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黒炎の恋鎖

黒炎の恋鎖


発行: コスミック出版
レーベル: セシル文庫
価格:750pt
形式:XMDF形式⇒詳細 MEDUSA形式⇒詳細
対応端末:パソコン ソニー“Reader” スマートフォン タブレット
みんなの評価 ★★☆☆☆1
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著者プロフィール

 かみそう 都芭(かみそう つば)
 5月10日生まれ。牡牛座。B型。

解説

 評判高い舞を披露するため、カリアザード王国へ向かった踊り子のレイシャは、途中、砂漠で盗賊に襲われ、囚われの身になってしまう。盗賊の首領はなんと国外逃亡しているイラサイル王子その人だった。反抗するレイシャは襲われてしまい、夜ごと抱かれ、翻弄されていく――。やがてイラサイルの愛を欲するようになるが、手に入らないと絶望したレイシャは、逃亡しようとするが――!? 熱砂のアラビアン・ヒストリカル!!
※こちらの作品にはイラストが収録されています。
 尚、イラストは紙書籍と電子版で異なる場合がございます。ご了承ください。

目次

黒炎の恋鎖
あとがき

抄録

 その顔を見て訝しく思ったレイシャは後ろを見ようとした。と同時に強い力で腕を引っ張られて、息が止まりそうになった。  突然のことで振り返る暇もなかった。腰が浮き上がったと思った次には、イラサイルの肩に担ぎ上げられていた。  馬上に抱き上げられた時と同じ、悲鳴さえも呑み込ませる強引さだ。
「ハ、ハシド……」
 助けを求めると、兄貴分であるハシドが慌てて床に額を擦りつける。
「イイ、イラサイル様。ど、どうか命だけはっ」
「心配するな。おまえたちは食事を続けろ」
 言い置いたイラサイルは、心配そうに見送るハシドとサラムから大きな歩で離れた。
「は…っ、放せ。降ろせ」
 背中を叩いて抵抗してみても、だだをこねる幼子のようになってしまって、両足を余計にきつく抱きかかえられてしまうばかりだ。  イラサイルが向かったのは、広間とはドア続きの部屋。中に入ると、無駄にもがくことしかできないレイシャの目の前で、無情な音を立ててドアが閉じられた。
 そこは、小さな明かり取りの窓がひとつあるだけの、薄暗い小部屋だ。
 レイシャは中央に敷かれたラグの上に降ろされ、崩れるように座り込んだ。
 見回すと、広間で検分していたものとは別の、王室の紋章の刻まれた箱が部屋半分を占領するように積み上げられている。
 自分が今座っているラグ。掌に触れるサラリとしたその感触は上質のシルクに違いない。手の込んだ美しい模様の織り込みは、今までに呼ばれて行った上流階級の屋敷でも見たことのない高価な品だ。
 これらは全て強奪品に違いないと思うと、背筋に冷たいものが這った。
 それでも、今にも体が震え出しそうになりながら、レイシャは気丈にイラサイルを睨み上げた。
 イラサイルは片膝をついて座り、レイシャの顎に指を添えて上向かせる。
「断れと忠告してやったのに、なぜノコノコ出て来た」
「俺を……憶えていた……?」
 一年前の控え室で、間近に顔を合わせたのはほんの数秒だ。まさか憶えられていたとは思わなくて、驚きに目を瞠った。
 イラサイルは、レイシャのシャツの襟に人差し指をかけて引っ張る。

*この続きは製品版でお楽しみください。

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