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烈日の残影

烈日の残影


発行: リブレ
レーベル: ビーボーイスラッシュノベルズ
価格:650pt
形式:MEDUSA形式⇒詳細
対応端末:パソコン スマートフォン タブレット
みんなの評価 ★★★☆☆3
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解説

 「強欲」と悪評高い津築弁護士。が、司法浪人中の樹は、彼に理想を見て押しかけ秘書になる。「本当の先生はそんな人じゃない!」噂通り、津築は金になる仕事しか引き受けず、優雅で自堕落な日々を送っていた。しかし津築の深い悲しみを感じ、樹は彼を救いたいと願う。過去に追われる津築に、強引に抱かれてしまうのも恋心ゆえなのに――。法曹界で生きる大人の男の恋。
※こちらの作品にはイラストが収録されていません。

目次

烈日の残影
向日葵の光彩
密月の情景

抄録

 樹が「失礼します」と声をかけて執務室のドアを開けると、津築はソファで飲んでいた。琥珀色の液体を満たしたグラスを手に、津築がうっそりと振り向く。
 仕事をしていたのでは、なかったのか。
 思った途端、口が勝手に言っていた。
「……先生は、どうしてそんなに飲むんですか。事務所で飲むのは、やめた方がいいと思います。酒に逃げているみたいで嫌です」
 ピクリと津築の一文字眉が動いた。長身を揺らすように、のっそりと立ち上がる。
 言いすぎてしまった。剣呑な雰囲気に、樹はドキリとして思わず後退った。
「お前に、何が分かる」
 低く凄むように訊かれ口ごもる。
 もちろん、分からない。それでも、このままではいけないと思う。
 なんと言うべきか。
 伏し目がちに視線をうろつかせた樹の腕を、津築が不意に掴んだ。
 持っていた盆がひっくり返り、コーヒーカップが転がり落ちる。
 委細構わず、強引に引き寄せようとする津築に、樹は夢中で抗っていた。
 もしや津築は、樹が抱いた想いに気づいたのだろうか。
「やめてくださいっ」
 振りほどこうとした樹の手が、弾みで津築の頬を掠った。
 パシっと乾いた音がして、一瞬、樹は竦んだように動きを止めた。そこをすかさず、逞しい腕に抱え込まれる。
「…放してくだ……」
 みなまで言えず、樹は唇を奪われていた。
「んっ…んんっ……」
 逃れようと反り返り、樹は必死に津築の胸を押し返そうとした。でも、がっちりと抱え込まれた腕の拘束は、少しも弛まない。
 とうとう、ソファに押し倒されてしまった。
「やめっ……。先生、やめてください」

*この続きは製品版でお楽しみください。

本の情報

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