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和書>趣味・生活・雑誌>恋愛実用>恋愛How To(女性向)

著者プロフィール
博学こだわり倶楽部(はくがくこだわりくらぶ)
互いの知識を競いあう、驚くほどの博学集団。メンバーは、常人が気にもとめない世の森羅万象にこだわり、その解明のために東奔西走して追究する。著者には、『ネコに遊んでもらう本(1)(2)(3)』『イヌに遊んでもらう本(1)(2)(3)』『雑学王 話のネタ300連発(1)(2)』『トリックの不思議』『花束に弱い女 外車に乗りたがる男』『かなりHな大疑問』『かなりHな博学知識』(小社刊)などがある。
互いの知識を競いあう、驚くほどの博学集団。メンバーは、常人が気にもとめない世の森羅万象にこだわり、その解明のために東奔西走して追究する。著者には、『ネコに遊んでもらう本(1)(2)(3)』『イヌに遊んでもらう本(1)(2)(3)』『雑学王 話のネタ300連発(1)(2)』『トリックの不思議』『花束に弱い女 外車に乗りたがる男』『かなりHな大疑問』『かなりHな博学知識』(小社刊)などがある。
解説
「Hさせて」の拝み倒しが意外と有効なワケとは? 弱い男がなぜモテる? 女性の「してもいい」サインとは?……口説き口説かれる男と女のピンクな胸の内を大胆に解説。女性の口説き方から、デート術、燃え上がるエッチの心得、さらには男をオトすマル秘テクまで、実践心理テクニックを大公開!
目次
†この微妙な女心を知らずにナンパしちゃダメ――
1 女性が無意識に発信してるこれが「今夜はOKよ」のサインだ!
これが女性の「今夜はOKよ」サインだ!
女性は“未知の男”からの誉め言葉に弱い
服装から「エッチな女の子」を見分けるには?
「ナンパ初心者は美人を狙え」という確かな根拠
美人を落としたいなら、一緒にいる不美人に声をかけよ
実は、一番口説きにくいのは「フツーの女」
なぜ、二五歳以上の女性をナンパしちゃいけないのか?
失恋したての女性が“落ちやすい”もう一つの理由
風俗に興味をもつ女性の本音とは
人妻を口説き落とすための恐るべき荒ワザ
†女性自身も知らない口説き落としの絶対法則――
2 女は“性の周期”によって好みの男が変わるって?!
「自分はモテる」と思い込むと、本当にモテる不思議
“あと一歩”の女をコロッと落とす法
女が頼み事をしてくる男に傾いてしまう理由
「ちょっとだけ」とお願いし続けると、大きな“性果”が得られる
女は“性の周期”によって好みの男が変わるって?!
肉体を誇示する男を女が嫌う理由
街でのナンパは、この時間帯が狙いめ!
バーでのナンパは正面ではなく隣から
閉店間際に誘うと、成功率がグンと高まるワケ
雨の日はナンパ男の出る幕なし
†「うまくヤル」デートのための心理学――
3 なぜ、女性は満腹になると性欲が急に失せるのか?
女性が、完璧男より“ドジ男”に惹かれるワケとは
いきなり「無茶なお願い」をする裏ワザ
ムード作りは快適か否かが決め手
初デートの店はこうして探せ
薄暗い店が、やっぱり有効なワケ
デートでの食事がHに欠かせない二つの理由
口ベタでもソノ気にできるデート場所の選び方
なぜ、女性は満腹になると性欲が急に失せるのか?
ほどほどの酒で、女性の“感度”はこんなにアップする
ドライブで「体が感じてしまう」ってホント?
なぜ、初キスはエレベーターの中がいいのか?
プレゼントは、“豪華”より“ファンシー”で
ズルい男のうまい「やさしさ」演出法
女性の“脳を快感”させるなら、コレを見せよ
なぜ人は、リゾード地で恋愛にハマリやすいのか?
