オーディオブック 蟹工船
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いまや知らない人はいないというほど人気の、小林多喜二作「蟹工船」。「蟹工船」では、人間的な扱いをされずに過酷な労働を強いられている貧しい労働者たちの群像が描かれています。その姿が非正規雇用の不安定労働や、就職難などに悩む現代の若者通じるものがあり、今日再び話題となり脚光を浴びています。また、労働者たちが皆で一致団結して共通の敵と立ち向かう姿が、希望に向けて諦めずに戦う強さを与えています。登場人物も、「学生上がり」「威張んな」など個性的で魅力的です。若者のみならず、現代に生きるすべての人に是非聞いて欲しい必聴のオーディオブックです! 読むのではなく聴くことによってより伝わってくる、労働者たちの苦しさやそれに負けない明るさや強さを、オーディオブックで感じてください! きっとみなさんに勇気や強さを与えてくれます! (C)2008青空文庫
■著者プロフィール
小林 多喜二(こばやし たきじ)
小説家。明治36年10月13日〜昭和8年2月20日。秋田県北秋田郡下川沿村川口に生まれる。大正10年、小樽高商に入学。学生時代から小説を書き始め、志賀直哉の手法を熱心に学ぶ。大正15年頃、葉山嘉樹の作品を通じてプロレタリア文学に接近し、特に蔵原惟人に理論的影響を受ける。警察による拷問を生々しく描いた「一九二八年三月十五日」(昭和3)、労働者たちのストライキを描いた「蟹工船」(昭和4)によりプロレタリア作家としての地位を確立。昭和4年、勤めていた北海道拓殖銀行を左翼運動のために解雇され、翌年に上京。昭和6年、非合法の共産党に入党。党員としての地下活動をリアルに描いた「党生活者」(昭和8)などを執筆したが、昭和8年2月20日、赤坂で逮捕され、築地署で特高の拷問により殺害される。享年29歳。代表作は「一九二八年三月十五日」、「蟹工船」、「不在地主」、「工場細胞」、「党生活者」など。
※このコンテンツは音声のみの作品です。本文のテキストは含まれませんので、ご了承下さい。
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小林 多喜二(こばやし たきじ)
小説家。明治36年10月13日〜昭和8年2月20日。秋田県北秋田郡下川沿村川口に生まれる。大正10年、小樽高商に入学。学生時代から小説を書き始め、志賀直哉の手法を熱心に学ぶ。大正15年頃、葉山嘉樹の作品を通じてプロレタリア文学に接近し、特に蔵原惟人に理論的影響を受ける。警察による拷問を生々しく描いた「一九二八年三月十五日」(昭和3)、労働者たちのストライキを描いた「蟹工船」(昭和4)によりプロレタリア作家としての地位を確立。昭和4年、勤めていた北海道拓殖銀行を左翼運動のために解雇され、翌年に上京。昭和6年、非合法の共産党に入党。党員としての地下活動をリアルに描いた「党生活者」(昭和8)などを執筆したが、昭和8年2月20日、赤坂で逮捕され、築地署で特高の拷問により殺害される。享年29歳。代表作は「一九二八年三月十五日」、「蟹工船」、「不在地主」、「工場細胞」、「党生活者」など。
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