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花嫁は閨で惑う【イラスト入り】

花嫁は閨で惑う【イラスト入り】

著: 愁堂れな 画: 稲荷家房之介
発行: リブレ
レーベル: ビーボーイノベルズ シリーズ: 花嫁は夜に散る



解説

 「もう、我慢も限界や」
 ――研ぎ澄まされた刃のような美貌の黒双会組長・神流は、名実ともにNo.1の座をほしいままにするホストの英と想いを通わせ、週末ごとに熱く身体を重ねていた。しかし、神流を親団体の若頭補佐に、という話が上がる中、神流は片腕の若菜から「英と別れてほしい」と言われてしまう。英もまた、彼を慕う後輩ホストから神流との関係を反対され……!? ホスト×美人ヤクザの蕩ける恋、待望の続編登場!!

※ 本作品はイラスト入りです。電子書籍化して配信するにあたり一部単行本と異なる仕様がございます。

抄録

 胸の鼓動は相変わらず早鐘のように高鳴り、まるで耳鳴りのごとく頭の中で響いている。頬は熱く、いつの間にか喉がからからに渇き、答えた声は英以上に掠れてしまった。
「ああ」
『上着は脱いどるやろ? ネクタイは? まだしとる?』
「ああ」
『……解いて……』
「…………」
 言われたとおり、神流がネクタイを解く。シュル、という音が電話越しに聞こえたのか、英がごくりと唾を飲む音が電話越しに響いてきた。
 どき、と更に神流の鼓動が高鳴り、身体が火照ってくる。
『次はシャツ……一緒に脱ごか』
 頭の中で響く鼓動の向こう、英の欲情に掠れた声が響く。
「ああ」
 答える自分の声を酷く遠いところで聞きながら、神流は自身でシャツのボタンを外し、前をはだけさせた。

*この続きは製品版でお楽しみください。