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★伝説のミニシリーズ★ローリー・フォスター「バックホーン・ブラザーズ」セット(2)

★伝説のミニシリーズ★ローリー・フォスター「バックホーン・ブラザーズ」セット(2)


発行: ハーレクイン
シリーズ: ハーレクイン・デジタルセットハーレクイン文庫ハーレクイン文庫コンテンポラリー
価格:900pt
形式:XMDF形式⇒詳細 MEDUSA形式⇒詳細
対応端末:パソコン ソニー“Reader” スマートフォン タブレット
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著者プロフィール

 ローリー・フォスター(Lori Foster)
 愛に対する確固たる信念をセクシーな作風と切れ味のいい文章で表現し、読者の支持を得ている。高校時代からの恋人である夫と三人の息子とともにアメリカのオハイオ州に住んでいる。小説を書くのは大好きだが、いちばん大切なのは、どんなときも家族だと言う。

解説

 ★お得なセット価格★ファン垂涎の〈バックホーン・ブラザーズ〉がついにお得なセットで登場! セクシーなヒーローを描かせたら右に出る者はいないローリー・フォスターが、4兄弟の情熱的な恋をお届けします。本セットには、四男がヒーローの第3話、三男がヒーローの第4話を収録。

 ●『きまじめな誘惑』大学で“英雄論”の論文を書くエリザベスは、人命救助をしたという男性ゲイブに話を聞くためある町を訪れた。だが彼は、想像とはまるで違うプレイボーイ。しかも彼女がインタビューを頼むと、セクシーな笑みを浮かべ、とんでもないことを言いだした。「質問1回につき、キス1回。それが条件だ」

 ●『世話好きな恋人』家族のために昼夜問わず働く苦労人のジョージアはある日、酔っ払いにからまれたところを獣医のジョーダンに救われる。情熱的でセクシーで、何かと親身にジョージアや家族の世話を焼いてくれる彼に次第に惹かれていくが、彼女にはどうしても素直になれない事情があって……。

抄録

 ゲイブのセクシーな攻撃に備えて、エリザベスは体を硬くして待った。ところが、ゲイブは彼女を見つめるだけで、まばたきすらしない。
 エリザベスは胃のあたりが引きつるような気がして、眉を上げた。そして失望と安堵を同時に感じながら尋ねた。「気が変わったの?」
 ゲイブは一度だけゆっくりと首を横に振り、エリザベスを招くように指を曲げた。「こっちへおいで、赤毛ちゃん。君がキスをするんだよ、僕じゃない」
「あら」目の前で長々と寝そべっている男性のすばらしい体を見て、エリザベスは身を震わせた。広い肩は筋肉が盛りあがり、腕もたくましい。腕の内側はなめらかで、ほかの部分より少し色が白かった。エリザベスはこれまで男性のわきの下がセクシーだと思ったことはなかった。そんなことは考えるだけでもばかばかしかった。けれども今、ゲイブのわきの下を目にして……。わき毛を見るのは、個人の秘密をのぞき見しているようで、なんだか親密すぎる気がした。エリザベスはそこから目をそらした。
 うっすらと金色の毛におおわれたゲイブの胸は、日に焼け、引きしまって、見るからに天性のスポーツマンという体だ。エリザベスの鼓動が速くなった。
 彫像のような平らな腹部。わきの下をあまりに個人的というなら、おへそはまさしく性的だった。体毛がおへその周りに渦巻くようにして生え、線となって、ローウエストのジーンズの中へと消えている……。エリザベスは目をまるくした。
 濡れた布は体に張りつき、ゲイブの興奮の証拠を示していた。魅せられたように、エリザベスはそこから目が離せなくなった。現実に目にしたのは初めてだった。エリザベスの体がかっと熱くなった。頬がぴくりと震え、目の前がぼんやりした。
 エリザベスはあわてて視線をゲイブの顔に戻した。困惑し、興奮し、必死だった。ゲイブの顔にゆっくりといたずらっぽい笑みが浮かぶ。私をあざ笑っているのね。なにも言わないところをみると、私が引きさがるのを待っているんだわ。
 引きさがれない。今はまだだめ。こんなふうに挑戦されているとあっては。でも……。
 エリザベスは唇を湿らせ、かすれた声で言った。「こういうことをするべきだと、本当に思っているの?」
 ゲイブはなげやりな態度で、筋肉質の肩を片方だけすくめた。「誰も見ていないよ。臆病になるな、リジー。ただのキスじゃないか」
 ただのキスですって? 桟橋にいた女性たちがゲイブにしがみつき、ボートに乗って通りすぎる女性の誰もが物欲しげに彼を見ていたことを、エリザベスは思い出した。ゲイブはキスくらい――いえ、それ以上でも――なんとも思っていないんだわ。こんなことを私に要求した男性は今まで一人もいなかった。これからどうすればいいのかしら?
 エリザベスはおそるおそるゲイブを見た。「体を起こして……くれない?」ゲイブの上にかがみこみ、きわめて男性的な体に身を寄せるなど、考えるだけでパニックを起こしそうだった。
「いや、これで気分爽快なんだ。だから早いところ頼むよ」
 ゲイブの言うとおりだった。するなら、早ければ早いほどいい。歯を抜かれるときのように、その瞬間は痛みでたじろぐが、それで終わりだ。
 エリザベスは自分に考える時間を与えずに、ゲイブの頭のわきに片手をつき、上体をかがめてすばやくかすめるようなキスをした。そしてすぐに体を起こし、ゲイブの視線を避けてメモ帳と鉛筆を構えると、声が少し震えるのもかまわずに、質問を浴びせた。「では、ボートが暴走している湖に飛びこんだとき、こわかった?」
「別に」
 エリザベスは鉛筆を構えたまま、じっと待った。しかしゲイブがなにも言わないので、彼にくってかかった。もう神経はぼろぼろで、これ以上ゲームを続けるのはとても無理だ。「恐ろしく簡単な答えね」
 ゲイブは皮肉っぽい目でエリザベスを見た。「恐ろしく簡単なキスだったからね」
 エリザベスは言い返すすべもなく、ゲイブの口元を見つめた。彼女の唇には一瞬のキスの、うずくような感覚がまだ残っている。唇を湿らせてはだめ、噛んではだめ、と必死で自分に言い聞かせた。心臓はなおも早鐘を打ち、期待で胸が……違うわ! 期待じゃない、不安で胸が締めつけられるのよ。冷静にならなければ。「つまり、私がもっと長いキスをすれば……」
「どうなるか、試してみたら?」
 それくらいできるわ! 私は意気地のない間抜けなんかじゃないもの。決意に背筋が伸び、官能的な記憶に神経が研ぎ澄まされる。エリザベスはすばやくうなずいた。
 鉛筆とメモ帳をわきに置き、体をかがめる。ゲイブの耳をてのひらで押さえ、二人の位置を決めてから、精いっぱい長いキスをする。
 たいしてキスの経験がないエリザベスには、それが正しいやり方なのかどうかわからなかった。ゲイブの唇に自分の唇を強く押しつけ、互いの唇がうまく合わさるように首をわずかにひねると、ため息がもれた。ため息というより、決意のうなり声だったかもしれない。

 *この続きは製品版でお楽しみください。

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