『AnnaRose』さんのレビュー

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その愛に終わりはあるか 著: 谷崎泉 画: yoco


★★★★★ 5
きっと好き嫌いが分かれると思う作品です。主人公は過労気味の中間管理職の警察官。格好良いとは言えません。何もかも全部お相手が悪いと考えているあたり、ちょっと感じが悪いです。お相手はそれなりに成功している「や」のつくお仕事の方ですが、そういうお仕事のお話ではありません。くたびれた感のある主役の2人と、もしかして隠し子か?というだけのお話ですが、私はとても楽しく読ませていただきました。因みにスピンオフ作品ですが、単独でも読めます。私も元の作品は読んでいません。 (2018-12-13)


恋敵と虹彩〜イエスかノーか半分か 番外篇2〜 著: 一穂ミチ 画: 竹美家らら


★★★★★ 5
スピンオフの続編です。新しく登場した脇役がなっちゃんと竜起氏の間にさざ波を立てるというお話です。わざとらしさがなく、等身大という感じでとても自然で楽しく読ませていただきました。脇役として本編の国江田さんと都築さんもちゃんと登場します。また国江田さんの本性がなっちゃんに露見します。確かにドタバタではありますが、取ってつけた感じもなくお見事です。 (2018-10-19)


ナアレフの恋人4 著: 谷崎泉 画: 藤井咲耶


★★★★★ 5
よく考えると深刻なのですが、ドタバタコメディに仕上げられた作品です。お相手の上総氏が組長復帰を迫られ、また結婚しましたハガキのせいでお馴染みの諜報員の方々が登場し、遂に2人がくっついて終わりました。ハッピーエンドなのですが、この2人のことですから、これからも相変わらずなのでしょう。お気の毒な脇役の方々のお話もあります。笑いに溢れた4巻でした。 (2018-09-27)


ハイスペックな彼の矜持と恋【特別版】 著: 夕映月子 画: 香咲


★★★★☆ 4
粗筋通り自分の性指向について悩む主人公のお話です。一夜のお相手がたまたま同じ会社の人物で、一緒に仕事することになります。延々と悩み続けますが、それに加えて2人が勤めるコンサルタント会社で機密漏洩事件が起こります。この業界のことは知りませんが、機密漏洩というのはこんな感じなのでしょうか。お仕事はさておき、悩める大人のお話でした。 (2018-09-06)


OFF AIR 〜イエスかノーか半分か〜 著: 一穂ミチ 画: 竹美家らら


★★★★★ 5
同人誌や全サプレゼント小冊子などの総集編ですから、こういうのを出していただけると有難いです。おまけに紙の本は単行本ですから、電子は割安で嬉しいです。お話は大変面倒くさい国江田さんが相変わらず素敵です。都築さんを連れて実家に帰るお話が特に好きです。楽しく読ませていただきました。 (2018-09-06)


ナアレフの恋人3 著: 谷崎泉 画: 藤井咲耶


★★★★☆ 4
2巻目の1話の続きです。ペルソナ・ノン・グラータという事で強制送還となった主役ですが、帰国後早々にお相手に拉致されます。イギリスでのゴタゴタが尾を引き、またお相手の上総氏は人の言うことを聞かないので状態はどんどん悪くなります。最終的に銃刀法違反でお相手が捕まりますが、主人公は大変気に病んで、1巻目に出てきた様に出所したら望み通りに、となります。ストーリーだけ見るととても深刻な状況なのに、なぜか笑えるのです。次の4巻目で完結です。 (2018-08-30)


月の旋律、暁の風 著: かわい有美子 画: えまる・じょん


★★★★☆ 4
あとがきにはアラブとありますが、オリエントです。いろいろ出て来る固有名詞はオスマントルコやカナン神話などに酷似していますが、それだと辻褄が合わないので細かいことを考えずにフィクションとして読めば良いのですが、やはり気になります。主人公は中央ヨーロッパのケルトかな、とかね、でもそうなると時代が合わないし。もっと架空に徹底した方が集中できたと思います。でもお話はとても楽しいです。主人公に願い事をさせないといけないのですお相手は色々と画策しますが、なかなかうまく行きません。ちょっと腹黒でこの過程はうふふと笑ってしまいます。脇役の大変なお方が登場したあたりから駆け足すぎて逆に失速しましたが、それでも無難にハッピーエンドに持って行きました。作者も出版社も色々ご都合がおありだと思いますが、無理にくっつけて片付けずに、次巻に続けた方が良かったのにと残念です。 (2018-08-02)


臆病な支配欲 著: かのえなぎさ 画: 青海信濃


★★☆☆☆ 2
2005年の作品です。主人公は有能で性格も良いのですか、お相手の方がどうなのでしょうねぇ。この時代はこういう方が受けたのでしょうか。ご自分は有能なのですが、部下を持つ身としては如何なものでしょうか。この感じの悪いお相手の元カレというか元セフレが大きく登場しますが、こちらの方は良い感じです。お話としては成立しなくなりますが、脇役のこの方とくっついた方が良かったのではと思わせるお話でした。 (2018-07-19)