1度デートに応じた女性は、“すべて”を覚悟している
†「今夜はキメたい」男と女の実践かけひき術――
4 「Hさせてよ」の拝み倒しがなぜか意外と有効なわけ
「Hさせてよ」の拝み倒しがなぜか意外と有効なわけ
その人が「謎の女」であることを認めてあげる
彼女とさりげなく「同調ダンス」を踊ってあげる
女は理屈でなく感覚で口説け
美人を口説くには「美」とは無縁のポイントを攻める
「仕事のできる女」こそ、女として接すべし
人妻に未知をふみ外させる、とっておきの一言
女性を「〜ちゃん」で呼ぶなら、この時間を厳守
なぜ、口説きは小声ですべきなのか?
打ちとけてきたら、耳もとでささやけ
早口よりも、ゆっくり話す方が相手は落ちやすい
背中越しの口説き文句が有効な理由
プライベートな話は、このタイミングで話すと効果的
「男の弱音」は女に“出番”を意識させる
女性をグラつかせる男の涙の流し方
女性は「下ネタ」が好き、は大きなカン違い
友達以上の関係になれる“ワイ談”の仕かけ方
†この「合コン」大作戦で、あの子をいただきッ――
5 狙った彼女を落としたいならこの人たちに愛想をふりまけ
意中の女性を“目で口説く”うまい方法
彼女のハートを激震させる“突然の愛の告白作戦”
本音を打ち明ける“酔ったフリ作戦”
自身の存在を大きくする“放置プレイ”とは
最後の手段としてリスキーな“説教作戦”
占い好きな女性が口説かれやすいワケ
おとなしい女性は、「劣等感」を刺激してあげる
狙った彼女を落としたいなら、この人たちに愛想をふりまけ
“いきなりディープキス”の超ハイテク作戦
同じ子に目をつけたライバルを蹴落とす法
†相手の身も心もイカす、ベッドの上の心理学――
6 いつも“イッたふり”の彼女の性の扉をひらく法
さりげない“髪へのタッチ”で性感帯の扉を開け
キスを省略して、絶対にベッドインできない理由
キスに成功したら、考える余裕を与えるな
ホテルに入ったら、興奮を抑えてソファーに座れ
エッチ前の入浴は、女性が“覚悟”する大切な時間
女性は視覚で感じない、というウソ
暖色系の部屋が女性の体を燃えさせる
セックスの直後に、実は次のセックスが始まっている
カジュアル・セックスは三回までと心得よ
本気になりそうな相手には、セックスの手抜きはタブー
より濃密な関係を望むなら、セックスを控えてみる
SMプレーの初心者なら、どっちがS役になるべきか?
燃えるようなセックスをしたいなら、不倫に限る?!
いつも“イッたふり”の彼女の性の扉をひらく法
†オトコを丸裸にする、女性のためのナイショ話――
7 SEXのうまい男は試さなくてもココでわかる
男は“押し”にヨワイという学術的考察
SEXのうまい男は、試さなくてもココでわかる
セックスの“手抜き”がズバリわかる公式とは
女体のどこが好きかで、男の性格がわかる
男は女性との会話の中身より声でソノ気になる
“多重人格者”を演じて、男を虜にする
ジラす女ほど、男に大切にされるワケとは
彼に「元カレ」の話をするときの極意
パーティでは、意中の男を“母港”にする
“男のために流す涙”に男はヨワイ
オトコの“制服願望”はやはり異常なことなのか
男をベッドに誘う“酔ったフリ作戦”〈貴女の部屋編〉
男をベッドに誘う“酔ったフリ作戦”〈彼の部屋編〉
1 女性が無意識に発信してるこれが「今夜はOKよ」のサインだ!
これが女性の「今夜はOKよ」サインだ!
女性は“未知の男”からの誉め言葉に弱い
服装から「エッチな女の子」を見分けるには?
