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この賭の行方

この賭の行方


発行: ハーレクイン
レーベル: MIRA文庫mirabooks
価格:600pt
形式:XMDF形式⇒詳細 MEDUSA形式⇒詳細
対応端末:パソコン ソニー“Reader” スマートフォン タブレット
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解説

 ★人気ロマンス作家たちも大絶賛、噂のベストセラー作家が日本デビュー。楽しくて切なくて、とってもホットな恋が今夜ラスベガスで花開く!★
 ラスベガスでショーに出演するトリーナは、ショーガールとしては微妙な年齢にさしかかり、将来に不安を抱いている。いつか自分のダンススタジオを持つのが夢だが、やむを得ない事情で貯金も使い果たしてしまった。そんなトリーナの前に、ある日ジャックスという素敵な男性が現れた。プロのギャンブラーという職業には少し疑念を覚えたが、育った境遇や価値観の近さ、彼といると思わず情熱的にふるまってしまう自分に気づいて、恋愛に奥手だったトリーナはついに運命の恋を予感した――彼にとんでもない目的があることも知らずに。

抄録

 トリーナの車に着くと、ジャックスはできるだけ平静な声を出すよう努めた。「これでは送った意味がない」トリーナが運転席側のドアを開け、ジャックスを見上げた。「だだっ広くて、誰もいない駐車場ビルにきみを置き去りにするようなことはしたくない。今度出かけるときは、ぼくがきみを迎えに行って、ちゃんと玄関まで送り届けることにする」
 トリーナはジャックスに向かって眉を上げた。「今度があったら、の話よね、もちろん?」
「あるに決まっているじゃないか」ジャックスは自信ありげな笑みを見せた。「ぼくのこと、嫌いじゃないだろう?素直に認めたほうがいいぞ。けっこう、気に入ってくれたはずだ」
 トリーナは冷めた目でジャックスをにらみつけるまねをした。だが、すぐに降参し、にっこり笑った。「少しは好きになったかも」
「いや、かなり好きになっている」ジャックスは足を一歩前に踏み出し、トリーナに近づいた。「ぼくがきみを好きになったように」あとの言葉は少し真に迫りすぎていただろうか。ジャックスはそっと頭を下げた。よし、今度はうまくいくぞ。さまざまな気持ちが交錯する中、勝手にそう確信した。
 冷静で計算ずくの手慣れたキスが成功したことに、ジャックスは満足していた。トリーナの柔らかな髪に指を入れて抱きしめる。このうえはないというほど完璧《かんぺき》な女性の扱い方だ。
 ただひとつ問題だったのは、トリーナも、このうえはないというほど完璧に応えてくれたことだった。彼女の唇は柔らかくてしなやかで、ジャックスの唇にぴったりと重なった。ジャックスが軽く押すとトリーナは唇を開いた。トリーナの誘いに応じて歯の間から口の中へそっと舌を差し入れる。どこか謎《なぞ》めいていて、中毒になりそうな味。トリーナがうめき声をあげた。その声は直接ジャックスの股間《こかん》に届き、ジャックスはさらに体を近づけた。トリーナのドレスが許すまで脚を割ると、腰を押しつけ、彼女の太ももの間の温かくて甘い下腹部に自分の熱情のあかしをあてがう。しかし、体にフィットしたドレスに阻まれ、それ以上、接近することはできない。
 トリーナの手がジャックスの胸を這《は》い上がってきた。首に腕を回し、一晩中ジャックスを挑発していた魅力的な胸が、ジャックスの胸にぴったりと寄せられた。急に息が吸えなくなり、ジャックスはうめいた。
 無理やり口を引き離す。「ちくしょう」ジャックスが言った。胸が激しく鼓動している。開いたままの車のドアの横にいるトリーナを引き寄せ、音をたててドアを閉じた。彼女のヒップを両手で包むようにして、彼女をボンネットの上に持ち上げる。スカート地を指に挟み、ウエスト部分までゆっくりとめくり上げながら、膝で脚と脚の間にスペースを作った瞬間に露《あらわ》になったレースの小さな布地にちらりと目をやった。「きみは、とっても、セクシーだ」うなるようにそう言うと、自ら作ったスペースに入り込み、もう一度トリーナの髪に指を入れて、唇を重ねた。
 どれだけ味わっても、味わい尽くせない。彼女の味も、肌から漂うなんとも説明しがたい香りも、抱きしめたときの温かで引き締まった感触も。そのとき、トリーナを抱いたまま腰を左右に揺らしていたジャックスは、我を忘れた。ズボンの前部に当たっている柔らかな丘が徐々に湿ってきたのに気づいたのだ。頭を上げて深呼吸し、トリーナを見下ろした。
 トリーナの目は虚《うつ》ろだった。重そうなまぶたは、陰り具合がまたセクシーだ。トリーナもジャックスを見つめ返した。澄んだはちみつ色の虹彩《こうさい》は、今にも拡大した瞳孔《どうこう》にのみ込まれそうだ。唇は赤く、キスのせいかぷっくりと膨れている。トリーナはけだるそうな笑みを浮かべ、下唇に沿って舌を滑らせた。ジャックスは頭を低くし、湿ってふっくらした唇をそっと噛《か》んだ。
「ああ」トリーナが頭を後ろへ倒した。
 ジャックスは彼女の唇を吸って離し、唇の端、顎の先端、そしてその下へとキスをしていった。手で首の後ろを撫《な》でながら、滑らかで長い喉に沿ってキスの位置を下げていく。やがて滑らかな胸に到達すると、口を開け、浅い谷間に唇を押しつけた。空いたほうの手で胸を包み、温かな感触を楽しむ一方で、唇を胸の先端へと移動させていく。

*この続きは製品版でお楽しみください。

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