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氷のハートが燃えるまで

氷のハートが燃えるまで


発行: ハーレクイン
レーベル: MIRA文庫mirabooks
価格:700pt
形式:XMDF形式⇒詳細 MEDUSA形式⇒詳細
対応端末:パソコン ソニー“Reader” スマートフォン タブレット
みんなの評価 ★★★★☆1
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解説

 カジノホテルでショーに出演するカーリーは、信頼できる友人と愛するペットに囲まれて自由な生活を楽しんでいる。唯一の悩みは新しい隣人のこと。同じホテルで働くウルフガングは犬嫌いなうえに堅物で傲慢で、彼女とペットを目の敵にする。そんなある日、カーリーは部屋に怒鳴りこんできたウルフガングと、はずみから情熱的なキスをしてしまう。ところがカーリーが激しい欲望に駆られたのもつかの間、彼は体を離して言い放った。「これは間違いだ。ぼくの人生計画に君は存在しない」横柄な物言いに彼女は怒りを爆発させるが……。

抄録

 カーリーの喉元が激しく脈を打つのが見えた。ウルフガングは、取り返しのつかない愚かなまねをする前に彼女から離れようと腕を伸ばした。
 問題は、シャツがからんで腕を思うように動かせないことだった。カーリーの腕に手を置くことはできた。あくまでも彼女を少しでも自分から引き離すために、からまったシャツによる束縛の許す限り、そうしただけだ。腕に手を置いて空間を作れば、下腹部のこわばりを彼女に押しつけなくてすむ。
 少なくともそのつもりだった。
 だが、脳の命令どおりに動きはじめたはずの両手は、滑らかで引き締まったカーリーの腕を滑り上がり、ほてった肩にたどり着いた。そして細い喉をたどり、彼女の顔を包み込む。親指がまるで意思を持っているかのように、彼女の顎の下を優しく押し上げた。今まで気づかなかった浅いえくぼがあった。残りの指は彼女の短くて湿った髪の中に入り込んだ。ウルフガングはカーリーの頭を斜め後ろへ傾け、自分の頭をその反対側へ向けて小さく倒した。
 そして重々しく鼓動する自分の心臓の動きを感じつつ、柔らかなカーリーの唇にそっと口を重ねた。
 ああ。なんて甘くて、しなやかなんだ。できれば唇を開いて、ぼくを受け入れてほしい。
 今すぐに。
 ウルフガングは口を広げてカーリーの唇をおおい、一定の速度で吸いながら、ゆっくりと閉じた。頼む。中へ入れてくれ。
 願いがかなわないと知って眉を寄せ、頭を起こして角度を変えた。舌先でカーリーの唇の縁をそっと撫《な》でる。
 カーリーは喉の奥で小さな声をあげた。手の力が弱まり、つかんでいたシャツを放したと思ったとたん、その両手がウルフガングの背中に当てられた。シャツが脱げ、剥き出しになった彼の肌に。
 そしてついに彼女の唇が開いた。
 いいぞ! ウルフガングは舌を潜り込ませた。
 カーリーの口の中は想像以上に濃厚で、病みつきになりそうな味がした。そして彼女がキスを返してきた瞬間に、こんなことをしていてはいけない理由はすべて、砂漠に落ちた水滴のように消え去った。自慢の自制心は吹き飛び、彼女の唇をむさぼった。
 カーリーは両腕をウルフガングの首に回し、乳房を彼の胸にこすりつけて、やはりむさぼるようなキスを返した。

*この続きは製品版でお楽しみください。

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