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著者プロフィール

【ロサ・リーバス】
1963年、スペインのバルセロナ生まれ。バルセロナ大学に学び文献学で博士号を取得し、1991年からはドイツに居を移した。2006年に歴史小説で作家デビューしたのちミステリに活動の場を広げ、2007年にフランクフルトを舞台にした警察小説シリーズを発表。2013年には友人のザビーネ・ホフマンとの共著で新聞記者アナのシリーズをスタート、一作目の本書はスペイン語圏ハメット賞で特別賞を受賞し高い評価を受けた。

【ザビーネ・ホフマン】
1964年、ドイツ西部のボーフム生まれ。フランクフルト大学で文献学を学び、同大学で長年教鞭を執る。本作で初めて、リーバスとの共同作業により小説執筆に挑んだ。【宮崎真紀】東京外国語大学スペイン語学科卒。英米文学・スペイン文学翻訳家。訳書にパルマ「時の地図」「宙の地図」、ヒル「死んだ人形たちの季節」、アンプエロ「ネルーダ事件」、マラホビッチ「ブエノスアイレスに消えた」などがある。

解説

1952年、独裁政権下のバルセロナ。上流階級の未亡人が扼殺され、新人記者のアナが独占報道の担当に抜擢された。警察は強盗殺人として早期解決させようとするが、納得できない彼女は被害者宅から押収された書類を調べ、恋文を発見する。差出人がわからなかったが思わぬ援軍を得る。はとこの文献学者ベアトリズは、文章の綴り方、言い回し、形容詞等からその手紙を書いた人物像を巧みに導き出し、驚くべき手がかりを見つけ出してみせた。

言語と文学をこよなく愛する文献学者と猪突猛進の新人記者、姉妹のようなふたりが織りなす傑作ミステリ! /解説=大矢博子