彼らの音楽に対する考えは非常にグッとくるものがあり、だからこそ彼らはLUNA SEAなんだなと感じる作品でした。
 音楽好きな人ならぜひとも読んでみてはいかがでしょうか。
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第227回
2009/10/29
 こんにちは。鳥が好きな安田です。「好きな動物は?」と聞かれれば「猫と鳩」と答えます。猫を好きなことを不思議に思う方はあまりいないと思いますが、鳩が好きなことには不思議に思う方、たくさんいらっしゃると思います。
 鳩、かわいいですよ。おもしろいですよ。よちよちよちよち、何にもないところをひたすらつつき歩いていて、飛べばいい距離もなぜか歩いて移動する、鳥目で夜飛べない(たぶん)のに駅のホームで終電までエサをつつき歩いていて帰りそびれてる様などみると「ばかだなぁ」と心がとても癒されます。
 鳩について語ると長くなってしまうのでここで割愛させていただきますが、鳩に惚れこんでから鳥そのものに興味がわきました。ペット禁止の賃貸マンションに住みはじめた安田は猫を飼うことは、はなから諦めていましたが、小動物ならば…!鳥ならば…!インコならば…!と思っていましたが…
 実際にボタンインコを飼っている作者のエッセイ漫画、こちらで飼育の醍醐味に加え、気苦労やわからないことだらけで右往左往する様子が綴られていて「今、飼うのは止めよう。けどやっぱりいつか絶対飼おう。」と賃貸契約違反を止めてくれてなおかつさらに鳥が愛おしくなるという素敵な気持ちを芽生えさせてくれました。
 ずんぐりむっくりしたボタンインコのつがいの絵がとてもかわいいです。その2羽の奇怪な行動とそれに振り回される作者の動揺ぶり・ボタンインコへのつっこみがほわっと笑わせてくれます。
 鳥は空を飛ぶために大量のエネルギーを必要とし、一生のほとんどがエサを探して食べる時間らしいのですが(これは例の歩いてばかりの鳥をみれば一目瞭然ですね)、その必要のないカゴの鳥は余った時間とエネルギーをどうしているのか? その答えがボタンインコの魅力そのものです。
 ぜひ読んでボタンインコの魅力に触れて、鳥に、ひいては鳩に魅力を感じていただけたら幸いです。いや、欲張りません、ボタンインコでほっこりとしてください。
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第226回
2009/10/22
 ボンジュール、オスカルです。秋ですね。秋といえば、食欲とか芸術とかいろいろありますが、ここはやはり「読書」でしょう。
「文章は経国の大業にして、不朽の盛事なり」などと昔の偉い人は言っているわけで、これを機会に古に想いを馳せてもよいかもしれませんね。というわけで、今週の一冊。
 さて、本書はそんな三国志における素朴な疑問を丁寧に教えてくれる一冊です。いまさらギモンなんてないぜ、という方。自分は歩く三国志辞典であると自負する方。横山●輝三国志全60巻はもちろん、正史にまで手を出した方。三国志と言えば、火計だよねという方。実は劉備に会ったことがある、いやむしろ義兄弟だったという方。
 そんな方々にも復習、確認という意味でもお勧めできます。新しい発見があるかもしれません。
 もちろん、三国志をあまりご存知ない方にもお勧めです。特に女性の方。三国志を知っているというだけで、周囲の見る目が変わります。レッドクリフおもしろかったねー。なんて言ってちゃいけません。むしろそこから始まるのです!
 冒頭の偉い人。実は三国時代のキーマンの言葉なのですが、それは誰でしょうか。答えは三国志を読んでいけば判ります! 本書で、三国志世界に片足を突っ込んでいただければと思います。知れば知るほど深みにはまっていく世界が、そこにはあるはずです。
 それでは再見。すでにベルバラファン設定を忘れているオスカルでした。
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第225回
2009/10/15
 こんにちは、新堂です。今回もBLの紹介ですが、その前に一つ「萌え語り」をしたいと思います。
 「萌え」は定まった定義のない言葉なので人によって様々ですが、新堂としては「かわいい」の最上級だと考えています。誰しも犬や猫やぬいぐるみ、可愛いものに悶えたことがあると思います。基本的にそれと同じです。ただ、オタク的な「萌え」は若干複雑になっていて、「本来可愛いわけではないものに可愛さを感じる」ことが特徴のように思います。分かり易い例としては、アレです。チラリズムってやつです。完全に見えている状態が本来的にはエロいに決まってます。
 でも、見えるか見えないかがイイ!と感じることができた場合に、「より強烈な」エロスを感じられるわけです。一段階妄想を挟むことで、謎のバイアスがかけられるのです。
 で、それがBL的にはどうなるのかというと…前置きが大分長くなりましが、今回の紹介はコチラ。
 ヒゲやおっさんだらけのBLコミックです。萌えの話に戻りますと、「本来可愛いわけではないもの」…そうです、ヒゲやおっさんです。ここに可愛さを感じることができるかどうかは、個々人の潜在的キャパシティと作品の魅せ方次第なのですが…この作品は実に魅せ方が上手いのです。
 40代のくたびれたおっさんのかもし出す哀愁、硬派な不良高校生(老け顔)のピュアな恋心…等々。これらがヒゲやおっさんを可愛いものと認識させてくれる、この不思議。
 一般的にはあまり可愛いものではないのですから、ちょっと間違えば全然可愛くないものになるはずなのですが、絶妙のバランスで仕上げています。
 まぁ、そもそもBLを読む段階で「男同士の恋愛が可愛い」と思う段階を超えなければいけないので、BLを読めない人には決して勧められませんが…。
 既に超えてしまっている人はBLオヤジ入門としてどうぞ。
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第224回
2009/10/8
 こんにちは毒島です。祝!セガール主演最新映画『斬撃-zangeki-』公開開始!
