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創業者挨拶
 当社社名のパピレスは、将来紙が不要になる、すなわちパピルスがレスになるだろうという意味で付けました。しかし、本当に紙がなくなるかどうかは人によって意見が異なります。
 「パソコンで本は読まないでしょう……」さすがに最近、ここまで言い切る人は少なくなりました。今、皆さんが言われるのは、「電子書籍は増えていくでしょうが、紙を駆逐するとか、そんなことはありえない。紙と共存するか、あるいは紙を補完するものとなるでしょう……」です。ただまれに、「10年後に、出版物のほとんどはデジタル化される」と言われる方もいます。デジタル化はどこまで進むのか、はたして紙はなくなるのか。
 未来は誰にも分かりませんが、過去を見れば未来が分かると言います。

 今の便利な紙が出現したのは2000年前になります。しかし紙が使われる以前に、実はパピルスや竹簡の時代が4000年近くもありました。
 しかも最初の頃の紙は破れやすくゴワゴワしていて使い物にならず、竹簡や羊皮紙が300年以上も併用して使われていたのです。これらの歴史的事実は、デジタル化が進行する現代の状況を客観的に判断するのに大いに役立ちます。
 現代は、紙とディスプレイが併用して使われる時代です。情報を紙に印刷して本にして持ち歩く時代から、携帯性のあるディスプレイ端末機器にデジタルで保存し持ち歩く時代に、100年以上かけて移り変わる時期とは考えられないでしょうか。

 携帯性のある端末機器として、今はノートパソコンや、PDA、携帯電話をイメージしますが、100年後の端末は、薄い下敷きの様な物かも知れません。仮に「eペーパ」と呼びますが、その中にディスプレイ機能、メモリ機能、通信機能などのすべてが詰まっています。今のディスプレイは、紙の印刷に比べ見にくい、目が疲れるなどの難点がありますが、どんどん進化し、紙より高解像度でコントラストの高い鮮明な表示媒体になるでしょう。一枚の「eペーパ」でインターネットを閲覧したり、何百冊もの本を読んだりする未来が来るかもしれません。

 さらに大事な変革は、情報の流通も紙のような物理的な輸送でなく、ネットワークを介して電子的に行われることです。紙で配布していた時よりも短時間で広範囲に情報を伝達できます。全世界で1億8000万のWEBサイトが立ち、誰もがそれらを閲覧できるインターネットは、従来の情報の流通形態を根底から覆す可能性があります。
 国の境界さえもあいまいにし、言語や文化、距離の壁をボーダレスにした新しい国家をも生み出す可能性があります。インターネットの持つ情報の共有化、双方向のコミュニケーション特性は、情報を紙に固着した時代から、情報がいろいろな人の手により加工され変化する"知の流動化"の時代を推し進めるでしょう。

 私たちが生きている50年程度のスパンでは、紙はなくならないでしょう。しかし、数百年のスパンでは、新しい媒体に取って代わられることが十分考えられると思います。

(株式会社パピレス取締役会長 天谷幹夫)

創業のあらまし
 創業者・天谷幹夫が、富士通株式会社の社外ベンチャー制度(社員の起業を支援する制度)を利用して、平成7年3月に、ネットワークによる電子書籍販売を事業とする株式会社フジオンラインシステムを設立しました。
 その後、平成12年10月に、ネットワーク配信により、紙(パピルス)が不要(レス)になるということを意味する株式会社パピレスに商号を変更し、今日に至っています。

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