「ナンパ初心者は美人を狙え」という確かな根拠
美人を落としたいなら、一緒にいる不美人に声をかけよ
実は、一番口説きにくいのは「フツーの女」
なぜ、二五歳以上の女性をナンパしちゃいけないのか?
失恋したての女性が“落ちやすい”もう一つの理由
風俗に興味をもつ女性の本音とは
人妻を口説き落とすための恐るべき荒ワザ
†女性自身も知らない口説き落としの絶対法則――
2 女は“性の周期”によって好みの男が変わるって?!
「自分はモテる」と思い込むと、本当にモテる不思議
“あと一歩”の女をコロッと落とす法
女が頼み事をしてくる男に傾いてしまう理由
「ちょっとだけ」とお願いし続けると、大きな“性果”が得られる
女は“性の周期”によって好みの男が変わるって?!
肉体を誇示する男を女が嫌う理由
街でのナンパは、この時間帯が狙いめ!
バーでのナンパは正面ではなく隣から
閉店間際に誘うと、成功率がグンと高まるワケ
雨の日はナンパ男の出る幕なし
†「うまくヤル」デートのための心理学――
3 なぜ、女性は満腹になると性欲が急に失せるのか?
女性が、完璧男より“ドジ男”に惹かれるワケとは
いきなり「無茶なお願い」をする裏ワザ
ムード作りは快適か否かが決め手
初デートの店はこうして探せ
薄暗い店が、やっぱり有効なワケ
デートでの食事がHに欠かせない二つの理由
口ベタでもソノ気にできるデート場所の選び方
なぜ、女性は満腹になると性欲が急に失せるのか?
ほどほどの酒で、女性の“感度”はこんなにアップする
ドライブで「体が感じてしまう」ってホント?
なぜ、初キスはエレベーターの中がいいのか?
プレゼントは、“豪華”より“ファンシー”で
ズルい男のうまい「やさしさ」演出法
女性の“脳を快感”させるなら、コレを見せよ
なぜ人は、リゾード地で恋愛にハマリやすいのか?
1度デートに応じた女性は、“すべて”を覚悟している
†「今夜はキメたい」男と女の実践かけひき術――
4 「Hさせてよ」の拝み倒しがなぜか意外と有効なわけ
「Hさせてよ」の拝み倒しがなぜか意外と有効なわけ
その人が「謎の女」であることを認めてあげる
彼女とさりげなく「同調ダンス」を踊ってあげる
女は理屈でなく感覚で口説け
美人を口説くには「美」とは無縁のポイントを攻める
「仕事のできる女」こそ、女として接すべし
人妻に未知をふみ外させる、とっておきの一言
女性を「〜ちゃん」で呼ぶなら、この時間を厳守
なぜ、口説きは小声ですべきなのか?
打ちとけてきたら、耳もとでささやけ
早口よりも、ゆっくり話す方が相手は落ちやすい
背中越しの口説き文句が有効な理由
プライベートな話は、このタイミングで話すと効果的
「男の弱音」は女に“出番”を意識させる
女性をグラつかせる男の涙の流し方
女性は「下ネタ」が好き、は大きなカン違い
友達以上の関係になれる“ワイ談”の仕かけ方
†この「合コン」大作戦で、あの子をいただきッ――
5 狙った彼女を落としたいならこの人たちに愛想をふりまけ
意中の女性を“目で口説く”うまい方法
彼女のハートを激震させる“突然の愛の告白作戦”
本音を打ち明ける“酔ったフリ作戦”
自身の存在を大きくする“放置プレイ”とは
最後の手段としてリスキーな“説教作戦”
占い好きな女性が口説かれやすいワケ
おとなしい女性は、「劣等感」を刺激してあげる
狙った彼女を落としたいなら、この人たちに愛想をふりまけ
“いきなりディープキス”の超ハイテク作戦
同じ子に目をつけたライバルを蹴落とす法
†相手の身も心もイカす、ベッドの上の心理学――
6 いつも“イッたふり”の彼女の性の扉をひらく法
さりげない“髪へのタッチ”で性感帯の扉を開け
キスを省略して、絶対にベッドインできない理由
キスに成功したら、考える余裕を与えるな
ホテルに入ったら、興奮を抑えてソファーに座れ
エッチ前の入浴は、女性が“覚悟”する大切な時間
女性は視覚で感じない、というウソ
暖色系の部屋が女性の体を燃えさせる
セックスの直後に、実は次のセックスが始まっている
カジュアル・セックスは三回までと心得よ
本気になりそうな相手には、セックスの手抜きはタブー
より濃密な関係を望むなら、セックスを控えてみる
SMプレーの初心者なら、どっちがS役になるべきか?