 今回のセガール様は“ポン刀とショットガンでゾンビを大虐殺”! いやもう、これだけでテンション上がりまくりです。キーワードは「お約束」と「意外性」。これって映画に限らず、エンタメ創作全般で重要な要素ですよね。
 さて、今日ご紹介する本はコチラ。
 アニメが始まる前に予習してみました。表紙を見る限り、ありがちな「美少女おっぱい剣士お色気コメディ珍道中」的なハナシかと不安にも思ったのですが、これがなかなか本気のファンタジーで嬉しい誤算。
 先ず特筆すべきは、剣戟アクションとしてのクオリティ。“剣”“刀”というものをかなり深く研究した上で、剣劇の「所作」の魅力を余すところ無く描写した臨場感溢れる戦闘シーンは秀逸です。
 また、第1巻の時点では軽い描写に留まりますが、かなり深く作り込まれたと思しき世界観は、正統派ファンタジー小説として以後のストーリー展開に大きな期待を持たせてくれそうです。
 本格要素の一方で、おっぱい剣士や幼女系サブキャラを初めとした「お約束」で萌え要素・コメディ要素を担保する隙の無さもあります。主人公の性格そのものが「友情・努力・勝利」(ジャンプ三大原則)を体現しているあたり、かなり計算された作品と言えるでしょう。
 絶妙なバランスで組み上げられた本作ですが、その人気のほどは「売れなければ続きは出ない?」とも言われるラノベ市場で既に7巻まで実績を積んでいる事、アニメ・漫画化も実現された事が何よりの証明です。ぜひお試し下さい。
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第223回
2009/10/1
 こんにちは宮崎です。すっかり秋ですねぇ。先日宮崎は秋晴れの下BBQをやってきました。お肉が苦手な人がいるので肉以外に秋刀魚にサザエにエビにホタテと豪華なBBQでした!
 するとうまそうな匂いを嗅ぎつけたのか、4匹の猫が秋刀魚ゲット!と言わんばかりに遊びに来てくれました。猫はいいですね和みます。犬と違って何考えてんだかさっぱりわかんないところが特に。今日は猫つながりでこちらの本をご紹介。
 従順な犬と違って猫はミステリアスなとこがあると宮崎は思うのですがみなさんはどうでしょうか? そんな猫の不思議な一面をまとめてくれたのがこの本です。世界中から集めた事例なので現実離れしてる感もややありますが全て実話だそうです。肉球ボロボロにしながら旅をして6年越しに戻ってきてくれたりしたら泣いちゃいますよね。
 宮崎が前に飼ってた猫はただのデブ猫でしたが「ウチの猫もこんなとこある!」っていう方もいるかもしれませんよ。猫好きは是非ご一読を。
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第222回
2009/9/24
 こんにちは、野村です。もう夏も終わりですね。今年の夏はあまり夏っぽさが感じられなかった気がします。野村の夏は音楽フェス「サマーソニック」に2日連続で行ったことくらいです。
 そして、ユニコーンの「服部」「大迷惑」等の名曲を生で見れたことにつきます。何か、昔に帰れた気がして清々しい気分になりました。あの頃は純情(?)だったなあって。さて、今回紹介する本はこちら。
 映画化もされている、山崎ナオコーラさんの代表作です。19歳の専門学生と39歳の講師……この年の差が逆に普通とは違う何とももどかしい恋愛を感じさせてくれます。
 男性は一度なら年上の綺麗な女性に憧れるもの(多分……)。だからこそ、自分を含めこの作品に結構感情移入出来る方は多いと思います。自分としては、恋愛小説だけれども是非とも男性におススメしたい作品です。
 ちなみに、個人的には映画版もおススメです。永作博美さんはまさに憧れの年上女性像そのまんまって感じですので。
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第221回
2009/9/17
 こんにちは、南です。今回のおすすめは大好きなこの作品をご紹介します♪
 原作は絵本ですが、私は映画を見てからこちらの小説を読みました。中村獅童と成宮寛貴が声をあてた事でも話題になった作品ですね。簡単に内容を説明しますと……
 ある嵐の夜、小屋で出会ったオオカミのガブと羊のメイは、互いに襲い襲われの関係なのに、友達になってしまう二匹。お互いの正体も知った後も、様々な困難に出会いながらも絆を深め……という内容です。
 この映画は絵本らしいほのぼのした絵柄のアニメーションもさることながら、ガブとメイのラブラブっぷりが凄いんですね〜どこのカップル?と聞きたくなるほど、お互いへの気遣いに愛が溢れてます。
 さらに、映画ではメイの性別が不明だったんですが、小説では女の子になっていて(明示されてませんが、口調が女の子になってます)、こんな事言われたら恋に落ちてしまう……!と思ってしまうようなセリフをバンバン言うので、ある意味恋愛小説といって良いかも?
 小説では、映画では細かく描かれなかった二匹の心理描写もあって、よりラブラブ度が上がってる気がします。映画を見てこの作品を好きになった方も、まだ見てない……という方も、ぜひ読んでみてください! 映画とはまた違うラストも必見ですよ♪
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第220回
2009/9/10
 今年はファンタジーファンの堀内にとってはニュースの多い年です。5月の栗本薫さんの訃報。グインサーガが未完で終わってしまったことは本当に悲しかったです。堀内は大学生のときに読み始めたのですが、新刊に追い付くのに丸1年かかりました。
 あれだけの長編を商業ベースで書き続けられたのは、やっぱり稀代のストーリーテラーだったんだなぁと思います。とくに序盤(1〜8巻)の物語展開は圧巻なので、ぜひ読んでみてください。
 7月にはドラクエの新作発売。堀内が初めてプレイしたのは小学校のときでした。IIIのラストで物語の環がつながったときの感動はいまでも忘れられません。自分もドラクエからファンタジー好きになった人間です。いま堀内が一番注目しているシリーズはこちらです。
 某文庫から移籍でリライトという異色のスタートを切ったシリーズです。
・サイバーパンク調の文体が斬新
 ・相棒同士の毒舌が徹底している
 ・嘘、保身、裏切り、殺害などのシリアスなテーマも扱う
 堀内が魅力に感じている点です。
 美貌の剣士と冴えない主人公のコンビが、辺境の大都市で雇われ稼業をしていて、派手な立ち回りをみせてくれます。先週入荷した3巻はレーベル移籍後、初の書下しで読み応えのある力作です。ぜひお楽しみください。
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第219回
2009/9/3
 皆様、こんにちわ。気が付けば夏らしい行事にほとんど参加することなく、9月を迎えた菊池です。皆様はどんな夏をお過ごしになったでしょうか。
 さて先頃の選挙の結果で世間は盛り上がっておりますが、菊池の脳内では「何故開票してすぐに当確が出るのだろう」と、そんなふとした疑問で盛り上がっております。折角なのでそんな菊池の疑問を解消してくれる本を探してみました。それがコチラ!
