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和書>小説・ノンフィクション>ボーイズラブ小説>ホームドラマ

解説
妻の連れ子だった佳順(けいじゅん)と旭(あきら)が恋人になって2年。2人は穏やかで幸せな毎日を過ごしていた。そんなある日佳順があるデザイナーに見初められ、モデルとしてパリへ行くことに。旭は息子の躍進を喜んだが、佳順は離れることに不安を隠せない。そして不安は的中。旭はずっと忘れられなかった朱門と再会してしまう。「諦めようとしたが……だめだった」、そう告白された旭は、秘めてきた想いを抑えることができず……? 愛と官能のドラマティックストーリー第2弾!
※こちらの作品にはイラストが収録されていません。
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抄録
「佳順、タオルとか軽くて柔らかいものはケースの上の方に入れないと…」
旭は父親らしく手を貸してやりたくなるのだが、その度に息子はいいから休んでいろ、と言うばかりで手を出させてくれない。
どうやら今の旭にできることは、目の前で不器用に荷造りを続ける息子の姿を眺め、もどかしさを堪えることだけであるらしい。
「…あ、もうイヤだ…。こーゆーの…」
旭の気も知らずに、佳順が突然手を止めつぶやいた。それまで手を出したいのを我慢して非効率的な作業をイライラしながらも見守ってきた者の気持ちとして、ここで放棄はして欲しくない。見かねてソファーから立ち上がり、散乱した服を跨いで佳順の脇に座り込む。
息子の傍に近づき、あと少しなんだから終らせてしまえと声をかけようとした。が、近づいた拍子に佳順の唇が旭の頬をかすめていった。
「……!」
旭の白い頬が瞬間的に紅潮する。言おうとしていた言葉が咄嗟に出てこない。佳順はそんな旭の表情をじっと見つめる。唇が触れたのは偶然ではなく意図的なものであったらしく、旭を見る瞳は欲望の色を帯びていた。
「け、佳順! 先に荷物をまとめないと…」
息子のただならぬ様子に気がついてあわてて身体を離そうとするが、時は既に遅かった。旭の唇はすばやく捕えられ、柔らかい感触に包まれる。舌先は口腔内に滑り込んで、粘膜を刺激し始める。佳順よりは一回り小さい旭の身体は長い腕にかき抱(いだ)かれ、とうに自由を拘束されている。
「…だめだっ…て、佳順」
軽く触れられるだけで全身に泡を生じてしまうほど感度がいい旭の身体は、たったこれだけの事で体温が上昇する。拒絶の言葉を口にしながらも、声はとっくに艶を含んでいた。
「もういい…今日は疲れたから…荷造りは明日…。それより…」
佳順は言いながらせわしなく旭の服を脱がしにかかる。
「何やってるんだ!…駄目だよ!」
*この続きは製品版でお楽しみください。
旭は父親らしく手を貸してやりたくなるのだが、その度に息子はいいから休んでいろ、と言うばかりで手を出させてくれない。
どうやら今の旭にできることは、目の前で不器用に荷造りを続ける息子の姿を眺め、もどかしさを堪えることだけであるらしい。
「…あ、もうイヤだ…。こーゆーの…」
旭の気も知らずに、佳順が突然手を止めつぶやいた。それまで手を出したいのを我慢して非効率的な作業をイライラしながらも見守ってきた者の気持ちとして、ここで放棄はして欲しくない。見かねてソファーから立ち上がり、散乱した服を跨いで佳順の脇に座り込む。
息子の傍に近づき、あと少しなんだから終らせてしまえと声をかけようとした。が、近づいた拍子に佳順の唇が旭の頬をかすめていった。
「……!」
旭の白い頬が瞬間的に紅潮する。言おうとしていた言葉が咄嗟に出てこない。佳順はそんな旭の表情をじっと見つめる。唇が触れたのは偶然ではなく意図的なものであったらしく、旭を見る瞳は欲望の色を帯びていた。
「け、佳順! 先に荷物をまとめないと…」
息子のただならぬ様子に気がついてあわてて身体を離そうとするが、時は既に遅かった。旭の唇はすばやく捕えられ、柔らかい感触に包まれる。舌先は口腔内に滑り込んで、粘膜を刺激し始める。佳順よりは一回り小さい旭の身体は長い腕にかき抱(いだ)かれ、とうに自由を拘束されている。
「…だめだっ…て、佳順」
軽く触れられるだけで全身に泡を生じてしまうほど感度がいい旭の身体は、たったこれだけの事で体温が上昇する。拒絶の言葉を口にしながらも、声はとっくに艶を含んでいた。
「もういい…今日は疲れたから…荷造りは明日…。それより…」
佳順は言いながらせわしなく旭の服を脱がしにかかる。
「何やってるんだ!…駄目だよ!」
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