満月の狼 著: 火崎勇 画: 有馬かつみ


★★★☆☆ 3
タイトルにも粗筋にもあるように狼男なのですが、どうなのでしょうねぇ、狼男である必要があったのでしょうか。普通にただの「や」の付くお仕事だけでも良かったように思います。事件ものですがお相手の警察官もあまり冴えませんし、狼男のファンタジーにするか、事件ものにするか、どちらかに絞られた方が良かったと思います。 (2018-07-19)


獅子王の寵姫 著: 朝霞月子 画: 壱也


★★☆☆☆ 2
「第八王子」の脇役だった兄王子が主役のスピンオフです。お相手は別の国の王様で、舞台もそちらの国です。前作のお二人はちらっと出て来る程度ですから、読んでなくても大丈夫です。今回のお相手の王様はとてつもなくスペックが低いです。浪費家で国務も疎かにしていて、為政者として無能の一言につきます。顔立ちと体格は良いけれど、たるんできていると表現されていて、後宮に妾妃はたくさんいるけれどみんなお金目当てで、贅沢ができなくなると相手にしてもらえない王様です。史上最低のお相手かもしれません。その王様をお相手の王子様が思いっきりけなしているのは読んでいて楽しいのですが、この2人がどうして恋愛に発展したのかが理解できませんでした。コメディとしては面白いのですが、濡れ場は十分あるものの恋愛要素が低すぎます。 (2018-07-19)


ナアレフの恋人2 著: 谷崎泉 画: 藤井咲耶


★★★★☆ 4
1巻の続きですが、出所したお相手との馴れ初めや逃げ出した赴任先のイギリスでの出来事のお話です。1巻目はまだまだシリアス調でしたが、今回は完全コメディです。1話目は端的にいうとスパイ疑惑なのですが、エージェントの方々と噛み合っていないあたりがとても笑えます。2話目は2人の馴れ初め編。現在にも増して噛み合わない2人です。3話目は脇役のお話。大人のお話と言うのでしょうか、怒涛の勢いの主役たちとは一線を画した感じでした。3話ともとても楽しく読ませていただきました。 (2018-07-19)


ナアレフの恋人 著: 谷崎泉 画: 藤井咲耶


★★★★☆ 4
2007年の作品ですが、古さは感じませんでした。電話を含めて電子機器が出てこないと、問題にはならないのですね。お話はこの作者さんではよく登場する魔性のタイプと人の言うことを聞かないお相手というよくある展開です。淡々としたシリアス調なのですが、コメディです。一体これは何、という喫茶店の店主と押しかけバイト、その他脇役の客、そして遂に出所してくるというお相手。思わせぶりに、何も明らかにならずに「つづく」で終わります。次から、馴れ初めというか、逃げたイギリスで何があったのかと、おいおいに明らかになって行きます。これはあくまでも序章ですので、単独では何のことかわからずに終わっています。全4巻をお読みになるおつもりでどうぞ。 (2018-06-21)


いかがわしくも愛おしい【特別版】 著: 海野幸 画: 篠崎マイ


★★★★☆ 4
中々楽しい展開でした。粗筋通りゲイビデオ製作会社に就職した主人公と社長のお話です。勘違いで就職したのですが、主人公はとても頑張っています。両方共が片想いでなかなか進まないというよくあるお話ですが、楽しく読めました。主人公の父親がすばらしいです。 (2018-06-07)


超法規レンアイ戦略課 著: 秋月こお イラスト: 有馬かつみ


★★★☆☆ 3
恐らく「要人警護」のように、何冊も続くシリーズの序章として書かれた作品だと思います。お仕事重視というよりも仕事の話しかないのですが、市役所の閑職の環境課ですので続編の需要が足りなかったのか1冊のみで終わっています。「要人警護」も地味ではありましたが、あちらはまだSPのお話ですから、本作に比べると華々しいです。主人公は使命感に燃える戦う公務員です。もともと県職員だったのですが、問題提起のレポートを1年間で10本出したりと、上に煙たがられて小さな市役所の閑職に出向という形で左遷されます。お相手はあまりやる気が感じられない同僚の市役所職員です。産廃処分場の誘致がらみで主人公は地元のボス(お相手の家族)と対立しながら、妨害にもめげずにがんばっていますが、ほとんど全てお仕事のお話です。おまけに仕事のほうも最後に「うまくいった」と表現されているだけで、盛り上がったところでぷっつりと終わっています。これが「つづく」で終わるシリーズの1巻目で、どのようにうまく行ったのかからお話が始まる次の巻が出版されていれば星5つの「とてもよかった」と評価できたのですが、本作だけで完結なら「普通」です。とても楽しかったので、その分とても残念です。2010年初出の作品ですから、続きはもう書かれないのでしょうね。本当に残念。 (2018-05-31)