「時計の広告で、針が十時十分をさしている理由」とか「お茶屋ではなぜ海苔も売る?」とか「タレントのギャラのしくみとは?」……などなど、日常生活の中で何気なく見聞きしている物事に関するささやかな疑問ってありますよね。
 でもわざわざ調べることって少ないと思います。そんなささやかな疑問を徹底解明してくれる、この本。そして、菊池のささやかな疑問、「なぜ選挙速報は開票率1%で当確?」も解明してくれています。無事すっきり解決です。そういうことか〜。
 それ以外にも知ってそうで知らない、「へぇ〜」と言いたくなる雑学がたっぷり掲載されており、菊池も終始「へぇ〜」とか「ふぅ〜ん」とか言いながら読破致しました。世の中にはイロイロな「ウラ事情」があるものだと、ついつい人に言いたくなります。
 そんな雑学が満載の一冊です。是非おススメです。読んでみてね。
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第217回
2009/8/20
 こんにちは、清水です。皆さん夏休みはいかがお過ごしですか? 清水は学生時代の様な夏休みは勿論ありませんが、休日を利用してプールに涼みに行ったり、友人たちとサイクリングに行ったりと夏休みっぽい事を満喫してます。
 最近は地震やら台風やらで色々と大変ですが、なにはともあれ夏なので、暑くて気分がダレてしまう日もありますよね。そんな訳で今回清水がおすすめする本はコチラ。
アソンデハ イケナイ
 やっぱり夏といったら怪談、ホラーは定番ですよね。
「アソンデハ イケナイ」は『遊んだら死ぬ』と噂されている携帯ゲームを題材にしたホラー小説です。テンポ良く進む展開に衝撃のラスト! うだるような暑い日、ホラー小説を読んで涼しくなりませんか?
 この作品には続編として「ノゾイテハ イケナイ」「ハイッテハ イケナイ」もあります。興味を持った方は続編も併せて読んでみてはいかがでしょうか。
小説フロアより

アソンデハ イケナイ
「アソンデハ イケナイ」
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第216回
2009/8/13
 残暑お見舞い申し上げます。安田です。炎暑酷暑のみぎり、今回おすすめする一冊はこちらです。
 秀逸なタイトルです。「もしかして…」はその通りの映画にもなり話題になった小松左京氏の原作「日本沈没」のパロディです。
 高がパロディ。然れどパロディ。侮ってはいけません。書いているのは「時をかける少女」の日本SF界の大御所、筒井康隆大先生です。「もしかして…」はその通りの日本以外が全部沈没したらを書いています。
日本以外の国の方々すべてが日本へやってきます。すべてなのでその中には有名人・著名人も含まれます。大統領も映画俳優もロックスターも…
 ニクソンも毛沢東もグレース・ケリーもショーン・コネリーもフランク・シナトラもビートルズもローマ法王も…(このお話が書かれたのは1973年頃です)そして名立たる方たちが世も末の時に唯一残された小さな島国へ避難してきた時、どのような運命をたどっているのかが端的に次から次に綴られています。
「あの御方がこんな目に!?」の連続です。筒井先生、容赦ないです。そして残された小さな島国の行きつく先も容赦ないです。容赦ないパロディがおもしろくない訳がありません。地球温暖化が進み海面上昇が進んでいる昨今、あながちありえないお話ではないかもしれません。「日本沈没」よりはありえないかもしれませんが…
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第215回
2009/8/6
 ボンジュール! オスカルです。最近、ウォーキング始めました。10年ほど前に比べて、体重も体脂肪率も1.5倍!(当社比)このままではお嫁にいけないわと、風呂上がりの自分を見て自らを扼殺したくなる日々です。さて今回は、そんな自分にはきっと一生縁のない美少女をご紹介。
 顔よし、スタイルよし。彼女にするなら川村ゆきえと、念仏のように唱えていた高校時代。若干、イタイ思い出とともに蘇るあの頃…。誰もが思い出のアイドルというのを心の奥底に大切に閉まっているはず。そして写真というのは、永遠に美しいままのアイドルをそっと閉じ込めてしまう秘密の宝箱のようなもの。
 この作品は、まだ幼さの残る、けがれなき彼女が満載。それでも弾ける若さと艶めかしさをないまぜにしたような表情は流石というべきでしょう。きっと走ったら、色々とダイナミックに弾むんだろうなというスタイルも相変わらず。とにかく全体を通して眩しいんです!
 まだ大人の階段を登っている途中の彼女の笑顔。そして現在進行形で輝き続ける彼女。あなたの宝箱に、川村ゆきえ。いれてみませんか?
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第214回
2009/7/30
 こんにちは、新堂です。今回はボーイズラブを紹介してみます。
 ボーイズラブ作品はここ20年くらいで爆発的に増えた感がありますが、やはり総数が増えると作品の質はピンからキリまで出てきます。
 その中で、この「隅田川心中」は間違いなく「ピン」と言える名作! ボーイズラブの根底にある「男じゃなくてお前が好きなんだ」という性別を超越した個人を対象とする恋愛要素を抑えつつ、それをコメディやストーリーに十分活かせてます。
 特にストーリーの作りが巧みで、男×男だからこそ可能であったり、引き立つような構成が多くみられます。なんの脈絡もなく男同士で恋愛を始めるボーイズラブも多い中(これはこれでもちろん別の楽しみ方があるのですが)、男同士である理由が感じられる貴重な作品。
 また、特筆すべき点としては、ボーイズラブの単行本でありながら一話を丸々女性視点で描いているのが素晴らしいです! この女性は恋に敗れるわけではありますが、しっかりと納得のいく女性視点でボーイズラブを描ける作品というのは、滅多にありません。
 この他にも、ボーイズラブではあまり見られないチャレンジ精神に溢れた話作りが多く、見ごたえがあります。その意味ではちょっと重い作品ですが、とても面白いし、価値があります。ボーイズラブを軽いエンターテイメントと思っている人にも、ぜひ読んでもらいたいですね。
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第213回
2009/7/23
 こんにちは毒島です。皆既日食どうでしたか? 私はお休みを頂いて早朝からスタンバイしていたのですが、あいにくの曇り模様。結局テレビとネット中継で画面越しの観察です。残念ですがまあ、お金が無駄になったとかじゃないんで諦めもつきますね。さて、今日ご紹介する本はコチラ。
 日本推理協会賞を受賞、直木賞にもエントリーされた作品です。ちなみに2006年本屋大賞でも3位に入賞してました。
「7日の調査の後に対象者の死を見定める死神の物語」。こう書くと何やら重苦しいお話に感じますが、かなりズレた「死神」のキャラクターが奇妙な“おかしみ”を与え、極めてライトな感覚で読み進む事ができます。連作短編の形式ですが、各短編で全く異なる小説の描き方を繰り出す伊坂幸太郎には、いつもの事ながら度肝を抜かれてしまいます。
 ちなみに本作は去年映画化され、そちらも好評だった様子。そして今年はなんと、『フィッシュストーリー』『重力ピエロ』『ラッシュライフ』の3作品が立て続けに映画公開! 小説⇒映画でも、映画⇒原作でも順序は構いません、ぜひこの記念すべき年に、伊坂幸太郎作品に触れてみて下さい。
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第212回
2009/7/16
 こんにちは宮崎です。スノボのシーズンも完全に終わり毎年この時期はダラダラと飲んだり遊んだりするのが定番なのですが今年の宮崎は違います。自分ゴルフ始めました!
