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男の子を伸ばす母親は、ここが違う!

男の子を伸ばす母親は、ここが違う!


発行: 扶桑社
レーベル: 扶桑社BOOKS シリーズ: ここが違う!
価格:600pt
形式:XMDF形式⇒詳細 
対応端末:パソコン ソニー“Reader”
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著者プロフィール

 松永 暢史(まつなが のぶふみ)
 1957〜
 東京都中野区生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科卒。教育環境設定コンサルタント。受験プロ。音読法、作文法、サイコロ学習法、短期英語学習法など様々な学習メソッドを開発。『わが子は「最低点法」で勝つ』(祥伝社)、『子どもを伸ばす音読革命(CDつき)』(主婦の友社)。『親子で遊びながら作文力がつく本』(主婦の友社)、『10面&20面サイコロ学習法』(白木善尚監修 ワニブックス)、『中学入試国語記述のコツのコツ』(主婦の友社)など多数の著書がある。ブイネット教育相談事務所主宰。

解説

 息子の行動を「くだらない」とか「落ち着きがない」とか思って、醒めて見ていませんか? いやいや、男の子はそれで創造力、行動力や知性を確実に伸ばしているのです。それが男の子の持つ「オチンチン力」です。「よい子」とされてきた男の子が伸び悩んできた姿。それを何度も見てきた伝説のカリスマ家庭教師が説く40の奥義をここに公開!

目次

「オチンチン“力”」──まえがきにかえて


第一章 学ばせる
 1 本格的な勉強は十四歳以降でよい
 2 受験産業を盲信すると子どもを壊してしまう
 3 学校を盲信すると、騙される
 4 好きな教科をこそ、究めるべきだ
 5 本当に大切なのは国語力
 6 「正しい音読」で国語力が飛躍的に上がる
 7 「ママ友」情報は真に受けちゃダメ
 8 「調べてごらん」が子どもの好奇心を刺激する
 9 親の学歴をベースに子どもの志望校を選ぶと、悲劇を招きやすい
 10 外出時、常にヘッドフォンステレオをつける子は勉強ができない
 11 進学塾よりも家庭教師
 12 わが子に合った家庭教師の見つけ方
 13 親の会話力が、子どもの国語力を引きだす


第二章 しつける
 14 男の子は「理屈」で納得させよう
 15 男の子には「怒り」よりも「冷たさ」が効く
 16 子どもの言い分をすべて信じるべきではない
 17 家事を手伝わせると、学習効率が上がる
 18 男はカラダで学習する
 19 キャンプをさせよ
 20 「ゲーム」をさせよう
 21 “美しいもの”は絶望を遠ざける
 22 男の子を育てるには夫婦の会話が必要
 23 手づくり料理が不登校を防ぐ
 24 “口だけオババ”の言うことを聞く子はいない
 25 反省しない親は開き直る子どもをつくる
 26 親の薄いリアクションに、子どもの心は閉ざされる
 27 「ウソ」を正しく理解している子どもは、選択問題で迷わない
 28 “東大神話”は本当か?
 29 男の子にとって“人生の意味”とは何か


第三章 はぐくむ
 30 詰め込み学習は健全な好奇心を奪い去る
 31 無目的な勉強に打ち込める男は権威主義者になる
 32 男の子は“オモロイこと”を見つける天才だ
 33 習い事が多すぎると、無責任な人間になる
 34 少子高齢化社会、他者愛の習慣が生きる意味を与える
 35 子どもを新興宗教やオカルトから守れるのは、親の倫理観だけ
 36 教育の基本は「観察」にある
 37 女の一人っ子より危うい男の一人っ子
 38 わが子をひきこもりにしないために
 39 男の子の根本は「オチンチン力」である
 40 世代交代ができる男に