燃えるようなセックスをしたいなら、不倫に限る?!
いつも“イッたふり”の彼女の性の扉をひらく法
†オトコを丸裸にする、女性のためのナイショ話――
7 SEXのうまい男は試さなくてもココでわかる
男は“押し”にヨワイという学術的考察
SEXのうまい男は、試さなくてもココでわかる
セックスの“手抜き”がズバリわかる公式とは
女体のどこが好きかで、男の性格がわかる
男は女性との会話の中身より声でソノ気になる
“多重人格者”を演じて、男を虜にする
ジラす女ほど、男に大切にされるワケとは
彼に「元カレ」の話をするときの極意
パーティでは、意中の男を“母港”にする
“男のために流す涙”に男はヨワイ
オトコの“制服願望”はやはり異常なことなのか
男をベッドに誘う“酔ったフリ作戦”〈貴女の部屋編〉
男をベッドに誘う“酔ったフリ作戦”〈彼の部屋編〉
抄録
「自分はモテる」と思い込むと本当にモテる不思議
女は顔だが、男は顔じゃない。これは、科学で証明されている。ある脳科学の研究所が実験したところ、男性一〇〇人の「好みの女性の顔」を総合してひとつのモンタージュを構成したら、目鼻立ちの整ったふつうの美人顔が生まれ、女性一〇〇人の「好みの男性の顔」を総合したら、ハンサムとは程遠いバラバラの顔が生まれてしまった。
この実験結果は、こう言い換えることができる。男性の好みがひとりの美人に集中しがちなのに対し、女性の好みはひとりのハンサムには集中しない、と。
つまり、男は、どんな顔をしていようと、誰もがモテるチャンスがある。そう信じていいのである。ならば、自分はモテると信じこむに限る。モテると信じこむと、ほんとうにモテるようになるのだ。
それは、なぜか?
前にも述べたように、女は口説かれてナンボ、男は口説いてナンボの世界に生きている。それは、いつの時代も変わらない。女性を口説くためには、それなりの行動をとり、それなりのクサいセリフをはく厚かましさが必要になる。それは「おれは、モテない」なんて遠慮があってはできないことだ。
誕生日に年の数だけバラを贈ったり、歯の浮くようなキザなセリフをはいたり。そんな詐欺師みたいなことをしたら、かえって嫌われる――男の目からみると、そんなふうに思えるかもしれない。ところが、それは大まちがい。女性は、本音のところでは、ウソみたいな演出が大好きなのだ。自分のために必死にウソをこしらえてくれる努力、それが、たまらなくいとしく思えるのである。
だからこそ、自分に金を貢《みつ》がせていた男が前科何犯の詐欺師とわかったときも、その男から離れようとしない女性がいたりするのだ。たとえ、その男の目的が金や体であったとしても、その男が自分を口説くためにさまざまな演出をほどこしたケナげさにウソはない。女性は、そう感じてしまうものなのである。
詐欺師は、相手よりも自分をダマす名人であるといわれる。パイロットならパイロットのフリをした次の瞬間から、オレはホンモノのパイロットだと思いこむ。というより、それ以前に、詐欺師はオレほどモテる男はいないと思いこんでいる。そんな思いこみが、女性を押しきるだけの迫力を生みだすのだ。ナンパ師も、その点だけは詐欺師と変わりないのである。