 これからは冬→スノボ、春夏秋→ゴルフで年中無休で遊びつくします。とはいってもまだまだ始めたばかりでまともに玉に当たらないくらいのひよっこなので練習あるのみなのですが今回はそんな宮崎が参考になったゴルフ本をご紹介します。
 
 勝手に尊敬している坂田先生のゴルフ本です。宮崎もたくさんの本を読み比べたわけではないですが分かりやすさはピカイチだと思います。自分みたいに練習中の人だけでなく、スイングを作り直したい経験者の方にも評判がいいみたいですヨ!
 新しい趣味を始めると新しい世界が広がっていくようでとても楽しいですよね。今回自分にとってはゴルフでしたが、やってみようかな?と思う事がある人は是非チャレンジしてみてください。
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第211回
2009/7/9
 こんにちは、野村です。今回紹介する本はこちら。
 
 野村の実家では、柴犬を飼っているんですがこれが可愛いこと可愛いこと……。ただ、あんまり自分には懐いてくれないというか見下されている感じがして何だか悲しい気分になりますが……。
 この本はそんな自分みたいに犬好きな人がどんな人物であるかを分析(!?)してくれているちょっとお節介な本です。自分もこの本を読んで、本当に自分が犬好きなのかどうかちょっと検証してみようかなと思ってます。
 己をよく知ることが飼い犬の理解を得ることにつながるかもしれませんからね。ちなみに姉妹本的な感じで「ネコ好き 自分の取扱書」というのもありますので、ネコ好きの方も興味を持ったら是非ご一読くださいませ。
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第210回
2009/7/2
 こんにちは、南です。今回のおすすめはこちら!
わたしが愛したボス
 地上最悪のアンラッキー・ガール、オードリー。派遣の秘書として期間限定で雇われた彼女は、自分の不運を気にせず接してくれるボスのラッシュの役に立とうとがんばるけど……。
 オードリーの不幸具合といったら、たった1週間のうちに飼い猫はいなくなる、車は真っ黒焦げで大破、アパートは水浸しになって家具全滅…と半端ない! 普通だったらへこんで何もする気になれなくなりそうですが、なまじ不幸に慣れているせいか、オードリーはいつも元気! その明るさで、スランプに陥っていたボスも救われていく、という展開はとてもほのぼのしました♪
 著者の曜名さんは可愛らしくコミカルな作品を描かれる方なのですが、この作品では特にはっちゃけている気がします。私のお勧めはオードリーとラッシュが初対面の挨拶をするシーン。ここは何度読んでも吹き出してしまう……。
 全体的に明るくほのぼのとした内容なので、元気になりたい時にオススメです。ぜひ読んでみて下さい♪
漫画フロアより

わたしが愛したボス
「わたしが愛したボス」
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第209回
2009/6/25
 こんにちは。堀内です。雨の日が続きますね。平日は雨でもしょうがないなと思うのですが、せっかくの週末に天気予報が雨マークだとがっかりします。
 休みの日に目を覚ましたらざあざあ降っている。遊びにいくのも買い物にいくのもモチベーションダウンです。一日家にいるなら部屋の片づけでもしようかな、そんなふうに思っても、なかなか面倒くさくて手がつけられません。そこで堀内はこんな本を読みました。
 
 食事も片づけも毎日やらなきゃいけないことはついつい雑になってしまう。いまは忙しい!と思ってるときはなおさらです。金子さんの本には、ほんの少しのひと手間をかけて毎日の暮らしを楽しくするヒントがつづられていました。
 部屋を居心地よくするコツも紹介されていて、ちょっと試してみようかな、という気にさせてくれます。机の配置を変えただけで新鮮な気分になって、なんだか得した気分の週末でした。
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第208回
2009/6/18
 こんにちは! 小林です。今日ご紹介するのはこちら。私の尊敬する作家の作品です。
 これを書いた樋口一葉は、明治時代の文豪です。高校の教科書に「たけくらべ」という作品がのっていることが多いですね。文章は全て古語調の文体なので一見読みにくくはあるのですが、その言葉遣いの流麗さには唸らされます。
 私は樋口一葉の作品はどれも好きですが、その中で一番好きなのは、この本にも入っている「十三夜」です。貧しい家に生まれたお関は、ある資産家の男性に見初められ請われて妻になったものの、突然冷淡になり彼女を軽蔑するようになった夫に苦しめられる。
 ただ、離縁をすれば結婚をしたことによって彼女の身内が受けた恩恵を全て手放さなければならず、さらには一人息子とも離れ離れにならなければいけない。物語は、夫とその家族からの仕打ちに耐えかねたお関が里帰りをし、意を決して離縁をしたいと両親に話をするところから始まります。離縁すれば家族が不幸になる、老いた両親の涙を見て彼女が出した結論は…
 この時代は、今の時代とは違い身分の違いや世間体などの束縛が非常に強かった時代です。文章の中に、そんな社会で生きる人々の葛藤が鮮明に描かれています。樋口一葉の作品は、森鴎外、幸田露伴など当時の文豪から多大な絶賛を受けたということです。
 後世に残る秀作を生み出しながら25歳の若さで夭逝した樋口一葉。彼女が遺した作品はわずかですが、その作品に綴られた美しい文章を、みなさんにぜひ味わっていただきたいです。
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第207回
2009/6/11
 こんにちは、清水です。今回オススメする本は、ダイヤプレゼントなど、モノの値段の裏側が分かるコチラの一冊です。
「この商品は、どうしてこんなに安いの?」「○○円という価格は、どのようにして設定されたの?」
 この本は、そんな疑問を解決してくれます。先週ニュースで見ましたが、仏宝飾ブランド「モーブッサン」のダイヤモンドプレゼント、凄かったですね! 店の前には約2キロの大行列が出来て大混乱だったそうで、中には仕事を休んでまで行った上に駐禁まで切られて、貰ったのは整理券だったと言う人もいたそうな。
 今回のイベントで「モーブッサン」はダイヤを無料で配っているので普通は大赤字と思いますよね。でも、社長曰く「1億円の利益を見込んでいます」との事。
 なんで無料ダイヤなのに1億円も利益があるのか、これにはちょっとしたカラクリがあります。今回「モーブッサン」が配布した無料ダイヤですが、配布したダイヤは裸石なのでそのままでは装飾品としてダイヤを身に付けることは出来ません。
 そのため、ダイヤを貰った人の一部はダイヤを指輪やネックレスに加工したいと思う訳です。「モーブッサン」はこの加工費で1億円の利益を見込んでいるそうです。
 今回オススメする本にもイロイロな値段のカラクリがイッパイ詰まっていますので、話のネタに読んでみてはいかがでしょうか。
