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ハーレクイン・ロマンスセット 16

ハーレクイン・ロマンスセット 16


発行: ハーレクイン
シリーズ: ハーレクイン・デジタルセットハーレクイン・ロマンスセット
価格:2,280pt
形式:XMDF形式⇒詳細 MEDUSA形式⇒詳細
対応端末:パソコン ソニー“Reader” スマートフォン タブレット
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著者プロフィール

 リン・グレアム(Lynne Graham)
 北アイルランド出身。七月三十日生まれの獅子座。十代のころからロマンス小説の熱心な読者で、初めて自分でロマンス小説を書いたのは十五歳のとき。大学で法律を学ぶと同時に、十四歳のときからの恋人と卒業後に結婚。この結婚生活は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚するという経歴の持ち主。イギリス郊外に家と五エーカーの森林を持ち、そこで現在、スリランカとグアテマラからの養子を含めた五人の子供を育てている。時間のあるときは大好きな庭仕事に励み、得意のイタリア料理に腕をふるう。小説を書くときのアイデアは、自分自身の想像力とこれまでの経験から得ることがほとんどで、彼女自身、今でも自家用機に乗った億万長者にさらわれることを夢見ていると話す。ロマンス映画も大好きだが、ハッピーエンドでないものは好きではないという。

 マヤ・ブレイク(Maya Blake)
 イギリスの作家。妻であり2人の子どもの母でもある彼女がロマンス小説の虜になったのは、13歳のとき。姉から借りた1冊のハーレクインがきっかけだった。そんな彼女にとって、ハーレクイン社でのデビューは夢のようだったと語る。執筆に没頭していないときは、旅行やツイッターが好きだという。

 マギー・コックス(Maggie Cox)
 十歳のときに学校の先生から、あなたは必ず作家になると言われて以来、作家になることを夢見てきた。秘書職を得て結婚したのち、ついに夢を実現した今は、“決してあきらめなければ誰にでも夢を叶えることができる”と語る。母親として忙しい毎日を送っているが、あいた時間はドラマやロマンチックな映画を見て過ごすという。

 ケイ・ソープ(Kay Thorpe)
 シェフィールドで生まれる。学校を卒業後、さまざまな職種を経験。趣味で書いた最初の作品が1968年のデビュー作となり、小説家の道を歩む。それ以後、50作以上を発表している。現在は夫、息子、愛犬のシェパード、幸運を呼ぶ黒猫とともに、イングランド中部のチェスターフィールド郊外に住む。読書、ハイキング、旅行が趣味。

解説

 ★お得なセット価格★ハーレクイン・ロマンス4作品収録。

 『愛妾の娘』――ベルは母が富豪の愛人との間に儲けた弟妹たちと遺された。愛人の長男クリストが現れ、子らを養子に出すか、さもなくば自分と結婚して共に養おうと言い出す。

 『秘書以上、愛人未満』――ブリアナは海運王サキスに密かに思いを寄せていたが、彼の秘書として働けるだけで幸せだった。ある事情から過去を封じた女など、愛される資格はないから……。

 『彼だけを待っていた』――ラーラは16歳の時に兄の親友ゲイブリエルに愛を告白して拒まれた。だが、ウォール街の寵児となった彼と13年ぶりに再会し、純潔を守ってきた理由を悟る。

 『幼な妻の憂い』――年上の憧れの銀行家マークと結婚し、幸せの絶頂にいるはずのダナは夫が寝室を別にする理由を知って愕然とする。まさか父に脅されて私と結婚したなんて!

