和書>趣味・生活・雑誌生き方・教養心理学

<自己愛>と<依存>の精神分析 コフート心理学入門

<自己愛>と<依存>の精神分析 コフート心理学入門

著: 和田秀樹
発行: PHP研究所
レーベル: PHP新書 シリーズ: コフート心理学入門



解説

フロイト流の伝統的な精神分析では、<自己愛>や<依存>について否定的にとらえてきた。これらを脱却することが、自我の成長であるとするのだ。
しかしコフートは、人間本来の自己愛や依存心はもっと認め合うべきだと唱えた。それは、お互いの「ギブ・アンド・テイク」が成立した時、より成熟した人間関係につながるのである。
本書は、現代精神分析に多大な影響を与えた、アメリカの精神科医コフートの自己心理学を紹介。
コフートはなぜ米国で支持されるのか。患者自身が高いお金を払って精神分析を受ける国では、結局、最も治療効果があり、心地良い精神療法に人気が集まるのである。その秘密を著者は丹念に分析する。
コフート理論は、「エス」「超自我」といった抽象論を超えて、「共感」「自己対象」という分かり易い概念で解説しているのだ。心理学に無知な人間にとっても理解できる内容である。臨床医である著者が、心病む現代人に最も相応しい治療理論を教える。