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第206回
2009/6/4
 毎年今のようなぬるい季節になると読みたくなります。たまにどんよりしてみたり、たまにはじけてしまったりする時節にぴったりの本です。
檸檬
「檸檬」というさわやか過ぎるこのタイトル、実態は「危ないおにいさんの奇怪なイタズラ」の記録です。この奇怪なイタズラがスキっとスカっとするのです。
 そこにいきつくまでの文中は危ないおにいさんと一緒にもやもや、むかむかとやりきれないのですが最後の最後に「やってくれるネ!」と讃えてしまうような出来事が待っています。
「こう来てこう来る!?」と突っ込みたくなりますけど、突っ込む余地などなく鮮やかにやってのけるのでただただ素晴らしさに唸るばかりです。誰でもふとした時に抱えてしまう「イタズラ心」を実行に移す、それも公共の場で、できないのが危なくない人なのかと。檸檬を讃美する記述は度が過ぎてもう変態の域です。
 梶井基次郎はモノを観、感じる様がすべてにおいて狂人染みていてそこが本当に素晴らしいです。大抵おかしなことを言っているのですが「言われてみれば確かにそうっぽい」と気付かせてくれ、世界を観る眼を広げてくれます。どこかで1度は耳にしたことのある「桜の樹の下には屍体が埋まっている」との言葉、言い出したのも梶井先生です。このお話も収録されております。
 自分が抱える危ない思考などももしかしたらおかしくはないんだと自信もつけさせてくれる一冊です。
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第205回
2009/5/28
 ボンジュール……そろそろフランス人を装うことに疲れ始めたオスカルです。さて、もう6月です。6月と言えば梅雨ですね。特に困るのが、天気予報。朝晴れると言っておきながら、夕方には雨。どこぞのお嬢様が「傘がなければレインコートを着ればいいのよ」とか言ったとか、言わないとか。革命の日は近そうです。そんな不穏な空気を取っ払う作品をご紹介。
 にな川とハツ。ちょっと孤独な二人の高校生。女の子と男の子が一緒にいれば、当然何かあるのかと思いきや、微妙な距離感を保ちながらもお互いを意識しつつ素直になれない不器用さ。読んでいて、変な汗が出てくる出てくる。気になる子をわざと困らせて、その反応に苛立ってみたり、何となく牽制球を投げてみたり……。
 甘酸っぱいなんてもんじゃない。いや、そもそも甘くない。男と女のせめぎあいみたいな緊迫感が、緩やかな描写からあふれ出てくるわけで、バレンタインの日に初めて作ったチョコレイト、みたいな感覚が読者の海馬を刺激します。
 戻りたい、戻りたくない。そんな「あの頃」の記憶が蘇りながら、あまり上手ではない二人の関係に、澄んだ瞳を失ったことを噛み締めさせる、そんな物語。
 あなたは今、蹴りたい背中、浮かびますか?
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第204回
2009/5/21
 こんにちは、新堂です。突然ですがマンネリ化って怖いですよね。最近は気力が減ってきたせいか、色々なジャンルを読んでみる機会が減ったように思います。
 そうなると確かに楽なのですが、それは精神的に良くない。なんだか停滞している気分になります。というわけで、そんな時にはサブカル系を読むのが一番! サブカルって言うくらいなので、大抵は前衛的な作品と出会えます。今回ご紹介するのは、その中の一つ。
「春ノ虫虫」
 短編集ですが、どの話も非常に独特なものとなっています。刑期を減らすために生物を切り張りする仕事(豚と人間を結合させる、とか)する男、虫を喰らう夫婦、狂ったように壁に絵を描き続ける老人…実にサブカル系らしく、(商業的に売れるかどうかはさておき)「表現したいものを描いた」感が溢れています。
 作品にエネルギーがあるのがとてもイイ! 全体的には、「人の生き方」について考えさせられるような作品になっています。一筋縄では読めないので、時間があるときにじっくり読むのがいいかもしれません。この機会にサブカル系の面白さを味わってみてはいかがでしょうか?
 …でも正直、グロい描写がそこそこあって結構きつかったので、グロ(虫系含む)が苦手な人は避けた方が無難です…。
漫画フロアより

春ノ虫虫
「春ノ虫虫」
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第203回
2009/5/14
 ブォナセーラ! 毒島です。みなさん、フジ系で深夜に放送してる「リストランテ・パラディーゾ」観てる? 超カッコイイ老眼鏡紳士が山ほど出てくるから、メガネスキーさんとシンシスキーさんは必ず見るべき。見ないと人生損する。あと原作もぜひ買うべき。
 さて、今日ご紹介する本はこちらの本。例によって前口上との関係性はありません。
「飛空艇乗りとお姫様、2人きりの逃避行1万2千キロ」もうホラ何と言うか「親方! 空から女の子が!」とか「飛ばない豚は、ただの豚だ」みたいな……ホントそんな感じデス。読んでると「晴れ渡る青空、蒼い海原、微笑むお姫様の横顔」みたいのが、脳内でジブリジブリと(←擬態語)湧き上がって来るですよ。
 ラノベ系の売上ランキングや人気投票を総ナメにした本作ですが、それは王道設定とかキャラクターとかの力だけで得たモノでは決して無くて。上に書いたような「情景」を読者に感じさせる、その描写力の凄さが本作のキモだと思います。
 特に空戦シーンは凄いですよ。パイロットの心理と機体の挙動を余す所なく、リアルかつ抜群の迫力をもって伝えてくれます。空戦をここまで描いてる小説って、実はホントに少ないんです。
 既に広範囲からの支持を集めている本作、表紙を見て「萌え小説」と切り捨ててしまうのは余りにも勿体無い。ぜひご一読下さい。
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第202回
2009/5/7
 こんにちは宮崎です。楽しいGWも終わってしまいましたが皆さんどうお過ごしでしたでしょうか。ぼんやりした頭を切り替えて仕事・勉強をがんばりましょう! 後悔しても渇望しても祝日は増えませんヨ。
 さて少し前の話題ですがWBCの日本の活躍はすごかったですね。宮崎は決勝戦を昼休みを利用して、ゲンを担ぎカツカレーを食べながらみてましたが、イチローの“神が降りた”という決勝打には感動しました。
 今日はそんなイチローに学ぶ本をご紹介します。
 イチローがどんなに才能を持って生まれてきたとしても何もしないで200本安打を達成できたわけではなく、今日に至るまで努力と忍耐を重ねた結果がイチローを天才たらしめているこは言うまでもありません。
 ではどうやって努力してきたのか、どうしてあきらめないで続けられたのか、という考え方を学べる一冊です。野球が分からなくても夢や目標を持っている人なら誰にでもオススメできますので是非読んでみてください。
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第201回
2009/4/30
 こんにちは、野村です。さて野村は先月、念願のOASIS来日公演に行ってきました。しかも、2回も!
