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熱砂の覇王に愛されて

熱砂の覇王に愛されて


発行: フロンティアワークス
レーベル: ダリア文庫e
価格:600pt
形式:XMDF形式⇒詳細 MEDUSA形式⇒詳細
対応端末:パソコン ソニー“Reader” スマートフォン タブレット
みんなの評価 ★★☆☆☆3
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解説

 父親を早くに亡くした桜太は働く母親を助ける頑張り屋。
 そんな桜太が16歳の誕生日を迎えた日、突如目の前に金髪碧眼のアラブの王様・アシュリーが現れた! 実は桜太の父親はアラブの王族で、アシュリーは25歳の「叔父さん」だと言う。 アシュリーからの誕生日プレゼントは大きな花束と濃厚な初体験☆ ついにはアラブにまで連れていかれ、心も身体も翻弄される桜太だが――!?


※ イラストは含まれていません
※こちらの作品にはイラストが収録されていません。

目次

熱砂の覇王に愛されて
あとがき

抄録

 広くて豪華な車内に、身体が大きくて高貴な雰囲気のアシュリーはハマッているが、どうしても桜太は借りてきたネコ状態である。
 アシュリーの言うとおり、身体を伸ばすことができるスペースは充分あるが、とてもじゃないが、そうはできない。
「あの……、アシュリー」
「ん? なんだ?」
「……アシュリー、オレ、アシュリーのこと、何も聞いてなかった。王様ってどんな仕事をしてるの?」
「うーん、色々……だな。曖昧な言い方で申し訳ないが」
「やっぱり、大変なんだよね?」
「王位を継承する気になったのか?」
「ま、まさか! そんな大変な役目、オレにはできないよッ」
「だが、弱冠十六歳の王って、恰好いいと思うぞ。補佐なら私がいくらでもするから、心配はいらない。イブンのような、五カ国語話せる優秀な臣下もいる。そして、本国に留守番させているバルクというのもいて、ヤツもなかなか有能だ。私の片腕的存在と言っていい」
「ご、五カ国語!?」
(すごすぎる……!!)
「日本語を入れると六カ国語になるな……」
 ダメ押しのようにそこまで言われても、具体的に想像がつかない。
「で、でも、それだけ臣下が優秀なのに、オレみたいな普通の日本の高校生が王様になるって変だしッ」
「変ではない。我が国は完全な世襲制だ。むしろ、桜太が王位につかない方がおかしい」
「……じゃあ、母さんと出逢ってなければ、パパが王様になったかもしれないってことなのか?」
 桜太がそう質問すると、アシュリーは桜太の身体に自分の身体を密着させて座り直した。
 そして、桜太の肩を抱き寄せると、桜太が「え?」と、思った一瞬の隙を衝いて、唇を奪おうとする。
「ちょっ……ッ」
 急いで逃げようとした桜太の顎を掴んで固定し、アシュリーは半ば強引に目的を果たす。
「今ここで、こうして私と桜太がキスするのが運命であったように、桜太のパパと登志子が出逢うのは運命だった。つまり、残念ながら、桜太のパパ、つまり私の兄の即位は、過去にも未来にもなかった……ということだ。私と桜太との出逢いが、万が一にも“ない”なんてこと、あってはならないだろう?」
 一瞬、何を言われているのか解らず、キョトンとしてしまったが、桜太が生まれてきたことは必然だったと言ってくれたのだ。
 嬉しくなってドキドキして、どうしていいのか解らず、
「よ、よくも、そんな恥ずかしい台詞を言いながら、恥ずかしいことができるなッ」
 と、真っ赤になって罵ると、アシュリーは、
「桜太はなんでも恥ずかしいんだな」と、言って、クスクスと笑う。
(このままでは流されてしまう……)
 と、思う。
「普通、パパは息子にキスなんかしないッ」
 桜太は改善を求めようと抗議する。
 すると、アシュリーも負けずに正論(?)を振りかざす。
「嘘だ。自分の子供にキスしない親なんていない」
「そ、それはそうだろうけど、……でも、それは、子供がうんと小さい時のことだよ」
「大きくても小さくても、桜太がパパの息子であることは変わらない」
「でも、アシュリーは、オレの本当のパパじゃない……」
「……確かにそうだな。でも、だからこそ、桜太とキスができる」
 アシュリーは、また唇を寄せてくる。
 今度こそ、キスされないように、桜太は急いで顔を背け、
「だ、だから! キスするなって言ってるだろ!?」と、怒鳴った。
 だが、アシュリーは、桜太の怒鳴り声など、まったく意に介さない。
「解った。では次からは、桜太がキスを好きになるような、……そんなキスをしよう」
 と、まったく懲りてないような提案をしてくる。
「違う! 好きとか嫌いとかじゃなくて……ッ」
 と、怒鳴ってるそばから、アシュリーは頬を傾けながら顔を寄せ、桜太に口づけを仕掛けてくる。
 チュッと音を立てて唇はすぐに離れたが、桜太は怒り心頭である。
 口八丁手八丁の男は、どう言えば撃退できるのだろうか?
 ちょっと考えてみたが、ひとまず口で何を言ってもダメなような気がする。
 桜太は諦めモードで小さく吐息を漏らした。


*この続きは製品版でお楽しみください。

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