抄録

「法廷で彼らの権利を要求しないでもらうかわりに、示談金を支払おう」クリストは彼女から顔をそむけ、窓の外に目をやった。
「ラベッリ家から施しを受けるつもりはないわ」ベルは昂然と顎をあげた。
「施しなんかじゃない。きみが言ったように、彼らは父の子どもなのだから、それなりのことをしようというだけだ。裁判になったらぼくの家族が窮地に立たされてしまうんだ」クリストは言いにくそうに認めた。
 ベルは歯牙にもかけなかった。「なぜわたしがそれを気にしなくちゃならないの?」
「裁判でことを公にするのは両刃の剣だ」クリストは警告するように言った。「マスコミはスキャンダルが大好きだ。きみの母親も決してよくは言われないだろう。少なくとも子どもたちのうちの三人が生まれたとき、ガエターノは結婚していたのだから」
 それを思いださせられ、ベルの顔がうっすらと赤らんだ。「母が悪く言われるのは仕方がないわ。どのみち母はもう傷つきようがないし。だけど、子どもたちには未来がある。わたしはあの子たちにラベッリを名乗る権利を保障してやりたいのよ」
「両親が結婚していなかったのに、そんな権利を与える法廷はないだろう」クリストは彼女の頑固さに腹を立てて言いかえした。「きみの要求はむちゃだ。裁判なんかにしないでぼくに任せてくれたら、決して悪いようにはしない。これ以上ないくらい、いい条件だ」
「悪いけど、あなたは信用できないわ。このロッジの所有権について今日初めて知らされたことがいい教訓になったのよ」
「こんな醜悪な話を公にするわけにはいかない」クリストは厳しい口調で続けた。「もし法廷に持ちこむというなら、全力で闘う。言っておくが、ぼくを敵にまわすと後悔するはめになるぞ」
「好きに闘えばいい。それでも必ず裁判にしてみせるから」ベルは冷ややかに言った。「わたしたちには失うものはなにもない。得るものばかりなのよ」
「いったいどうしたらあきらめてくれるんだ?」マスコミがよってたかって中傷したらザリフがどれほど打撃を受けるかと思い、クリストは身震いしそうになった。最近王位についたばかりのザリフの立場はきわめてデリケートなもので、亡くした実父のスキャンダルが明らかになったら、あの保守的な国の統治者にはふさわしくないと国民から背を向けられてしまう。ただでさえザリフはニックの最大の秘密を彼の妻ベッツィにもらしてしまったことでまいっている。一番悪いのはその秘密を最初にうっかり口にしたクリストなのに。
「もしかしたら、わたしは無理なことを求めているのかもしれない」ベルが残念そうに言った。「でも、弟や妹にはガエターノが母と結婚していたら享受できたはずの生活をさせてあげたいの。彼が母と結婚しなかった報いをあの子たちが受けなくてはならないなんておかしいわ」
「きみの言うことはむちゃくちゃだ」クリストはいらだたしげに言いながら居間を出た。「過去を変えることは誰にもできないんだ」
「過去を変えたいわけじゃない。わたしのきょうだいが受けている間違った仕打ちを正したいだけよ」
「過去は忘れて、先に進むべきだ」
「あなたは簡単に言うけど、あの子たちにとっては切実な問題だわ」ベルは追いすがって言った。「それに、わたしはむちゃなことなど言ってない――」
 玄関ホールでクリストはくるりと彼女に向き直った。「いや、きみみたいにむちゃな女性は初めてだ」
 彼の目に見つめられ、世界が動きをとめたかのようにベルも呼吸をとめた。
「しかもどういうわけか、むちゃでありながらきみは信じられないほどセクシーだ」クリストは甘い声でものうげに言いながら、長い指の先でむきだしの肩にかかっている黒いストラップを軽くはじいた。
「わたしにとりいろうとしても無駄よ。わたしは亡くした母ほど単純ではないわ」ベルはかたい声で言った。
「目を覚まして薔薇の香りを楽しんでごらん、かわいい人《カーラ》。きみはまるでおとなといっしょに遊ぼうとしている子どもみたいだ」クリストは背筋を震わせるような、なれなれしい口調でささやいた。
 ベルは目に蔑みの色をたたえてクリストを見すえた。「子ども? それでわたしを侮辱しているつもり?」
「侮辱してるんじゃない」この近さで見ると、彼の暗い瞳の中には小さな金色の点が星のように散っていた。ほのかなコロンの香りの下にひそむ清潔な男らしい香りがベルの下腹部をにわかに熱くする。突然クリストの視線に魅入られて、ベルは文字どおり身じろぎもできなくなった。クリストはハンサムな顔を寄せ、ベルの開いた唇をとらえて恐ろしいほど激しく熱いものを送りこんできた。こんな燃えるようなキスは初めてだった。舌がすべりこんできた瞬間、荒々しく波が逆巻いてベルをのみこんだ。手が勝手に彼の肩にかかり、豊かな髪の中にまで入りこむ。クリストも彼女を抱きすくめ、長い指で背筋を撫でおろしながら、こわばった下半身を押しつける。ベルはあえぐような声をもらし、もっとセクシーな結びつきを想像して両脚のあいだをほてらせた。

 *この続きは製品版でお楽しみください。

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