「俺は、ロックンロールスター〜〜」なんて40近いオジサンが真剣に熱く歌ってくれたのが最高でした。音楽ってホントいいもんですねえ。さて、前ふりはこれくらいで今回紹介する本はこちら。
直江兼続
 私が戦国武将にはまったのは思えば小学校時代でした。きっかけは信○の野望という某有名ゲームですが。武田信玄、上杉謙信、毛利元就……皆がはまりそうな有名武将よりも、ひねくれ者(?)の私は明智光秀とこの直江兼続が大好きでした。
 今では「天地人」の主役なので、おなじみになった感のある直江兼続ですが、この人は本当に凄い才能の持ち主でした。その凄さをぜひこの作品で感じていただけたらと思います。
 また、直江兼続関連の作品だと必ず石田三成がかなり正当な観点から描かれるのもお勧めです。大谷吉継と石田三成の友情物語は歴史を知らない人にもぜひ一読していただきたいくらいです。
 ……とまあ、少々深い方向に熱くなってしまいましたが今話題の人物であることは間違いないので、この機会に是非ドラマでは見れない部分にも触れてみてはどうでしょうか?
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第200回
2009/4/23
 こんにちは、南です。人間のコミュニケーションの中で、言葉が伝える情報はたったの二割、顔の表情や仕草など、言葉によらない非言語情報のほうが八割を占めるのだそうです。
 非言語情報を見極められれば、話してる相手の事をほとんど見ぬけてしまうかも! ということで、今回お勧めするのはこちら!
 この本では、しぐさや表情、話し方から、好き嫌いや服装から、その人の性格や癖を分析します。何気ないしぐさが意外な本心を表していて、こんな事までバレてしまうのか!とびっくりしてしまいます。
 人間心理の複雑さが面白いですし、相手の気持ちが分からない、交渉を有利に進めたい…なんて方にもお勧め。ぜひ読んでみてください♪
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第199回
2009/4/16
 こんにちは、堀内です。きょうはお国自慢をします。
 僕の出身は、あの『蟹工船』の著者・小林多喜二さんと同じ町です。高校の教科書にもちゃんと載っていました。隣県出身の太宰治や宮沢賢治と比べるとほんのちょっぴりの説明だし、「秋田の貧村出身」と失礼な紹介になっていましたが、同郷人が教科書に出ているのはやっぱり地元愛をくすぐられました。
 なので、ベストセラー入りのニュースを聞いたときは密かに嬉しかったです。このあいだも原作を読んでいる若い男の人を喫茶店で見かけて、おっと思いました。80年前に書かれた作品がどんどん読まれてるってすごいですね。さすがに原作で読むのはちょっと…という人にお勧めなのがこちら。
 手が出しにくい話題の名作をマンガで読むことができます。迫力がある画で、もう原作を読んだよという人も楽しめると思います。夏には松田龍平さん主演映画も公開される予定です。ぜひ読んでみてください。
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第198回
2009/4/9
 こんにちは! スタッフの柳田です。今日オススメする作品はコチラ。
 皆さんは、裁判を傍聴したことはありますか? 5月から裁判員制度が始まることもあって、今、裁判の傍聴をする人が増えているようです。
 この著者はなんと法廷に1万回近くに通ったという裁判傍聴マニア。そしてこの本には、著者が実際に傍聴した裁判の中で選りすぐりの面白かった話が紹介されています。厳粛な法廷での「これは漫才?」と思うような被告人と裁判官のやりとり、ちょっと個人的な興味(?)に走った検察官の質問…などリアルで面白い話がたくさん載っています。
 でも著者は「この本を読むより実際に裁判所に足を運んでみれば裁判の面白さがわかる!」と書いています。確かにこの本を読むと実際に傍聴に行きたくなりますよ。
 私も以前、裁判の傍聴に行ったことがあります。裁判を傍聴しているとさまざまな人間模様が見えたり、被告人の人生や裁判官のその場の発言が妥当かどうかについて考えさせられたり…興味深いです。裁判の傍聴もおすすめですよ。ぜひ読んでみてくださいね!
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第196回
2009/3/26
 お久しぶりです? はじめまして? 的確なあいさつの言葉がみつからない安田です。こんにちは。
3p トリオリズム
 その昔、「00セレブ」というナイスなタイトルのテレビ番組がありました。叶姉妹の日常を追うだけの番組です。深夜に数回しか放送されなかったけれどわたしは一度も見逃しませんでした。
 その昔、某トリビア番組へトリビアを送ったことがあります。「叶姉妹の姉は手のひらに『叶』の文字のタトゥーを入れている」と。こちら世間では知らな方人が多いってことはもちろん採用されていません。
 雑誌のインタビュー記事を読んでいて、そこに掲載されていた記事を食い入るように見、一緒に掲載されてた写真も結果食い入るように見、気付きました。こう書くと私が熱心なファンのようですが…
 叶姉妹と改名を強要する某占い師はヘタな芸人よりもおもしろい言動をするなあと興味を抱いていたのです。笑いのツボにぴったりはまったと言えばいいのかもしれませんが…。そんな笑顔になるような素敵な言動で素敵な話題をふりまいてくれる恭子お姉さまの日常・頭の中がぎっしりつまったのがこの一冊でやはり読んでいて笑顔になります。
 しかし、笑ってばかりもいられないのもこの本の魅力。「なんて大それたことを言っているの」と驚愕・疑問・批判も噴き出してしまうけれども、得も言われぬ説得力で説き伏させていただけます。人並み外れたことも筋が通っていれば納得せざるを得ないです。返す言葉などみつかりません。
 ちなみに「恋人と愛し合っている時にキウイはいけない」等の雑学的要素も盛り込まれていて「へぇ」な一冊です。笑顔と感心な一冊です。
趣味フロアより

3p トリオリズム
「3p トリオリズム」
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第195回
2009/3/19
 bonjour! ベルバラ好きのオスカルです。当然、おフランス的なものを紹介すると思いきや、今回お勧めするのは中国史。昨今、何かと話題の日中関係。これを機会に彼の国を骨の髄まで知っちゃいましょう!
