『メリッサ』さんのレビュー


華は褥に咲き狂う(5)〜兄と弟〜 著: 宮緒葵 画: 小山田あみ


★★★★★ 5
光彬の父、先代将軍の御落胤騒動です。名乗り出た少年は将軍家の紋が刻まれた短刀を所持していますが、どうにも腑に落ちない態度を取ります。純皓の助けを借りて少年の身元を調べるうちに、背後に潜む藩ぐるみの大規模誘拐事件に行き着いたのです。相変わらずの御台所による上様溺愛の物語です。光彬の想いを叶えるために献身する純皓。脇役カップルの門脇と咲の関係も相変わらずです。最近では純皓が同情するほど門脇が追い詰められつつある様ですが、光彬がまったく気付いていないのもいつもの事。事件が決着した後、生き別れた兄の消息を耳にした純皓の心の内が現れる科白があります。今後の展開を彷彿とさせる場面です。 (2020-07-13)


華は褥に咲き狂う(4)〜火華と刃〜 著: 宮緒葵 画: 小山田あみ


★★★★★ 5
ついに、純皓の秘密が光彬に明かされる!老中筆頭と尾張藩主七條彬春が手を組み陰謀を巡らせます。光彬が懇意にしている町火消しの縄張りで繰り返し小火騒ぎを起こし、光彬を誘き寄せ亡き者にしようというもの。彼等の企てを感知した純皓は御忍びに出ようとする光彬を強く制止。しかし理由を明かす事は出来ません。やがて町歩きの最中に放火未遂の現行犯を見つけた光彬は追いかけた先で浪人達に襲われるも撃退。大名の関与を確信し城に戻った矢先、鶴松が拐われたと報せが!要求に従って出向いた先には、彬春の姿がありました。彬春が光彬に振り下ろした刀を受け止めたのは忍び装束の純皓。純皓の行動を不審に思いながら彬春を捕縛させた光彬は、ついに純皓の秘密を打ち明けられます…。光彬がやっぱりスパダリだった!城の外に出るなと言い強引に自分を抱く純皓の心の内を気遣い、涙ながらに秘密を明かし光彬の心変わりを恐れる純皓をやさしく抱き締める。全編を通して、光彬の純皓に対する真っ直ぐで深い愛情を感じます。 (2020-05-09)


華は褥に咲き狂う(3)〜悪華と純華〜 著: 宮緒葵 画: 小山田あみ


★★★★★ 5
幕臣の要望に屈して、不本意ながらも側室候補の冨貴子姫を迎え入れる光彬。一言も不満を言わない純皓に罪悪感を持ちながらも、純皓を姉のように慕い懐く冨貴子姫に嫉妬心を抱く。しかしその裏では幕府を揺るがす陰謀が仕掛けられており…純粋で恋愛の機微に疎い光彬が嫉妬を覚えました!婚礼から三年経っても仲むつまじい光彬と純皓です。側室候補を押し付けられ、純皓を傷付けてしまう事を恐れ憂鬱な光彬。純皓はむしろこの機に光彬の心をより掴むため策を巡らせるのですが。更には陰謀を暴くための一計、何時もと違うシチュエーションに興奮する光彬がツボです。 (2020-05-04)


華は褥に咲き狂う(2)〜鬼と剣〜 著: 宮緒葵 画: 小山田あみ


★★★★★ 5
城下で武士を狙った辻斬が多発し、光彬が捜査を命じる所から始まります。被害者達はろくに抵抗せず殺されており、恐らく犯人は相当腕の立つ武士。更に現場からは刀が奪われていて、ただの辻斬ではないと思われる。城下に降り情報を集めていた光彬は、なんと葦原(吉原がモデルの遊廓)へ行く事に!見世で花魁に迫られ窮地に陥るも乗り込んで来た純皓が助けます。そのまま花魁姿の純皓が光彬を激しく攻め立てて…この場面の挿絵が実に美麗です!その後、辻斬の正体が判明し、光彬自ら乗り込みます。某時代劇を彷彿とさせる展開でした。祖父の形見である光彬の佩刀が後半の鍵を握っています。過去に嫉妬する純皓を純粋でおおらかな愛で包み込む光彬。終盤のラブシーンは精神的には光彬が純皓を抱いています!光彬もスパダリだった…! (2020-05-03)


華は褥に咲き狂う(1) 著: 宮緒葵 画: 小山田あみ


★★★★★ 5
女装した御台所×将軍という逆転カップルです。この御台所様、女装していてもスパダリ!ひたすら光彬に愛されるために手を尽くす一途さも、嫉妬して光彬を昏倒させるまで閨に閉じ込める執着も、ライバルを排除するために策を練って自滅に追い込む強かさも、全てがドストライクでした。お世継ぎはいるので、安心して上様は御台所様とラブラブしていてほしいです。 (2020-05-02)


PROMISING DEADLOCK season2 著: 英田サキ 画: 高階佑


★★★★☆ 4
OUTLIVEと併せて購入し、一気に読みました。ヨシュアの精神的成長に伴う痴話喧嘩(笑)と新たな挑戦の話しです。前作で俳優業に挑んだヨシュアが、改めて自分の意思で人生の変化を望むまでの紆余曲折を描いています。文章がやや単調に感じられるので★ひとつマイナスです。 (2018-08-02)


フェア・プレイ 著: ジョシュ・ラニヨン 翻訳: 冬斗亜紀 画: 草間さかえ


★★★★★ 5
待望の続編です!エリオットの父が何者かに狙われ、タッカーは何か隠し事をしている。蚊帳の外に置かれる事に我慢ならないエリオットは独自に調査を始め、四十年前の事件の真相に迫っていきます。ミステリーとラブストーリーが同時に楽しめる良作。エリオットがカナダに発つ前夜、黙って抱き締めるタッカーの声なき言葉がグッときました。 (2017-02-16)


ruin ―緑の日々― 著: 六青みつみ 画: 金ひかる


★★★★☆ 4
前作で身も心も傷ついたカレスが緑豊かな環境で周囲に支えられて少しずつ回復し、新しい恋をするお話です。傷が深すぎて記憶と声を失い、それでもなおライオネルに想いを寄せるカレスに献身的に尽くすガルドランが健気です。ライオネルに嫉妬したり、是が非でも女性と結婚させたい母親と戦ったりといろいろ大変でしたが、カレスと結ばれ伴侶として迎えるに至ります。二百五十年前の御先祖様、前例も無く苦労したでしょうがそのおかげで二人は幸せになりました。ありがとう! (2016-06-06)


狼の遠き目覚め 著: J・L・ラングレー 翻訳: 冬斗亜紀 画: 麻々原絵里依


★★★★★ 5
前作ではレミをあまり好きになれなかったのですが、この本で彼にどっぷりハマりました。過酷な過去を生き延び、弟を心から愛する真っ直ぐな人柄に惹きつけられます。普段は強がっていてもメイトにだけは完全服従なのも…萌えます。みんなが幸せなハッピーエンドではありませんが、新たに人生のスタートを切ったレミとスターリングとそれぞれのメイトに乾杯! (2014-06-12)


セックスの女神が降りてくる〜女性のためのセックスバイブル〜 著: 池下育子


★★★★☆ 4
相手を尊重しあって、精神的なつながりを大切にすれば、お互いに楽しめる。基本的なことが、一番大切なんですね。 (2013-05-02)