- Renta! TOP >
- 小説・実用書 >
- ハーレクイン小説
プリンセスのあやまち 王家の恋 VIII
画像クリックで拡大
配信お知らせメールの設定を行いました。
配信お知らせメールは、マイリストに登録されている作品の続刊が配信された際に届きます。
※配信お知らせメールが不要な場合はコチラからメール配信設定を行ってください。
「ぼくと結婚してください」
タミール王国のサミラ王女は、ボディガードの言葉に耳を疑った。父王の篤い信任を得て、彼女の専属となったファリド・ナシールは有能だが、氷のように冷たく感情のない男だと評判だ。今も彼はハンサムな顔をこわばらせ、視線を合わせようとしない。イエスと答えるしかないのね……サミラはひそかに涙ぐんだ。みずから招いた苦境とはいえ、このままでは私のせいで王室がスキャンダルに巻き込まれてしまう。そんな事態を防ぐため、彼は忠誠心からプロポーズしているのだ。そうとわかってはいても、やはり愛のある結婚がしたかった。生活をともにすればいつかわかりあえる、という期待はできない。孤高のボディガードは人を愛する心など持たないのだから……。湧き上がる悲しみをこらえつつ、王女は小さくうなずいた。
(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)
タミール王国のサミラ王女は、ボディガードの言葉に耳を疑った。父王の篤い信任を得て、彼女の専属となったファリド・ナシールは有能だが、氷のように冷たく感情のない男だと評判だ。今も彼はハンサムな顔をこわばらせ、視線を合わせようとしない。イエスと答えるしかないのね……サミラはひそかに涙ぐんだ。みずから招いた苦境とはいえ、このままでは私のせいで王室がスキャンダルに巻き込まれてしまう。そんな事態を防ぐため、彼は忠誠心からプロポーズしているのだ。そうとわかってはいても、やはり愛のある結婚がしたかった。生活をともにすればいつかわかりあえる、という期待はできない。孤高のボディガードは人を愛する心など持たないのだから……。湧き上がる悲しみをこらえつつ、王女は小さくうなずいた。
(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)
みんなの感想
あなたの感想を一覧から選んで投票してください。
感想を投票する
合計ポイント獲得
: | 0%還元 | |
ポイント還元作品 |
: | %還元 |
閉じる
リクエストありがとうございます
レンタル追加について、出版社と交渉します
OK
拡大表示
本編が同一の作品があります
『』
をレンタル/購入してよろしいですか?
(ポイントが消費されます)
レンタル/購入するのは
『』
でよろしいですか?
(ポイントが消費されます)
キャンセル
OK