 三国志だけが中国じゃない! 英雄豪傑目白押し。縁の下の力持ちから、猛々しい武将まで。個性あふれる50人。おなじみ項羽から、西太后まで2000年。彼らの人生が凝縮された、まさに英傑伝なのです。
 特に項羽の章は必読です。気宇壮大、傲岸不遜。四字熟語が出てきてしまうほどのダイナミックな人物。しかも純愛派。思わず「オスカル」と叫んでしまうその最後。部下に裏切られ、天に見放され、しかしなお故郷に帰らんとする彼の心はいかに……。
 天下を取れなかった彼は、後世の歴史では否定的に描かれがちです。人は良い面、悪い面の両面がある。いわゆるヤヌス的存在です。実際の彼はどんな人物だったのか、詳しく知りたくなりませんか?
 本書は、そんな中国人物史の入門書としてうってつけです。また己を磨く意味でも最適な書物であります。読んで、己を磨いてはいかが?ちなみに四面楚歌は、項羽の破滅的な状況から生まれた四字熟語です。我が家では四面楚歌なオスカルからのご紹介でした。
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第194回
2009/3/12
 こんにちは、新堂です。新堂は小学生の頃から少女マンガをよく読む子供でした。その理由は姉…ではなく兄が少女マンガを読む人だったので。稀有な兄を持ったおかげで、新堂は多ジャンルを抵抗なく読めるようになりましたとさ。お兄さんに感謝! というわけで、今回は少女マンガをご紹介。
 シングルマザー物語ですが、とても明るいお話です。というのも、母・風子と娘・ちぃの二人がとってもたくましくて可愛らしいから! 特に娘の方は、4歳ながら非常にマセてて、とにかく「女」として母と張り合おうとする。
 お肌のハリから幼稚園の保父さんの取り合いまで…そして大抵において負けを感じる母! このあたりのやりとりが非常にコミカルなので、読んでてほんわかします。5歳の男子に告白されて「しもべにだったらしてあげてもいいわよ?」とか言ってしまう、なんとも偉そうでドSな4歳児は…ステキですね…。
 …と、明るい部分ばかり強調しましたが、やっぱりシングルマザー物語なので、根本的な悲しい要素もあります。しかしそういった部分も全部二人の愛情の糧となっていく…そこが非常にイイです。最後の、亡くなったお父さんに関するお話は必見。ちぃの台詞にグッとくること間違いなし!
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第193回
2009/3/5
 巫山戯るな! キアヌ・リーヴスが勿体無ぇ!  こんにちは。今年に入ってから観たキアヌ主演映画が2本ともアレすぎてお怒りの毒島です。
 期待に色々な所を膨らませていたのに、見事に肩透かしを食らってしまう。これって本当に悲しい事ですよね。今日オススメする本はその反対。フツーのファンタジー小説なんだろうなーと思って読み進めると、良い意味で裏切ってくれる「ゆるふわファンタジーSFライトノベル」デス。
人類は衰退しました 1」
 衰退した人類のかわりに地球に君臨(?)するのは、「平均身長10センチで3頭身、お菓子が大好き!」な妖精さん達。ケタ外れに高い知能とテクノロジーを持つ(ハズ)の妖精さんと、旧人類の女の子が出会うとき…………特にコレといって何も起こりません。のほほんとお菓子を食べながら、ユルくておバカなドタバタを繰り返します。妖精さんカワイイよ妖精さん……(´Д`;)ハァハァ
 軽妙かつ毒混じりの会話だけでも十分楽しい作品ですが、実はもの凄く骨太なsf的テーマを内在しているのが凄い所です。
 極端に高度な知能とテクノロジーを持つけれど、数が揃ってテンション上がらないと一切何も出来ない妖精さん達。生存のために一切のコスト(食べ物とか)を必要としないから、「お菓子」と「遊び」という「娯楽」をひたすら求める妖精さん達。彼らを通じて描かれるものは、果たして只のファンタジー、お伽噺でしょうか……? 遊びが高じて「自律生物」(折り紙製)まで生み出した彼らの未来は、本当に薔薇色の「ゆるふわドリームランド」なのでしょうか……?
 小説にしろオカルトにしろ「終末ネタ」というモノは人々を魅了して止まず、数多くの作品が存在します。でも、ここまでホンワカ且つシニカルな作品って、珍しいのではないでしょうか? 今もっとも自信を持ってオススメ出来るこの小説、ぜひ読んでみて下さい。
小説フロアより

人類は衰退しました 1
「人類は衰退しました 1」
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第192回
2009/2/26
 こんにちは宮崎です。今日は話題になった1冊をご紹介します。
 バナナ売り切れ現象を巻き起こすほど話題になったあの朝バナナダイエットの本家本元。話は知っているけどちゃんと読んだことない人は多いのではないでしょうか。もしかして「朝、バナナを食べるだけ」って思ってません? フフフ…。
 大ブーム時にはバナナが売り切れるほどだったけど今は普通に買えるようです。つまりそれだけ始めてみたけど続かなかった人がいるはず! 本の中には続けるコツや効果を上げる方法も載ってますし、ココは一つ正しい知識で再チャレンジしてみてはどうでしょうか。
 もちろん向き不向きもあると思いますので無理は良くないと思いますが、パピレスには美容・ダイエット本が多数ありますのでこちらも参考にしてみてください。
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第191回
2009/2/19
 こんにちは、野村です。もうはやいもので2月も半分を過ぎてしまいました。私事ですが、野村には来月ビッグイベントが待ち受けています。それは、10年来の大ファンである某洋楽バンドの来日公演に行くことです。
 後、1か月で行けるとなると気分もおのずと高揚してしまいます。……頼むからきちんと来日してくださいね、OASISさん。さて、今回紹介する本は前ふりとは全く関係のないこの本です。
「アイフォーンがもたらすダウンロードビジネスの大変化(フォーサイトebooklet)」
 実はこういうデジタル家電が大好きな私。あの薄い端末一本で色々出来るのがiPhoneの魅力。既存の似たような端末とはやはり何かが違います。この本でいう「大変化」というのもあながち誇張ではないです。
 10年前には全く予測できなかった今のダウンロードビジネスの現状を、この本で把握してみてはどうでしょうか? きっと、世の中は凄く進んでいるだなあと思わずにはいられませんよ。
ビジネス・教育 フロアより

アイフォーンがもたらすダウンロードビジネスの大変化(フォーサイトebooklet)
「アイフォーンがもたらすダウンロードビジネスの大変化(フォーサイトebooklet)」
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第190回
2009/2/12
 こんにちは、南です。先日テレビをつけたら、NHKのシャーロック・ホームズが放映していました。このドラマでホームズを演じたジェレミー・ブレッドさんは、細面で鷹のような鼻をした鋭い目つきはまさにシャーロック・ホームズ!でしたが、病気のためシリーズ後半でかなり太ってしまわれて、がっかりした覚えがあります……。(ご本人も気にしておられたそうです)
 さて、今週のお勧めはこちら!