undercover アンダーカバー 【イラスト付】【電子限定SS付】 著: 水壬楓子 画: 水名瀬雅良


★★★☆☆ 3
サスペンス風味です。自衛隊上がりの方々を集めた、正義の味方の秘密組織に所属する主人公と潜入先の美人秘書のお話です。捜査対象は麻薬です。主人公は成り行きでお相手と出会いますが、元々婚約者を亡くしているヘテロです。潜入先で再会しても絡みはありません。好みの問題ですが、私は面白いと思いました。ところが捜査が佳境に入ったあたりで失速したと感じました。ちょうど2人の絡みがあるあたりです。濡れ場と事件の両立は難しいという事でしょうか。またお相手の美人秘書が実は、というのも大変ご都合がよろしい事で、と無理やりのこじつけと感じました。始まりが良かったので残念です。 (2018-05-31)


リインカーネーション 〜胡蝶の恋〜 著: 火崎勇 イラスト: 水名瀬雅良


★★★☆☆ 3
タイトル通りの輪廻転生、生まれ変わりの運命の恋人というお話なのですが、めぐり会えてよかったね、と簡単なお話ではありません。タイトルの後半の「胡蝶の恋」は荘子の「胡蝶の夢」をもじっています。自分が愛しているのはお相手なのか、それとも前世のお相手なのか、もっと突き詰めて自分がお相手を愛しているのは、前世の想いのせいなのか、またお相手にも同様のことが云えると苦悩しています。就職活動で疲弊していた主人公の健康状態は悪く、そのこともあって、成り行きではありますが一時の別離を経て再会でハッピーエンドとなるのですが、その再会も成り行きだったのはひねりが合ってよかったと思いました。運命の恋人を前面に押し出して、ようやく幸せになりましたというお話はよくありますが、それに反発している点が新鮮です。その割に高く評価していない理由は主人公の悩み方が自問自答の「悩んでいます」なのでくどいからです。一人称の語りでお話を進める作家なので仕方がないとは言えますが。 (2018-05-31)


三千世界の鴉を殺し(21) 著: 津守時生 画: 麻々原絵里依


★★★☆☆ 3
変わり映えしませんね。前巻がこれまでの他の巻に比べて良かったので、期待したのですが、相変わらずでした。ラノベという分野だからでしょうか。だらだらと、くだらない会話でページが埋まっていると感じます。ハヤカワや創元社のSFやファンタジーならおそらく21巻にはなっていない内容です。お父さんが出てきての海賊討伐はあっさり解決。脇役の過去が今回の食糧工場襲撃と製薬会社の陰謀説へと綺麗につながったのですが、無駄が多く、そろそろ続きを読むのをやめようかと考えています。不要な部分をそぎ落とし、5巻くらいに凝縮すればなかなか読み応えのある作品になりえたであろうと思います。ラノベとSFは違うと言われるとそれまでですが、大変残念です。 (2018-05-31)


狂犬 著: 剛しいら イラスト: 有馬かつみ


★★★★☆ 4
2009年に初出の作品です。警察官の主人公とお相手となる協力者の元傭兵、そして脇役ですがテロリストのお話です。ハードボイルド路線なのですが、皆様色々ありまして大変ですね。お相手は狂犬と呼ばれているそうですが、タイトルの狂犬は本当は誰の事を指しているのでしょうね。 (2018-05-31)


誓いをどうぞ 著: 水壬楓子雨澄ノカ


★★☆☆☆ 2
「お手をどうぞ」の続編、完結編です。主人公が若いのはわかっていますが、幼いですね。皆さんの助けがあって今の自分があるというのをあまり理解していないと感じました。過保護のお相手に反発して家出して、お仕事関係でごたごたしますが、大人の皆様の手を借りて一件落着、元のさやに納まって終わりです。高校生くらいの人が読むと、きらきら華やかな世界で、悪い人がいて、主人公が頑張って解決したという事で楽しめるのでしょうか。高校生だった時からかなり経った私はダメでした。作者と相性が悪いのかもしれません。 (2018-05-24)


王朝綺羅星如ロマンセ 王朝ロマンセ外伝3 著: 秋月こお 画: 唯月一


★★★★★ 5
千寿丸と諸兄様の番外編第二弾です。前回とは異なり、1冊全部で1話です。外伝2の「月下繚乱」でできた友人兼家人がらみでとてつもない大事になり、蝦夷の乱の日高見の君、アテルイが亡霊として登場し、御霊となったあの方も出てきて、とても大変です。最終的には収まるべきところに収まり、ずっと二人でいつまでもと、めでたしめでたしです。本編の最後の方は減速していたので、続きものとしての最後をまとめるために書かれたように思います。本作を持ってThe ENDです。 (2018-05-21)


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