【絵ノベル】種憑け村〜白濁神、念仏講ノ儀〜

いいトコ育ちの女子大生。折原菜々子　19歳。今時珍しい、品行方正で利発な女子大生。大好きだった祖父の影響で民族学的なことに興味を持ち、全国的に著名な民族学研究サークルのある仙石大学に進学する。その民族学研究サークルで出会った先輩・猪狩義彦に淡い恋心を抱いていたが、ストーカーに襲われそうになったところを助けてもらったこともあり、菜々子の想いはさらに強くなっていった。大学に入学する前ぐらいまでは胸が小さく、髪も短かったため「男ボディ」「男原菜々夫」などと呼ばれてイジメられていた。一生懸命マッサージして女性らしい身体を手に入れたが、今でもそれを怠っていないほどコンプレックスになっている。

打算的でワガママな渋谷のギャル社長。小森リカ　22歳。元々は素行不良のギャルだったが、ふとしたきっかけでギャル仲間を募ってモデルの会社を立ち上げる。それが大成功し、カリスマギャル社長として雑誌のインタビューなどに度々登場している。しかし、このところ会社の資金繰りが苦しく、借金が焦げついて首が回らなくなりはじめている。六本木で知り合った男・猪狩哮と同居しているが、お互いにアクセサリー感覚で恋愛感情は皆無。極度のブラコンで、結ばれることのなかった兄への屈折した思いをズリネタにオナニーすることが多い。兄に犯され、変態的に嬲られるストーリーが得意。大人のオモチャを愛用し、いつも密かに隠し持っている。

埼玉の不倫妻。猪狩美里　32歳。健康食品販売会社の社長を務めている猪狩孝介の妻。実は現在、他の男性と不倫中。借金まみれの夫の世話に疲れていた時、学生時代に付き合っていた男とふとしたきっかけで再会し、焼けぼっくいに火がついた。そのため、夫との離婚を考えるようになっている。そんな時、多田根村出身の夫に頼まれ、祭事に参加するために村へ同行することに。離婚を切り出そうとしていた美里だったが、これが夫への最後の奉仕だと考えている。小便等の“トイレで用を足すという行為”に敏感で、お店などでもいちいち他に誰か居ないか確かめてからでないと用を足せず、誰かが居る時は他のトイレを探したり、我慢したりする。