 短編集なのでいきなりその2を紹介してしまいます。この作品集の中でお勧めなのが「瀕死の探偵」です。
 ある日アパートを訪れたワトソンは衰弱しきったホームズに驚く。東洋の病気にかかったというホームズはワトソンに農場主の男を呼ぶように命令し……?  他の作品ではあまり見られない、弱りきったホームズが珍しく、またそれに振り回されるワトソンがちょっと気の毒になります……。
 ネタばれになるので内容には詳しく触れられませんが、読後感すっきりなお話です。未読の方はぜひ読んでみてください♪
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第189回
2009/2/5
 こんにちは。堀内です。若手刑事の現場修行を追ったドキュメンタリーを見ました。容疑者数百人の顔写真を頭に叩き込んで繁華街を歩きまわったり、指紋をとるための粉末塗りを練習したり、盗品を求めてひたすら質屋をめぐったり…。
 たいていのミステリー小説では真面目な捜査が報われない刑事さんですが、現実はもっともっと地道な仕事なんだなぁと感心しました。探偵という職業もじっさいは地味な仕事という話を聞いたことがあります。浮気調査や素行調査…実際はどんなことをしているか気になりませんか?
「日本一の探偵」を自負する著者が、現実に遭遇した依頼と解決策を包み隠さず紹介しています。まさに探偵のノウハウ集。たとえば…
問題:フルスモークの高級車の車内を気づかれずに撮影するために編み出した手とは?
解答例:大根、空きビン、犬の○○○
 さすが日本一の探偵。すごいことを考えるものです。おもしろエピソード満載の一冊です。
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パピレススタッフ


第188回
2009/1/29
 こんにちは! スタッフの柳田です。今日はパピレスの売れ筋作品からご紹介します。
 この本には、さまざまなシーンでの人とのコミュニケーションの中で、会話を活性化し、人間関係をスムーズにする聞き方、話し方が具体例をあげて説明されています。例えば、相手の話を聞きながらメモを取ると相手に好印象を持たれる、だとか敵対心を持つ相手には弱みを見せるとうまくいく…などです。
 そしてこの本は、実際に著者が体験した内容を混ぜながら書かれています。しかも著者は、もともと人づきあいがかなりの苦手だったのだそう。それが病気になった夫の代わりに経営者にならなければならなくなり、30代半ばにして突然コミュニケーションの最前線に放り出されたのだとか。
 作者が苦労しながら自分を変えていった経緯が書かれているので、説得力がありますね。ビジネスでもプライベートでも活用できる話がたくさん入っています。ぜひ読んでみてくださいね!
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パピレススタッフ


第187回
2009/1/22
 こんにちわキクチです。一日の大半を会社のデスクで過ごしていると、世間の話もネットで見ることが増え、なにかどこか遠くの話のようで…。
 昨晩もボケボケと新聞を読んでいたら、オバマオバマ書かれていてあぁそうか就任式だったんだとハッとするようなありさまです。いかんですねー。そこで今回は大統領選を振り返る意味も込めてコレをオススメしたいと思います↓
「米大統領選ジョーク集(フォーサイトebooklet)」
--------(引用)--------
記者団からの「最高司令官として、午前2時に緊急電話がかかってきても対応できま すか?」という質問に
オバマ「もちろんだ。いつも起きている時間だ」
マケイン「もちろんだ。いつもトイレに起きる時間だ」
------------------------

…といった具合に、自虐でも揶揄でもなんでもこいのブラックジョークがオンパレードです。分量があまり長くないので、ビジネス雑誌にしては気軽に読めるし、前後にサラリと解説が付いているので、私のように先の例が「大統領候補最高齢のマケイン氏がフレッシュなオバマ氏を前に自虐した」のだということがスグわからない方でも大丈夫です(苦笑)。
…それにしても、自国の首相よりも他国の大統領の話を知っているって…ヘンな話です よね。最近の麻生氏は漢字と定額給付金の話しか知りません…。特に私はもっと日本の政治も考えたりしなくてはと思いました。がんばろう。
次回はスタッフ柳田がオススメ本を紹介します♪ お楽しみに♪
ビジネス・教育フロアより

米大統領選ジョーク集(フォーサイトebooklet)
「米大統領選ジョーク集(フォーサイトebooklet)」
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第186回
2009/1/15
 新年明けましておめでとうございます。父親とバンドを組んでいる清水です。2月のライブに向けて猛練習中です。ご声援宜しくお願いします。
 さて、皆さんお正月はいかがお過ごしだったでしょうか。清水は年末に忘年会、元日に初詣、残りは家で練習していました。結果、見事に太りました。お餅は危険ですね。というわけでライブに向けてダイエットを考えている清水が今回オススメする本はコチラ。
 太らない食事の極意から、確実に体が締まる運動法、ヤセる入浴術まで、スリムになれる本当の成功法が盛りだくさんの1冊です。無理なくできる方法が色々と載っていますので、自分に合う方法を探して年末〜お正月で溜めたモノをスッキリしてみてはいかがでしょうか。
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第185回
2009/1/8
 こんにちは、新堂です。漫画大好きな僕ですが、漫画を読む面白さの一つに、新鮮な感覚に溢れたストーリーや価値観を持った作品を見つける喜び、というものがあると考えています。
 普段は読むジャンルが偏ってしまいがちなこともあり、そんな作品にはそうそう出会えるものではありません。しかし、今回紹介する『Jの総て』は、久しぶりに「見つけた!」と思わせてくれました。
「Jの総て 1」
 Jという少年が成長していく様を描いた物語です。Jは男の子ですが、小さな頃からマリリン・モンローに憧れ、女性的な言葉、しぐさを身につけており、精神的にも女性的な部分が大きく、男性と性的な関係を持つこともあります。
 同性愛を扱ってはいますが、ボーイズラブというよりは70〜80年代の少女マンガのような、文学的な意味で性を取り扱っている印象を受ける作品です。上記のような女性性への憧れに加えて父親と息子の性的関係、同性愛と宗教といった問題を丁寧に描いており、それらが作品に深みを出させているように感じます。
 なので、単純に楽しく読める作品ではなく、ちょっと考えながら読む作品。決して万人向けではありませんが、たまにはこんな漫画を読むのもいいのではないでしょうか。新しい世界が開けるかもしれませんよ?
漫画フロアより

jの総て 1
「jの総て 1」
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