“あと一歩”の女をコロッと落とす法
女性は、自己正当化の達人である。ブラック・ギャグの旗手、中崎タツヤのマンガにこういうのがあった。カップルが、クルマで田舎道をドライブしている。運転しているのは女性のほうだ。すると、道に飛びだした犬をハネてしまう。そこで、「夢でうなされそう。あなたが運転したことにして」と女性がいうので、男は了解する。後日、「そういえば、あの犬、かわいそうだったな」と男がいうと、女性は、「ああ、あなたがハネた犬ね」――。
恐るべき自己正当化というところだが、こうした女性の特性も逆手《さかて》にとれば、ナンパに生かすことができるのだ。
こんな話がある。ある男がナンパしたばかりの女性と街を歩いている最中、目を両手で押さえて「アイタタタ」と騒いでみせた。「コンタクトが目の中に入っちゃった。外《はず》すのがたいへんだから、ちょっとだけ、そのへんのホテルにつきあってくれ」。女性は、いかにも心配そうな様子で、ラブホテルまでつきあってくれたそうである。もちろん、彼女には、最初からソノ気があったわけだ。ソノ気がないなら、「何言ってんのよ。喫茶店のトイレですむじゃない」とでもいうはずである。
バカバカしいと思われるだろうが、どんなにバカらしくても、口実さえあればOKなのだ。オソロシイことに、口実さえあれば、女性は「わたしは、初めて会った男とヤリたくてホテルに行ったんじゃない」と本気で信じこむことができてしまう。
これは、心理学では「ビコーズの法則」といわれている。「ビコーズ」とは、日本語では「なぜなら」。つまり、口実さえあれば、人は意外と簡単に譲歩してくれるという法則である。この法則と女性の自己正当化のパワーがミックスされたことが“コンタクトレンズが目に入った男”の勝利をよびこんだというわけだ。
ただし、女性は、それだけ不可思議な生き物であるぶん、さらに不可思議なヒネリを秘めているので、油断は禁物である。うまく口実をつくってホテルに連れこんだのはいいが、いざはじめようとしたとき、ふいに女性の中の“理性的”な部分が目覚めて、「あたし、そんなつもりじゃないわよ」と泣きだすケースもある。
その場合は、怒って無理やりなんてことは、けっしてしないように。最近の法廷は、複雑な女性心理への研究がすすんでいるから、いったんは合意のうえでホテルに入ったとしても、レイプ罪が適用される可能性がある。
女は顔だが、男は顔じゃない。これは、科学で証明されている。ある脳科学の研究所が実験したところ、男性一〇〇人の「好みの女性の顔」を総合してひとつのモンタージュを構成したら、目鼻立ちの整ったふつうの美人顔が生まれ、女性一〇〇人の「好みの男性の顔」を総合したら、ハンサムとは程遠いバラバラの顔が生まれてしまった。
この実験結果は、こう言い換えることができる。男性の好みがひとりの美人に集中しがちなのに対し、女性の好みはひとりのハンサムには集中しない、と。
つまり、男は、どんな顔をしていようと、誰もがモテるチャンスがある。そう信じていいのである。ならば、自分はモテると信じこむに限る。モテると信じこむと、ほんとうにモテるようになるのだ。
それは、なぜか?
