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著者プロフィール

 ふゆの 仁子(ふゆの じんこ)
 星座:天秤座・誕生日:10月10日・血液型:A型。

解説

 無表情なエリートの殻の下に、接触嫌悪症のカラダを隠した橋場は、その秘密を後輩の国友に見抜かれてしまう。年下のくせに、憎らしいほど堂々として男らしい国友。そんな奴が大嫌いだったのに、なぜか彼は「貴方を治したい」と申し出て……! 触れた指の先から、侵入される。とろかされる。熱く香るエロティックラブ。
※こちらの作品にはイラストが収録されていません。

目次

禁欲的なエロス
そして愛しき日々
セカンドヴァージン

抄録

「子どもじみた真似はやめてくれないか。そろそろ席に戻って仕事をしたいんだ」
「嫌、です」
「嫌だ、じゃないだろう? 今、何時だと……」
 いいかげん腹を立てて見上げた橋場の肩を、国友は壁に押さえつけてくる。全身に鳥肌が浮かび上がった次の瞬間、視界が遮られる。
「――っ!」
 何が起きたのかを理解するよりも前に、上から覆い被さるように激しく唇を貪られていた。
 抗おうとする腕は、肩を押さえていた腕に捕らえられる。足をばたつかせても、腰を動かそうとしても、国友の体はびくともしない。
 体格の差は実感していた。しかし、これほどまでに違うと思っていなかった。
 重なっている唇に、生き物のように蠢くものが当たる。細くなった先端がそこを突つき、必死に閉ざしていても、僅かな隙間をこじ開けて中へ入ってこようとする。
 歯を必死に噛み締めているが、顎に手を添えられた瞬間、そちらに気がいってしまって力が抜けてしまう。
 その隙に男の舌は橋場の口腔内に侵入してくる。そして奥で大人しくしている橋場の舌に、根元から絡みついてくる。逃れようとしても執拗に追いかけてきて、細くなった舌の先で、微妙な刺激を与える。
「……んっ」

*この続きは製品版でお楽しみください。