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大楠のごとくに―葉隠サムライ 富岡敬明の生涯―

大楠のごとくに―葉隠サムライ 富岡敬明の生涯―

著: 桜田靖
発行: インタープレイ



著者プロフィール

【桜田靖】
本名:小畠吉晴 オバタ ヨシハル 昭和17年、北九州の小倉生まれ、大分県、佐賀県で育った。昭和35年、小城高校卒業、昭和40年、北九州大学外国語学部米英科卒業。警視庁に就職し、退職後は大手ビルメン会社で警備・防災危機管理の責任者として勤務した。
文芸活動は、短編小説集「月の浜辺」(三省堂書店刊)、「幻の川」(森鴎外記念事業、第18回北九州市自分史文学賞入賞作品、西日本新聞社刊)を出版した。電子書籍の出版は「海の見える街角」「ラインの星」「さざんか」「月下の晩餐 森鴎外の隠し子伝説」「なんじゃもんじゃは首吊りの木」など16冊がある。ウエブ同人誌「座礁」に作品を掲載している。

解説

富岡敬明は鍋島藩支藩に生まれ若殿の側近になった。酒で失敗し辺境の代官に左遷されたが脱藩の科で流刑の江藤新平と親しんだ。側近に帰り咲いたが大殿にへつらう大田蔵人の嫌がらせで若殿は気死した。亡君の遺恨を晴らす義挙に失敗、牢獄に幽閉された。維新の世になり政府高官の江藤に助けられ復職した。江戸無血開城の山岡鉄舟と知り合い、命により税制反対の農民一揆の鎮圧に山梨県に赴任した。村役人を死罪にし悔やみ甲府に永住し菩提を弔った。能吏で活躍し県民一人の華族だった。