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誘いの森

誘いの森


発行: ハーレクイン
レーベル: MIRA文庫mirabooks
価格:800pt
形式:XMDF形式⇒詳細 MEDUSA形式⇒詳細
対応端末:パソコン ソニー“Reader” スマートフォン タブレット
みんなの評価 ★★☆☆☆1
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著者プロフィール

 ヘザー・グレアム(Heather Graham)
 新作を出すたびニューヨークタイムズをはじめ数々のベストセラーリストに顔を出す人気作家。作品は15カ国語に訳され、発行部数は世界中で2000万部を超える。フロリダで生まれ育ち、大学では舞台芸術を専攻した。卒業してからは女優やモデルなどの職業を経験し、第三子出産後に執筆を始める。受賞歴も豊富で、テレビのトークショーに出演したり、雑誌で取り上げられたりするなど実力と人気を兼ね備えている。

解説

 ★NYタイムズをうならせた作家、ヘザー・グレアムの待望の1冊が登場★
「皆さん、この城のあるじ、偉大な領主を想像してみてください……」スコットランドの古城を借り、観光客向けに架空の歴史物語を上演していたアントワネットたち6人の前に突然、馬に乗った男が現れた。彼の名乗ったブルース・マクニールという名も、馬上のりりしい姿も、アントワネットが創りだした領主そのもの……。幽霊を見たかのように唖然とする彼らに、ブルースはきっぱり言い渡した。ぼくの城を貸しに出した覚えはない、今すぐ出ていけ、と。

抄録

 ブルースが眉をつりあげて言った。「怖がっているのなら、ぼくが守ってやる。きみが必要とする限り、そばについていてやる。だが、こんなふうにぼくの胸へ飛びこんできてはいけない。もっとも、きみが本心からそれを望んでいるなら別だが」
 うなずいたトニーの口もとにいたずらっぽい笑みが浮かんだ。「わたしにはあなたが必要なの」
「わかった、じゃあついていてやろう」
 トニーの口もとに笑みが広がった。「あなたならきっとそう言うだろうと思ったわ……なにも要求しないでそばにいてくれるだろうって。それにすごく奇妙に聞こえるかもしれないけど、もう怖くはないわ。あなたと一緒にいたいの。それで……わたしがあなたとベッドをともにしたがっているって話、覚えてる? ねえ……?」
 ブルースがしばらく返事をためらっていたので、不安に襲われたトニーは危うくパニックを起こしそうになった。きっとこの人はわたしを拒絶するわ。わたしときたら、なんて愚かな振る舞いをしているのだろう。
 だがそのとき、ブルースがトニーの顎を上へ向かせて、燃えるような目で彼女の目を見つめた。「きみが誰かと寝たいという理由で……そんな理由だけで、ぼくとベッドをともにしたがっているとしたら、そんなのはこちらからごめんこうむる」
 トニーは彼を見あげて首を振った。「誰でもいいわけじゃないわ。あなたでなくては」
「ほう」ブルースが彼女を見つめたままつぶやいた。
「じゃあ、あなたは……わたしとベッドをともにしたくないの?」トニーはきいた。
「いいや、そんなことはない」ブルースのかすれて震える声を聞いただけで、トニーの全身を渇望と期待が衝撃波となって走り抜けた。「そう、ぼくは望んでいる。きみがこれ以上は我慢できないというのなら、ぼくだってきみとベッドをともにしたい。きみがぼくをこれまで出会ったなかで最高にセクシーな男だと考えているなら。ぼくのこの手で全身をくまなくさわってほしいと願っているなら。ぼくを思い浮かべるたびに、興奮して官能的な気分になるなら」彼の声がいっそう深みを帯び、青みがかった灰色の目が銀色に光って、密着している彼の肌から伝わってくる熱がトニーをめくるめく思いへと駆りたてた。「きみがぼくの素肌に手をふれたくて仕方がないとか、スコットランドの男がキルトの下になにをはいているのかぜひとも知りたいというんだったらね」
「あなたはキルトをはいていないじゃない」
「ああ、きみが本当にそう望んでいるなら、ぼくはなにも身につけないつもりだよ」
 トニーは手をあげてブルースの頬を撫で、その感触に驚嘆すると同時に、なぜ今までふれずにいられたのだろうと思った。彼女はブルースの香りを吸いこみ、彼の胸のたくましさを感じて、彼が発散している男らしさを味わいつくそうとした。その印象を、その雰囲気を、髪の色を、容貌《ようぼう》を、彼女にはふれることのできなかったすべてを。
「あなたの肌をくまなくさわりたい」トニーはブルースの目を見つめたまま、心からささやいた。
 彼が後ろへさがった。トニーは一瞬、自分の心をさらけだしたことで無防備な気分になった。少なくとも欲望の激しさを見せてしまったのだ。そのときになってはじめて、自分が裸であることや、目に欲望の色をありありと浮かべていることを意識した。
 だが、ブルースは彼女を置き去りにはしなかった。彼はボタンがちぎれて飛ぶほど勢いよくシャツを脱いだ。
「ぼくの肌は全部きみのものだ」彼は言った。「隅から隅まで」

*この続きは製品版でお楽しみください。

本の情報

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