前にも述べたように、女は口説かれてナンボ、男は口説いてナンボの世界に生きている。それは、いつの時代も変わらない。女性を口説くためには、それなりの行動をとり、それなりのクサいセリフをはく厚かましさが必要になる。それは「おれは、モテない」なんて遠慮があってはできないことだ。
誕生日に年の数だけバラを贈ったり、歯の浮くようなキザなセリフをはいたり。そんな詐欺師みたいなことをしたら、かえって嫌われる――男の目からみると、そんなふうに思えるかもしれない。ところが、それは大まちがい。女性は、本音のところでは、ウソみたいな演出が大好きなのだ。自分のために必死にウソをこしらえてくれる努力、それが、たまらなくいとしく思えるのである。
だからこそ、自分に金を貢《みつ》がせていた男が前科何犯の詐欺師とわかったときも、その男から離れようとしない女性がいたりするのだ。たとえ、その男の目的が金や体であったとしても、その男が自分を口説くためにさまざまな演出をほどこしたケナげさにウソはない。女性は、そう感じてしまうものなのである。
詐欺師は、相手よりも自分をダマす名人であるといわれる。パイロットならパイロットのフリをした次の瞬間から、オレはホンモノのパイロットだと思いこむ。というより、それ以前に、詐欺師はオレほどモテる男はいないと思いこんでいる。そんな思いこみが、女性を押しきるだけの迫力を生みだすのだ。ナンパ師も、その点だけは詐欺師と変わりないのである。
“あと一歩”の女をコロッと落とす法
女性は、自己正当化の達人である。ブラック・ギャグの旗手、中崎タツヤのマンガにこういうのがあった。カップルが、クルマで田舎道をドライブしている。運転しているのは女性のほうだ。すると、道に飛びだした犬をハネてしまう。そこで、「夢でうなされそう。あなたが運転したことにして」と女性がいうので、男は了解する。後日、「そういえば、あの犬、かわいそうだったな」と男がいうと、女性は、「ああ、あなたがハネた犬ね」――。
恐るべき自己正当化というところだが、こうした女性の特性も逆手《さかて》にとれば、ナンパに生かすことができるのだ。
こんな話がある。ある男がナンパしたばかりの女性と街を歩いている最中、目を両手で押さえて「アイタタタ」と騒いでみせた。「コンタクトが目の中に入っちゃった。外《はず》すのがたいへんだから、ちょっとだけ、そのへんのホテルにつきあってくれ」。女性は、いかにも心配そうな様子で、ラブホテルまでつきあってくれたそうである。もちろん、彼女には、最初からソノ気があったわけだ。ソノ気がないなら、「何言ってんのよ。喫茶店のトイレですむじゃない」とでもいうはずである。
バカバカしいと思われるだろうが、どんなにバカらしくても、口実さえあればOKなのだ。オソロシイことに、口実さえあれば、女性は「わたしは、初めて会った男とヤリたくてホテルに行ったんじゃない」と本気で信じこむことができてしまう。
これは、心理学では「ビコーズの法則」といわれている。「ビコーズ」とは、日本語では「なぜなら」。つまり、口実さえあれば、人は意外と簡単に譲歩してくれるという法則である。この法則と女性の自己正当化のパワーがミックスされたことが“コンタクトレンズが目に入った男”の勝利をよびこんだというわけだ。
ただし、女性は、それだけ不可思議な生き物であるぶん、さらに不可思議なヒネリを秘めているので、油断は禁物である。うまく口実をつくってホテルに連れこんだのはいいが、いざはじめようとしたとき、ふいに女性の中の“理性的”な部分が目覚めて、「あたし、そんなつもりじゃないわよ」と泣きだすケースもある。
その場合は、怒って無理やりなんてことは、けっしてしないように。最近の法廷は、複雑な女性心理への研究がすすんでいるから、いったんは合意のうえでホテルに入ったとしても、レイプ罪が適用される可能性がある。
本の情報
紙書籍初版: 2002/2/1
趣味・生活・雑誌>恋愛実用>恋愛How To(女性向)
趣味・生活・雑誌>恋愛実用>恋愛How To(男性向)
趣味・生活・雑誌>生き方・教養>心理学
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海外版の“Reader”は対応しておりませんので予めご了承くださいませ。