あとがきにかえて

抄録

8 「調べてごらん」が子どもの好奇心を刺激する


 子どもは好奇心の塊です。とくに、男の子はその傾向が強く、彼らは「なぜ?」という質問を頻繁に発することでしょう。
 子どもが小さい頃、散歩中に「なんで道路にフタがついてるの?」、空を見上げては「なんで昼の月は白いの?」などとさまざまな質問を投げかけられて、すぐに答えられず言葉に詰まった経験は、どんな親でも持っているものです。
 これが大きくなると、さらに「なぜ?」の範囲は広くなっていきます。時代劇を見て「なんで変な頭をしているの?」とか、ニュース番組を見て「なぜこの人は泣いているの?」など、子どもの“なぜ”はとどまるところを知りません。なかには「なんでこの人はお尻を振っているの?」という、低俗なテレビ番組を見ての返答に困る問いもありますが、子どもの「なぜ」は純粋な知的好奇心の現れ。万有引力を発見したニュートンが幼少時代、「なぜ1+1は2なの?」という問いを発したことは有名ですが、子どもの「なぜ?」は大いに尊重するべきだということは、どの親御さんも理解していることと思います。
 この「なぜ?」に対し、「そんなことどうでもいいから宿題しなさい!」と回答拒否をするのはもってのほかですが、もうひとつ困った対応があります。
 それは、「それはね……」と、なんでもすぐに教えてしまうこと。
 これは、ご両親、とくにお父さんが高学歴の方に非常に多い対応ではないでしょうか。『パパは何でも知っている』という古いアメリカのドラマがありましたが、まさにこれを地で行くお父さん像は、理想のようにも思えますし、「子どもの疑問に親が答えることに、なんの問題があるんだ!」という反論も聞こえてきそうです。
 しかし、「“なぜ?”が生まれる」→「親に聞く」→「わかった!」→「パパすごい!」の繰り返しでは、子どもの親に対する尊敬の念は育つかもしれませんが、残念ながら好奇心は育ちません。
 なぜなら、あまりにも簡単に疑問が解けてしまうからです。そして、あまりにも簡単に解けてしまった疑問は、知識として定着しにくいのです。
「アメリカってどこにあるの?」。たとえば子どもにこんな質問をされたとします。「海の向こうよ」と答えるのは、実に簡単です。子どもも「ふーん」と、とりあえず納得するでしょう。しかし、これで「アメリカはどこにあるのか?」という知識がしっかりと根づいたでしょうか。
 こんなとき、「地球儀があるから、見てごらん」と言ってみてください。すると、子どもは地球儀を持ちだして、「どこがアメリカなの?」とさらに聞いてきます。そこで、地球儀をくるっと回して、「ほら、ここがアメリカよ。ついでに、ここが東京と大阪」と指さすと、子どもの中に「こんなに離れてるんだ!」、「日本とアメリカの間には、こんなに大きな海があるんだ!」、「アメリカって日本と比べてこんなに広いんだ!」、「東京と大阪は“のぞみ”で二時間半もかかるのに、地球儀だとこんなに近いんだ!」と、さまざまな知識が一気にインプットされます。
 親だって万能ではありません。子どもは「パパはなんでも知っている」と思っているかもしれませんが、実際は専門外のことはあまり知らない、という方も多いことでしょう。
 しかし、子どもは容赦なく親の知らないことでも聞いてきます。そのとき、いいかげんな答えをしたり、ホラを吹いてしまう方も中にはいるかもしれませんが、多くの人は「知らない」と正直に答えるのではないでしょうか。
 しかし、「わからないことは親に聞けば教えてもらえる」と思っている子どもにこのような返事をすると、「そっか、パパでもわからないんだ」で終わり。それ以上進みません。こんなときは「それ、よく知らないんだ。ちょっと一緒に調べてみようか」と子どもを誘ってみましょう。もし時間がないのなら、「よく知らないから、調べてみてよ」と促してみてください。「調べて」と投げっぱなしでは、子どもがその気にならないので、図鑑や本、インターネットなどの調べるための手段を教えてやった上で、「たぶん、こんなことだろうと思うけど、本当はどうなんだろう?」と予想をして好奇心をかき立てるのもいい方法です。
 子どもが自分の力で疑問を解くのは、大変な苦労がつきまといます。ですから、途中で手助けをすることも必要でしょう。しかし、苦労の末に「正解」にたどり着いたとき、子どもの中には「そうか、わかった!」という大きな喜びがわき上がってくるはずです。
 勉強の楽しさとは、「わからなかったことがわかること」が基本。日常生活の中で、その喜びの一端を味わった子どもは、勉強の中にも「わかった!」という喜びを味わいやすくなります。そう、すなわち、勉強ができるようになるということ。
 頭のいい子どもに育てるために必要なのは、「なんでも知っている頭のいい親」ではありません。知的好奇心をかき立て、物事を探求する楽しさが自然と学べる環境をつくってやることが大切なのです。
「なんでも知っていて、子どもに尊敬される親」は、親にとって魅惑の理想像でしょう。しかし、それは子どもの教育という見地に立てば、単なる親の自己満足。子どもの知識を深め、好奇心を刺激するのは、“なんでも知っている親”ではないことを、ぜひ知ってください。


*この続きは製品版でお楽しみください。

本の情報

紙書籍初版: 2006/4/5
趣味・生活・雑誌くらし子育て

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