四角いジャングル

俺の名前は赤星潮（あかぼしうしお）、東心会空手の本部指導員をしている。ラスベガスで空手の道場を開いていた兄・壮介が、突然消息を断ってしまった。単身アメリカに乗り込み兄貴を探す旅の途中、俺は恐るべき奴らに出会う。”マーシャル・アーツ”と呼ばれる、軍隊で育った殺人技だけを集めた、戦慄の格闘技集団だ。地上最強の空手を上回る格闘技が存在した……！？ 梶原一騎と中城健が描く、地上最強の新格闘技劇画巨編！【全443ページ】

500年の歴史を誇るタイの国技ムエタイ。この門外不出のタイトルに藤原敏男が挑戦する！ ”不倒の男”と呼ばれるチャンピオンのモンサン・ルークチェンマイと、一進一退の第2ラウンド、藤原は必殺の”殺し手”で勝負に出る。相手がクリンチに来たところを受け止め、後頭部からマットに叩きつけたのだ。ついに、日本人初のムエタイ・チャンピオンが誕生。そして、意気揚々バンコクへ初防衛戦の為に乗り込むが……！？【全465ページ】

”格闘技世界一”を名乗るアントニオ猪木に挑戦状を叩きつけた極真空手の”クマ殺し”ウイリー・ウイリアムスの元へ、館長・大山倍達（おおやまますたつ）が突如現われる。そこで、ウイリーの実力を確認し、また、極真空手こそ地上最強であり、それを己の拳で証明しようとする一途な姿に、大山の心も揺れる。帰国後、大山は元極真の幹部・黒崎健時に”素手”を条件に、対猪木戦の実現を依頼した。世界格闘技界は風雲急を告げる！！【全453ページ】

”極真こそ地上最強”を証明するため、自らの破門を賭けてアントニオ猪木に挑戦するウイリー・ウイリアムスは、密かに日本へ潜入し新格闘術・黒崎道場で極秘特訓を開始。大人2人が乗ったポンコツ車に、体の上を何度も往復させ、その次は素手でその車を破壊し尽くす凄まじさ。人間の到達できる限界の強さを身につけたウイリーは、静かに猪木との記者会見に臨む……。因縁の猪木対ウイリー戦が、ついに実現するのだろうか……！？【全447ページ】

対アントニオ猪木戦を前に、極真主催の第2回世界空手道選手権に出場したウイリーは、優勝目前の準決勝で反則負けになってしまう。それまで、他を圧倒する強さを見せつけていたウイリーにいったい何が起きたのか！？ 謎が謎を呼ぶウイリーの行動に答えが出ぬままに、最強の格闘家を決める戦いのゴングが鳴り響いた。己の信じる道を突き進む為に、非情・必殺の拳を叩き込め！ 地上最強の格闘劇画巨編『四角いジャングル』ついに完結！！【全425ページ】